1836

tea break 〜 絶チル 73rd senseより 〜

※「絶対可憐チルドレン 73rd sense. スキャンダルの館(2)」(07/08号)
 のネタバレが含まれています。未読の方はご注意下さい。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――





     《お見合い写真》



 新年会からしばらく経ったある日の、末摘一曹と蕾見管理官の会話。

「見合いの相手が決まったって?」
「はい、おかげさまで」
 嬉しそうに報告する花枝。抱えていた冊子を開いて不二子に見せる。
「この方なんですけど」
「あら、なかなかの美形じゃない」
 そこには、アイドルと言っても通用しそうな線の細い男の顔が写っていた。
「やっぱりお化粧って大事ですね〜!」
「……あの写真を使ったのね」
 うっとりした顔でお見合い相手に思いを馳せる花枝と、ちょっと呆れ顔の不二子。

     *  *  *

 一方、パンドラのアジト。

「コレミツ、さすがにあれは詐欺じゃないか?」
(たまには夢を見させて下さい……)
 呆れ顔の兵部と頬を赤らめたコレミツの手には、「化粧をした花枝」のお見合い写真があった。





     ― END ―
 8号掲載話の最後のコマの末摘女史の台詞と、コミックス4巻と6巻の折り返しのおまけ4コマを元にして、同じく4コマのノリで書き上げました。念写って便利ですね(笑)。
 余談ですが、コレミツの強面の風貌は包帯や戦傷の所為であって、元の素顔は美形だったんじゃないかと思っています。

[mente]

作品の感想を投稿、閲覧する -> [reply]