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夜明けの夢 ―1―

夢を見た。
不思議な夢を。

何かに襲われている『私』。
何かから私を守ってくれた『光』と『人影』。
その人影の手には『護』という文字がこめられた『珠』が光っていた。

――― あなたは…誰?


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夜明けの夢 ―1―

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「………さい…」
えっと、何?
「……き…さい…」
……ワンモアプリーズ、ついでにもうちょい大きく。

「……さっさと起きんか、バカ娘ー!!」
「わひゃあっ!!」
ガバッ!!
「ようやく起きたか、ったく何がワンモアプリーズだか…」
コン!
「〜〜〜っ」
おたまで頭叩かれました、あぅ…地味に痛い…。
「……えっと、今何時?」
頭をさすりながら時計を見る。
「……え? あ〜っ!? 遅刻ーっ!?」

       ・
       ・
       ・

「…………(ゼェゼェ)」
遅刻ぎりぎりで教室に着き、机にへばってる私。
「…………はぁ」
「…遥、大丈夫なの?」
でっかい汗マークを頭に、呆れながらも心配そうに私を見ている。
「全然大丈夫じゃないよぉ…友香」
家からここまで20分もかかる距離だもの、全力疾走は流石にキツイ。
「珍しいね、遥が遅刻ぎりぎりなのも」
「不思議な夢を見てたからね」
「不思議な夢?」

(チャイムが鳴る)

「うん、詳しい話は昼に話すね」
「OK、じゃ昼にね」

(担任が教室に入室)

「じゃあ、出席取るぞ」
次々と生徒の名を告げる。

私は窓ガラス越しに空を見上げる。
(……ほんと何だったのかな、あの夢)
ただの夢にしては妙に現実感があった。
「杉山ー」
「え? あ、ハイ」
(…ま、いっか)

時間は流れ、昼のチャイムが学校中に告げる。


どうも、松です。
初めて投稿した作品で、設定は「GS美神」のアフターエピソードとなっています。
さて、本章で登場した「杉山 遥」「友香」の二人は普通の高校に通っている人物です。
『遥』は茶のセミロング、『友香』は黒髪のポニーテールとイメージしています。
少しずつGSメンバーと関わりあう流れにする予定にしています。
文章的には稚拙かもしれませんが、どうぞお楽しみください。

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