※ 「絶対可憐チルドレン 81st sense. 国王陛下のチルドレン(6)」(07/17号)
のネタバレが含まれています。未読の方はご注意下さい。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――定められた未来。
「今回が、私達の最後の任務になるでしょう」
――定められた破局。
「目標は超度7エスパー、『ザ・チルドレン』」
――運命に抗う者達の戦い。
「彼女達を……消去します」
――今、その幕が切って落とされた。
――始まりは突然に。
「局長! 都心部で爆発事故発生。ビル倒壊の危険があります!」
「確か付近に皆本達がいるはずだ。彼らを救助に当たらせる!」
――平和な休暇は終わり告げる。
「なあ、皆本。これってもしかして……」
「事故じゃない。爆薬によるものだ」
――走り出す狂気。
「管理官、裏付けが取れました。『普通の人々』は核兵器を手に入れています」
「そして政府には要求を呑むつもりは無いわ。頼みの綱はチルドレンだけど……」
――偽られた敵。
「なっ! あたしの力をはじいた!?」
「薫、そいつ、ノーマルやないで!」
――繋いでいた手は引き離され。
「そんな、皆本さん!?」
「先に行け、紫穂! こいつらの狙いは君達だ!」
「あいつ、あのとき言ってくれたんだ。これからも、ついててくれるって」
「……そやな。皆本はんが約束破るなんてあらへんはずやしな」
「助け出して、こんなに心配させた事、またみんなで文句を言ってあげましょ」
――それでも子供達はあきらめない!
「ある一人のエスパーの死によって、10年後に始まる両者の争いは、世界中に広がります」
「全ての予知において、その一点だけが共通しています」
――明かされたもう一つの予知、破局の先にある破局。
「それがカオル・アカシ。これから貴方が手にかける子供です」
「バカヤロウ! 医者にエスパーもノーマルもあるか!」
「賢木さん、この人達もお願いします!」
「急げ、ナオミ。次の現場へ飛ぶぞ!」
――悪化する状況の中で。
「明、私たちは私たちのできる事をする」
「そうだな。『猟犬』の名は伊達じゃないって事を証明してやろう」
――それぞれの仲間が。
「ワタシはガールを助けに行きマス。本国の指示なんてくそくらえデース!」
「借りを返すチャンスです、大佐。ついでに私も汚名挽回ネ!」
「それを言うなら返上だが……。ふむ、チームで命令違反するのも悪くないだろう」
――それぞれの誇りを胸に、動き出す。
「……ウチだって超度7や。テレポーターをなめんといてや!」
「そこをどきなさい、兵部京介!」
「悪いが、不二子さん。今回は僕も君も傍観者だ」
「こんな話を知っているかね。予知を覆すのは難しいが、災いの規模を小さくする事は可能なのだ」
「局長、もう残り時間がありません!」
「クッ! あとは、あの子達に任せるしかない!」
「私には薫ちゃん達がいる。パパがいる。そして皆本さんがいる。……あなたのように、絶望したりしない!」
――鍵を握るのは一人の少女。
「無駄です。私の“操り糸”からは逃れられない。それにミナモト、『女王』が到着したようよ」
「くそっ。馬鹿!! 来るな、薫!!」
――さあ、舞台は整った!
――倒壊したビルの上。
「お前はいつも僕の言う事を聞かないんだな!」
「皆本はいつだってあたしの事、信用してないじゃん!」
――対峙する二人。
「だったら、僕の言いたい事も分かってるよな?」
「あたしがどうするかも分かってるだろ?」
――果たして、破局は回避されるのか?
――「絶対可憐チルドレン extra sense.」
――『エネミー・オブ・チルドレン』
「大好きだよ、皆本」
「……僕だって、嫌いじゃないさ」
――近日公開。
「それはない、それはないんだよ、柏木クン……」
「あら、血の涙」
――未定。
Please don't use this texts&images without permission of dry◆2UtyP.AdXWQ.
外国のプレコグも「破壊の女王」を知っていたと言う事で、「戦争回避の為に他国のエスパーが今現在のチルドレンを抹殺しようとしたら」という展開を、妄想の赴くままに書いてしまいました。……こんないい加減な内容でいいのかしら(^^;