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GSでポン!

〜GS美神 覗き大作戦!!〜


「いつもいつも横島クンに覗かれてるから逆に覗きかえしてやるわ!あんたたちも協力しなさい!」


「落ち着いてください美神さん!さすがにそれはどうかと思います!」


「そんな事言っておキヌちゃんもホントは興味あるんでしょ」


「先生のお体は細すぎず太すぎず、いい肉体美でござるよ」


「さあやりましょう美神さん!横島さんにシャワーを浴びさせる用意はもう出来てます!」


「それじゃ人工幽霊一号、隠し撮りよろしく♪」


「(・・・すみません横島さん。私では皆さんを止めることが出来ません)」



ーーーーーーーーーー



「こ、こ、こ、これが横島クンの神通棍!?ししししかも鞭にパワーアップ!?」


「よよよ横島さんの文珠ーッ!『玉』と『玉』の文珠ーッ!!!」


「せ、先生の霊波刀・・・父上よりもでかいでござるうぅぅ!!」


「こ、これが横島のおいなりさんなの!?変態で仮面しちゃうの!?」



ーーーーーーーーーー



「ふーさっぱりしたー・・・って、美神さんたちどうしたんだ?みんなのぼせたみたいに顔真っ赤で目ん玉ぐるぐる状態だが?」


「(ちょっとやりすぎたでしょうか・・・)」



余談だが鈴女は「男のシャワーシーンなんて何がうれしいの?」と不参加であった。さもありなん。




〜竜神様の神剣〜


「ねーねー小竜姫」


「なんですかヒャクメ?」


「小竜姫の持ってる剣に銘とかあるの?シメサバ丸とか八房とか」


小竜剣しょうりゅうけんです」


「えっ?」


小竜剣しょうりゅうけんです」


「・・・」


「・・・」


「それは僕の持ちネタだーーッッ!!」


「「ピートさん!?」」




〜HOBBY戦士ヨコシマ!!〜


「おもちゃに関わる依頼が3件きたわ!じゃあ横島クン、あとはよろしく!」


「あんた俺がおもちゃなら何でも詳しいとか思ってるでしょ!?そんなわけないやろ!」



ーーーーーーーーーー



「悪魔フェネクスがビーダマンで勝負を仕掛けてきたぞー!キャノンショットの構えだー!」


「西の連射王『スナイパータダオ』の異名を持つ俺のビー魂を見せてやるわー!」



ーーーーーーーーーー



「ハイパーヨーヨーの付喪神が勝負を仕掛けてきたぞー!ワープスピード級の速さだー!」


「ジャパンプロスピナーレベルどころか8の字ループもマスターした俺の腕前見せてやるわー!」



ーーーーーーーーーー



「春の妖怪チェリーブロッサムがバーコードバトラーで勝負を仕掛けてきたぞー!」


「よっしゃ美少女じゃあああって男かよ!?俺の純情を踏みにじりよってー!(血涙)」




〜文珠・1〜


「美神さん、この2文字入る文珠なんですけど」


「それがどうかしたの?」


「これに『文珠』って入れたらどうなるんでしょう?」


「ちょっとまて」


「や、やっぱり意味が無いんでしょうか!?それとも普通の文珠がぽこぽこ出来ちゃうとか!?」


「危険なことをするなー!」




〜文珠・2〜


「さて、このルシオラの霊破片は大切にとっておかないとな。しかしどこにしまっておくかー・・・そうだ!この2文字入る文珠で『封印』とか『守護』とかすれば・・・ってさすがに仰々しすぎるよな。かといって『保存』もなんか違う気がするしなー。んーなんかないものかー・・・あっ!ちょうどいいのがあるじゃねーか!」


「ーーーッ!ーーーッッ!!(怒)」


「あだだだだっ!すいませんすいません!!かんにんやー!しかたなかったんやー!!」



横島が文珠に入れた文字、それは『虫籠』だった。




〜まんが〜


「美神さーん。おふくろから昔読んでたまんがが送られてきたんスけど、俺の部屋だとすぐ汚れるんで事務所に置いていいですか?」


「エロ本じゃなきゃ別にいいわよ。どうせ私は読まないし」


「まんがってどんな内容なんですか?」


「よくぞ聞いてくれたおキヌちゃん!これこそ中学館の傑作少年まんが『うしろとどら』だ!超おすすすめだから読んでみてくれいっ!」


「横島がそこまで言い切るなんてめずらしいわね。なら私も読んでみようかな」


「拙者も読むでござる」



ーーー後日ーーー



「ちわーっす」


「感動でござるよ先生ー!!拙者、感動のあまり涙がとまらんでござるー!!」


「うおっ!?な、なんだ一体!?」


「うしろ殿とどら殿の絆がー!ナダレ殿の真意がー!ヒュウ殿の決意がー!」


「横島さはーん!どらちゃんと真由ちゃんがとっても切ないんですー!」


「うぅっ!百面の者は確かに悪い奴だったけど!でもなぜか嫌いになれないのよー!」


「おお分かってくれるか!うしどらは語れる事が多すぎるんだよなー!」


「・・・あんたたちまんが一つでよくそんなに盛り上がれるわね」


「美神さんも是非読んでください!一緒に語り合いましょう!」


「興味ないわ」


「先生!このまんがを書いた御仁の他のまんがはないでござるか!?」


「まだまだあるぞ!今度『からぶりサービス』『月光除霊』『双子亭直すべし』も持ってくるからな!」


「楽しみでござるよー!」


「ねえ横島、このまんがを書いた『富士鷹ジュビ口』ってどんな人間?なんか親近感が湧くのよね」


「いちおー普通のまんが家らしいんだけどな。実は一流のゴーストスイーパーだとか、もしかしたら人間じゃなくて妖怪や悪霊の類だとか、下手すれば神族や魔族じゃないかとも噂されているらしい」


「ったくバカバカしい。ただのまんが家ごときに話盛り込みすぎだってのよ」


「あれ?美神さんどこか出かけるんですか?」


「ちょっと先生のとこに野暮用でね。すぐ帰って来るから」



ーーー唐巣神父の教会ーーー



「あら?扉が閉まってるわね?別に戸締りなんかしなくても盗まれるものなんかないくせに。先生ー?いないのー?留守にしてるのかしら・・・ん?なんかカリカリした音が聞こえるわね」



音の出どころらしい部屋の窓を覗いてみると、



ーーーーーーーーーー



「先生ッ!!このままだと締め切りに間に合いません!!どこか妥協しないと!!」


「何を言ってるんだピート君!!原稿の完成度を高めるためにもっともっと書き込まなければいかんのだよ!!子供たちに夢と希望を与えるためなんだよーーん!!」


「ああッ!?先生が原稿用紙に書き込むたびに髪が紙の上にはらはらとー!!」


「もーいやなのねー!!ベタを塗ってもトーンを貼っても全然終わらないのねー!!いいかげん寝かせてほしいのねー!!」


「弱音を吐くなヒャクメン!戦士アシたるもの武器ペンを執って戦うのだ!」


「まんがのキャラと混同してますよ姉上!?」


「皆さん休憩とらないと体壊しちゃいますよー!せめて食事だけでもー!」


「あかん小鳩!こいつら霊力も削って原稿書いとるんや!いま止めさせたらそのままぶっ倒れてしまうわ!」


「魔女の知識を駆使した魔法ドリンクを作りました!これであと2時間は耐えられるはずです!」



ーーーーーーーーーー



「・・・うん、私はなにも見なかった。そうしよう」




〜虫のいい話・1〜


「アシュ様に聞きたいことがあるでちゅ」


「なんだ?」


「メフィストも虫の姿があるから実は4姉妹になるんでちゅかね?」


「ふむ、そうするとお前たちには兄もいる事になるな」


「え?お兄ちゃんでちゅか!?一体誰のことでちゅ!?」


「ベルゼブルだ」


「あんなのがお兄ちゃんだなんて嫌でちゅー!!」




〜虫のいい話・2〜


「大事な話ってなんだい姉さん?」


「・・・ねえベスパ。私はあなたの姉よね?」


「そうだよ。それがどうかしたのかい?」


「・・・パピリオってさ、あのロリな姿で一見私たちの妹の様に思えるけど・・・実は原作で私たちの妹と言っているセリフは一つもないのよ・・・つまり、パピリオは私たちの姉だったのかもしれないのよ!」


「な、なんだってー!?(驚愕)」




〜式神十二番勝負〜



ーーーネズミのクビラーーー



「こらーー!おいらの金の針かえせー!」



ーーーウシのバサラーーー



「ええっと、トラックから大窪牛乳を持ってきたんですけどだめですか?」


「おキヌちゃん〜〜それは無理よ〜〜」



ーーートラのメキラーーー



「・・・瞬間移動で逃げられたら精神感応がかけられんですノー」



ーーーウサギのアンチラーーー



「なぜ私と朧がこんな格好を!?」


「バニーガールで月の兎って感じで♪」



ーーーリュウのアジラーーー



「せっかくだからビッグイーターと勝負してみるかい?」



ーーーヘビのサンチラーーー



「私は地雷女であなたは電撃を扱う・・・雷電で結構相性いいのかしら?」



ーーーウマのインダラーーー



「君のご主人の精神ちょっとやばすぎじゃない!?」



ーーーヒツジのハイラーーー



「ええっと、横島さんのために編んだマフラーを持ってきたんですけどだめですか?」


「おキヌちゃん〜〜だから無理だってば〜〜」



ーーーサルのマコラーーー



「ほれ、格ゲーで勝負するぞ」



ーーートリのシンダラーーー



「速くて追いつかないじゃん!」



ーーーイヌのショウトラーーー



「狼でござる!」



ーーーイノシシのビカラーーー



「プギー!(なんで俺なんじゃー!?鈴女の回でイノシシ出てきただろーがー!)」


「横島くん〜〜がんばってね〜〜」




〜とらのいをかるきつね〜


「(モグモグ)」


「・・・(ズゾー)」


「(モグモグ)」


「・・・(ズゾー)」


「へい、きつねうどん10人前おまちっ!」


「うどんお願いね」


「すうどんばっかで飽きたんジャー!タンパク質が食いたいんジャー!」



タイガーの胃を借るタマモ




〜栄光のトップ3〜


「美神さんが3位、おキヌちゃんが2位、そして栄えある1位は横島さんなのねー!」


「さすがだな横島、お前がナンバーワンだ。おキヌもやるじゃねーか」


「クラスメイトが優勝するだなんて!青春だわ!」


「もう令子ったら。3位だなんてだらしないわよ」


「残念だったね令子ちゃん。横島クンに負けるなんてさぞ悔しい思いをしただろう」


「まあ小僧が相手じゃ誰も勝てんわな」


「優勝おめでとう・横島さん。準優勝おめでとう・ミス・おキヌ。3位おめでとう・ミス・美神」



表彰台に上った美神、横島、おキヌをやんややんやと褒め称える一行(※一部除く)



「ちょっと待てやコラー!勝手に話進めんなー!」


「あのー、私達何でここにいるのか全然分かってないんですけど」


「ちょっとエミ!一体これは何の順位なのよ!」


「あら、知らなかったワケ?おたくらは原作でズッコケた回数のトップ3に見事選ばれたってワケ」



だああっ、と見事なズッコケをする美神、横島、おキヌであった(笑)
1作目

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