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安奈みら取材紀行「蝙蝠屋敷の怪事件」第十八章(解決編その2)

   
『学さんのことを悪く言う奴は許さん。
 そんな奴……生かしておけぬわ!』

 薮韮さんに襲いかかる、幽霊バージョンしずか御前。
 でも。

「ダメーッ!」

 おキヌちゃんが大きく叫んだ。
 そして、懐から笛を取り出し、それを吹き始める。

 ピュリリリリッ……。

 ネクロマンサーの笛だ。
 幽霊を操る霊具だという説明だったが……。

『グ……ググ……』

 しずか御前の想いの強さ故だろうか。
 『操る』とまではいかなくて。
 かろうじて、その動きを止めている程度。

(でも……これって……
 どっちが正しいのかしら?)

 たぶん、おキヌちゃんは。
 目の前で人間が幽霊に襲われるのを止めたくて。
 それで、頑張っているのだろう。
 だけど、しずか御前の幽霊が向かう先は、薮韮さんなのだ。殺人犯人なのだ。

(はたして本当に……しずか御前から
 薮韮さんを守るべきなのかしら?)

 私だけでなく、皆が同じような疑問を抱いたのかもしれない。

「……理由はどうあれ。
 生者に害を為すなら……それは悪霊だ」

 おキヌちゃんの傍らで。
 横島さんが、口を開いた。
 笛を吹いていて喋れないおキヌちゃんの代弁なのだろう。
 一同の雰囲気を察して、疑問に答えるべきだと思ったのだろう。

(薮韮さんは、
 悪霊に殺されるんじゃなくて、
 法によって裁かれるべき。
 ……そういうことね?)

 それが、このGS夫婦の――少し前まで全く存在感なかった二人の――、専門家としての意見。
 だから、今。
 おキヌちゃんは、必死に笛を吹いているのだ。
 それならば。

(……頑張って、おキヌちゃん!)

 心の中で声援を送る私。
 おキヌちゃんの笛の音に、どんな意味が込められているのか、私には分からない。
 ただ、彼女の奮闘ぶりだけが、見てとれた。
 息つぎの暇もないのだろう。
 ずっと吹き続けている彼女は、もう顔が真っ赤で。

「ぷはっ」

 とうとう息が続かなくなったおキヌちゃん。
 この瞬間、悪霊しずか御前は、自由を取り戻して。

『小娘め!
 邪魔をするのであれば……
 まず、お前から殺してやるぞ!!』

 クルリと向きを変えて、おキヌちゃんへと突進した。






     安奈みら取材紀行「蝙蝠屋敷の怪事件」
    
          第十八章 幽霊と私
            ―― The ghost and I ――






「仕方ねーな」

 おキヌちゃんをかばうかのように。
 彼女の前に、横島さんが立ちはだかった。

「あんた……元々は被害者だからな。
 それに、おキヌちゃんがせっかく
 優しく成仏させようとしてたから、
 俺は、黙って見てるつもりだったが……」

 なぜか目を閉じる横島さん。
 彼の右手が輝き、そして。

 ビュンッ!

 光の剣が飛び出した。

(これが……霊波刀!?)

 抜け穴探しの際、おキヌちゃんと横島さんは言ってたっけ(第十話参照)。


    「……そうだよな。
     ゼロになったわけじゃないもんな。
     まだ霊波刀くらいは使えるし」
    「それも昔にくらべて
     小さくなっちゃいましたけどね」


 その言葉どおり。
 横島さんの手から伸びた霊波刀は、貧弱貧弱。
 まるで、エンピツけずりで限界まで削ったチビた鉛筆。
 
(こんなもので……戦えるの?)

 でも、横島さんに寄り添うおキヌちゃんは。
 安心しきった顔をしている。
 横島さんの実力に、何の疑いも抱いていないのだ。

「こーなったらもー
 ……力づくで除霊するぜ!」

 そう言い切った途端。
 クワッと目を見開く横島さん。
 敵を見据えると同時に、どこか遠くを見ているようでもあった。
 今、彼の網膜に……そして脳裏に浮かぶもの。
 それは、私たち一般人には想像もつかない。
 ただ、私たちは。
 彼の決めゼリフだけを、耳にすることが出来た。
 それは……。


___________


「煩悩全開ーッ!!」

 その言葉と同時に。
 彼の剣は、ググッと勢いを増して。
 太さも、長さも増して。
 しずか御前を、貫いた。


___________


 シュウ……ッ。
 
 断末魔の悲鳴すらなく。
 しずか御前の悪霊は消滅する。

(これが……本物の悪霊退治!)

 一瞬の攻防ではあったけれど。
 私たちは、正統的な除霊バトルを見せてもらった。
 実は私、以前に私自身が悪霊に憑かれたこともあるのだが、その際の『除霊』は、かなり変則的だったし。
 ある意味、こうした『除霊』を見るのは初体験。
 他の皆も、そうなのだろう。
 不思議な余韻が、静寂となって、その場を支配する。
 でも。
 それも長くは続かなかった。

「ワッハッハ……!
 こいつは傑作だ。
 御前様が悪霊になるとは……
 しかも除霊されてしまうとは!!
 これも……緋山ゆう子の呪いなのです!」

 高笑いする薮韮さん。
 いつのまにか、彼は手錠をかけられていて、刑事さんが両脇に立っていた。
 それでも、薮韮さんは、まるで勝者のような表情だ。

「こうして、また一人、
 小森家の人間が亡くなった。
 これからも……次々と
 殺されていくことでしょう。
 ……緋山ゆう子の呪いによって!
 この屋敷には、
 彼女の亡霊が取り憑いているのです!!」
「何言ってんの、薮韮さん。
 犯人であるあなたが捕まった以上……」

 これで、事件は終わりなのだ。
 私は、そう言いたかったのだが。

「安奈様……。
 私は、まだ負けていませんよ。
 ええ、私が大奥様を殺しましたとも。
 しかし……私の殺人が、私の怨念こそが!
 邪悪な緋山ゆう子の亡霊を
 蝙蝠屋敷に呼び戻したのでしょう。
 そして……それによって
 田奈様は殺されたのです!」

 ああ、そういうことか。
 私がトリックを解き明かしたのは、最初の事件だけ。
 樹理ちゃんの一件は、まだ未解決。
 だから。
 薮韮さんとしては、それを緋山ゆう子の呪いのせいにしたいのだ。
 小森家の人々を皆殺しにすることは諦めても、緋山ゆう子の悪名を高めることは、まだ可能だと思っているのだろう。

(うーん……)

 ここで、私は、考え込んでしまった。


___________


 樹理ちゃんが殺された理由は、茂クンの推察どおりだと思う。
 利江さん殺しの真相に気付いた樹理ちゃんが、犯人と直談判しに行って、そこで殺されてしまったのだと思う(第十四章参照)。

(たぶん……うまくカマをかけて
 何かシッポをつかもうと考えたのね)

 私だって、ちゃんとした物的証拠はないから、若田警部と組んでチャイナドレスの一件をでっち上げたくらいだ(第十七章参照)。
 真犯人――薮韮さん――と直接話して、何か聞き出そう。樹理ちゃんがそう思ったのも、無理はないかもしれない。

(でも、薮韮さんは。
 樹理ちゃんにバレたと気付いて。
 サッサと口封じすることを選んだ)

 ここでポイントとなるのは、例の倉だ。
 あそこに今でも幽霊が出ると思っていたのは、宿泊客のみ(第十四章参照)。
 薮韮さんから見れば、誰も来ないであろう場所だった。
 だから、そこを会合場所に指定して。
 樹理ちゃんを殺してしまったのだ。

(……と、ここまでは
 スッキリしてるんだけど。
 問題は……密室トリックね)

 そうなのだ。
 第一の殺人の密室トリックは解明できたけれど。
 実は、第二の殺人に関しては、まだ謎のままだった。

(うーん……)

 再び考え込む私だったのだが。
 救いの手は、思わぬところから差し伸べられたのだった。


___________


「おいおい、いい加減にしろよ。
 亡霊なんていないって言ってんだろ」

 プロのGSとして。
 横島さんが、再度、そう主張する。

「……あんた自身、
 悪霊に狙われたばかりじゃねーか。
 この屋敷の悪霊は、今さっきの幽霊だけさ。
 ……な、おキヌちゃん?」

 最後に隣を向いて、妻に同意を求める横島さん。
 でも。
 おキヌちゃんは、素直に頷きはしなかった。
 神妙な面持ちで。
 言い辛そうに、ゆっくりと口を開く。

「今……笛を吹いている時に感じました。
 この屋敷には、他にも幽霊がいます」


___________


 急展開。
 では、薮韮さんの言うとおり……樹理ちゃんは悪霊に殺されたの!?
 そう思ったのは、私だけではないはず。
 それに気付いたようで。

「あっ、でも誤解しないで下さい。
 それは悪霊なんかじゃなくて……」

 慌てて言い繕うおキヌちゃん。
 彼女は、もう一度、ネクロマンサーの笛を手にして。

 ピュリリリリッ……。

 しずか御前に挑んだ際と同じ音。
 でも、さっきよりも柔らかく、優しい音色に聞こえるのは、気のせいだろうか。
 やがて。

『ど……どーも。
 呼ばれたんで、出てきちゃった』

 おキヌちゃんの呼びかけに応じて、ボウッと浮かび上がってきた幽霊。
 それは。

「じゅ、樹理ちゃん!?」


___________


「樹理……樹理なのか!!」

 樹理ちゃん幽霊に駆け寄る茂クン。
 でも、彼女自身が、それを手で制した。

『ごめんね、茂クン。
 私……もう死んじゃったから』

 ああ、そうか。
 その表情を見ていれば分かる。
 彼女が成仏できなかったのは、犯人に殺された恨みなんかじゃなくて。
 茂クンへの想い。
 それが未練になっているから。

『本当は……茂クンの様子を
 こっそり見守り続けようと
 思ってたんだけど……』

 力なく首を振ってから。
 樹理ちゃんは、おキヌちゃんと横島さんの方に向き直った。

『こうして引きずり出された以上……
 悪霊として除霊されちゃうんですね』

 哀しそうな樹理ちゃん。
 でも。

「いや……その必要はないだろうな」

 横島さんの意外な言葉。
 おキヌちゃんも、隣で微笑んでいる。

「悪いことするんでなければ、
 悪霊じゃありませんから」

 あ。
 私は、ここでおキヌちゃんの過去を思い出した。
 おキヌちゃんは、一度は死んでしまって、300年間幽霊やってたのだ。
 だから、これはGSとしてだけでなく、幽霊経験者としての言葉!

「それに、穂楠さんの様子を
 見守ろうというのであれば、
 それは守護霊ですから!
 悪霊どころか、むしろ逆ですよ!」

 え?
 守護霊って……そんな勝手になれるもんなの?
 樹理ちゃんも、私と同じ疑問を抱いたようだ。

『私が……守護霊?』
「はい。
 普通は御先祖さまが
 守護霊になると思うんですけど、
 途中で守護霊やめちゃう人もいますから。
 私の知り合いのおじいさんも……」

 幽霊だった頃の体験談を語るおキヌちゃん。
 ひ孫の守護霊をやめて、普通の浮遊霊になった人の話だ。
 そこから、浮遊霊の集会の話に移っていく。

(そんなコミュニティーを形成するほど、
 悪霊じゃない幽霊って、
 この世にたくさんいたんだ……)

 ちょっと驚く私。
 話が脱線していくと感じたのか、横島さんが口を挟む。

「……だから、な?
 非公式かもしれないけど、
 あんたが守護霊に
 なっちまってもいいいんだよ」

 こうして、GS二人に太鼓判を押されて。

『……はい!』

 樹理ちゃんの顔が、パッと明るくなった。


___________


「樹理……!」

 再び、樹理ちゃんに走り寄る茂クン。
 今度は、樹理ちゃんも拒みはしない。

『茂クン!』

 むしろ、両手を広げて受け入れる。
 でも。

 スカッ!!

 感動の抱擁とはいかなかった。
 茂クンが、樹理ちゃんを素通りしてしまったのだ。

「……まあ、幽霊ですから。
 でも、努力すれば
 触れるようになるかもしれませんよ」
「そうだよな。
 頑張って再デビューした
 幽霊演歌歌手もいたもんな」

 GS夫婦が解説するが、茂クンは、笑顔で首を横に振った。

「いや、このままでも構いません。
 たとえどんな形であれ、
 ずっと樹理と一緒にいられるなら……!」
『そ。
 もともと私たちの恋愛、
 プラトニックだったし』
「本来ならば大学卒業後、
 遠距離恋愛になるはずでしたが……」
『これで、もう
 二人は死ぬまで一緒!』

 いや、あんた、もう死んでるから。
 そんなツッコミも入れたくなったが、『茂クンが死ぬまで一緒』と解釈して、敢えて何も言わなかった。
 代わりに、ふと考える。

(そういえば……この二人、
 大学を出たら離れ離れになるって言ってたわね)

 彼らの就職先は、遠く離れた場所。
 二人の自己紹介には、そうした情報も含まれていたっけ(第二章参照)。
 ということは、これは、ある意味では……。

「……それじゃ、むしろ
 ハッピーエンドなんでしょうか」

 私と同じことを考えたようで、おキヌちゃんが、そうまとめる。
 でも。

「ちょっと待って!」

 大団円ムードに、私が水を差した。


___________


「本人に聞くのもヘンだけど。
 樹理ちゃん、どうやって殺されたの?
 薮韮さんが利江さんを殺したトリック、
 そっちは解明できたけど、
 樹理ちゃんの方は……」

 尋ねる私に対して。
 樹理ちゃんは、哀しそうな目を向けて。

『……違うわ』
「え?」
『みら先生、犯人の想定が間違ってる。
 私は……共犯者の方に殺されたの』

 それが彼女の答えだった。

(共犯者……?)

 そうか、薮韮さん単独の犯行ではなかったのか。
 
(なるほどね。
 あれも失言だったわけか)

 あの独白の中で。


    「実際に私は、私と同じ立場……
     つまり、羽臼学の孫の一人と
     会ったことがあります。
     ええ、彼も私と同じで、
     小森家を恨んでいました」


 彼は、『私と同じ立場』という言葉を使っていた。
 同じ『羽臼学の孫』であっても、緋山ゆう子の孫ではない以上、薮韮さんと『同じ立場』ではないはずなのだ。
 では、何が『同じ立場』だというのか。
 それは、親の意志を継いだ復讐者だということ。
 つまり、薮韮さんの発言こそが、共犯者の存在を示唆していたのだ!

『わかったみたいね、みら先生』

 私の表情の変化を察して。
 樹理ちゃんの口からこぼれた言葉。
 それは、例えようのない暗さを帯びていて。

『第一の密室殺人の謎を
 解いたみら先生だから……。
 私の事件も、わかってしまったのね』

 第一の密室殺人は、計画的な不可能犯罪。
 でも、第二の殺人は。

「あれは……咄嗟に行われた、
 偶発的なトリックだったのね」
『うん』

 被害者自身に確認をとる、間抜けな探偵役。
 それが、今の私。
 でも、それがいい。
 ピエロでいいんだ、今は。

「第一の事件では、
 犯行現場の鍵を開けるタイミング。
 その前提が間違っていて、
 そこがトリックのキーとなっていた。
 でも……今度は、
 樹理ちゃんが殺されたタイミングだったのね」

 死亡推定時刻は、私たちが悲鳴を聞いた瞬間と一致している。
 でも、ピンポイントではなくて。
 『十五分間』という範囲があった(第十四章参照)。
 だから、実は。
 樹理ちゃんが殺されたのは、あの悲鳴の瞬間ではなく……その少し前だった!

『……うん』

 決定的な肯定。
 これで。

(全ての謎が……解けちゃった)

 それは、私にとってはショックな真相。
 その衝撃に、倒れそうになったけれど。

「大丈夫ですか、先生」

 よろける私を、福原クンが支えてくれる。
 私は前に出ていたのに、彼ったら、いつのまに私の隣まで来てたんだろ。
 ……ま、いいか。

「ありがとう、福原クン」

 その体にしがみつきながら。
 私は、彼に微笑みかけた。
 そして。

「でも……ごめんね」

 と、続ける私。
 こうやって彼に支えてもらうのも。
 こうやって彼の体に触れるのも。
 もう最後なんだ。

「私、ちゃんと言わなくちゃ」

 私の表情を見て、彼も悟ったらしい。
 彼は、私の言葉よりも先に頷いていた。
 
「福原クン。
 樹理ちゃんを殺したのは
 ……あなただったのね」



(最終章に続く)
   
   
 最初に、お詫びです。
 第十七章の関係者集合シーン、全員の名前を書いたつもりで、大事な一名を書き落としていました。気付いて慌てて修正しておきました。『伏線』の多い作品で一番やってはいけない失態、申しわけありませんでした。

 さて。
 もうラスト近辺ですが、本章から読み始めた方々もおられるかもしれないので、前章までのリンクをはっておきます;

 第一章  雷光の彼方に        ―― Over the Lightning ――
 第二章  美女と蝙蝠         ―― Beauty and the Bat ――
 第三章  出会いの宵         ―― Some Encountered Evening ――
 第四章  小森旅館の怪人       ―― The Phantom of the Inn ――
 第五章  イン・ザ・ルーム      ―― In the Room ――
 第六章  マイ・フェア・ベイビィ   ―― My Fair Baby ――
 第七章  クロス・ザ・ドア      ―― Cross the Door ――
 第八章  シティ・オブ・サスペクツ  ―― City of Suspects ――
 第九章  彼女の言い分        ―― Her Reasons ――
 第十章  探すことが好き       ―― I Love to Search ――
 第十一章 君の住む抜け穴で      ―― In the Hole Where You Live ――
 第十二章 退屈な朝          ―― Oh What a Borin' Mornin' ――
 第十三章 成し得ぬ犯罪        ―― The Impossible Crime ――
 第十四章 彼女なしでも        ―― Without Her ――
 第十五章 入浴、入浴         ―― Nyuu Yoku, Nyuu Yoku ――
 第十六章 幕間            ―― Intermission ――
 第十七章 その男の独白        ―― What Have He Done? ――


 休日よりも平日の方が筆が進む不思議。実は昨日は全く書いていなかったのですが、今日一日で、本章半ばから次章最後まで書き上げることが出来ました。
 その次章が、いよいよ最終章です。最終章は明日投稿しますが、いつもの時間ではなく、朝もしも早起き出来たら、仕事に行く前に投稿してしまうかもしれません。
 最終章も、よろしくお願いします。 




(1/3追記)
 早起きは無理でした。
 速筆気味の私ですが、投稿作業そのものは、結構時間かかりますので、今日もやっぱり夜になりました。
 ともかく、最終章を投稿しました;
   最終章 終わりなき旅  ―― Endless Journey ――

 最終章も、よろしくお願いします。
   

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