ザ・グレート・展開予測ショー

GS横島忠夫事務所極楽繁盛記 1


投稿者名:TH
投稿日時:(06/ 2/ 4)

横島は奇跡の高校卒業を果たしGSとして独立することになった。
美神は最後まで横島の独立の承認をしぶったが以前のGS独立の条件が100件の除霊実習といったものだったのに対し横島は1000件以上をこなしていることと美神の横島に対しての労働基準法違反が問題になり、GS協会とお役所が横島の独立を認めなければ美神事務所の業務停止命令も辞さないと圧力をうけたのでさすがの美神も横島の独立を認めざるを得なかった。

美知恵がひのめをつれて美神事務所にきたおり
美神が「ママ、協会とお役所に手を回したでしょ。」となじると
美知恵は「あら、なんの事かしら。オホホホ、、」ととぼけた。

美神は横島が独立するにあたり
「新人が独立することの大変さと現実の厳しさをせいぜい実感するといいわ。」
と冷たくいいはなった。

しかし美神は忘れていたのだ。自分がオカルトGメンに出向した時、現在と比べ物にならないぐらい脆弱だった横島が美神のいない事務所をまかされ、自分がいた時よりすごい利益をだしていたことを、、、、

横島は独立するにあたり大企業の霊的不良債権部にダイレクトメールの送付をはじめた。企業の担当が上司に「英会話学校かクレジット会社の広告みたいなダイレクトメールが着てるんですがどうします。」
「なんだそりゃ、いったい。何故そんなことの報告をする。」
担当者は「GSの広告なんですが、こいつ、あの美神令子の弟子なんですよ。確認済みです。」
「あの美神令子のか」
美神令子はこの業界で超有名人だ。その実力は世界に轟いている。ただし、非常にに金にがめつく法外な報酬を要求するので仕事の依頼をする者は限られていた。彼ら大企業の業界の人間はGS協会規定で弟子が仕事のミスをすると師匠の人間がその責任をもたなければならないことを知っていた。
つまり、この広告主の横島忠夫には血統書と保証書がついているようなものなのだ。成功報酬は安くはなかったがそれでも美神令子に頼むより全然安い。
担当者は「今、キャンペーン期間中で着手金70%オフですしお試し料金なのでどうでしょう、使ってみては。」
上司も「そうだなポイントもつくし、、、」
こうして横島は本来非常に困難な営業に成功した。


横島が独立してすぐに
試しにGS横島忠夫を使おうか企業の注文がまだ少ないが来始めた。
ここからが横島の腕の見せ所である。実力がなければ美神の名声をかりた無能者というレッテルが貼られてしまう。
依頼企業の担当者に除霊現場に案内されて担当者が
「では、後はよろしくお願いします。」と横島にまかせて退散しようとすると。
「一度現場をご覧になりませんか。百聞は一見にしかずというでしょう。身の安全は保障します。」と横島が担当者を制す。
「でもこの案件は最低3.4日かかると協会のレポートにありますし。」と担当者はここで何人もの犠牲者がでていて会社にも呪いの影響が出ていること知っていたのでできることなら係わり合いになりたくなかった。
「大丈夫です。すぐ終わります。お守りととしてこれをもってください。」と横島から玉を渡された。担当者はその玉を持つと不安感がなくなり横島の言葉が不思議に信じられた。
「じゃあ、始めます。」というと横島にむかって醜悪な悪霊がいきなり実体化し、襲いかかった。彼は自分の腕を悪霊にかざすと悪霊は光の中に消えていった。担当者が時計をみると1分と経っていなかった。
「これで除霊はお終いです。ほかになにか御用があれば飛んできますのでよろしくお願いします。」
そうしてお辞儀をすると横島は立ち去った。
担当者は自分の会社に戻ると上司が「ご苦労さん。除霊にどのくらいかかりそうだった。」と尋ねた。
担当者は「除霊はもう終わりました。」
上司は「馬鹿な。どんな一流GSでも最低3日かかるという案件だぞ。」
担当者は「実際見た私も夢みたいに思えました。ですが、横島忠夫はとんでもない掘り出し物です。今、彼と契約しておかないとわが社は大きな利益の機会損失です。」
こうして依頼は急増し、横島の評判は急速にひろまった。(評判がよければ続く)








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