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[82] 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】
日時: 2009/05/15 07:31
名前: B-1 ID:ZGoN3ADE

毎日長距離のサンポを日課としているシロ。
風の向くまま気の向くまま、今日は東へ尾は西へ。
行ける場所はたくさんあるぞ。
横島の学校、妙神山、唐巣教会、六道女学院に小笠原エミオフィス…
すべてはアナタの筆次第!
今日のシロはどこへ行く!?


このスレはプチリレーSSスレです。
プチリレーがどのようなものかは【実は】美神さんの失敗【スキだらけ】スレの
( No.24 )UGさんの記事から始まる一連の「ゲーム」の流れと、
( No.4 )B-1の記事から始まる一連の「竜の牙&ニーベルンゲンの指輪」の流れを見ていただければ分かると思います。
途中から複数のストーリーに分岐してもOK。ツリー機能をうまく使ってください。

ツリー機能を使うには、
GTY+トップページから雑談掲示板に入る
→すると、ずらずら〜とスレッド一覧が表示された状態になるので、「ツリー表示」と書かれた木を模したアイコンをクリック
→すると、普通に書き込みをする時には出てこない“(No.○○)の発言に対して返信する (空欄にするとスレッドの元テーマに対する投稿になります)”という「レス指定返信」という機能が使えるようになります。 
この状態で書き込んでください。

例えば自分がNo.5の記事を書き込むとき、1〜4の記事に続くストーリーを書く場合は “(No.4)の発言に対して返信する” と言うふうに指定すれば4番目の記事に続く形で返信できます。

逆に、例えば自分がNo.3の記事からストーリー分岐する形のNo.5の記事を書き込みたい時は “(No.3)の発言に対して返信する” と言う風にレス指定返信すれば、No.3の記事から分岐するNo.4の記事とは別ルートのストーリーを書くことが出来ます。

ご活用ください。

10行SSのプチリレー版とお考えください。多少長くても短くてもOK。
ですが各種ネタスレのような一言あるいは1行というのはご遠慮ください。


今までずっと読む専門だったアナタも、何か書いてみたいけど展開予測はまだ敷居が高いと感じるアナタも、最近筆が進まないなぁとお嘆きのアナタも、軽い気持ちでぜひ書き込みしてみてください。

書き込み初心者でも大丈夫!
そんな時は看板作家のお兄さんお姐さん達が優しくフォロー&上手く次へ繋いでくれます(*゚∀゚)ノ
さぁ、勇気を出して書き込みを!



メンテ

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Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.1 )
日時: 2008/06/06 23:03
名前: B-1 ID:RFKuz68Y

「行ってくるでござる〜♪」

本日も美神除霊事務所から元気のよい女性の声が響き渡る。
こんな時代がかった言葉遣いで元気一杯に挨拶する女性と言えば…そう、犬塚シロをおいて他にない。
今はちょうどシロがサンポに出かけるところだったようだ。

「サ・ン・ポ、サ・ン・ポ、うっれしいなでござる〜♪」

サンポ1つでえらいはしゃぎようであるが、それも無理のないことかもしれない。
幼い頃からずっと人狼の里の中で育ったシロにとっては、この辺りは何もかも目を引くものばかりだ。
犬飼ポチを追ってこの辺りに来た時は復讐のことで頭が一杯であったし、人狼の里から電車に乗って東京見物に来た時は色々な意味で大変な状況だったので周りを、景色を眺める余裕などなかった。
先生との散歩も楽しいが、1人でこうして周りの風景を眺めながらサンポするのも楽しいものだ。

そんなシロが今日もどこかへ駆けていく………




GS編の導入部はこんなもんでどうでしょう?
この後どんなストーリーを作っていくかは画面の前のアナタ次第です(*゚∀゚)ノ
メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.2 )
日時: 2008/06/07 00:06
名前: UG ID:p.QiCoEM

それでは無難に地元商店会から(ノ∀`)


「おや、シロちゃん。今日は一人で散歩かい?」

事務所近くにある商店街
馴染みの肉屋の主人が、珍しく一人町をあるくシロに声をかける。
彼はいつもの様にチョイチョイと手招きすると、揚げたばかりのコロッケを一つ小さな紙袋に入れていく。
切っ掛けは忘れてしまったが、いつも大量に肉を購入してくれる美神事務所のお使い担当が通りがかる度に、この主人は売り物のコロッケを一つサービスすることになっていた。

「そうでござる! 今日は天気も良いし、気の向くまま、足の向くまま・・・・・・」

「はは、それじゃ、腹ごしらえしないとな! あの兄ちゃんの分もサービスしちゃおう」

パタパタと揺れる尻尾に顔をほころばせながら、肉屋の主人はいつも散歩に付き合わされる横島の分のコロッケも小さな紙袋に詰めていく。
形ばかりの遠慮などしないシロの笑顔。
彼はこの笑顔が何よりも好きだった。

「かたじけない。いつもスマンでござるな。ご主人」

「なぁに、お得意さんへのほんのサービスだよ! それじゃ気をつけて行ってきな!!」

「ハイでござる!」

まだ熱さを伝える紙袋を手にシロは肉屋を後にする。
何処に行くかを考えながら、シロは揚げたてのコロッケに一口齧り付いた。



|д゚).oOちょっとおとなしめのスタート。さあ、どう流れるか?

すみませんorz
ツリー機能使わなかったので一旦削除、再書き込みさせていただきました。
ほぼ同時のタイミングでどなたかがレスつけてくれたみたいですが、巻き込んでしまったようです。
大変申し訳ありませんが、もう一度書き込んでいただけますでしょうか。
メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.3 )
日時: 2008/06/07 00:05
名前: Tシロー ID:S.dOyDj.

少し薄めですが、取り合えず目的地を決定。


「アチチッ、熱いけど美味しいでござる〜♪」

ホクホクとしたジャガイモに混ぜられた牛ミンチがまた堪らない。
あっという間に貰ったコロッケを食べ終えたシロはテクテクテクテク駆けていく。

横島との散歩の際に一緒に食べるコロッケを食べたからか、なんとなく横島に逢いたくなった。

「そうでござる。先生の学校に行ってみるでござる!」

人狼の里では学校など行ったこともなく、学校自体にも興味があったシロは思いつくまま、横島の学校目指して走り出すのだった。


さて、何事もなく学校に着くのか、何か事件に巻き込まれるのか・・・。


投稿したらUGさんのが消えてて一瞬びっくりしました。
メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.4 )
日時: 2008/06/07 02:14
名前: TYAC ID:0OII9MJc


「おや?シロちゃん!ちょうどいいところに……
 今日はタマモちゃんと一緒ではないのかい?」

商店街のはずれで掛けられた声の主―――豆腐屋の主人であった。

ココも自分にとって……というかタマモにとっての馴染みのお店。
先ほどのコロッケ同様に、タマモもココで『お揚げ』を頂戴している。
タマモと一緒の時、シロは決まって『ガンモドキ』をお相伴していた。
ここでは何故か遠慮がちになってしまうシロに、店主は自分達のことを
孫娘と同じ年頃だ……といつもかわいがってくれていた。

「そうか……いや、ちょっとタマモちゃんにお願いがあってね……」

いつもは老齢ながらも壮観とした主人が、今日は少し小さく見えた。
ふと、半開きになっている店のシャッターの奥にあるものに、シロは驚きを隠せなかった。

「いったい何があったでござるか?あれはいったい……」





振り逃げです♪よろしくお願いしますw
メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.5 )
日時: 2008/06/07 03:01
名前: UG ID:p.QiCoEM

|д゚).oOこう続けるとは思うまい


「ん? シロちゃんはリヤカーを初めて見るのかい?」

豆腐屋の主人は素っ頓狂な声をあげたシロに意外そうな声を出す。
シロの視線の先には黒白の二色に塗られた一台のリアカーがあった。

「い、いや、リヤカーとはもっと地味なものと・・・・・・そして、タマモにアレをお願いしたいって・・・・・・」

藤w豆腐店とでかでかと書かれたリアカーをシロは震える手で指さす。
どう考えても肉体労働をイメージするフォルム。
荷台には大量の豆腐が水込みで積まれていた。

「ああ、バイトの拓巳が孫娘にフラれたくらいで寝こんじまいやがって・・・・・・お得意さんに配達出来やしない」

「えーっと、それはひょっとして?」

「うん。タマモちゃんに孫娘に化けてもらって、拓巳をコッチに引き戻そうと」

何気に酷い流れにシロは絶句する。
今週のハヤテを読んだときと同じくらい心がザラッとしていた。

「そんな酷いことは止めるでござるよ! 今日の配達は拙者が変わる故!!」

咄嗟に出てしまった言葉を店主は見逃さなかった。

メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.6 )
日時: 2008/06/07 08:27
名前: B-1 ID:qgubNrok

「いやー、そうかい!手伝ってくれるかい!ありがたいねぇ」


しまった!と思った時にはもう遅かった。元々は先生の学校に行こうと走っていたのに…
やはり、店主殿には悪いけれどここはちゃんと断って――――


「シロちゃんにそう言ってもらえると心強いよ。シロちゃんの口癖は“武士に二言なし”だからね、その辺のバイトよりよっぽど信頼できるよ」


――――もはや退路はない。拙者に逃げ場なし。
日頃の武士としての心得がこんな形で自分の首を絞める結果になろうとは…シロ、一生の不覚!

…だがしかし、一度引き受けてしまったものは仕方ない。
実際、普段サービスされているお返しというわけではないが、力になってやりたいと思ったのも事実だ。
ともかく考えを前向きに切り替え、必要な事を聞いておくとしよう。


「店主殿、これらの豆腐全てをお得意様に配達すればいいのでござるか?」

「いや、実はお得意様に配達するのはこの中の半分ほどなんだよ。残りの半分は一般のお客さんに売るんだ。」

「では、配達と販売両方やればいいわけでござるな」

「ああ。でも配達は全部やってもらいたいんだが、販売は無理に全部売らなくてもいいよ。流石にそこまで求めるのは酷だからね」


流石に素人に全部売り切れとまでは言わないでござるか。
ふふふ…だが、拙者には秘策があるでござる。
先生はいつもお昼御飯をパンの耳で済ましているとか。
先生の友人のタイガー殿も「タンパク質が食べたいノー」といつも嘆いていると聞くでござる。
そこへ拙者がこれらの豆腐を差し入れして、先生にはこのお肉屋さんのコロッケも渡せば。
それに、この間おキヌ殿は「女の子はヘルシーなものが好きなんですよ」と言っておられた。
この“へるすィー”なお豆腐はかなり売れると見てよかろう。
…ふふふ、先生には豆腐とコロッケの差し入れ、ご友人とクラスメートの方々には“へるすィー”な豆腐の差し入れ…この気遣い、この心配り。
これで拙者は“好感度大幅あっぷ”でござるな♪


「あいわかった店主殿。すべてこの犬塚シロに任せるでござる!」


友への想いと義侠心と、ほんのちょっぴりの野心を載せて、リヤカーは動き出した。
イニシ○ルD…もといイヌシャルDとなったシロに引かれて走っていく。
まさにその速さ、ハヤテのごとく!


「犬塚シロ、推して参る!!」



|д゚).oOとりあえずUGさん、TYACさん、Tシローさんの伏線を回収しつつ、次に繋げてみました
メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.7 )
日時: 2008/06/07 23:18
名前: TYAC ID:0OII9MJc


「うぅ。まどろっこしいでござる……」

出発早々、ため息まじりに漏らした独り言。

サンポマスターたるシロにとって、商店街からセンセーの学校に至る経路など、
脳内に完全にインプットされた間違い様のない経路であった。

シロの通常経路では、店の軒先をすり抜け路地裏を通り、時には民家の屋根の上を舞い、
遮る河は跳躍して、障害となるびるでぃんぐすら垂直に登りきってしまう―――

しかし、今回はリヤカーを引いている為にいつもとは勝手が違いすぎる。


そう。シロは今、車道を走っているのだから。


赤止まれ。黄色注意。そして青は躊躇うな!
それくらいの交通常識は理解している。
歩く分には問題ないであろう。しかし『車線変更』なる高等技術など、今のシロには望むべきも無い。
時に走りだし、時には止まり、そして渋滞に巻き込まれ……
もはや自分の意思で行き先をコントロールすることも叶わず、シロは人間社会の無常なルールに呑み込まれていた。

いつの間にか乗ってしまった環状八号線を北上し、長い万年工事渋滞のトンネルで排ガスにまみれてすっかり鼻の効かなくなった頃、全ての車群が一斉に左折する。

「はっ!これはもしや……」

シロは、先ほどの豆腐屋の主人の言っていた言葉を思い出した。

「コーナーはコップの中の水を決してこぼさない様に。ゆっくり中の水をまわす様に……」


「わかったでござる。拙者は今試されているのでござる!
 いや・・・・・・交通ルールという名の物の怪に挑戦されているのでござる!
 挑戦を挑まれた以上、武士として受けて立つのは当然でござる!」

激しく勘違いをしながらも、勝負を受けて立つ以上は退いてはいけない。

生まれついて持つ強力な感性に従い左を軸足に路面を強烈にグリップ。
急激な減速Gを受けながら、右腕を前に突き出し左腕を一杯まで引っ張る。
リヤカーの両輪は一瞬中を舞い、強制的にその向きを左に変えた。
交差点をほぼ直角に曲がり切ったシロは、車群の加速と共に自らも速度を上げていく。
途中に緑の標識が有った事など気付きはしない―――

緑の標識には
    関越自動車道入口―――

その先に待ち受けるものとは……





せっかくB-1さんがツナイデくれた学校へのルートを一路北に変更してしまいました。
だって、イヌシャルDならやっぱり……群馬のあそこを目指さないとねぇ?

どなたかがツナイデくれたら儲けモノ。別ツリーで流してもらっても結構です。ハイ。
その時は、私も何事も無かったようにそっちに続きますカラ。

メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.8 )
日時: 2008/06/08 00:45
名前: 烏羽 ID:rRiL4fUc
参照: http://inunoyado.iza-yoi.net/index.html

どっどど どどうど どどうど どどう
青い車も吹きとばせ
スーパーカーも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう


 風の又サブローも真っ青な速度で、走って行くシロ(+リヤカー)。

「…ん?
 あれはなんでござろう?」

 シロの1kmほど先に、関越自動車道の料金所が見えて来た。
 しかし、車を運転することの無いシロがその存在を知るはずも無かった。

「え〜っと…『一般』と…『いーてーしー』?
 拙者は一般客でござるから、『一般』の方を通ればいいんでござるな」

 そう言ってシロは料金所を通過していった。
 右手側に存在した発券機にも気付かずに…。


『(ジジッ…)本部から入電、○○入口を通過する不審車両を確認、至急追尾せよ』


 備え付けられた無線機に、本部からの連絡が入った。


「…了解、大至急追尾する」

 そう答えると、ヘルメットとサングラスを装着した男はアクセルを踏み出した。


ブォンッブォォォォォッ!


 軽快な音を立て、走り去って行く白黒ツートンカラーの車。
 その車の両サイドには『警視庁』の文字が書かれていた…。





と言うわけで無茶振りです(ぉぃ
通常、人とリヤカーが高速を通過出来るはずがありませんw
なのでこう繋いで見ました。
さぁ、次の方頑張って下さいまし(ぉぃ
メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.9 )
日時: 2008/06/08 01:15
名前: あらすじキミヒコ ID:mQs.zvGg メールを送信する

「おかしいでござる。
 なんだか先生のガッコーから
 どんどん離れていってるような気が……」

 後ろから追ってくるパトカーにも気付かず、関越自動車道をリヤカーでひた走るシロ。
 車の多い高速ではあるが、東京から遠ざかれば、空気もマシになる。そのため、一時はおかしくなった鼻も少しずつ回復しつつあった。

「でも……このまま進むしかないでござる」

 人間社会の常識に疎いシロであっても、周囲の車が皆、同じ方向に走っていることは理解できていた。

「群れのるーるには従うでござる」

 シロは、猛スピードで走る車の群れに、狼の群れのイメージを重ねてしまった。そう思って見れば、これは、なんだか運動会のようだ。

「……一番は拙者でござる!」

 シロは、スピードを上げた。
 他の車輛をグイグイ抜き去っていく。
 そして、そうやって追いぬかれたものの中には、群馬へと向かう一台のバイクもあった。
 そのバイクを駆るのは、昔の仲間からのSOSを受けて『群馬のあそこ』を目指す女性である。
 彼女は、思わず叫んでしまった。

「リ、リヤカー!?」

 バイクで四輪(よつわ)と戦うために、『群馬のあそこ』へ向かっているのだ。その前にリヤカーごときに負けたとあっては、彼女のプライドが許さない。

「なんびとたりとも……私の前は走らせないワケ!!」

 どこか世代を感じさせるセリフを吐きながら……小笠原エミのバイクが加速する!!



(……まだ続きます!?)




挨拶もなしに突然参加してしまいましたが……お許し下さい。
誰かが続けてくれたら嬉しいです。
(P.S. 下書きを終えていざ書き込もうとしたら、すでに続きがあったので、冒頭に無理矢理一言加えました。パトカーの一件をスルーした形でゴメンナサイ。パトカーのことも含めて、続きの方々、よろしくお願いします)
メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.10 )
日時: 2008/06/08 16:14
名前: 殻之篭 ID:Elw6oElA

風切る車道の大勝負。
背後からパトカー独特の警鐘が、鼓膜を穿つ。

「そこの大型二輪! 及び……および……」

出動した警官は悩んでいた。
職を選んで十三年。あんなものを捕まえた事は一度としてない。

差し当たって、正式呼称はなんであろうか。
リヤカー。歩行、二輪?

ともあれ、このまま走られては困る。
水飛沫が事あるごとに巻き散って、非常に怖い。

「あ、あ〜。そこの手動二輪車! 止まりなさいっ!!」

エミは存在に気づき、大きく舌を打つ。

しかして問題は、爆走続ける狼少女。
音は耳に入るものの、自分の事だとわからない。

(……冗談。こんな所で捕まるなんて、洒落になんないワケ!)

エミが、アクセルを吹かした。
負けるものかと、シロも。

堪らないのが、引き離された警官。
あの物体を、高速に上げた時点で大失態。
そのまま他所県に逃げられるなど、あってはならない。

「本部! 大型二輪及び手動二輪が、制止を振り切って逃走。
 現在100、105……110km/hで北に進んでおります!」
「了解。すぐに応援をよこすよう……」

報告を受けた本部、オペレーターの思考がここで一瞬停止する。
大型二輪はわかる。手動二輪とは何ぞや?

「あ、あ〜。繰り返し確認する。
 時速110kmの手動二輪と聞こえましたが、どうぞっ!」
「現在は115、120km/h……うわっ!? 何かが発射されました!
 白い! 見えないっ! ……わあああっ!?」
「どうしました!? 応答をお願いします!」

交信が、途絶えた。慌ててオペレーターが確認する。
カーナビの車体は、道路を逸れて途中で停止。
そのまま、ぴくりとも動かない。

「出動だぁぁっ!!」

本部の隊長が吼えた。

「ホシの詳細は不明!
 但し、パトカーを走行不能にするほどの凶器を持っている模様!
 皆、心して任務に当たるようにっ!!」

かくして、本人のそ知らぬ所で、騒ぎは大きくなっていき……。

ゴメンナサイ、間違いなく振り逃げ。
次の方、よろしくお願いいたします。
メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.11 )
日時: 2008/06/10 19:45
名前: UG ID:jex5.sKU

「ぬぅっ! 何奴!!」

突如荷台に生じた妖気にシロの全身が総毛立つ。
正体不明の妖気に無防備な背中を晒し続ける自分。
既にリアカーは急制動不可能なほど加速している。
しかし、謎の妖気はシロに襲いかかろうとはせず、荷台の豆腐を手にとるとベシャベシャと無遠慮に食べ始めた。 

「うっ・・・売り物の豆腐に何するでござるかっ!!」

背後から聞こえる咀嚼音。
荷台の豆腐を台無しにされていることを理解したシロは激しく憤る。
その瞬間、リアカーの前方に回り込もうと併走をはじめたパトカーに豆腐が投擲された。

「ああっ! 何と言うことをするでござるか・・・・・・」

フロントガラスにへばりついた豆腐が巻き起こした惨劇にシロが絶句する。
事故を起こした車両は既に遥か後方。
そこで起こる猛烈なクラクションや急制動によるタイヤの悲鳴が、振り向くことを許されないシロに事故の大きさを想像させていた。

「なんぴとたりとも・・・・・・」

「え? な、何でござるか?」

「なんぴとたりともオラの前を走らさないっ!!」

一方的な宣言と同時に更に加速をはじめるリアカー。
自分の意志に反するペースアップにシロは驚きの表情を浮かべた。
背後に生じた存在に操られ、強制的に走らされている自分。
辛うじて悲鳴を堪えたのは、背後から猛烈に追い上げてきたバイクの排気音に、聞き覚えのある女の声が聞こえが混ざったからだった。
その声は、雇い主である美神の永遠のライバル小笠原エミのものだった。

「現れたわね。群馬の赤鬼! いや、赤鬼(あかぎ)群馬っ!!」

助かったと思ったのも一瞬。
更なる迷走を見せ始めた事態に、シロの頭上に大きな「?」が浮かんでいた。



|д゚).oO元ネタ知ってるよね?





メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.12 )
日時: 2008/06/09 22:10
名前: あらすじキミヒコ ID:C3eOW50. メールを送信する
参照: http://harufusa.hp.infoseek.co.jp/nijisousaku.html

「ここで戦えるなんて……ちょうどいいワケ!!」

 疾走しながら、前方の赤鬼を睨みつけるエミ。
 そう、この赤鬼こそ、エミが『群馬のあそこ』で戦うはずだった相手なのだ。

「かつては名レーサーだったのに
 死にきれなくて魔物になるなんて……」

 エミは、ふと思い出す。
 そういえば、美神令子も幽霊と化したヴィスコンティを成仏させたことがあるらしい。
 だが、この赤鬼群馬は、もはや幽霊ではなく鬼なのだ。

「普通の車じゃなくてリヤカーに取り憑くなんて……
 トラクター乗りだったおたくらしいワケ!」
「……オラのことを知ってるのか!?」

 リヤカーの荷台に乗る赤鬼がチラッと後ろを振り向き、エミのバイクにも豆腐を投げつけた。
 しかし、エミのドライビングテクニックを、パトカーたちと一緒にしてはいけない。エミは豆腐をかわしつつ、リヤカーとの差を詰めていた。

「極楽へ……行かせてあげるワケ!!」

 主役を意識したセリフを、エミが投げかける。
 背後でふくれあがる霊気・闘気を感じつつ、

「あれ……!?
 主役は拙者だったはずでござるが……」

 どこか取り残された気持ちで、リヤカーを走らせるシロであった。






(あんまり話は動いてませんが……。
 「元ネタ知ってます!」という意思表示と、一種の伏線回収(?)でした)
メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.13 )
日時: 2008/06/11 20:22
名前: Tシロー ID:Vaao7hlg

一方その頃―――――

天界のある場所で下界で行われているレース(?)を見た韋駄天が騒ぎを起こしていた。

「そこをどけっ!!八兵衛っ!!」
「どこに行くつもりだ!?九兵衛!!」

事件は、シロたちには思いもよらない場所に影響を与えていた様だ。

「九兵衛!神族に戻ったとはいえ、お前の刑期が明けた訳ではないのだぞっ!!」
「そんな事は分かっているっ!!だが、今下界で何が起こっているか見ただろう!!」

かつて速さの鬼と化した韋駄天・九兵衛とその九兵衛を捕らえるため下界へ追ってきた韋駄天・八兵衛は、下界へ繋がる扉へと爆走していた。

「確かにかつてのお主のように速さにとり憑かれたものが騒ぎを起こしているようだが」
「そうだ、かつての俺の起こしたようなことが起こるかもしれないのだぞ!!」
「だが、それは下界の者が何とかしなければならないことだろう!?」

しかも今現在はデタントが推し進められている。そんな時期に神族が下界で力を振るうなどすれば、下手をしなくても魔族を刺激してしまう。
何とか九兵衛を止めようとする八兵衛だったが、

「俺はかつて速さにこだわる余り鬼に堕ち、下界に多大な迷惑をかけた。ならば、己の脚でその償いをすることこそ、俺がやらなければならないことだろう!!」

という思いもよらない言葉にあっさり説得されてしまう。

「きゅ、九兵衛・・・。お主がそんな事を考えていたとは・・・・・・。分かった!後のことはそれがしに任せて、お主は下界に向かえ!」

そして、九兵衛の言葉に深く感じ入った八兵衛は、九兵衛の監督者の権限を使い、九兵衛
が下界に行くことに許可を出してしまう。出してしまった。

「恩にきる、八兵衛!(フハハッ。こんな面白そうなレース、逃す手はないぜ!!)」

・・・改心しても根本的なところは全く変わっていない九兵衛だった。




すいません、続きを書こうとしたら変な電波を受信してしまったようで・・・。
こんなんでホントすいません。
メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.14 )
日時: 2008/06/10 22:04
名前: あらすじキミヒコ ID:DqXGRASo メールを送信する
参照: http://harufusa.hp.infoseek.co.jp/nijisousaku.html

「あいつも成長したんだな……」

 九兵衛を送り出し感慨に浸っていた八兵衛。そんな彼の前に、突然、一人の神族が転移してきた。

「だまされてるのねー!」
「うわっ、コスプレ美少女!?
 ……って、なんだ、ヒャクメどのか」

 以前に合体した影響だろうか、八兵衛は、微妙に横島っぽい発言をしてしまう。
 彼の言葉に気を良くしたらしく、ヒャクメの目尻が少し下がった。しかし、用件を思い出して、キリッとした表情を取り繕う。

「九兵衛は改心なんかしてないわ。
 『こんな面白そうなレース、逃す手はないぜ』
 って思ってるのねー!」
「……なにっ!?」
「ちゃんと心を覗いたから間違いないのね!」

 走り屋九兵衛も問題だが、ヒャクメの覗き癖もいかがなものか。
 そんな感想を胸の内に留める八兵衛だが、ヒャクメの表情が険しくなった。どうやら、今も八兵衛の心を勝手に読んでいるらしい。

「……コホン! ともかく!
 九兵衛を地上に行かせちゃダメなのね!
 私が行って、止めてきてあげる〜〜!!」
「あ……待ってくれ!」

 八兵衛が手を伸ばしたが、止める間もなく、ヒャクメは姿を消した。地上へ転移したようだ。

「まあ……いいか」

 取り残された八兵衛は、自分を納得させる。
 悔しいが、超加速対決をしても、自分では九兵衛にはかなわないだろう。以前だって、美神や横島の協力のおかげで勝ったのだ。

「横島クン……か」

 そう。
 しかも、前回地上に行った際には、横島と衝突してしまい、危なく彼を死なせるところだった。

「あれは……神族にあるまじき失態だった。
 事情を知った友人たちからは、後で
 『ドジ』だの『うっかり』だの言われたものだ……」

 ん……?
 八兵衛の頭の中で警鐘が鳴り始めた。
 神族で『ドジ』『うっかり』と言えば……。

「おい……。
 まさか……また超神合体をするはめに!?」

 ヒャクメが似たようなトラブルを引き起こすかもしれない。
 そんな可能性が頭に浮かび、不安になる八兵衛であった。





(八兵衛と九兵衛といえば超神合体ヨコシマンですが、
 「あの元ネタになったヒーローも、たしか怪獣追ってるうちに人間とぶつかって死なせちゃってるんだよなあ? ……ずいぶんな『うっかり』だなあ」
 と思ったら、どうしてもヒャクメ様に登場してもらいたくなったので……。
 すいません。この振りをストレートに活かすよりも、むしろ斜め上に使ってもらえたら、嬉しいです)
メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.15 )
日時: 2008/06/11 01:33
名前: 高森遊佐  <doublecastactress@gmail.com> ID:QJqDYn8k メールを送信する


「と、言うわけで面白そうな事になってるのねー」

「唐突になんなのよ、あんたは」

九兵衛の元を去ったヒャクメが下界で真っ先に向かったのは、関越自動車道・・・・・・では無く、何故か美神の事務所であった。
いつもの事だが、突如何の前触れも無く現れる神様に、美神も一応敬意を払ってきたつもりであった。
しかし大抵の場合で面倒事しか持ち込まないヒャクメに対し、最近ではとうとう敬語すら出なくなっている。
今日もいきなり目の前に現れたかと思った矢先、開口一番先程のセリフである。

「あらま、つれないのね」

ヒャクメ自身もそんな扱いに特に何も思っていない風で、勝手に事務所内を歩き回りテレビを点ける。
いくつかチャンネルを回し、お昼の情報番組にあわせ、美神の方に振り返った。

「これを見てもまだそんな事が言ってられるかしらん?」

訝しみながら見た画面には、ヘリからの中継映像と思われる高速道路が映っていた。
やがてアップになったカメラが映し出したものは、パトカーに白バイ、そしてどこかで見覚えがある大型バイクと、
リアカーを牽く・・・・・・と言っていいのだろうか、爆走しているメッシュが入った長い銀髪の女性であった。

「な! 何やってんのあの馬鹿犬はーっ!」

よくよく見るとシロが牽いているリアカーには悪霊らしき何かが取り憑いている。

「今日は私が厄介事を持ってきた訳じゃないのが分かってもらえたかしら?
 寧ろ情報を教えてあげて感謝してもらいたいくらいなのねー」

あからさまにこの状況を楽しんでいる。
そんな無責任な神族にイラっと来るのを抑えつつ、美神は大急ぎで電話に手を伸ばした。


---------------------------------------------------------

約束通り、リレー参加でございます。
さぁ、やったるか、と取りあえずここまでの流れを読んでいました所、
今まで出たネタのほぼ全てが分からない始末orz
そこに救いの神(笑)ヒャクメさまが出てきたので、コレ幸いと話のハンドルをさらに面倒くさい方向へ切るだけ切って
後は次の方に託します!
メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.16 )
日時: 2008/06/14 22:58
名前: TYAC ID:V58bLKjA

美神が電話に手を伸ばしたその時……

「令子!邪魔するわよ!」

もう一人の美神と一柱の女神が事務所内に入って来た。

「ママ……モシカシテテレビ視ちゃった……?でも何で小竜姫サマまで一緒なの? 」


「ヒャクメ!あなたは仕事を投げだしてこんな所で何をしているのですか?」

「え?小竜姫って、私は美神さんに事務所の一大事を知らせに来てあげたのね!サボったわけぢゃないのね!」

あわてて自分が今ココにいる正当性を説明しようとするヒャクメであったが、
小竜姫の目はもはやヒャクメごときは映っていない。


「そんな事より大変な事が起こってます!」


どうやら、高速道路の一件とは関係は無いようである。令子はホッと胸をなで下ろした。


「このままでは、日本は壊滅です!」


突然の壊滅宣言に驚きを隠せない令子……

『壊滅?まぁいいわ、リスクマネジメントはバッチリ。私の資産はまさに世界中に四散してるし。
 日本のひとつやふたつ無くなったって、大丈夫♪
 いっそ―――そのドサクサに紛れて例の申告を巧く処理して……』

いや―――いたっていつもの通りの令子がそこにいた。


「先ほどジークさんから連絡が入りました。ジークさん達は既に現地に向かっています!」

「令子!コレはオカルトGメン特捜部からの勅命です。あなたに拒否権はありません。
 直ぐに皆を招集して現場に向かって頂戴!」

小竜姫が既に魔族が動いている事を告げ、美神(隊長)が非常呼集を宣言する―――

「ちょ……一体なにが起きてるの?それに現場って何処なの?」







イケイケGO〜GO〜〜♪
アクセルベタ踏み&フル転舵しちゃいますー(殴

では次の方ヨロシクお願いしますw

追記:こっそりと最終行を削除w
メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.17 )
日時: 2008/06/21 01:27
名前: B-1 ID:qiRwFFBM


一方その頃…
美神除霊事務所がそんな非常事態になっているとは夢にも思わず
自分達の所業がそんな大事になってるとはつゆ知らず、公道最速伝説なレースは未だ続いていた。


ようやく警視庁本部からの応援が合流し、暴走を続けるシロたちに迫る。

  ウ〜ッウ〜ッウ〜ッウ〜ッ!!!

「警視庁×××号より本部へ、どうぞー!」

『こちら本部より×××号へ。手動二輪を中心とした集団はまだ暴走を続けていますか?どうぞー』

「×××より本部へ。目標は未だ勢力を落とさず、北上ちゅ…!?」

『×××号、どうした?』

「目標集団の台数が増えている…!?×××号より本部へ。暴走手動二輪が更に“2台”追加…いや、手動二輪が1台と“手動一輪”が1台です!」

『な、何だってェェェーー!?!?』



「なんだか騒がしいでござるが…何かあったのでござろうか?」

ことここに至っても、シロは自分達が原因で大騒動が起きているとは自覚していなかった。
本人としてはあくまでサンポの延長線上のこと。
妙な霊が憑いてきたとはいえ、小笠原エミという現役トップクラスのGSがすぐそばにいるのだし、なぜそこまで大騒ぎするのか?と暢気なものであった。
それよりも今はエミとの激走バトルに集中している。
人狼のプライドをかけて機械ごときに負けたくは無いところだが……

  ガラガラガラガラガラガラ…………!!
  ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ…………!!

なにやら背後から奇妙な音が聞こえる。

「な、なんでござるか一体!?」

爆走するシロの後ろから追い迫ってくるものの正体とは―――

「ミス・シロ。私モ・リアカーノ・先駆者トシテ・負ケテイル訳ニハ・行キマセン」

「勝負と聞いちゃ黙ってられねぇなぁ。誰が一番速いか、ハッキリさせようじゃねぇか!」

―――シロと同じく“リアカー”を牽いているアンドロイド・マリアと、何故か物凄い勢いで“ロードローラー”を牽いている伊達雪之丞であった。




|∀゜)他スレからマリア&雪之丞が電撃参戦 ×××号車の警官のイメージは、タバコ1つで警視庁24時のモノマネをするアノ人で
メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.18 )
日時: 2008/06/22 01:59
名前: TYAC ID:I134cbqI

さらに混沌とした最凶レースが繰り広げられているその時。


「これも青春よね!」

「えーい!横島!きびきび走れっ!」

「よ……よこしまさんがこんなにハヤイなんて……」

「ワッしは体力だけならまケン……これではますます出番が……」

久々に学校に顔を出した横島を待ち受けていたものは補習授業。
しかも今日は体育の補習であった。
習得単位の危ない除霊委員のメンバー、タイガー&ピートも参加しての
『超持久走1500m×10本全て4分台のタイムで!』
をひたすらにコナシテイタ。

普段の補習には付き合っている愛子だが、流石に今回は厳しいと判断し応援に徹している。
しかし服装は体操着にブルマーという、昭和のテイストたっぷりな正統派体育の授業なイデタチでの応援である。

愛子の応援に応えるように?体育教師の予想を裏切り、横島は3人の中でトップを独走していた。
普段のシロとのトレーニングを通じて、走力には自身のある横島である。
この程度の持久走など、日頃暴走を繰り返す馬鹿弟子に比べたらカワイイものである。
もちろん、何故ここまでがんばるのか?それは……
『ほんとにできたら確実に卒業させてやる!』
との体育教師の言葉によるものだが。

「まずい……このままではホントにクリアしかねない。何とかしなければ……」

体育教師が呟いたとき、一台の真っ赤なコブラが校庭に突入してきた!

――――――ゴンっ。

「へぶらっ!」


「ちょっと!横島クン!何勝手に轢かれてんのよ!」

横島をサクッと轢いた後、急制動して降りてきた亜麻色の髪の女。


「ちょ……ちょっと美神さん。流石に横島クンでもそれはヤリスギでは?」

――――――青ざめる愛子。

「ちょうど良かった!愛子!ちょっと仕事手伝ってもらえる?」

美神は愛子の返答を待たず、本体の机を助手席に固定する。

「大人数での移動だからどうしようか困ってたの。これで問題はクリアね!」

すると美神は血まみれの横島を愛子に机の中に放り込む。

「ピート、タイガー。あんた達も来て!Gメンからの召集よ!」

道すがら説明するからと、問答無用で愛子空間に放り込まれる2人。

そして、体育教師など全く目に入らない美神は颯爽とコブラを駆り校庭を去った。


振りまっくった伏線?を回収する方向??でさらに暴走をw
メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.19 )
日時: 2008/06/22 08:52
名前: あらすじキミヒコ ID:5Hqp5lS6 メールを送信する
参照: http://harufusa.hp.infoseek.co.jp/nijisousaku.html

 都会の中を走り抜けてく真っ赤なコブラ。
 交差点では隣の車が何やら騒いでいるが、美神たちは、それどころではなかった。

「み、美神さん……。
 なんてことするんですか……」

 助手席で言葉を失っていた愛子が、ようやく口を開いたのだ。

「ひとの口の中に横島くん放り込むなんて!
 突然だったから……。
 驚いてひっくり返って『ゲッ!』てなことに……なってしまいました」
「はあ?
 あんた何言ってんの?
 ……大冒険でもしてるつもり?」

 愛子に向けて、訝しげな視線を向ける美神。
 確かに、今の説明では支離滅裂である。少し冷静になった愛子は、自分でもそう思う。だから、ちょっとビクビクしながらも、言葉を補足した。

「ですから……。
 いきなりだったから、思わず吐き出しちゃったんです!
 ごめんなさい!」
「……は?」

 車の中にいるのは、美神と愛子のみ。
 机から吐き出されて飛び出た者などいない。
 念のために後方を確認しても、車から放り出された者はいなかった。
 しかし、

「あとの二人は
 まだ私の中にいますけど……。
 最初の横島くんだけは、つい……。
 ごめんなさい!」

 と、愛子はあやまり続けている。
 やっぱり美神には意味がわからなかった。

「なに言ってるの。
 誰も出てきてないじゃない。
 ……冗談はやめてよ」
「あの……美神さん?
 私の机の特性……
 これがどこにつながってるのか、覚えてます?」



 さて。
 その横島が、どこにいるかというと……。

「ん? ここは……?」

 横島は、見知らぬベッドで目を覚ました。
 どこかの病室のようにも見えるが、窓の外の光景は、病院の庭っぽくはない。むしろ校庭のようだ。

「保健室か?
 ……でも俺の高校じゃないぞ?」

 その時、ガラリと戸が開いて、一人の学生が入ってきた。

「やあ、気がついたかね」
「……おまえは!?」
「覚えていてくれたかな?
 ……高松だよ!」

 彼は、かつて愛子の妖怪学校で知り合った生徒だったのだ。
 
「なつかしいなあ。
 横島くん……だったね?
 僕は全員の名前を覚えているよ!」

 高松は当時を懐かしんでいるが、横島としては、それどころではなかった。

(ちょっと待て。
 愛子に連れ去られた生徒たちって、確か……)

 そして、横島の考えを裏付ける言葉が、高松の口から飛び出す。

「あのときの仲間ともう一度会えるなんて、
 思ってもみなかったよ!
 なにしろ、みんな別々の時代から来ていたからね。
 ……ところで横島くんは、
 どうやってこの時代へ来たのかね?」




(せっかくなので(?)話を時間的にも暴走させてみました。
 ……なんとかなりますよね?)
メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.20 )
日時: 2008/10/11 01:39
名前: B-1 ID:AowSm3zk

横島が大変な事態に陥っていたのとほぼ同じ頃。
相変わらず混乱の続く関越自動車道でも1つの転機を迎えようとしていた。

もはや自分の意思では制御できず、迷走を始めたシロのリアカーの背後に突如として現れたのは、見知った仲であるマリアと雪之丞。
今のシロにとって、それはまさに天の助けに思えた。


「おう、横島んトコの嬢ちゃん、面白ぇことやってんじゃねえか。」

「マリア殿、雪之丞殿、なぜこんなところに!?」

「ミス・シロ、今の・アナタは・日本中の・注目の・的です」


どうやらこの2人は、ニュースで報じられたシロの姿を見て追ってきたらしい。
ただのサンポ、そして商店街の手伝いが大事になったものである。


「お二人に頼みがあるでござる。拙者の背後に憑いている霊をどうにかしてくださらんか?」


最初こそシロが自力で牽いていたものの、関越自動車道に入ってから……
特に群馬に近づいてからは背後の霊に主導権を握られ、今では無理やり走らされている状態だ。
今でも背後の霊は周辺の車や警察車両に豆腐を投げつけ続けている。
売り物の豆腐は減り続け、関越自動車道は混乱の真っ只中。
自力で除霊しようにも、背後を取られた状態ではどうしようもない。
ほんの数瞬振り向く事はできるだろうが、すぐまた前を向かなければ大事故を引き起こしかねない。
少し前から小笠原エミが隙をうかがっているようだが、周囲に走行中の車が大量にいる上、バイクを運転しながらでは中々手が出せないようであった。


「おう、最初っから半分その気で来たんだ。やってやるぜ!」

「私も・援護・します」


いつかの美神のように霊を満足させて成仏させるのか、それとも強攻策に打って出るか……。
とにもかくにも2人の協力を仰ぐ事も出来、エミも先ほどから様子を伺っている。
どちらの策に出るにしても、これは心強い。


「それにしても、どうしてこんなことになってしまったのでござろうか……」


恐らくこの霊はリアカーに憑いている呪いのようなものだろう。
だが、少なくとも商店街を出てから一般道を走っている間は何の反応も無かったはず。
姿を現したのは関越自動車道に入ってからだ。
と言う事は、「高速道路」「群馬」この辺りにこの霊の謎を解くカギがあるのだろうか?


疑問を抱いたまま、疾走は続く……。






久しぶりにリレー再開。この後誰がどんなストーリーに仕立てるのか……
メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.21 )
日時: 2009/05/15 01:20
名前: TYAC ID:.I/Q.vGg

 関越自動車道での疾走ゲームが続くその頃。

 不慮の事故によって、その時間軸から跳躍してしまった悲劇の男がいた―――

 その男、横島が意識を取り戻した……

「……どうやってこの時代へ来たのかね?」

 熱血学級委員こと高松が、暑苦しく号泣している。

「愛子クンと共に学んだ事はやっぱり間違いじゃなかったんだ!
 僕達は何時だって、どこだってつながってる!時間とか空間とか関係ないんだ!
 これが友情という奴なんだよ! 横島君! 」

「えぇぇっと。……誰だっけ? 」

 やっと記憶と意識を取り戻した横島と、友情の2文字に咽び泣く委員長。

「僕がだれだって良いじゃないか! 僕達の友情の前ではそんなもの、些細な問題ぢゃないか! 」

「おーい」

「そうそう。君達が来たあの日の事を良く覚えているよ。あれは確か……」

「おーい」

 横島の戸惑いを余所に、高松は勝手に話し続ける。すでに友情の2文字に泥酔しきっているようだ。

「男の涙なんぞに興味などない。 なんだか助けて貰ったみたいだからな! 一応礼だけ言っておく。
 ぢゃ。そういう事で! 」

 スチャリと立ち上がるとポケットから文珠を取り出した。刻まれた文字は【帰】。
 音もなく発動した光と振動に、横島のカラダは包まれていった。


【強引に……過去編・完】



物凄く久しぶりに動かしてみます。短めですがm

メンテ
Re: 【プチリレーSS】シロの爆走珍道中【Ver.GS】 ( No.22 )
日時: 2009/05/18 10:21
名前: B-1 ID:6TQwQcUM



ドスンッ!

「痛ってぇ!」


【帰】の文珠を使い、高松のいた時代から無事帰還した横島。
だが少々着地に失敗したらしく、思いっきり尻餅をついてしまった。
更にアクシデントはそれだけではなかったらしく――――


「「「先生(横島)(横島さん)ッ!?」」」


――――周りの景色も一変していた。

時空間転移を行うのに文珠1つではパワーが足りなかったのか、【帰】る場所としてイメージしていたコブラのシートが常に移動状態で座標が定まらなかったのが悪かったのか、それとも愛子の超空間が【帰】る際に何らかの影響を与えたのか。
思い当たる要因が多すぎて原因は定かではないが。
“偶然にも”騒動の真っ只中である関越自動車道に出現してしまったのだ。
ご都合主義万歳。


「シロ!?雪之丞に……マリアもいるのか!?
 ここは一体……?どうなってるんだこの状況!?」


美神たちの元へ戻るつもりが、いきなりリアカーの荷台に落ちて来てしまった横島には周囲の状況がまるでわからない。


「助けてくだされ、先生ッ!」


緊迫した愛弟子の声につられて辺りを見回すと、そいつは――いた。






(-●Д●-)状況を動かしますよー
メンテ
【第一部・完】 ( No.23 )
日時: 2009/05/21 01:08
名前: TYAC ID:fGK4Gor2

「突然現れていったいどういうつもりだい? 横島クン」

 エセ貴族こと西条であった。
 ヘリコプターで接近しながらハンドマイクで声をだす。

「と……とにかく、次のサービスエリアに入るんだ! 隊長が待ってる! 」


「なんだかわからんが……シロ! そこ左だぁ! 」

 エセ貴族の命令を聞くのは業服ではあるが、隊長が待っているならば話は別。
 横島はシロをサービスエリアに誘導する。
 それに従い、エミ、雪之丞、マリアも後に続く。


「ってブベラっ! 」

 飛び込んだその先には、巨大な魔方陣が敷設されていた。
 何も考えずに飛び込んだシロのリヤカー。
 結界に絡め取られる様に急制動が身体を襲い、意識を手放した。

【シロ・横島・赤鬼群馬  バッドエンド】




 結界を避け、エミ、雪之丞、マリアがその歩みを止める。

「どうやら全員そろったみたいね? 」

 隊長こと美神美智恵がそこにはいた。
 ついでに後発したハズの赤いコブラに乗った美神まで。
 きっとくすねた文珠を使って転移でもしたのであろう。ご都合主義万歳。


「ところで小竜姫様。日本が滅亡するほどの事件。そろそろ内容をお教えいただけますか? 」

 深刻な顔で俯いていた小竜姫がポツリポツリと語り始めた……

「つまり…… あれを見てください! 」

 小竜姫の指さすその先には、結界内部を無邪気に走りまわる八兵衛と九兵衛の姿が。
 しかも2人?は何故かTシャツを着ている。

 そしてTシャツにはこうプリントされている。

【巨乳】【大好き】

 と。


「つまり、あの2人が人界を高速で走り回る事によって、巨乳&大好きが、サブリミナル効果を発揮して
 人心を支配するのです! さらにこの場合、仏因子も相乗して…… 」


 もはやどっちらけの状態ではあるが、小竜姫の独演会は続く。


「日本人は昔からワビ・サビを重んじる民族ではないのですか? 今さら巨乳なんて…… 」


 ワルキューレすら、事の真相をはじめて聞かされた様子である。そしてポツリと呟いた。

『オチはそれかよ…… 地に落ちたな…… 』


 邪魔したな。と短く発すると、ワルキューレに半ば強引に転移した。そして神魔族混合部隊は姿を消した。


『明日からは、またいつもの日常に戻れるんだ…… 』

 そこに集ったメンバー達はただ茫然と呟いた。



【イヌシャルD 妙神山 下りのスペシャリスト編・完】






微妙かつ強引なオチで  ○| ̄|_

微妙に回収しきれて無いかしら?
まぁ、ご都合主義ということで……

さぁ! シロはまた新たな旅にでる! そうですよね?

メンテ

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