2461

tea break 〜 絶チル 65th senseより 〜

※「絶対可憐チルドレン 65th sense. 逃亡者(6)」(06/50号)
 のネタバレが含まれています。未読の方はご注意下さい。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――





「逃げるのがちょっと遅かったわよ。兵部京介!!」


 エスパー・ソルジャーの生き残り二人が、本編において初めて対決します。
 両者共に超度不明の複合能力者。兵部少佐は少なくとも念動能力、瞬間移動、精神感応、催眠能力を持ち、加えて老化の防止や怪我の治療、そしてECMの無効化といった能力も備えています。一方、蕾見管理官は念動能力、瞬間移動、接触感応を持ち、エネルギーの吸収とそれに伴う老化の停止、そして吸収による一時的な超度の上昇といった能力も持ち合わせています。
 かつての戦友同士、お互い手の内は知り尽くしているでしょうし、超能力戦のプロでもあります。単純な力勝負にはならないように思えますが、兵部側には大鎌と桃太郎もおり、管理官側がやや不利かもしれません。しかし、彼女には兵部の拘束と監禁に貢献したという実績があります。では、彼女の能力の何を以って兵部の拘束を可能としたのか。恐らく、エネルギーの吸収によって兵部を弱体化し、自らは強化した能力で彼を拘束したのではないでしょうか?
 とすると、今回の対決も鍵となるのは管理官の吸収能力、有り体に言えばキス、ベーゼ、接吻な訳ですが……。

 想像以上に疲労していた兵部は、桃太郎もろとも不二子の念動能力で動きを封じられ、エネルギーを吸収されかかる。しかし、愛しの少佐の唇が奪われるのを黙って見過ごす大鎌ではなく二人の間に割って入る。というより、むしろ自分が兵部の唇を奪う勢いで急接近。貞操の危機に兵部の超度が大幅アップ。不二子の念動能力を振り切り、その勢いで大鎌(とついでに不二子)を撃退。この隙に兵部と桃太郎は、嫌々ながらも大鎌を回収して退散するのだった。

 ――というように、コメディチックに蕾見管理官が肩透かしを食わされる展開は如何でしょうか?


 ちなみに、大鎌からエネルギーを吸収する不二子ちゃん、なんて図を一瞬想像して慌てて打ち消したのはここだけの話です(^^;

[mente]

作品の感想を投稿、閲覧する -> [reply]