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安奈みら取材紀行「蝙蝠屋敷の怪事件」最終章(解決編その3)

   
「福原クン。
 樹理ちゃんを殺したのは
 ……あなただったのね」

 私の言葉よりも先に、それに頷く福原クン。
 そんな彼に向かって。

「……おまえか!
 おまえが樹理を殺したんだな!?
 この野郎ーッ!!」

 茂クンが殴り掛かった。
 止めようとして、もみくちゃになる一同。
 これが、蝙蝠屋敷における、最後の一騒動だった。






     安奈みら取材紀行「蝙蝠屋敷の怪事件」
    
          最終章 終わりなき旅
            ―― Endless Journey ――






 一日目に旅館に着いて。
 二日目に殺人事件が起こり。
 三日目にミイラを見つけて。
 四日目に第二の殺人。
 五日目に全てが解決して。
 そして、六日目の朝。

「ふう……」

 頬杖をつきながら、溜め息をつく私。
 私は、今、河原の石に腰をかけて。
 ボーッと水面を眺めていた。

「……色々あったな」

 既に私は、小森旅館をあとにしていた。
 ちょっと無理を言って、早朝のうちに清算を済ませて。
 まだ誰も起き出さないような時間に、旅立ったのだ。

「でも……」

 なんとなく、屋敷の正門から出る気がしなくて。
 庭の奥に裏門を見つけて。
 そこから帰路についた私。
 木々の間に細道があったので、道なりに進んだら。
 崖の下まで来てしまった。
 裏の川へ降りるための道だったらしい。

「……それも、もう終わり」

 別に急ぎの旅ではないし。
 川の方を向いていたら、蝙蝠屋敷も見えないから。
 私は、こうして座っている。
 だけど、なかなか頭は切り替わらない。
 ついつい、私は、事件のことを思い返してしまう……。


___________


 福原クンが薮韮さんの共犯者だった。
 それを知ってしまうと。
 今まで意味を感じなかった些事にも、意味があるように思えてくる。
 例えば。

(なぜ、今、
 この事件が発生したのか)

 薮韮さんは、蝙蝠屋敷の使用人なのだ。
 その気になれば、もっと早くに行動を起こせたはずなのに。
 全てがスタートしたのは、私たちが旅館に来る三日前。
 それが、彼が緋山ゆう子の亡霊を演じ始めた時期だった(第四章参照)。
 でも、その日は。

(私たちの旅行が決まった日だったのよね)

 福原クンが取材旅行を提案した日だ(第一章参照)。
 この地方へ来ようと決めたのも、彼だった(第一章参照)。
 ハッキリした目的地などないと言いながら、ここの最寄り駅まで導いたのも、彼だった(第一章参照)。
 そして駅では、蝙蝠神社の案内を指さして(第一章参照)。
 山中では、蝙蝠屋敷に注意を向けて(第一章参照)。
 そうやって、ここへ来る流れを作り上げたのだった。

(蝙蝠屋敷に到着した後も、
 福原クンは……)

 大広間にあった、緋山ゆう子の肖像画。
 あれだって、福原クンに言われたから、サッサと気付いたのだ(第三章参照)。
 二日目に蝙蝠神社へ出かけた帰り道でも。 
 亡霊話について樹理ちゃんが合理的な解釈を持ち出したら、私より先に反対意見を口にして(第五章参照)。
 四階の部屋の亡霊を――薮韮さん演じる緋山ゆう子を――、ちゃんと私たちが気付くように指し示して(第五章参照)。
 そうやって、薮韮さんの『緋山ゆう子が悪いんだ』計画を、サポートしていたのだ。

(……私、福原クンに
 うまく利用されてただけなのかな)

 ふと、悲しくなって。
 私は、眼鏡を――三年間愛用してきた眼鏡を――、ソッと外した。


___________


 傍らに眼鏡を置いても。
 私は、まだ福原クンのことを考えていた。
 今度は……あの第二の殺人について。

(もともと……倉の鍵は
 薮韮さんが持っていたのね)

 あの倉は、秘密の打ち合わせに使われていたらしい。
 薮韮さんと福原クンは、人目を避ける必要がある場合、あそこで密会していたらしい。
 だから、実は。
 合鍵部屋に保管されていた鍵は、偽物だった。
 今では使われていない、何もない倉だから。
 屋敷の部屋の鍵とは違って、外見は普通の鍵だから(第十三章参照)。
 少し前からすり替えられていても、誰も気が付かなかったのだ。

(そして、樹理ちゃんが接触して来た時。
 薮韮さんは、仕事で忙しかったから。
 代わりに福原クンが出向いたのね)

 薮韮さんは、樹理ちゃんには『裏庭の倉で話しましょう』と言っておいて。
 でも自分は行かれないから、鍵を福原クンに渡して。
 もう樹理ちゃんを殺してしまうつもりで、果物ナイフも渡して。
 一方、福原クンは福原クンで、一つの小道具を用意する。

(樹理ちゃんの語る内容を
 後で薮韮さんに、正しく
 伝える必要があったんだわ)

 口を封じてしまえばOKとは、思えなかったのだろう。
 彼女が他の者にも喋っている可能性。
 あるいは、無意識のうちに仄めかした可能性。
 それらを検討するためには、一語一句、正確な発言が必要だった。
 だから福原クンは、ボイスレコーダーを持っていったのだ。
 取材旅行ということで、私と彼とが、それぞれ一つずつ持っていた小型録音機(第四章参照)。

(でも……ここで
 樹理ちゃんの話を録音したことが、
 その直後、思わぬ役に立つのね)

 樹理ちゃんを殺して、外から鍵もかけて。
 土蔵から離れようとしたところで、彼は、驚いたに違いない。
 私とおキヌちゃんが、そちらへ向かっていたのだから。
 でも、私たちは。
 そこに福原クンがいたことに、何の疑問も抱いていなかった。


    「福原クンまで、探偵ごっこを
     やってるなんて思わなかったわ」
    「福原さんも……
     幽霊の倉を見に来たんですか?」


 きっと彼は、さぞや安心したことだろう。
 そして、さりげなく。


    「いや、ダメでした。
     周囲には何もないし、
     中には入れないし……」


 ここを調べても意味がないとアピール。
 ところが、これは通用しなかった。
 その場には、幽体離脱できるおキヌちゃんがいたから。
 おそらく、福原クンは焦ったに違いない。
 死体が発見されたら、その場にいた自分が疑われると思ったに違いない。

(だから……咄嗟に
 アリバイを作ることにした!)

 私とおキヌちゃんが、倉や福原クンの方へ向いていない瞬間を。
 私が、おキヌちゃんに声をかけた瞬間を。
 そんなタイミングを見計らって(第十三章参照)。
 彼は、ボイスレコーダー――たぶんポケットの中にあったのだろう――を使ったのだ。
 樹理ちゃんとの会話の録音の、最後の部分だけを。
 つまり、悲鳴を再生したのだ。
 あの時『何かを隔てて聞こえて来たような感じ』だったのも(第十三章参照)、今にして思えば、ナマ声じゃなかったからだ。
 そして、それを倉からの悲鳴だと思わせた。
 言われなくてもそう思ったし、たぶんおキヌちゃんも同じだっただろうけど、でもハッキリ『こっちです!』と指さしたのは、福原クンだったのだ(第十三章参照)。

(……こうして、
 事件があったと思われる時間をずらすことで。
 福原クンは、アリバイを成立させたのね)

 今回は、別に、不可能犯罪の予定ではなかったのだ。
 ただ、その場の状況から、突然、そうなっただけなのだ。
 しかも。
 私が、さらに状況を複雑にしてしまった。


    「福原クン!
     急いで合鍵部屋へ行って!
     ……この倉の鍵だって、
     きっと、そこにあるはずだわ」


 もしも、鍵を取りに行ったのが福原クンでなければ。
 合鍵部屋にあった鍵では開かないのだから、いつのまにか鍵が偽物になっていたことは、その時点で判明するはずだった。
 そうなれば、『本物は犯人が持ってるんじゃないか』と、誰でも考えるだろう。
 その場合。
 私たちに見られずに、どうやって犯人が倉から逃げたか。その点は謎として残るけれど。
 少なくとも、『鍵のかかった倉』という問題はクリアされるはずだったのだ。
 だけど、実際には。

(犯人である福原クン自身が、
 しかも一人で鍵を取りに行ったから。
 戻ってくる途中で本物と交換することは簡単。
 それに、指紋がついていても当然)

 うん、こうして考えてみると。
 そんなつもりはなかったけれど。
 私が偶然、片棒を担いでしまったような感じだ。

(やっぱり……私、
 利用されてたどころか。
 完全に、事件の歯車の一つに
 なっちゃってたのね……)


___________


 昨日の集まりの最後で。
 福原クンは、言っていた。

「先生を巻き込んでしまって、すいません」

 彼は、深々と頭を下げたのだった。

「色々と騙す形になってしまいましたが、
 でも……先生の身を案じたのは事実です」

 彼が挙げたのは、最初の殺人事件のことだろう。


    「ダメですよ、先生。
     いくら取材旅行だからって、
     現実の殺人現場に
     一人で残るなんて……。
     ……危険過ぎます!!」


 あの時、彼は。
 いつもの福原クンらしからぬ態度で、私をギュッと抱きしめてくれたのだった(第八話参照)。
 あれは、漠然とした心配ではなくて。
 利江さんを殺した犯人を知っていたからこそ。
 福原クン自身も共犯者だったからこそ。
 だから、薮韮さんが私まで殺してしまうかもしれないと恐れたのだろう。

(うん、信じてるよ、福原クン。
 あの時の優しさが嘘だったなんて
 ……思いたくないから)

 でも、でも。
 その『優しさ』を、なぜ、他の人にも向けられなかったのか。


    「僕はね、全ての人間が
     『使命』を持っていると思うんだ。
     それが『生きてる』ってことだと思うんだ」


 あの男湯の会話も(第十五章参照)、福原クンらしからぬ自分語りだったけれど。
 たぶん、樹理ちゃんを殺してしまった負い目があるからこそ、茂クンに言葉をかける必要を感じたのだろう。

(きっと喋った内容自体は、
 本音だったのよね)

 でも、それならば。
 よりによって、なぜ、小森家への復讐を『使命』にしてしまったのか。
 
(もしかすると……
 言霊だったのかもしれないな)

 言霊(ことだま)
 それを武器とする悪霊に憑かれたことがあるから、私は、その力の大きさを知っている。
 だから、もしかすると。
 子供時代の『フクシュー』という呼び名が(第六章参照)、別の意味での『復讐』と重なって。
 親から植えつけられた復讐心を、偶然、増強させることになって。
 それで、こんなことに……。


___________


 ポチャン。

 川に何か飛び込んだ音。
 それが、思考の海に溺れていた私を、現実へと引き上げた。

「ん……」

 外していた眼鏡を、再び身に付ける私。
 やっぱり私は……この眼鏡を手放すことは出来ないの!
 心の底から、そう思いながら。

「何かしら?」

 目を凝らしてみる。
 魚が跳ねたにしては、ちょっと違う感じ。

 ポチャン。

 もう一度、同じ音。
 今度は、正体が分かった。
 誰かが小石を投げ入れたのだ。
 
「……誰?」

 振り返ってみると。

「みら先生ーっ!」

 おキヌちゃんだ。
 隣には、横島さんもいる。
 石を投げたのは、彼の方かな。
 どちらにせよ、私の注意を引くつもりだったのだろう。

「みずくさいですよ、みら先生。
 黙って先に行っちゃうなんて」
「そうだぜ。
 ずいぶん探したんだから」
「灯台もと暗し……でしたね」

 私のすぐ近くまで来た二人は、にこやかに話しかけてきた。
 おキヌちゃんは、旅行バッグを手にして。
 横島さんは、リュックサックを背にして。

「ええ、そうです。
 私たちも、引き払ったんです」

 私の視線の向きに気付いたようで、そう答えるおキヌちゃん。

「ここじゃ、
 のんびりできないみたいですから」
「どこか適当に……
 他のところへ行くつもりさ。
 仕事の予約も入ってないんでね。
 ……事務所の方は、
 もう少し休んでも大丈夫そうだから」
 
 そっか。
 おキヌちゃんと横島さんは、場所を変えて旅行を続けるんだ。
 二人仲良く、二人きりの旅行を……。


___________


「さあ!
 行きましょう、みら先生も」

 え?
 おキヌちゃんに右手をつかまれ、戸惑う私。
 そして。
 
「旅は道連れ……だろ?」

 今度は、横島さんが左手を。
 二人に引っぱられて、私も立ち上がる。
 
「それって……。
 一緒に旅行しようってこと?
 私、二人の邪魔じゃないの?」
「何言ってるんですか、みら先生。
 お風呂場で言ったこと、忘れたんですか?
 ……私とみら先生の間柄じゃないですか!」

 あ。
 確かに私、そんなようなこと言ったっけ(第十五章参照)。
 まあ、でも。
 おキヌちゃんは良しとしても、横島さんは……。

「袖触れ合うも多少の縁だからな」

 あ。
 私の瞳に浮かぶ疑問に気付いたようで。
 そう言って、ニコッとする横島さん。
 福原クンの笑顔とは全く違うから、心がくすぐられたりはしない。
 でも、横島さんが優しい人なのだというのは、十分理解できた。

「うふふ。
 こうしていると、
 みら先生って、まるで……」

 横島さんと二人で、私を引きずるおキヌちゃん。
 彼女は、幸せそうに微笑んでいる。

(……まるで連行される灰色エイリアンね)

 そんな言葉が頭に浮かんだけれど。
 おキヌちゃんの感じ方は、全く違うらしい。

「……私たちの娘みたいですね!」

 うーん。
 確かに立ち位置としては、両親に掴まって歩く子供だけれど。
 年齢的に、ちょっと無理があるかと……。

「おキヌちゃん……それは、
 ちょっと無理があるだろ?」

 私と同じように思ったらしく、苦笑する横島さん。
 それに対して、おキヌちゃんは、キョトンとした表情で返していた。

「そうかなあ……。
 ことわざ連発する横島さんほど、
 無理はないと思いますけど……」
「え?」
「だって横島さん、
 ことわざ属性のキャラじゃないのに、
 無理して使ってるみたいで……。
 今だって、間違ってましたよ。
 正しくは『袖振り合うも多生の縁』です」
「……そうなの?」

 私を挟んで会話する二人。
 
「『多生』というのは元々は
 仏教関連の用語だと思いますけど、
 生まれ変わりとか、
 輪廻転生とかを意味する言葉ですから。
 霊や魂を扱うGSとしては、
 知っておいた方がいいかと……」

 横島さんに諭す、おキヌちゃん。
 それを聞いて、私は。

(生まれ変わり……か)

 おキヌちゃんから……ならば。
 娘扱いされるのも、それはそれで、いいかもしれない。
 年齢的には逆なのに、ふと、そう感じてしまった。
 だから。

「そうね……!」

 一つ叫んで、走り始めた。
 今度は、私が二人を引っぱる形だ。

「えっ……おいっ!?」
「きゃっ、みら先生!?」

 突然の私の行動に対して、二人が何か言っている。
 でも、そんなの関係ない。

(そうよね。
 この蝙蝠屋敷の殺人事件って、
 とても小説のネタには出来ないから。
 ……だから!)

 同伴者は変わってしまったけれど。
 私の取材旅行は……まだまだ続くの!



(安奈みら取材紀行「蝙蝠屋敷の怪事件」
   
   
 皆様、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
 いきなり最終章だけ読む方々もおられるかもしれませんが、最初から読んで頂ければ幸いです;

 第一章  http://gtyplus.main.jp/cgi-bin/gty/read.cgi?no=10319
 第二章  http://gtyplus.main.jp/cgi-bin/gty/read.cgi?no=10320
 第三章  http://gtyplus.main.jp/cgi-bin/gty/read.cgi?no=10322
 第四章  http://gtyplus.main.jp/cgi-bin/gty/read.cgi?no=10324
 第五章  http://gtyplus.main.jp/cgi-bin/gty/read.cgi?no=10325
 第六章  http://gtyplus.main.jp/cgi-bin/gty/read.cgi?no=10326
 第七章  http://gtyplus.main.jp/cgi-bin/gty/read.cgi?no=10327
 第八章  http://gtyplus.main.jp/cgi-bin/gty/read.cgi?no=10328
 第九章  http://gtyplus.main.jp/cgi-bin/gty/read.cgi?no=10329
 第十章  http://gtyplus.main.jp/cgi-bin/gty/read.cgi?no=10333
 第十一章 http://gtyplus.main.jp/cgi-bin/gty/read.cgi?no=10337
 第十二章 http://gtyplus.main.jp/cgi-bin/gty/read.cgi?no=10340
 第十三章 http://gtyplus.main.jp/cgi-bin/gty/read.cgi?no=10342
 第十四章 http://gtyplus.main.jp/cgi-bin/gty/read.cgi?no=10343
 第十五章 http://gtyplus.main.jp/cgi-bin/gty/read.cgi?no=10344
 第十六章 http://gtyplus.main.jp/cgi-bin/gty/read.cgi?no=10347
 第十七章 http://gtyplus.main.jp/cgi-bin/gty/read.cgi?no=10352
 第十八章 http://gtyplus.main.jp/cgi-bin/gty/read.cgi?no=10353
 最終章  このページ

 私の長編は、最後まで読まないと楽しみにくい傾向があるようです。そうした作品を投稿してもよいのかどうか。また、どこに投稿するべきなのか。
 『椎名作品二次創作小説投稿広場』様がメインで、かつ、こちらも利用させて頂いている私ですから、少し悩みました。しかし、自分なりにメリット・デメリットを色々考えて、こちらに投稿させて頂きました。

 さて。
 ミステリのジャンルには、シャーロックホームズシリーズのように「百年以上も前の作品なのに、いまだに人々に読まれ、そして商業誌レベルで二次創作が書かれている作品」があります。椎名先生の『GSホームズ』も、広い意味では、この『商業誌レベルのホームズ二次創作』と言えると思っています。
 なぜこんな話を始めたかというと、『GS美神』も、ミステリのジャンルのホームズに勝るとも劣らないくらい、不朽の名作だと思うからです。我々の死後、百年経っても二百年経っても、皆がGS美神を読んで、その二次創作も書かれていく……。そんな未来を夢想しているからです。
 GS美神原作には、本当に多種多様な知識や趣味や教養が詰め込まれていると思います。しかし、その割には、二次創作品がバトルやラブに偏っているのではないか。偏りは閉塞に通じるのではないか。そんなことも感じているので、今回、GS二次創作と本格ミステリの融合、言わば『GSミステリ』を試みてみました。
 GS美神原作にもミステリをネタにしたエピソードがあるのですから、こういうのもアリだと思うのですが……どうでしょうか?

 この作品を読んで下さった方々が、この作品を純粋に楽しんで頂けたなら、それが一番嬉しいです。
 しかし、「あらすじキミヒコがこれくらい書けるなら、俺の方が、もっと面白いものを書ける!」「あらすじキミヒコではこの程度しか書けないのだから、俺が、もっとちゃんとしたのを書いてやろう!」と思って『GSミステリ』を書いて下さるのであれば、それはそれで、この作品を投稿した甲斐があると思っています。

 読み手の皆様も、書き手の皆様も。
 今後も、よろしくお願いします。
  

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