- No.1
- 夏みかん
- 2009-11-01T17:13:36
- 賛成
赤蛇さんがチャットで構想を披露されたときから、震えながらお待ちしていました。期待違わぬ戦慄の問題作の完成ですね。
チューブラーベル自体の描写は間接的でグロにはならず、独特の流麗な文体はいつも通りです。
また美神さんとチューブラーベルの共生関係を姉と弟という形に例えたことで、美神さんの心情が理解しやすくなっていると思います。
普通なら誰もが明るさを求め、闇から逃れることを願うものです。
タイトル元ネタの映画では、盲目のヒロインが盲目であることの利点を生かし、窮地を脱するための「暗くなるまで待って」でした。
本作では、表面的には腹を空かせたチューブラーベルのための「暗くなるまで待って」のようでも、GSとして闇を払うべき美神さんが魔物に霊力を与えるのを生の目的としているかのようにも見え、GSとしての彼女は仮初めであるかのような、そんな逆説的な「暗くなるまで待って」だと思いました。
また楽しい作品をお待ちしています。
mente
- No.2
- UG
- 2009-11-01T21:58:56
- 賛成
|д゚).oOさびしん(ry
と、お約束のネタはこのくらいにしておいてw
投稿ご苦労様でした。
チャットでアイデアを聞いた者としては、こんな風に落ち着いたのか・・・と、
良い意味で期待を裏切られました。
悲しく、未来への展望もないけど、強さを感じる素敵な美神さんです。
もっとドロドロな話を想像していたのは内緒ですが(ノ∀`)
mente
誰にも言わず、頼らない形で秘密を持つことで心のバランスを取ろうとしたのか、あるいはそうまでして平静を保とうとするほどに傷は深かったのか。
あえて簡単な構図に貶めてしまうとするならば、心の隙間を埋める代償行為に過ぎない訳ですが、ここに至った心理を思うと実に面白いです。
mente
- No.4
- 蟇蛙を高める時間
- 2009-11-04T22:19:47
- 賛成
好きです、こういう話。
ボツバージョンのデミアン編も読みましたが、私はこちらの方が良かったです。
GS美神の世界観では、魔族と人間の間の垣根は低くはないけれど高すぎるわけでもないと感じられるので、デミアンと美神だとなくもない組み合わせかなー、と。お互いに意思のやり取りも出来ていますし。
チューブラーベルの場合は、美神が一方通行で愛情を注いでいるだけで、その異常性をはっきりと美神が認識しながらも現状に幸せを感じているところに胸を打たれます。
mente
- No.5
- カヤマ
- 2009-11-08T15:25:08
- 賛成
一人きりの部屋、暗闇に浮かび上がる美神さんのセミヌードと、背中のチューブラベルの絵面が、色っぽいと思いました。クリームシチューの例えが、みょうに感覚的で印象に残りました。読んでる間、もっと怖いオチかと思ってどきどきしていましたが、そうでもなくむしろ爽やかでした。面白かったです。
mente
- No.6
- 赤蛇
- 2010-01-08T02:03:44
- 中立
>夏みかんさん
チャットではいろいろとアイデアをいただきました。ありがとうございます。
もうちょっと違ったアプローチもあったかもしれませんが、とりあえずこんなところに落ち着きました。
元ネタの映画を知っていてくださって嬉しいです。
夏みかんさんの言う通り、内容は逆説的なものになりましたが、何か次に繋がるヒントがあるかもしれません。
>UGさん
実はまだあきらめていなかったりしますw
ま、それはおいといて、今回はこんな風に落ち着きました。
そんな、私がドロドロな話なんて書くわけがないじゃないですかw
>akiさん
はたしてそこまで彼女を追い込んだ理由とは何か。
そこに至る心理は深く考えてはいないんですが、突き詰めていくのも興味深いです。
なんかこう、別の形で昇華させてみたい気もしますね。
>蟇蛙を高める時間さん
そうなんですよ、あくまでも一方通行の愛情で、それに応えているかどうかは別なんですよね。
ある意味狂ってしまっているとも言えるわけですが、こんな関係もありうるかと……
出会いさえあればデミアンは充分にあり、なんですがw
>カヤマさん
暗闇に浮かび上がる美神さんのセミヌードはですね、頭の中でねっとりとしたカメラワークで撮りましたw
もうね、何度リテイクを出したか数えられません。
逆に、クリームシチューの例えは映像には出来ないんですよね。そこのところが書いていて面白かったです。
mente