ザ・グレート・展開予測ショー

GS横島忠夫事務所極楽繁盛記 2


投稿者名:TH
投稿日時:(06/ 2/ 5)

横島が独立してやっと1ヶ月経った。
横島の仕事の依頼は急増がつづき、横島は一流GSの20倍の仕事をこなし身を粉にしてはたらいていた。世間の評判は自分のことを美神令子の優秀な弟子といったものから若手GSのホープ。といった、まだ新人としての評判でしかない。まだ目的の為には全然足りない。だが横島は仕事の合間に車とバイクの免許をとったり、妙神山にちょくちょくいって修行したり、小龍姫やパピリオに会ったりしていた。

GSが20倍の仕事をすることはどんな優秀なGSでも不可能なことっだった。それは美神ですら同じである。
GSには悪霊や妖怪がもっとも具現化し、倒しやすくする状況を待つという待ち時間(拘束時間)が絶対必要なのだ。大抵、深夜までかかり寝袋や大量の荷物が必要となる。

しかし横島には待ち時間というものが存在しないのだ。妙神山での修行の成果が理由なのだが、妖怪たちが深夜活発化するのは月の満ち欠けなど多くの活動因子が重なるからだ。だから横島は自分を触媒にしわざと悪霊たちを活性化させあっと間に退治する。だから横島は移動時間さえかからなければ1日に何十件も除霊することが可能だった。

横島は妙神山での修行を思い返す。
妙神山にいくと小龍姫とパピリオにで迎えてもらいとても幸せだった。
ただし修行の相手猿神だった。
横島「何故、あんたが俺の修行相手なんだよ。おれは小龍姫様に手取り足取りやさしく教えてもらいたんだけど、、、、」
猿神は「まあ、そういうな。お前、女相手に全力だせるか。それにわしとやった方がはやく強くなれるぞ。」といわれるしょうがなく従った。
猿神は「お前は馬鹿だから理論や術といった細かいことはわかるまい。だが愚か者とも思っていない。だから、この修行で物事の本質を教える。」
横島は「でも、なんで実戦なんだよ。教室で教えてくれればそれでいいじゃないか。」
猿神「体に刻み込ませるためだ。もし修行を終えたら物事の本質というものが体で実感できる。もし、修行に失敗すればお前は死ぬ。だか、わしと小龍姫の期待なるべく裏切るなよ。ではいくぞ、小僧。」猿神は如意棒を自在あやつり攻撃してきた。
小龍姫や猿神は黙っているが、この修行は妙神山の最高の修行ですらない。最高だったのは横島や雪の丞が修行した人間の潜在能力ひきだす修行なのだ。現在やっている修行は「人間が神仙や中級神族になるための超短期特別養成プログラムのスーパーハード、アンド、デンジャラスコース」だったのだ。
そして、横島は奇跡的生き残ったたが、さすがにズタボロに自力で動くことさえできなかった。
修行の後、横島が目が覚めると小龍姫が膝枕して看病してくれていた。
「目がさめましたか。横島さん。あなた、丸1日寝ていたんですよ。。」と小龍姫はクスクス笑った。
「一日ずっと看病してくださったんですか。。」とたずねると
小龍姫はコクリとうなずいた。横島はいつもぞんざいな扱いをうけていたので涙があふれ小龍姫に抱きついた。
「まだ駄目」と叫びながら小龍姫は横島の頭に神剣でどついた。パピリオが
「わっ横島と頭からすごい血、いったい何があったでちゅか。」というと。
「子供はまだ知らないでいいことです。」と小龍姫は部屋の奥にはいっていいった。その後、朝食には小龍姫とパピリオの手料理がふるまわれた。その料理は本当においしく横島は幸せだった。
お別れになると小龍姫とパピリオが「また来てくださいね。」「また必ず来るでちゅ。」と別れおしんだ。横島は
「また、すぐ来るからね。」と手をふりながら帰っていった。
しかし、実はこれは猿神のアメとムチの計略だった。猿神の修行ははっきりいって地獄である。だから小龍姫とパピリオには話していないがアメになってもらって横島がすぐここにまた来るようにしむけているのである。
猿神の計略なんて考えもおよばず横島は時間をつくりながら妙神山に訪れドンドン強くなっていった。


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