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横島とチルドレン−01−

横島は、チルドレン達と自己紹介をしあおうとする。
「取り敢えず、もっと詳しく自己紹介しないか?」
一時的に思考が停止していたチルドレン。
「えっ!?あ…ああ、うん!あたしは明石 薫。超度7のサイコキノだ!ぴっちぴちの8歳だぜ!!」
「ウチは、野上 葵。超度7のテレポータや!同じく8歳」
「私は三宮 紫穂。8歳。超度7のサイコメトリーよ」
3人は、パパッと自己紹介を終わらした。
「へぇ〜……。じゃあ次は、俺だな。
俺はさっきも言ったけど、横島 忠夫だ。GSで、ランクは特SS級。自分の事務所を持っている。それに親は、横島財閥の夫妻だ。
ま、俺はその辺りを気にしてないんだけどな。
更に現在は、数多の妖怪等を保護中でもある。俺が主任だが、多くの仕事は愛子にまかせっきりだな。
こんな主任でも取り敢えず宜しくな!」
横島夫妻は実業を成功させ、世界有数の大富豪の仲間入りを果たしていた。
「もう一度言う事になるけど……私は、机妖怪の愛子よ。かなり昔に横島クンに保護されたの。
ちなみに、私の机の中には異空間が広がってて、中は学校の形をしているからいつでも授業できるわよ?
近頃は霊力も上がってきたから、プールとか、グラウンドとかも造れたし……」
愛子の“妖怪”と、言う言葉に驚きを隠せないチルドレン。
「ね、姉ちゃんみたいな美人が妖怪!?ありえん!!もったいねーっ!!くううーっ!」
何が勿体無いのかが理解出来ない事を言う薫。
「………昔の横島クンね………」
「言うな。悲しくなる……………」
二人は昔を思い出し、ホロリと涙を流した。
「さーてと……。それじゃあ、俺ン家に来いよ?」
「「「えっ!?」」」
「俺ン家っつったて、事務所だよ。事務所は家その2って感じだからな」
「事務所っ!?」
「あ、GSってユーレイを………」
ガクリと倒れる紫種。
「え”っ!?」
「あ、紫種って幽霊苦手なんよ。だから、多分そのせいで気を失ったんやと思う」
あはは〜、と笑いながら話す葵。
「困ったな……。俺、GSだから偶に一緒に除霊して貰おうと思ってたんだが……」
「無理ね……。新しい助手でも募集するの?」
「いや、愛子と小鳩ちゃんが事務担当だし、タマモもシロも居るから一応大丈夫だろ………」
うんうんと、ひとりで頷く横島だった。
続く
すみません。今回は短いです。
そして、前回はプロローグです……。

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