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tea break 〜 絶チル 91st sense.より 〜

※ 「絶対可憐チルドレン 91st sense. 面影(3)」(07/28号)
 のネタバレが含まれています。未読の方はご注意下さい。

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「私――あなたに追いついてきたんじゃない?」

 一ヶ月後にはキャリーの精神が肉体に追いついたようですが、その三年後の現在ではまた子供の頃の精神に逆行してしまっている様子。教授らの予測に反し、キャロラインとの人格の統合に失敗したという事でしょうか。現に両者は別の人格として共存しているように見えます。
 統合失敗の原因はやはり皆本の存在が大きかったのではないでしょうか。生まれた時から皆本と共にあったキャリーと、そうでなかったキャロラインとでは、皆本への強い好意という点において人格的に大きな隔たりがあり、キャリーがキャリー個人の消滅を恐れ拒んだ事もあって統合に失敗。しかし、キャリーがキャロラインの人格を吸収して成長してきた事を受けてキャロライン当人も目覚めつつあり、一つの肉体に二つの精神が同時に活動するような不安定な状態に陥る。このままでは精神に異常をきたす恐れもあり、賢木の協力の下、どちらの人格も切り捨てる事無く、キャリーもキャロラインも一つに肉体に安定して存在できるよう手術を施した結果、今現在の状態に落ち着いた。おそらくはこのような展開になるのだと思います。

 一方で、それはそれとして、「NASAの技術によってアンドロイドの身体に意識を移す事で、キャロラインから独立した存在となったキャリー」なんてものを何故か想像してしまいました。ミソッカス、フミさん、マリア、テレサに続く新たなロボッ娘が! とか、ボディは大人バージョン、子供バージョンの二種類あり! とか。……すいません、妙な電波を受信してしまいました。

 ともあれ、キャリーが現在の状態に至る経緯、如何なものでしょうか?

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