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GSアシュ様極楽大作戦パート4.5





-----------------------GSアシュ様極楽大作戦パート4.5----------------------


「わははははははは!!、見たまえ我がアシ・グループが総力を挙げて開発したこの巨大リゾートを」

ここは瀬戸内海の無人島の一つを巨大テーマパークにしたアシ・リゾート。

そこに巨大遊園地、ゴルフ場、海水浴場、巨大室内プール、豪華巨大ホテル、豪華三つ星レストランetc、それはまさに世界一のリゾート施設であった。

何を隠そう芦優太郎ことアシュタロスは、世界的財閥アシ・グループの御曹子なのだ、彼はアシ・リゾートのオープンに美神除霊事務所の面々をはじめとして多くの招待客を呼んだのである、中には神様や魔族も混じっていたりした。

「ははは!ここの遊具施設は使い放題だ、面白いぞ姫、私が設計したスペシャルなやつもあるからな、みんな思う存分楽しんでくれたまえ!」

「おそらく碌なもんじゃねえだろうなアシュの設計じゃ…」

アシュの設計という遊具に一抹の不安を抱える横島。

アシュタロスはステージの上に上ると日焼けした黒い肌に白のビキニパンツをはき、そのアーノルド・シュワルツネッガーの全盛期を思わせる肉体をボディビルのポーズを暑苦しく一々決めながらリゾートの説明をしていた。

「はーっ、タイガーも大概高校生離れしているけど、アシュタロスもとても高校生とは思えないですね。」

優男であるピートはアシュタロスの肉体を感心して見ている。

「確かにあの引き締まった筋肉には憧れるの−」

上背ではアシュタロスに引けをとらないタイガーだったが、彼の力士型体型は何ともしがたい物があったのだ。

「「「「えええ?」」」」

ざざーっ、

だが、タイガーの独り言を聞いたピートと男性陣はどん引きだった。

「うーん、確かに芦君も凄いけど、でも、もう一人別の意味で高校生離れしているのがいるけどね」

同行してきた机妖怪の愛子がため息をつきながら青のワンピース水着を着込んだ横島の胸を見る。

「うん?どうしたんだ愛子、俺の胸になんかついているのか?」

だが、本人に自覚はないようだ。

横島のバストは美神に勝るとも劣らずでかい、でかい上に非常に綺麗な形をしている、全体のスタイルも長身でモデル体型、愛子のみならずこの場にいる女性の多くがため息を漏らしていた。

特におキヌちゃんは「横島さん、ちょっと前まで男だった癖になんですか、その元からの女性達を無遠慮に蹴散らすような豊満(ゴージャス)なバストは?私たちに喧嘩を売ってるんですか?そうですか…そうなんですね!」

横島の胸を見つめるおキヌちゃんの表情には影が入り、なにやら水着の懐に見た事があるような妖刀を忍ばせて危険な言葉を呟いていた。

今の彼女ならネクロマンサーの笛がなくとも悪霊が裸足で逃げ出すだろう。

「おキヌちゃん、目が据わっている、こわい…」

「くーん…、くーん…」

超感覚を持っている為、尻尾を巻いて怯えている獣ッ子二人だった。

彼女の周りにいる女性陣も皆どん引き状態だったが、おキヌちゃんの独り言にうんうんと一部頷いている女性がいたとかいないとか、例えば小○姫さまとか。

「わたしだってこの姿になる前は美神や横島以上の巨乳だったんだけどねぇ」

コギャルメドーサは小さくなった胸を手に平でくるむとやはりため息をついていた。

ちなみにメドーサの水着はブラジル水着と呼ばれるセクシー度満点な物だ。

ブラジル水着ってどんな水着なのか知らない人はお父さんに聞こう、間違ってもお母さんに聞いてはいけないよ、へたれとの約束だw

「す、凄いわねー、ここを作るのにいくら掛かったのかしら?天文学的数字よねー」

だがただ一人そんな事と無関係な事を考えている女性もいるが。

などといいながらもアシ・リゾートの浜辺は若い女性で大賑わいだった。



「くふふふ、今日のこの海岸には巨乳の大物が一杯いるだなや、ふふふ、これは釣りがいがあるというものだなや、この釣りキチ○平が全部釣ってやるだー!」

リゾートの海岸が一望出来る大岩に立って一人呟く麦わら帽子をかぶった謎の少年がいた、右手には釣り竿を握っている。

「そーれ!」

そして彼が釣り竿を振って釣り糸を飛ばすと、針は狙い違わず海岸の方に飛んでいった。


「きゃーーーーー!!」

若い女性客の絹を引き裂くような悲鳴が上がる。

海岸で遊んでいた彼女の水着が忽然と消えてしまったのだ。

突然の事にしゃがみ込む全裸の女性客、周りに男が群がってくる。

そして消えた水着は謎の少年の腕の中に出現した。

「はははは!!、まずは一匹目!おらの腕を見たか?この調子で海岸にいる巨乳の水着を全部釣ってやるだ!わはははは!」

少年は水着を握りしめ、叫ぶ。

「はははは、オラに釣れない水着はないだ!そーれもういっちょう!」

こうして次々に若い女性客の水着が消えていく、アシ・リゾートの海水浴場は大騒ぎになってしまった。

あっちなみに被害にあったのは胸の大きな女性ばかりであった。

「ふふふ、あははは、オラが狙うのは大物(巨乳)だけだ、小物(貧乳、微乳)になんか興味はないだー!」

彼の過去に何があったのか?大物?狙いを主張する釣りキチ○平であった。

「くくく!、大漁大漁!今日は大物がわんさか釣れたなや、おお!あそこにいるのは?なかなかの美少女軍団発見だなや!よーし、プライドにかけて大物水着をゲットして素っ裸に剥いてやるだ!!」

釣りキチ○平の鷹のような目に横島をはじめとした美神除霊事務所御一行の姿が映った。

とびきりの美少女揃いの一行に釣り師としての闘志を燃やす○平。

「胸の貧しい女どもは置いとくとして、まずは一人目!」

おキヌちゃんや小竜姫さまを敵に回す発言をしながら、○平は竿を思いっきり振り、釣り糸を飛ばす、最初の狙いは怖い物知らずにも美神令子であった。

そして釣り針は狙い通り美神の水着に届く。

美神の水着は消え、美神は全裸になってしまった。

「み、み、,美神さん!!」

すぐにおキヌちゃんが水着が消えた事に気付かない美神に声をかける。

「ん、どうしたの?おキヌちゃん」

「み、み、美神さんの水着が消えてしまいましたー一!!」

「な、なんですってー!」

一瞬固まる美神、そして自分の体を見る。

「きゃー!!!」

どんな悪霊を相手にしても動じない彼女の黄色い声が響き渡る。

そして被害者は彼女だけではなかった。

「きゃ!私の水着も消えたわけ」

小笠原エミのビキニ水着も消えて美神なみの大きなバストが衆目の中に放り出される。

「あああ、私の水着がー!」

冥子ちゃんの白のワンピースが

「む、な、な、なんだ?」

そしてワルキューレのビキニ水着が

「きゃー!なのねー!」

ヒャクメの水着さえも消える。

突然響き渡る女性陣の悲鳴と全裸の美女達の艶めかしい光景に大量に鼻血を出してぼーぜんと見ている男性陣。

「あんた達!み、み、みるなー!、お、おキヌちゃん早くタオルをちょうだい!」

慌ててしゃがみ込む美神たち、おキヌちゃんからタオルを手渡されると体に巻き付ける、そして男性陣を全員蹴り倒した。

「いーい!あんたら今起きた事、見た事を忘れなさい!じゃないと金を取るわよ!」

さすがの美神であった。

蹴られて昏倒した男性陣の顔は至福の顔であったという。


「ははははははは!!!、見よオラの腕の冴え!さあいよいよメインデイッシュだなや、あの長い黒髪の美少女の水着を釣り上げてみせるだなや!」

もはや、勝利は確定(何を基準に勝利なのかわからないが)とばかりに勝ち誇っている釣りキチ○平。

「ははははは!、見事な腕だな少年!」

「む?誰だ!?」

○平は慌てて声のする方に顔を向けた、そこには白いビキニパンツを着たキン肉マンが立っていた。

「はははは!、見事だ少年、素晴らしいまでの釣り技を持っているな、この芦優太郎感服したぞ」

芦優太郎と名乗るとことん怪しいキン肉マンの突然の登場に○平の表情がこわばる。

「芦優太郎だと?何者だ?」

「私このアシ・リゾートの…、まあ私の事はどうでもいい、君はあの女神のような美少女の水着を狙っているのだろう?」

アシュタロスは横島を指さす。

「そ、そうだ」

「ならば気をつけたまえ!彼女は一筋縄ではいかん、手強いぞ」

「むっ、オラに釣れない水着はない!そこで見ているだ!」

いよいよ○平は横島目がけて竿を振る、

釣り針は狙い違わず横島の水着に届こうとした時、見えない壁にはじかれた。

横島は美神達が水着を取られた時に危険を感じ、文殊で結界を作っていたのだった。

「むっ、どうしたことだ?オラの投げた釣り針があの女にはじかれたなや!」

初めて水着釣りに失敗して呆然とする○平。

「どうだね、私の言った通りだろう」

「くっ、まだ失敗したと決まった訳じゃないだよ!」

○平は次々と竿を振るがことごとく横島の周りの見えない壁にはじかれる。

愕然とする○平、彼は釣り師としてのプライドが相当傷ついたようだ。

「くくく…、こんな馬鹿な、こんな…」

○平はしばらく動く事が出来なかった。

「あれは、彼女が自分の周りに無意識に結界を張っているのだよ、なまじな霊力では突破出来ない。そこでだ取引をしないかね少年」

「君は水着を釣れれば満足なのだろう?」

「そうだ、オラは後、水着拓を取れればいいんだなや」

「ならば彼女の結界は私が破ろうではないか!」

「え?どうやって?」

「君の投げた釣り針に私の霊力を乗せて結界を突破する」

「そっただことができるのか?」

「ははは、人間になったとはいえ、元魔神だった私だ出来ない事はない!」

高笑いをする元魔神アシュタロス。

「実は私は彼女の水着を是非手に入れたいのだ!それこそどんな事をしてもだ、だが私が手に入れようとすると何故か必ず彼女にばれてしまうのだ、そして…そして地獄の折檻が待っているのだ」

遠い目をしながら○平に今までの数多くの失敗例を説明する。

「姫の折檻自体はそれはそれでいいものだが、肝心の水着は手に入らない、だが私は是非とも欲しい、彼女の肌に直に張り付いていたあの水着が!」

「○平くん!君にならわかってくれると思う!私のこの滾る気持ちが、情熱が!」

それらしい演説と大袈裟なボディランゲージで○平を説得するアシュタロス。

その演説に感動しながらうんうんと頷く○平。

「わかっただなや!おめえのその情熱良くわかっただなや!オラは感動した!」

感激のあまり涙を流しながら固い友情の握手をする二人の漢

横島のいた方向に振り向くアシュタロス。

「さあ姫!貴方のその美しい肢体を包み込んだ水着、我が物に!あれ?誰もいない…、姫はいずこに…」

「…ここにいるぞ…、アシュ!」

その地獄から響いてくるような声にアシュタロスがびくんとふるえる、そして聞こえた方向に顔をぎぎぎとゆっくり向ける。

そこには横島をはじめ、美神、エミ、冥子、ワルキューレ、ヒャクメ、その他水着を脱がされた女性達や男性陣がアシュタロスと○平を取り囲んでいた。

「い、いまのを聞いていたのかね?姫?…」

恐る恐る横島に尋ねるアシュタロス。

「うん、俺の水着が是非欲しいというところから」

かわいらしくも壮絶な横島の笑顔だった、さすがのアシュタロスが裸足で逃げ出したくなるくらいに、だがそれは叶わなかった。

「オ、オラは巨乳のねーちゃんの水着しか釣っていないだ!」

○平も叫ぶが、ごく一部の女性の怒りをさらに買ってしまった、おキヌちゃんとか小○姫さまとか。

そして

「「「「てんちゅう!!!!」」」」

横島と女性達の声が高らかに響き渡った。

「私は無実だー!まだ何もしていないーーー!!!」

アシュタロスの叫び声が空しく天に響いた。

確かにアシュタロスは企んだだけで、実行に移してはないのだが聞き入れられるわけもなく、問答無用だった。


ちなみにあまりのバイオレンスシーンの為、ここから先は中継出来ません。




数時間後、そこには元釣りキチ○平であったものと、元アシュタロスであった物の残骸が転がっていた。


「…私はまだ何もしてないのに…、だが姫の折檻は良かった…、がくっ」

……………………………………。



そして太陽は何事もなかったかのように光り輝いていた。

























あああ続くのか?続けていいのかこれ?
駄文ですが読んでくださってありがとうございます。

それにしても俺ってこんなんばっかり

へたれ

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