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未来予想はいつも晴れ!





―――月日の経つのは早いもので、あたしたちも小学校を卒業することになった。

春休み明けには東野やちさとちゃんたちと同じ中学校に進学することになっている。


あたしたちの波乱に満ちた学校生活もひとつの節目を迎えたと言うことで、

昨日は局長の命令でBabelを挙げて盛大なパーティーが開かれた。



そうは言っても、いつものごとく、内輪だけのパーティーではあるんだけど。

そして、いつものメンツが集まってのパーティーで、なにかが起こらずに進むわけもなく、

幾ばくかのトラブルがありつつ盛り上がったのは言うまでもないことだ。

ばーちゃんが皆本にからむのに始まり、賢木センセイがあたりかまわず口説き回る。

柏木さんは局長に酔って絡んでいるし、ナオミちゃんたちは相変わらずのドツキ漫才を繰り広げている。

初音は食べ物にがっつき、明はそれをおしとどめつつ、タッパーに食べ物を詰めている。

・・・皆本もそうだけど、なんかますます所帯じみてきたような気がするなあ。

あたしたちの教育が行き届いて居るとも言えるけど、少し反省。






まあ、そんなこんなで昨日のパーティーはいつものように大騒ぎして、盛況のうちに終了したと言うことだ。

パーティーでのトラブルについてはまた機会があったら語ることにする。

ともかく、一夜明けて、皆本はばーちゃんやら、受付嬢のふたりやらにさんざん振り回されて、

(追記:薫ちゃんも、祝いの日だからって言って一口だけ飲んだシャンパンの勢いで、いつも以上にからんでたけどね by紫穂)

二日酔いでダウン。

そんな具合で監視の無くなった今日、あたしたちは、ある重大な案件について話すべく、カーテンを閉め切った個室にいるのだった。





まぁ、いつものリビングなんだけどさ。こうした方がなんか感じ出るじゃん?



「薫?なにぼさっとしとるのん?」


「暑いならカーテン開けるけど・・・」


おっと、まずいまずい。

「いや、ワリィ、昨日のパーティー気分がまだ抜けないみたいでさ。」


改めて二人に向かい直す。大事な会議なんだしシャキッとしないとな!


「ん。ほんなら本題にはいるけどええな?紫穂もええな。」


「ええ。周辺にも人の思考は感じられないわ。私たちの住居だし、そのへんのセキュリティは万全ね。」
(注:正確には皆本宅である)



「よし、それじゃ早速始めようぜ。議題は―――――――













―――――――――――あたしたちの世界征服について。」
















         未来予想はいつも晴れ!・・・あるいは可憐な午後のひととき。















『わたしの夢は世界征服です。

地球最強の私たちが、地球を自分のものにするのは当然です。

いまみたく誰かに命令されるのはどー考えてもおかしいと思います。』


『今バベルで働いているのはその日のためにいろいろ勉強するためだ。

あと、お金もいる。』


『…ということらしいので、つきあっちゃおうかな。』










あの日の誓い(?)から2年。

思いは未だついえることなく、その日のために着々と力を蓄えている毎日だ。


目標としている10年のうち早2年―――――――
そろそろ具体的な考えを打ち出し、動き出すべきだと考え、今日会議の場を設けたというわけである。



皆本たちにはもちろんナイショ。だって女の子だもん☆







「んで、薫―――――――――――ぶしつけで悪いんやけど。」


「ん?なんだよ。」


「世界征服ってどうやるんや?」





「うぇっ?」






どうやるって…

そりゃお前…








「し、白い家(仮称)を襲撃するとか?」


「襲撃成功したらどうするのかしら?」


「せ、世界の実権をよこせーーって言う。」


「どうやって?」


「ど、どうやって?って・・・そりゃ口でに決まって」


「英語しゃべれないじゃない。あたし達。」


「あ」


「それにコメリカの権利もらってもウチらにうまみあるか?」


「むう・・・ナスベガス(仮称)に豪邸でもおったててスッゲー!姉ちゃんをはべらして暮らす!!とか?」




「「それで喜ぶのは薫(ちゃん)だけや(よ)」」


「ぐむむむ・・・じゃあコレはボツかぁ・・・。」


「映画のイメージに左右されすぎなんちゃうのん?」


「大統領がたったひとりで反撃してきそうよね。」





二人とも言いたい放題言いやがって・・・。
でも確かにコメリカ襲撃はリスクの割にリターンが少ないようだ。





「だーっ!わかったよわかったよ!



じゃ、じゃあ・・・日本の首相官邸を襲撃する!これはどうだ!」




「ずいぶん規模が小っちゃなった気はするけど、まあ仕方ないな。ウチらの活動場所って日本やし。」


「でも、この案も、襲撃した後はどうするの?」







「そりゃ声高に叫ぶのさ。






『休みをよこせ!!!』」







「うわ!スケール小っさ!!!!」

「ある種壮大なストライキね。」




「これは成功するんじゃん?なんてったって国のトップが人質だしー。」



「んー。」

「(ポリポリ)」


…なんかバカにしたような目で見られてないかあたし。
ポッチー食ってる奴いるし。



「まあ、要求のことはさておいてやな、大きな問題があるで。」

「ん?問題?」


「(ポリポリ)」




「ウチらがそんな派手なこと日本でやったら…」


「やったら?」


「皆本さん達が総出で止めに来るわね。(ポリポリ)」


「う゛っ!!」


「まあ、力ずくで押し通れんこともないけど・・・うちはパスやなー。あ、煎茶入れるけど飲む人おる?」


「皆本さんに恨まれるような手段は避けたいわよねー・・・コーヒーもらえるかしら?」


「煎茶や言うとるやろ!」


「そう言いつつ最後には煎れてくれる葵ちゃんが大好きよ?」


「う・・・かなんなぁホンマ・・・」


「うぐぐぐ・・・・」


「薫ちゃんお腹痛いの?」




「ちげーよ!!そして優雅なティータイムにすんなよ!

葵!!」


燃える瞳でドリップマシンに湯を注ぐ葵を見る。



「なんやのん?」







「あたしにはココアくれ!!」


「なんでやねん!!しかもあんたら注文バラバラやないの!
お茶っ葉がもったいないわ!」



「それでも煎れてくれるお前が好きだぜ!?(バチーン☆)」


「まったく同じになぞられたら褒め言葉もありがたみ0%やわ!これがホントの二番煎じやな!!

上手いこと言ってしもたウチ!!」






「(ポリポリ、んく)・・・会議はどうなったのかしら?まったく、二人ともすぐに脱線するんだから・・・。」



「(こ、こいつ・・・!)」


「(自分が一番先に脱線した癖に・・・!)」










閑話休題。









「んなこと言ったってさー、コレ蹴られたらもう手がねーよー。」



「ふ、ふたつしか考えてへんかったんか・・・。」


「違うわ葵ちゃん、対象が違うだけで、薫ちゃんの腹案は実質『襲撃→掌握』のひとつだけよ」




「んだよー。それじゃあたしが考えなしみたいじゃん。」


「「・・・・・・。」」



「そこで黙るなよー。

覆面とかつけてりゃ大丈夫なんじゃね?あたし大仏とったー。」



「超能力出した時点でモロバレや思うんやけど…。」


「そうでなくてもある程度以上の力を出したら、リミッターからバレるもんね。

かと言って外したら即、皆本さんに連絡が行くし。」




うっ・・・痛いところをついてくるなあ紫穂。

毒舌っぷりもこの2年で上がっ



「薫ちゃん、何か言ったかしら?」



キレイになったよな。紫穂。

ミステリアスな魅力っつーの?



「あら、ありがとう。」






「?紫穂、接触感応能力サイコメトリーで話を飛ばすのやめや。流れが全然わからへん。

―――――――で、結局これもボツかいな?」



「え――――――――――――っっっ!!」



「仕方ないわよね。」




―――――ごろりとソファーに身を投げ出す。




「もう襲撃する所なんて思いつかねーよー!」


「とりあえず、襲撃っちゅー物騒な考えからいったん離れへんか?」


茶をすすりながら葵がすまし顔で言う。



「というか―――――私たちが最終的にどういった形におさまるべきか、

それを再確認した方がよくないかしら。」





形?・・・どういうことだ?混乱中のあたしを見かねて葵がフォローしてくれる。




「『世界征服』の言い出しっぺは薫やろ。

最終的にどうすることが世界を征服した証になるんや?」



「???」

小難しい言葉は苦手なんだよ・・・





「まだ言い方が難しいか。世界征服して何をしたいんや?

それを確認しようって言っとるんや。」



「ん〜〜〜〜、あたしとしては、地球を丸ごと手に入れたい、

っていうよりは、もっと自由になりたいってのがあるんだよな。」



「ほうほう。」



「BABELの仕事自体には特に不満もないんだけどさ、どうしても便利屋扱いは否めないって言うか…。

それに、桃太郎の件とか、あたしらの裁量じゃどうにもならないことってのはあるよな。

あたしたちの超能力を使ってるのに、上層部の考えで使い道を決められるのは気に入らないっていうか・・・。」



「薫がまともなこと言ってる…。明日は雪ちゃうか・・・。」




「だ――――――――っっっっ!!

バカにするならもう言わねーぞっっ!!」






腰を浮かしかけたところを、紫穂にやんわりとたしなめられる。


「まあまあ、薫ちゃん。落ち着いて。」


「でもさ・・・!」



紫穂は穏やかに微笑みながら、先を促した。


「一番肝心な理由を言ってないでしょ?・・・ね?」


「む・・・。」


「なんやそれ?」



こういうとき、接触感応能力者サイコメトラーはズルいと思う。あっさりとこちらの心に隠していたものを引きずり出す。

能力云々というより、紫穂だからこそという気もするが。





「あうう・・・。」

「なんかあるんなら早よ言った方が楽やで?」

「ふふふっ。」



顔が熱い。でも、どのみち紫穂には読まれてるしなあ・・・

ええいままよ!



「えっと、皆本がさ。」

「皆本はん?」



「うん。このままずっと任務をこなしてても、あたしたち、部下と上司の関係のままじゃん。

ばーちゃんもいろいろとアプローチ仕掛けてるけど、皆本はあのとおりのカタブツだからさ、

最終的には年齢差よりかはそういった関係が障害になる気がするんだ。」



「・・・なるほど。」

葵は考え込むように頷いている。



「だからさ、部下って立場をどんな形でもいいから一度崩せないかなってさ・・・」

「薫ちゃん・・・顔まっかよ?」


「ほんまやな。」


「う、うるせーっ!」







あたしたちは変わった。この二年間で。




小学生から中学生になって、思春期と呼ばれる時代に入っていく。

背が伸びた。

超能力もどんどん強くなっている。

でもそんなのは些末事だ。






――――――あたしたちは、あれから2年間分、皆本への想いを貯め込んだ。


皆本は2年前と変わらない笑顔で、

2年前とは比べものにならない力強さで、

あたしたちをサポートし、守ってくれている。




きっとそれは、この先も、ずっとずっと変わらない。

それは涙がこぼれるほど嬉しいことでもあるけど、

きっと、寂しさを感じることでもあるに違いない。




変わりたくない。

変わりたい。

この関係を守りたい。

この関係のままじゃいたくない。



相反するふたつの心。




きっと葵と紫穂もふたつの心をもっているだろう。

あたしたちは性格こそ似ていないけれど、どうしようもなく似たもの同士なのだ。



不運としか言いようがないほど、

アイツに惚れ抜いている、という点において。

この想いはこれからも強く変わり続けていくだろう。





だから―――――――――












「ううう」


「薫ちゃんの気持ちはよく分かったわ。葵ちゃんはどう?」


「ん。一理あるわ。あまり近い位置に居すぎるのはよくないってのはわかる。

でも、部下っちゅー立場をやめるにはBABELを出ていくわけやんか。

やっぱり、皆本はんと別れ別れになりたいとはちょっと思えへんなあ。」


「うう、そうだよなあ。」



あたしだってできるなら今のこの関係を失いたくはない。

皆本のそばが、あたたかくて心地よいのは、他の誰よりもあたし達が知っていることなのだから…












そんな乙女の悩みを、打ち砕いたのは、やはり乙女だった。









「――――――じゃあ、こうしましょ?








皆本さんを拉致して、サクッと独立するの。」










「「ど、独立?」」




「そう、名義は何でも良いわ。探偵でも、何でも屋でも、実質今も、大規模災害から国事に関することまでなんでもやってるしね。

BABELを通して請け負うんじゃなくて、私たちが自ら仕事を選んで、請け負うの。」




「な、なるほど・・・。」

「BABELのバックアップなしでやってけるかいな?」


「そのために仕事を選り分けるのよ。手に余るような大災害には、BABELから要請があるでしょうから、

その際には提携するかたちで請け負えばいいわ。」


「そうか、あくまで独立は独立、全ての接触を断つことやないんやな。」


「でも皆本ついてくるかな?それに独立の許可だって・・・。」


「あら、



別に正攻法でやるとはいってないけど?」








すざっ



紫穂から湧き出る負のオーラに押されて葵とあたしは二歩下がる。




そして紫穂は葵を指さし・・・



「らち」



自分を指さし



「じんもん」



最後にあたしを指さした



「どうかつ」













「大丈夫、私たちが『おねがい』すればどんな人も最期には折れるはずよ?


・・・3日もあればね?」



無邪気な微笑みでそうしめくくる。










「なぁ、葵・・・。」

「なんやのん。」

「紫穂と同じチームで良かったよな・・・。」

「同感や・・・絶対敵に回したらアカンタイプや。」








「表向きはBABELからの出向っていう形でもいいかもね。皆本さんも上からの命令には弱いでしょうし。」


「なるほど、つまりBABELのトップを押さえてしまえば・・・。」

「あとは煮るなり焼くなり・・・ってわけやな」







「そういうこと。


薫ちゃんの言う『世界征服』とは少し方向が違うけど・・・、


まずは、私たちの『世界』を広げることから始めましょ?」



涼しい顔で、紫穂がつぶやく。
心なしかその表情はオモチャを見つけたときのように輝いて見える。



「BABELの掌握か・・・おもろそうやん?

独立に備えて、経営学も少しかじっとかんとあかんやろな。」


葵がメガネを押し上げる。こちらも少し頬が上気しているようだ。



そして、




「よっしゃ!やってやるぞー!

目標!3年以内のBABEL攻略!」



あたしも今、満面の笑みを浮かべているのがわかる!










あたしには、超能力ちからがある。


すべてを守り、敵を砕くための力。


あたしには、夢がある。


世界をあたし好みに変える、自分勝手な夢。


そしてなにより、あたしには、仲間がいる!


こんな馬鹿なことにも全力で付き合ってくれる、最高の友達。


こんなに恵まれた環境で、夢が成就しないわけがない!




「行くぜっ!世界征服!


―――――――――――――の一歩目!」



「「おー!」」







がちゃり。














「んー、何騒いでるんだ?」





ばたばたばたばたばたっ!!





「「「お、おはよーございます。」」」




「?

こんな昼間からカーテン閉めて何やってるんだい?暑いだろう。」




「ま、まあそれはやな・・・」


「ど、どうでもいいじゃんか?」


「乙女の秘密よ?」




部屋着姿の皆本はいぶかしげにこちらを見つめる。



「・・・またよからぬ事を考えてたんだろう。

おっと、もうこんな時間か。君たちご飯は?」


「さっきピザを取って食べたわ。」


「またカロリーの高いものを・・・、まあ済ませたならいいや。

もうすぐ出かけるから準備して。」


「どこへ行くんや?」


「服屋だよ。君たちも春から中学生だ。指定されているブレザーがあったはずだから、買いに行こう。

ついでにご飯の材料もね。」



「お!服買って、ご飯の買い出し!そして手料理!

デートの定番コース?ヤバイよヤバイよ?早いよ?この変態!」



「誤解を招くようなことを叫ぶんじゃないっ!」


「そうよ薫ちゃん?下心をそのまま認められるわけないじゃない?

皆本さんだって健康な男の人なんだもの。ねえ?」


「うわっ皆本はんヤラシッ!・・・でもウチ、皆本はんなら・・・。」


「紫穂っ!いい加減なことを言うんじゃないっ!!

葵も真に受けるんじゃない!この調子じゃ出発できないだろーが!




まったく・・・いつまでたっても子どもなんだから・・・」




























「な、なんだよ?3人ともニヤニヤして?僕の顔に何か付いてるかい?」












油断してればいい。


わたしたちをまだまだ子どもだと侮っていればいい。


その間に、あたし達は皆本をゆっくりと侵略する。


愛情という名の毒が全身に回るように。


気付いたときには手遅れになるように。


侮った代償は、一生を懸けて償ってもらう。





「さ、行こうぜ!」

「今日はカレーがええな!」

「ポッチー買い置き切れてたわね。」

「おいおい、待て待て、僕が着替えてないんだよ!」







あたしたちは何にでもなれる。

どこへだって行ける。

ならば、

何だって出来るだろう。

――――――――誰かの隣に居続けることだって。共に生きていくことだって。



さあ、行こう。

夕日の向こうの明日へ。


・・・・・・4人で、ね。









(了)
















後日談。
とある秋晴れの日の午後







「なあ、ところで、BABELのトップって誰?」


「それは・・・局長なんちゃうのん?」


「でも局長不二子さんにアタマ上がらないわよね。」


「それなのに『局長』?」


「そもそも局長ならなんもせんでもウチらの言うこと聞いてくれそうやけどな。」


「不二子さんは不二子さんで私たちの協力してくれそうだしねー。」


「うーむ、その辺のことを局長から洗いざらい聞く必要がありそうだな。」


「そうやな。」「そうね。」















「ぶえっくしょーイ!!」


「大丈夫ですか、局長?」


「うむ、すまんネ柏木君。何か急に悪寒が・・・。」


「それはそうとやはりお考えは変わりませんか?」


「うむ!当たり前だヨ!

特務エスパー特殊護衛部隊『プロジェクトA』

その設立は現状での最優先項目なんだヨ!!!」


「前身のAチームではダメなんですか?」


「甘い!甘いヨ柏木君!!

彼女たちも中学生、思春期と呼ばれる歳だヨ!!

なればこそこの時期に妙な虫をつけるわけにはイカンのだヨ!!!

やらせはせんっ!!やらせはせんぞおおおおおおっっっっ!!!」


「落ち着いてください局長っ!誰か!誰かーっ!!」


「動く奴はスケコマシだーっ!動かない奴は訓練されたスケコマシだーっ!!!」







BABELが彼女たちの手に墜ちる日もそう遠くない―――――――――――かも知れない。
長らくご無沙汰しておりました。

祝・絶チル10巻ということで単行本を読み返してみたところ、ひとつ思いついた話を書いてみました。

世界征服って夢を集中連載時にブチ上げているものの、彼女らの中にその思いは未だ根付いているのかなあ、と。

あれから皆本との関係もいくらか進展が見られ、新キャラも続々と登場し、薫達3人の心情も

将来の作文を書いたときとは全く変わってきていることでしょう。

そういったところと折り合いを付けつつ話をまとめようとしたらいささか強引になってしまいましたort

なんにせよ、椎名ワールドは着実に広がっているようです。

この勢いでサンデーの看板作品になって欲しいものですね。




相変わらず拙い作品ではありますが、読まれた方の心に少しでも感じるところがあれば幸いです。

また折を見て投稿できたらと思っております。

乱文失礼しました。

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