サクラの記憶(絶チル)
投稿者名:ちくわぶ
投稿日時:(06/ 4/11)
桜。
バラ科のサクラ属のうちの一群であり、おおむね落葉高木。
春になると淡紅、白などの美しい花を咲かせ、日本の国花とされている。
『花見』という風習に代表されるほど桜が人々に親しまれているのも、わずかな期間に一斉に咲き誇る壮麗さと、やがては全て舞い散ってしまう儚さが人々の心を捉えるからなのか。
それだけに、桜にまつわる出来事は特別なものとして残ることが多い。
鮮やかに咲き誇り、そして舞い散る桜にはどんな記憶が隠されているのだろう。
ザ・チルドレンを始めとするバベルのエスパーチーム達は『互いの親睦を深め連携を強化する』という名目で、合同で花見をすることになった。
とはいえ、その実体はどんちゃん騒ぎ以外の何物でもないわけであるが。
空は快晴、花は満開。日差しは温かく、穏やかな風。まさに最高の花見日和だった。
「奥義、サイキック北斗○拳っ!!」
明石薫が指先でビールの瓶を突いて『お前はもう、開いている』と呟くと、間を置いてビール瓶の蓋が勢い良く弾け飛ぶ。
「あべしっ!?」
「オーウ、コレが東洋の神秘デスカー!?」
それを見て、まだ本国に帰ってなかったりする合衆国エスパーチームのメアリー・フォードやケン・マクガイアがやんややんやと喝采を送る。
その脇で、すっかり酒の回った桐壺局長やエスパー医師の賢木が自分達の扱いについて愚痴をこぼしつつ、涙ながらに酒を酌み交わしている。
「あーもう、どうして私の所にはいい男がこないのよー。ねー、聞いてんのほたるー」
「だったら、まず酒癖の悪さをどーにかしなさいよ……」
ザ・ダブルフェイスの常盤奈津子はすっかり目が据わっており、アルコール臭い息を吐きながらパートナーの野分ほたるに絡み酒。
「おおっと、酔いが回ってしまったぞう。ナオミ、そのヒザで介抱してく……」
「どさくさに紛れてなに触ろうとしてんのよ!!」
「ぐはぁ!?」
「そこでぶら下がってろ、セクハラオヤジ!!」
「はーん!!」
酔ったフリをしてナオミにもたれかかろうとした谷崎主任は、サイコキネシスで桜の木に逆さ貼り付けの刑になり、失笑を買う。
「おかわりまだー!?」
「初音……お前には風情とか景色を楽しむとかそーゆー……」
「ねー明、はやくゴーハーンー」
「……もういいです」
ザ・ハウンドの犬神初音は桜そっちのけで、宿木明が作る料理をひたすら胃袋に納めていく。
明も観念して開き直り、後に『バベルの味っ○』とあだ名されるほどの見事な料理の腕前を披露していた。
桐壺局長の秘書、柏木朧は平然とお酒を飲みつつ、時折熱暴走する局長と賢木に冷静なツッコミを入れては常に牽制するという高度な技を見せていた。
ザ・チルドレン現場運用主任の皆本光一は、酔っぱらって絡んでくる同僚や、薫のオッサン丸出しの暴走を抑えるのでヘトヘトになっていた。中間管理職の悲哀ここに極まれり、である。
唯一救われることと言えば、紫穂と葵の二人が比較的大人しくしていてくれたことだろうか。
ともあれその光景は、参加メンバーの半数以上がエスパーであることを除けば、ここ日本ではごくありふれた光景に違いなかった。
やがてお約束のカラオケが始まると、皆の関心はそこに集まり、我先にとマイクを奪いあっては熱唱を始める。
皆本はようやく面倒から解放され、クーラーボックスから冷えたウーロン茶を取り出し、それを飲みながら一息ついていた。
ふと視線を桜並木の方に向けると、花見の集団から一人離れるようにたたずむ人物が目に入った。
ひとり桜の木を見上げているのは白髪の老紳士――グリシャム大佐だった。彼は、ただじっと桜を見上げ続けていた。彼の顔に幾重にも刻まれたしわが、あたかも年輪の如くその人生の深さを物語る。それがどんなものであったのか、自分のような若造が推し量れる物でないことを皆本は知っている。
ただ、その桜を見上げる表情は花に見とれているのではなく――どこか遠い記憶に思いを馳せているようであった。
騒がしさに気疲れしてしまったのかと思い、皆本はグリシャムの元に近づいて声をかけた。
「……ミナモトか。花見というのは、賑やかなものだな。面白い文化だ」
「騒がしくて申し訳ありません。ところでさっきから桜をじっと見上げてましたけど…… 何か思い出が?」
「昔のことを、な……」
「昔……ですか」
「君はこの花を見て、どんなことを思い出す?」
「そうですね……卒業式や、入社式。人生の分岐点となった時のことでしょうか。桜は新たな出発の象徴でもありますし」
「日本人にとって、やはりサクラは特別なのだな。だからこそ彼は――」
「彼?」
「いや……戦時中、一瞬すれ違っただけの名も知らぬ男のことだ。ほんの僅かな出来事に過ぎないことだったが……今でも脳裏に焼き付いて消えない。サクラを見るたびに、そのことを思い出すのだよ」
「……何があったんです?」
「終戦の数ヶ月前……墜落で負った傷が癒え、日本を脱出する直前のことだった――」
戦争中、搭乗していた飛行機が墜落し重傷を負ったグリシャムを救ったのは、敵であるはずの日本人――それも、まだ年端もいかぬ少女だった。
彼女は言葉も通じぬ自分に献身的に尽くしてくれたうえ、自身すら満足に口に出来ぬ食料をも分け与えてくれた。
その際、頭部に負った傷が原因で彼は超能力に目覚める。最初に発現した能力はテレパシーであった。初めは驚きこそしたものの、この能力は少女との交流に大いに役に立った。
顔に大きな傷跡が残ったが、グリシャムは看護の甲斐あって完全に回復した。
「もう、行っちゃうの?」
『私がこれ以上ここに留まっていては、君が危険だ』
「……」
『この恩は忘れない。いつかまた、必ず会いに来る。約束しよう』
「うん、約束!」
差し出された少女の小指に自分の小指を同じように絡めると、微笑みながらグリシャムは口を開いた。
「ア…アリガ……トウ」
療養中に憶えたつたない日本語で、グリシャムは礼を述べた。これだけはテレパシーでなく、自分の口から伝えたかった。
別れを惜しむようにじっと見送る少女を背に、彼はひとり歩き出した。
グリシャムは髪を墨汁で染めたうえで帽子をかぶり、コートを羽織り眼鏡をかけて変装し、最寄りの駅の近くに生えていた木の陰で列車が到着するのを待っていた。というのも、日本の通貨など持ち合わせているはずもなく、キセル乗車をするつもりだったからだ。だが、敵地の真ん中でじっとしているというのは精神的に耐え難く、常に不安がつきまとう。
落ち着き無く視線を泳がせていると、あるものが目に入る。それは線路に沿うように植えられていた桜並木であり、自分が背を預けている樹木そのものだった。
並び立つ桜は薄桃色の花をいっぱいに咲かせ、戦争や敵地にいることを一瞬忘れさせる程に美しかった。目の前にある存在さえ見失ってしまう恐怖に満たされていた心が、少しずつ和らいでいくような気がしていた。
そうしているうちに、やがて遠くから汽笛の音が聞こえてくる。視線を線路の彼方に動かすと、現代ではもはや博物館でしか見ることの出来ない蒸気機関車が煙をもうもうと上げながら近づいてきた。
やがて汽車は駅に止まり、多くの人間を吐き出し、そして再び多くの人間を飲み込んでいく。
グリシャムがそのごった返す人混みに混ざろうと一歩踏み出したその時、いつの間にか目の前に一人の男が立っており、その風貌を見た瞬間、グリシャムの心臓は凍り付いた。それは紛れもない日本兵で、無精ヒゲを生やし、憔悴し疲れ切った顔をした30代くらいの男だった。
日本兵はじっとこちらを凝視し、その場から動こうとしない。その目はまるで、信じられないものを見たように見開かれていた。
(バレたのか――!?)
全身の毛穴が広がり、冷たい汗がどっと噴き出す。耳で聞こえるほど心臓の鼓動が激しく打ち鳴らされ、手足が震える。もしここで捕まり正体が晒されたなら、八つ裂きどころでは済まないだろう。だが、グリシャムにはどうすることも出来ない。逃げ出すことも、話しかけてこの場をやり過ごすことも出来ないのだ。もうダメかと目をつぶり、神の名を心で呟いた瞬間だった。
「……で」
(――?)
「なんで……」
(……独り言?)
日本兵はガクガクと全身を震わせ、血走った目をしながらうわごとのように何かを呟いている。よく観察してみれば、彼の目に映っているのはグリシャムではなく桜の木。そして突然、彼は凄まじい絶叫を上げた。
「俺達が命がけで戦って……みんな死んじまったのに……何で桜が咲いてやがるんだ!!」
日本兵は狂ったように叫び、グリシャムのことなど目に入らぬかのように両拳を桜の木に叩きつけた。何度も何度も――手の皮が破れて血にまみれても、それをやめようとしない。押し寄せる感情のうねり。嗚咽。涙。鼻水。涎。それらを拭うこともせず、全てを溢れるままに叫び続ける日本兵の顔は壮絶なものだった。
彼に何があったのか。異常な光景を目の当たりにしたグリシャムがそう思った瞬間、彼の心に何かが流れ込んできた。見たこともない場所や、知らぬはずの異国の言葉。なのに、それが何なのか全て理解できてしまう。それを見て、聞いている誰かはグリシャムではない事だけは確かだった。
(これは……彼の記憶?精神を乱したあの男が、念波を放射しているのか――!?)
グリシャムの心に流れ込んできた日本兵の記憶は、筆舌に尽くしがたい壮絶なものだった。
それは地獄という表現すら生ぬるい――絶望と恐怖、血と死肉、泥と涙をないまぜにし、それを暗黒のカンバスにぶちまけた――世界の終末のように思えた。
故郷を遙か離れた土地で本国に見捨てられ、進むことも引くことも出来ず、犬死にを強制された兵士達。
一足先に蜂の巣となった上官に続き、仲間達もまた絶望に狂い、次々に飛び出しては赤い花となって散っていく。
この日本兵もまた、わけもわからぬまま同じように飛び出し、そこでぷつりと意識が途絶えた。
なのに、どういうわけか自分だけは生き延び、本国の土を踏み、気付けば故郷の桜を見上げている。一斉に開いていた桜の花を目にした時、彼の心で何かが弾け飛び散ったのだ。
やがて通りすがりの人が彼の異常に気が付き、両脇を抱えられて日本兵は運ばれていった。
グリシャムの姿はすでにその場にはなく、汽車は蒸気機関特有の音を立てながら遠くへと走り去っていく。
薄暗い貨物室の中では、山と積まれた荷物が揺れている。その脇で膝を抱えて座り込む異国人の目元は、涙の筋がいつまでも消えなかった。
「――脳に直接届くイメージというものは、どんな映像や言葉よりも深く心に跡を残す。この経験から、私は相手にテレパシーで話を聞かせる事の有効性を知ったのだよ」
「そんなことが……」
「あの日本兵の慟哭を私は忘れられん。いや、忘れてはいけないのだ。人々が憎み合い、傷ついた歴史を。だが……人間は過去の傷に泣くために生きているのではない――」
グリシャムの視線の先には、はしゃぐ薫たちや、それを取り巻く仲間達の桜にも負けぬ素晴らしい笑顔が広がっている。目を細めながら満足そうに微笑むと、彼は途切れた言葉を紡いだ。
「異国の、それも敵である私を救ってくれた人がいたように……人は手を取り合える。未来を見つめ、自らの力で切り開き、こうして笑いあうことができる。そのために人間は生きているんだ。そう思わないかね――?」
「そうですね……僕も、そう思います」
「どんな理由や正義を掲げようと、人間同士が殺し合うなど最も愚かで野蛮なことだ。エスパーとノーマルの衝突を望む者が暗躍していると聞いたが……子供達と君の望む未来が必ず勝利すると、私は信じているよ」
「ありがとうございます……グリシャム大佐」
桜の下で穏やかに笑うグリシャムと皆本を、紫穂と葵が呼びに来る。
カラオケの順番が回ってきたというので、グリシャムはマイクを手に取り、咳払いをひとつ。
「こんな歌を知っているかね!?」
「――はっ!?」
「バベルの諸君。君たちが努力し、築き上げてきたものがいつか人々に受け入れられ――この満開のサクラの様に花開く日がきっと来るだろう。未来を担う君たちに、私はエールを送りたい。そんな気持ちを込めて歌います――」
「ま、まずい、みんな逃げ――!!」
満開の桜の下、テレパシーでこぶしを利かせた歌声に、花見の席は涙で溢れかえってしまったという。
だが、今日この日の出来事もまた、特別な記憶として胸に残り続けるだろう。
涙でぐしゃぐしゃになった笑顔と、咲き誇る桜の花と共に――。
今までの
コメント:
- 最近話が上手く書けなくなってきたので、リハビリのつもりで書いてみました。
グリシャム大佐、本当にいい味出してますよねー、あの人。
ちなみに最後に彼が歌った曲は、皆様が『これだ!』と思ったものを当てはめてくださいませw
椎名先生のやる気と絶チルが今後も長く面白く続いてくれることを祈りつつ。 (ちくわぶ)
- 軍歌:散る桜 残る桜も 散る桜
これですね (みうら)
- ここでケツメとかだったら逆に面白いかも・・・
老人ラップ・・・(^^)
んじゃが、ここはなをたろーくんかな!?
辛酸嘗め尽くした老兵が、セミソプラノの歌を
逆にしっぶ〜い歌声&テレパで熱唱♪
あたしゃ〜泣きますね。 (にゃら)
- 桜に纏わる大佐の記憶、それは悲しいものでも、今は楽しい仲間たちと共に。
大佐の思いは、どんな風に伝わったのでしょう。
とりあえず、逃げなきゃねー。 (とおり )
- シリアスから笑いへの移行が秀逸でした。
やっぱりちくわぶさんの作品は読んでいて楽しいです。
読んでいる人に想像させる最後の終り方は、
漫画でいうならコマとコマの間を想像するようで どこか椎名的に思えました。 (アンクル・トリス)
- うあー、やられたー(笑)
この展開で、最後に「そんな気持ちをこめて歌います」と来るとはまた。
しかし、このグリシャムさんの境地はまた見事な解釈です。確かに、こうもあろうと納得しました。
連載中のエピソードの間に、あってもおかしくない風景として、賛成票をば。 (臥蘭堂)
- この話が私にとって初の絶対可憐チルドレンSSとなりました。
その主役がグリシャム大佐って……そんな偏った自分が好きです(ぇ
と言うわけでレス返しです
>>みうら様
男たちの大和ですな。
良寛和尚の辞世の句とされている『散る桜 残る桜も 散る桜』と言う歌ですが……深いですねぇ。
>>にゃら様
グリシャム大佐がケツメイシの曲を歌ってくれた場合、当社比3倍は好きになりそうな予感です。
なんてファンキーなんだ、とw
なをたろーも定番ですねぇ。泣かせるならこっちの方が向いているようです。
>しっぶ〜い歌声とテレパで熱唱
そんなのされたらあたしも泣きますよ、ええw
>>とおり様
桜にまつわる思い出は楽しいものばかりとは限りませんが、新しい思い出と共に楽しいものに変わっていくでしょう。
とりあえず、彼がマイクを持ったら逃げないとね〜w (ちくわぶ)
- >>アンクル・トリス様
椎名作品的に、締めはこうだよなぁと思って歌わせてみたわけですが、楽しんでもらえたようで何よりです。
情景をイメージしてもらえたなら、こんなに嬉しいことはありません。
コメントありがとうございました(^^
>>臥蘭堂様
いつもお世話になっております臥蘭堂様。
この話は思いつくままに書き上げたものでしたが、違和感が少ないようでホッとしました。
この展開で『そんな気持ちを込めて歌います』は入れるかどうか結構悩んだんですが、正解だったようで(笑)
このエピソードに出てくる日本兵は、ある新聞の戦争にまつわる記事から思いつきました。
グリシャム大佐も戦争を生き抜いた人間として、こんな思い出があるかも知れないなと考え至りました。
ともあれコメントと賛成票、本当に嬉しく思います。 (ちくわぶ)
- 遅レス失礼します。
初の絶チルSS楽しませていただきました。
やはりグリシャム大佐にはこういう素敵な役が似合います。
最後のオチは私的に不可欠かと(笑) (UG)
- グリシャム大佐、大戦を越えてきた”老兵”ならではのエピソードと思いました。
最後の”らしい”オチwも含めて、賛成です。 (偽バルタン)
- >>UG様
お仕事が忙しいようで、広場でのUGさんの更新が遅くなるのは残念です。
ですが無理をせず、余裕のあるペースで頑張ってくださいね。
グリシャム大佐のような味のあるキャラクターは、やはり見るのも書くのも楽しいですね。
あのオチはやはり『この人はこうじゃなきゃ!』って思いますから(笑)
>>偽バルタン様
コメントを付けていただきありがとうございます。某所などでの偽バルタン様の話も、いつも読ませてもらっております。
多くの場数をくぐり抜けてきた老兵であり、お茶目であり、温かい心を持つグリシャム大佐はお気に入りのキャラです。
最後のオチも『らしい』と言ってもらえて、本当に嬉しい限りです。 (ちくわぶ)
- 最後のオチは笑わせていただきました。
原作でも再登場して欲しいものです^^ (つと)
- >>つと様
あのオチは『しんみり引っ張ってきておいてソレかよ!』と思っていただければ幸いです(笑)
椎名作品的に言えば、ここは落とし所でしょ、ということでしょーか。
魅力的なキャラクターが豊富に登場する絶チルですが、この人は特に再登場して欲しいものですね(^^ (ちくわぶ)
- このじいさん、おっかねぇ外見(失礼)と違って色々と面倒な事と考えてて、優しいんだよなぁ(挨拶)
老兵は死なずただ去り行くのみ、という言葉が浮かびましたが、このじいさんに限ってはきっと、最後の最後まであがいてあがききって、他人の幸せとかを考えるんだろうなぁとか考えました。まぁ、最後のオチは読みどおりでしたが(爆笑)。
優しいお話をありがとうございました。 (天馬)
- グリシャム大佐。本当にかっこええ大人です。憧れる。でも、それも、壮絶な過去に裏打ちされた、成長の証なんだなぁ・・・とこの話を読んで再確認しつつ。
人の心が読めるからこそ、人の優しさも感じ取れる。人の強さ、人の弱さ―――も、受け止める事が出来るのかも。
とすると、近しい能力の紫穂も―――
歌。何を歌ったんやろ。発想力が貧困すぎて浮かんできません(笑
面白かったです! (veld)
- >>天馬様
そうですね、グリシャム大佐には生涯現役と言う言葉が似合いそうです。
目覚めてしまった能力を誰かのために使うことの出来る老兵は、とても大切で優しい人だと思います。
オチはまあ、お約束と言えばお約束ですかw
>>veld様
彼の人生は、その青春を激動の中で過ごした過酷なものだったと思います。
長い長い月日の果て、自分の心に従って望みを叶えた彼の姿は本当に格好いいものでした。
心が読めることはきっと苦しいことでしょうが、それでも誰かのために力を使う事を願えるなら、これこそ希望ではないかと思いますね。 (ちくわぶ)
- すごく良かったのですけれど……私はコミック派なのです(泣)
こう、不参加にしたパーティが思いっきり楽しかったと告げられた気分ですが、
コミックで大佐が出た時、再度拝読させていただこうかと。 (Nar9912)
- しぶいですグリシャム大佐!
経験を積んだ大人ならではの魅力ですよね。
皆本とのやりとりも『若者への継承』という感じですごく良かったです。 (S)
- >>Nar9912様
う、これは申し訳ありませんでした。
毎週サンデーを楽しみにしている私としては、あのグリシャム大佐のエピソードは非常にインパクトがあったものでつい。
コミック、早く発売日が来るといいですね。
>>S様
そうなんです!あまり気付いてもらえてないような気もするんですが、この話の核は悲しい過去の事実と、人から受けた温かさを伝えることだったんですよ。
私はまだまだ経験の足りない大人なので、グリシャム大佐みたいなキャラに憧れますねー。
コメントくださりありがとうございましたー(^^ (ちくわぶ)
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