展開予測掲示板

　古きよき時代はやがて過ぎ、思い出だけがその手に残る。
　二人が出会った小さな奇跡。そして、確かな記憶の欠片……堪能させて頂きました！
　昭和の香り漂う心地よさとともに……賛成票を。

昭和の終わりに無くなっていた都会の宿り木のような駄菓子屋が、夏の陽炎のように蘇るとは。しんみりと来ますね。
霊能者が二人居たからこそ、都会の片隅に一瞬現れた迷い家のようなものなのでしょうか。
縦糸としての横キヌ要素、締めくくりでは過去の回想であることを明かす構成も含めて堪能させて頂きました。

あいかわらずの丁寧な文章に、ひとつひとつの情景がくっきりと目に浮かんできます。
だからでしょうか？　吊り下がった風鈴がちりーーんと鳴った瞬間に、読んでいたわたしまで、コンクリで壁を塗られた駄菓子屋さんの店内に立っているような気持ちになったのは。

駄菓子屋さんのこと。
家が昔、定年退職した祖父の趣味で、駄菓子屋さんを営んでいたわたしにとって、後半の場面はひときわ懐かしい光景でした。そんなセピア色した想い出の風景の中に、大好きなふたりがいると思うともう、それだけでうれしくなってしまいます♪　おキヌちゃんとお手玉した子供達の中のひとりは、もしかしたら昔のわたしだったのかも。そんな気持ちで楽しんでました♪

残留思念のこと。
ふと思い出したのが、「マヨヒガ」という名前です。山で迷って疲れ果てたひとの前に現れて、ひと晩のもてなしと、ひとつのおみやげを持たせてくれる、そんな昔話。おキヌちゃんの指にぴったりだった指輪も、きっと偶然そこにあったわけじゃなくて。亡くなったお婆さんと、取り壊されてしまった駄菓子屋さんは、もしかしたら当事の空気を引き連れたまま、現代の「マヨヒガ」になったのかもしれませんね♪

出てくるみんなのこと。
おキヌちゃんがかわゆいです♪　もうすっっっごく、かわゆいです♪　恋する乙女全開ですね♪　こんなにかわゆいおキヌちゃんだからこそ、あの駄菓子屋さんに呼ばれたのかもしれませんね♪
それに、美神さん。すっかり大人の女性って感じでカッコいいです♪　おキヌちゃんと横島君を見守る様子に、大人の風格を感じてしまいました♪
横島君は、セリフからふるまいから、ああ、おキヌちゃんを大切にしてるんだなあって、ひしひし伝わってきました♪　お婆さん証言の、おキヌちゃんが倒れた時のあわてっぷりがナイスです♪

そんなこんなで、いろいろ感じました。懐かしかったり、楽しかったり、ちょっと切なかったり。夢中になって楽しませていただきました。
謹んで、一票です♪´ヮ`ﾐっ【賛成】

懐かしい昭和の風景ですね。

私も駄菓子やで遊んだものですが、今となってはほとんど覚えてません。（；＾＾）
銀玉鉄砲と模型の飛行機ぐらいかな。
ゴムを巻いて飛ばす飛行機は、けっこうよく飛んだ記憶があります。

それはさておき、甘々なおキヌちゃんの話、ごちそうさまでした。（＾＾）

そう遠くはない昔、確かにあった楽しい思いでと共によみがえった駄菓子やに迷い込んだ二人の物語。
過去と未来を繋ぐ風鈴は、しっかり二人の今を彩っている。
しっとりした、それでいて嬉しくなれる物語を、どうもありがとうございましたー。

懐かしい駄菓子屋の風景。けどそれは、現実のものではなく…
というのがなんともGSらしいですね。
その場所を舞台にした、横島クンとおキヌちゃんのやりとりも実によかったです。
楽しませていただきました。

降る雨や　昭和は遠く　なりにけり

夏の日差しの眩しさに、そして二人の姿に目が眩みます。
時の彼方に消えた駄菓子屋の思い出も、しっかりと胸の内に残っていたのが嬉しく思います。

七十年代生まれにはガード不能なお話ですねえ（笑
夏のどこか妖しい雰囲気と、駄菓子屋という空間の持つ郷愁とが、
今はもうない場所の幻を立ち上げるのに
これ以上ないというくらいにはまっております。
いや、楽しませていただきました。

遅いコメント失礼します。ＴＹＡＣでございます。

ほのぼのとしたお話なのに、目頭が熱くなってくるのは何故だ？！
これが郷愁。もう戻れない処……
でも皆前に向かって行くのですね？！今までとこれからを抱きしめて。
きっとこの２人も……
御馳走様でした。

読み応えのある投稿ご苦労様でした。
遅まきながら賛成票を入れに来ましたｗ
作中の駄菓子屋に、ミリンダを飲んでいたガキの頃を思い出し妙に懐かしい気になります。
それなのに前後を囲むは私のアレ過ぎる話(ノ∀`)
大変失礼いたしましたorz