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GSアシュ様極楽大作戦パート3



----------------GSアシュタロス様極楽大作戦パート3--------------------


横島の級友達(男子生徒)が美少女転入生の登場に沸き返った日の放課後。


ここは横島の高校の屋上である。

横島、ピート、タイガー、アシュタロスがメドーサといた。

「へえーっ、アシュ様から噂話程度には聞いていたけど随分とかわいくなっちゃたもんだねえ、横島ちゃん」

腕を組みながら、女性化した横島をにやにやしながらまじまじと眺めているメドーサ。

ちなみに今のメドーサはコギャルバージョンであり、長い銀髪が美しい横島にも劣らない美少女である、多少目つきがきついが。

メドーサは横島の学校に転入生として入ってきたのだった。

「どういうつもりだ、一体何を考えているメドーサ?」

文殊を持ち霊波刀を出して身構えていた横島がメドーサに問い質す。

ピート、タイガーも隙なく身構えながらメドーサを睨みつけていた。

「別に、何も考えていやないさ、少なくともあんた達や人間達に危害を加えるつもりはないよ」

にやにや笑いながら余裕の表情で横島に答えるメドーサ。

「ふーん、それにしても元男だったとは思えない立派なバストだねえ、美神令子よりでかいんじゃないのかい?」

メドーサは横島に近づくといきなり横島の大きな胸を掴んで揉みしだいた。

「(あ、あん…)、な、なにをするメドーサ!?」

思わず、横島に口から甘い吐息が漏れる。

ピートとタイガー、そしてアシュタロスまでもが横島のピンク色の声を聞いて思わず前屈みになってしまう。

「「「うおおおーーー!!色っぽい!、メドーサGJ!!」」」彼らは心の中でメドーサを賞賛した。

ところで彼らは何故前屈みになるか?それは男性の神秘だったりする、そこ!深く考えないように。

さらにメドーサは右手を横島の背中に回し体を引き寄せ、左手で横島の顎を掴み、自分の顔の側に寄せる。

「ふふふ、こうするのさw」

言うが早いか横島にキスをするメドーサ、それもディープなやつだったりする。

「んんんんーーーーー!!!」

いきなりの事に声なき悲鳴を上げる横島。

「「「あんですとーーーー!?」」」

ピートとタイガー、そしてアシュタロスまでも突然のメドーサの行為に驚いて動けないでいた。

「ぷはーっ、ごちそうさま、美味しかったよ横島」

しばらく横島と口づけしていたメドーサは満足そうに横島を解放する。

その場にしなしなと崩れ落ちる横島。

「ななな、なにをするメドーサ!お前何考えてるんだ?」

立ち上がって横島はメドーサに抗議するが、メドーサは横島の抗議を無視してのたまう。

「何ってキスだよ、ふふふ、あんたとは月で熱いディープキスした仲だろうさ」

確かに横島とメドーサは月面でディープキスをしている。(注)単行本25巻参照

「だってあの時はお前が!…」

横島が涙ながらにメドーサに抗議の声を上げようとすると。

「メ、メドーサ!貴様!私の姫に何をするーーーーー!!!!なんと羨ましい、もとい破廉恥な事をーー!!!!、私でさえ姫とまだ一度もキスしてないんだぞー!!!!」

アシュタロスが血相を変えてメドーサに叫ぶ。

「ふふふ、早い者勝ちですわよアシュ様、この横島は私が貰い受けます、こればかりはアシュ様とて譲れませんわ」

メドーサ、元上司のアシュタロスへの掟破りの宣戦布告であった。

「ほう、いい度胸ではないかねメドーサ、この学校に転入出来るように細工してやった恩も忘れ私に逆らうとは、ふははは、どうやら実力で自分の分というものをわからせるしかないようだね」

笑みをこぼしながらアシュタロスの体から怒りのオーラが大量に吹き出す、今は人間の体とはいえ流石は元魔神、凄い迫力である。

「人間の学校に入れるよう手配してくれた事に感謝してますけど、それとこれとは別問題ですわ、アシュ様」

「それに魔神の時ならともかく人間になったアシュ様なら正直怖くないよ」

メドーサの体からも大量のオーラがにじみ出てくる。

アシュタロスとメドーサの間に火花が散る。

「おおお、なんだかよく分かりませんが、凄い事になりましたね」

「横島さん、もともと男の時から物の怪の類に好かれる体質じゃったが、女性になってさらに磨きがかかったみたいじゃのー」

「ああ…もういい加減勘弁してくれ、俺をそっとしといてくれ、頼むから…」

ぺたりと頭を抱えてその場に座り込んでしまった横島、愁いに満ちた顔である。

そんな横島の願いを尻目に目の前の二人はどんどん盛上がっていく。

「はははははは!姫、見ていたまえ!この勝利を君に捧げよう!!」

「なーに言ってんのさ、勝つのはこの私さ!」

二人の気が極限まで高まり一触即発の状態の中、両雄の間に割ってはいる影があった。

「その勝負、ちょっと待ったーーー!!」

「な、美神さん!」

「む、美神所長ではないか?」

「ん、美神令子か久し振りだねえ」

アシュタロス、メドーサの両雄の間に割って入ったのは美神令子その人であった。

「二人共話は全て聞いていたわ、でも二人が戦えばお互いただじゃ済まないわよ、この勝負は私が預かる、二人共引いてちょうだい、いいわね」

「それにほら横島くんがどん引いているわよ、芦君このままじゃあんた達横島くんに嫌われるわよ」

「む、それは困る」

「ふん、わかったよ、勝負は預けてやるよ、だけど美神令子、あんたにいい考えがあるのかい?」

「ふふふ、任せておきなさい、メドーサ」

アシュタロスとメドーサは美神の仲裁で戦いを一時中断した。

「くくくっ、横島くんを巡って元魔神と上級魔族が争奪戦か、これはうまく利用しない手はないわよねぇw」

かなり良からぬ事を考えている美神だった。



ここは某有名コミケ会場である。


数日後に大きな催し物を控えているのだが、前回の時に大きな霊障が起きて多数の怪我人を出す大事故が起きていた。

その原因は大勢のオタク達の負の残留思念、長年蓄積されたオタクの怨念の波動が会場に渦巻をいて、時に巨大な霊団を作ってしまったのだ。

たかが残留思念というなかれ、多くのオタク達の負の情熱から生まれた残留思念は一流のGSといえどそう簡単に払う事は出来ない。

さらにネクロマンサーの笛もそれほど効果がない上にメチャクチャしつこい、残留思念はGSにとって最悪の相手なのだ。

今、その危険なコミケ会場を縦横無尽に飛び回る少女がいた。

その少女はトラ皮のビキニに頭にツノを生やしている、しかもブラジャーは霊団に外されて上半身裸であった、一応腕で胸を隠してはいるが。

そんな横島の姿を一目見たアシュタロスは例のごとく横島に飛びかかって行ったが、あっさりと横島にKOされた、なにやっとるんだこの元魔神は。

「あああ、何で俺がこんな格好して霊どもから逃げ回らなきゃならんのだ?ここは美神さんが囮になるのがあるべき姿なんじゃないのか?」

「……でも美神さんは俺が男に戻ったらキスしてくれると言うし、それはそれで美味しいし、あああ…わかってるよ、頭ではわかってはいるんだ…、目の前の餌につられる俺の、俺の馬鹿野郎ーーー!!!」

横島痛恨のコスプレ姿であった、その彼女の後ろからはオタク達の残留思念が巨大な霊団をつくって凄い鼻息で追い回していた。

「あああ、此奴らしつこい!霊波刀で切っても手応えないし、文殊もあまり効かないし」

そうぼやきながらその霊団に横島は捕まる寸前の所で避けまくっていた、さすが逃げ足だけは男だった時と同じで超一流である。

その必死に逃げ回る横島を見ながら「横島くん、頑張って逃げてねー!」

「横島さーん、がんばってー!」

「センセー、かわいいでござるよー!」

「なんで霊団が横島を追いかけるの?、なんで鬼ごっこなの?、本当に人間の考える事はわからないわね…」

美神とおキヌがシロが脳天気に横島に声援を送る、タマモは不思議そうだ。

「みんな勝手な事を、ちくしょー!なんだかとってもちくしょー!!」

さらに泣き言を言いながらも必死に逃げ回る横島、霊団はさらに大きくなっていく。

「さて、そろそろいいかしらね、芦くん、メドーサ出番よー!」

「ふふふ、遂に真打ち登場か、姫、今貴方の騎士が助けにいくぞ」

「横島を助けるのは私さ、アシュ様はそこで見ているといいのさ」

「頑張ってよ二人共、ここで活躍した方が横島くんに気に入られるわよ」

「任せておきたまえ、これで姫の心は私のモノだ!」

「ふふふ、横島のハートを射止めるのは私の方さ、まあじっくり私の実力を見せつけてやるさ」

そう言うと凄まじい勢いで霊団に向かうアシュタロスとメドーサ、二人の体からは巨大なオーラが吹き出している。

「この世と姫に仇なす者たちよ、私と姫の為に成仏したまえ、むうん!」

アシュタロスの手が光輝き霊波砲が発射される、それは散弾となって次々に霊団の霊を消滅させていく。

「わはははは!見たまえ姫、私の強さを、どうかね惚れ直しただろ?わはははは!!!」

「おお、さすが元魔神!凄い威力の霊波砲だわ!」

改めてアシュタロスの強さに感心する美神。

「ふふふふ、嫌だねえ、現実の女の子にもてないはけ口を二次元の女に求める奴らなんてさ、迷惑だよ!さっさと消えてなくなりな!」

ちょっ、メドーサ!それは禁句だ!ダメージを受ける人が結構いるぞ!←注)作者の突っ込みです。

「ふん、そんな事私の知ったこっちゃないよ」

「それ!消えてなくなりな!」

メドーサもまた霊団に猛攻撃を加えていく。

元魔神と上級魔族の攻撃力は凄まじくあっという間にトラ皮ビキニの女の子に群がっていた霊団は退治された。

「いやったー!!!さすがねー!」

「凄いです、二人共!」

美神とおキヌが霊団を殲滅させた二人に拍手を送る。

「さあ、次はこの衣装よ、横島くん」

美神はトラ皮ビキニから今度はプラ○スーツなるものを横島に着せた。

「さあ、横島くん頑張って行ってきなさい」

美神は○ラグスーツを着せると会場の中に押し出した、たちまち出てくる先ほどとは違った霊団。

「ちょっ、み、美神さーーーん!!」

慌てて逃げ出す横島だった。

そんなこんなでもはやコミケ会場は横島のワンマンコスプレショーとなっていた、観客は誰もいないが。

横島がコスチュームを着替えるその度に霊団が横島を襲いアシュとメドーサがその霊団を殲滅していく。

という事をこのコミケ会場で何度も繰り返した。

二人の霊波砲でもはやコミケ会場の壁も床も天井もぼろぼろである。

まあ、そんな事は美神には関係ない事であるが。

「ほほほほ、使える、この手は使えるわ、なにしろ道具がいらないからぼろ儲けだし、こうなると横島くんを男に戻すなんてもったいないわねー!」

ヨコシマンの時と同じ思考である、わかってる事ではあるが、やはり美神は鬼であった。

というわけですたもんだの大騒動の結果、アシュタロスとメドーサの勝負は最終的に引き分けに終わった。

これは横島が二人を猛烈に拒否した結果である。

二人共残念そうな顔をしていたが。

「「あー、暴れた暴れた!ストレス解消!凄く面白かった!(よ)」」

除霊後のアシュタロスとメドーサは爽やかな笑顔だったという。
















マジ、もう続きませんw
あああっ、いいのかこんなメチャクチャな作品投稿して…

UGさんネタかぶりごめんなさいw

こんな壊れ作品でも読んでくれた皆様に感謝を…
続きを読みたいと言われて本当に嬉しかったです、ありがとうございます。
でも、続きがこれです…あああっ

へたれ

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