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tea break 〜 絶チル 78th senseより 〜

※ 「絶対可憐チルドレン 78th sense. 国王陛下のチルドレン(3)」(07/14号)
 のネタバレが含まれています。未読の方はご注意下さい。

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「エスパーと普通人!! 王族と巫女!! 住む世界が違うでしょ!?」

 このような事を言いつつ皇太子とセラの結婚に反対するマサラ。彼女は本当に掟を理由に反対しているのでしょうか? この台詞の後に二人の年齢差を付け加えていますが、一夫多妻で年齢制限も無い王族の結婚制度において年齢差が反対する根拠になるとも思えず、ここに彼女の本音が含まれているような気がしてなりません。
 つまりは年齢差が原因で上手くいかなかった恋を経験していて、その自分の轍を二人に踏ませない為に、もしくは上手くいきそうな二人に対するやっかみから、結婚に反対しているのではないでしょうか?

 では、マサラの恋のお相手は誰だったのかというと、やはり王族なのではないかな、と。年上故に先に老いた所為で、相手の心が他の年若い妻達の方に移り、顧みられなくなってしまったとか。「死んだ後を楽しみにしていた」のは、自分の人格を蘇らせる程の巫女が現れた場合、過去を取り戻すが如くその身体を使って新たな恋を謳歌する為だったとか。……セラにとっては酷い話になってしまいますが(^^;

 ちょっと気になるのが、インパラヘン「王国」なのに皇太子が作中では王として扱われている点。小国故に王を名乗らないような制度なのかもしれませんが、「皇太子」という称号は最高権力者としては不自然です。皇太子の父、国王がちゃんと存在しているのだとしたら正式に譲位していないのでしょうか?
 実はマサラのお相手は国王で、セラの乗っ取りに成功した彼女によって、過去の鬱憤を晴らさんと既に再起不能なまでに痛めつけられていた、なんて事もあり得るかもしれません。

 さて、マサラの過去、如何なものでしょうか?


 それにしても、セラと皇太子の年齢差が実際にはどれ程あるのか。まさか末摘女史と同じオチじゃないですよね(^^;

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