ザ・グレート・展開予測ショー

狐少女の将来設計  第3話 「The Lord of The Collar」 前編


投稿者名:とらいある
投稿日時:(06/ 1/21)

事務所内の様子をシロは、どこかぼんやりと見つめていた。
昼下がりの事務所内はいつも通りの日常風景を映し出している。


書類整理(という名の脱税対策)をしている美神殿
応接室の整理と掃除をしているおキヌ殿。
そして・・・



「だから俺じゃないって言ってるだろ!」
「あんた以外誰がいるってのよ!」



一見なんて事は無い、小規模な抗争中の先生と女狐。
やがて美神殿が、「ぎゃあぎゃあ煩い!」とこめかみに♯やら井を浮かべて一喝してその場は収まる。
掃除の手を止めて一部始終を見ていたおキヌ殿も「やれやれ」と苦笑いして再び掃除を再開する。


だが騙されてはいけないのだ諸氏よ。
一見ただの言い争いにしか見えないやり取りを注意深く見てみると馬鹿狐は実に楽しそうにしている。
諸君、目を見開いて括目せよ。
女狐は最後まで先生の手を握って放さなかったぞ。
場が収まったあと、とても残念そうに手を放したのを拙者は見逃していない。


それまであまり先生とは接触していなかった筈なのに、チョット目を離すとすぐこれなのだ。
ごく最近だ、女狐がよく先生に絡むようになったのは。
先生と一緒にいる時のあいつの笑顔は増えたと最近思う。
まぁ、ぷりてぃな拙者と違い無愛想なあやつには丁度いいのかもしれないが。
だが納得いかない。


なにを企んでいるのか分からないが、先生がみすみす姦計に嵌っていく姿は見たくない。
ここは拙者が、女狐の浅はかな企みなど砂上の楼閣に過ぎないという事を知らしめてやらなければならない。



師匠の危機を弟子が助ける。
己に課せられた任務の重大さにシロは鼻気荒く奮起していた。






――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――






「で、なんのつもりでござるか?」
「藪から棒に、いきなりなによ」



窓枠から外に半身を乗り出した格好でタマモは不機嫌そうに答えた。
横島の所への夜参は皆に秘密でのことなので窓から出入りしている。
靴は予備をベッドの下に常備して置いてある。
全ての準備を整え、いざ往かんという所で止められて大いに不満そうだ。


朝の早いシロは床に就く時間帯も早い。
普段なら、まだノンレム睡眠のステージUかVの辺りの筈なのだ。*よく分からない人は、お父さんかお母さんに聞いてね
だからシロが寝ているものと思っていたので、内心は心が騒いでいた。
だがそれをおくびにも出していないのは流石と言うべきか。



「こんな夜中に何処に行くのでござるか?」
「別に私が何処に散歩に行こうとあんたに関係ないでしょ」
「関係あるから言っているんでござる。その右手に持っている物は?」
「えっ?」



シロがタマモの右手を掴む。その手の中に収められていたのはカップ麺だった。
それもどん○衛きつねうどん



「ああっ、いつの間に手の中に!?」
「白々しいでござるよ!」



ワザとらしく仰け反るように驚くタマモに、すかさずツッコミを入れるシロ。



「最近カップ麺の減りが早いとおキヌ殿が零していたけどその理由がこれだったでござるか」



シロはタマモに厳しい視線を投げかけつつ、溜息混じりに呟いた


実は事務所にはタマモ用にと、カップ麺が箱単位でストックされている。
横島の目にはタマモの懐からカップ麺代が捻出されているように写っていたのだが、実際は全て事務所からの持ち出しだった。
だがタマモは横島に自腹を切っていると、はっきり明言したわけでもないのでウソをついたという事にはならないだろう。
それ故か、告発されたにも関わらずタマモの表情からは余裕が感じられた。


一方告発した側のほうは納得がいかない。
妙に落ち着いている表情のタマモに、シロは眉を顰める。
もっと狼狽するとか、言い訳するような反応をするものと思っていたからだ。
そしてそのまま自分のペースで根掘り葉掘り聞き出すつもりだったのだ。

“相手のペースに飲み込まれてはいけない”

そう感じたシロは核心に迫るべく一気に攻勢に出た。



「最近先生に擦り寄っているように見受けられるが何を企んでいる。夜な夜な先生の所に赴いているのはとっくの昔から知っているでござるよ」



これはシロの嘘だった。
確かにタマモが夜の散歩に出ているのはずっと前から関知していたが、実は夜参の疑いを持ったのは二日前で、それらしい証拠を掴んだのはつい昨日の事だった。

“もしかしてタマモは先生の家に行っているのではないか?”

妻が夫の目を盗んで米屋の配達員と不倫する、という内容の奥様向け昼ドラを見ていたシロの頭にふとそんな考えが浮かんだ。
低俗なドラマの影響を受けすぎただけ、と最初は一笑に付していただけなのだが最近の事務所での二人の状況を鑑みると余りにも辻褄が合いすぎた。


翌日の朝、疑惑を伴いながら散歩の為に横島の部屋に入った時に注意深く嗅覚を働かせる。
印象的な匂い(スクイッド臭)が立ち籠める中に、僅かだが確かにタマモの匂いを嗅ぎ取れた。
因みにタマモ自身からは巧妙に匂いが隠されていた為か、横島の匂いを嗅ぎ取ることはできなかった。


いつ頃から行われているのかシロには分からない。その事がシロの不安を掻きたてる。
シロにとってはタマモの腹の内を探る為の分の悪い賭けであった。



「拙者のカンでは、そのカップ麺で先生を気を惹こうしているようにしか思えないでござる」



その間、タマモは黙って聞いていた。肯定も否定もせずに、なにやら考え込んでいるような表情だった。
秒針がたっぷり一回転したあと、それまで沈黙を保っていたタマモがやおら口を開いた。



「あんたは私がそのカップ麺でヨコシマの媚び得ってる、とでも言いたいんでしょう?」
「違う、とでも言うのでござるか」



シロが胡乱げな視線をタマモに向ける。



「そのとおりよ」
「へっ?」



タマモがあっけなく認めたことに、シロの思考が停止する。



「流石に気付くのが早いわね。腐っても鯛、飼い馴らされても狼って言ったところかしら。」



脳が活動を再開し、タマモの発言の意味をを漸く理解することができたシロは先程にも増して厳しい視線をタマモにぶつけている。
だがその中には、先程までにはなかった困惑の色が見え隠れしていた。
それを確認したタマモは履いていた外靴を脱ぎ、自分のベッドの位置に戻る。



「座りましょう、少し話が長くなると思うから」



今だ睨み続けるシロの肩に手を乗せる。
シロの視線は、まるで親の敵を見るかのようなものだった。 
低くうぅと唸っている。



「まず落ち着きなさい。そうでないと理知的な会話もできないわ」



シロを促しつつ、自分のベッドに腰掛ける。
やがて落ち着きを取り戻すため深呼吸したシロも、不承不承ながらタマモと向き合える位置に腰を落ち着かせた。








―――――――――――第3話  「The Lord of The Collar」  前編―――――――――――







「タマモがどんな姦計を図っているのかは知らぬが、拙者が知ったからにはそうは問屋は卸さないでござるよ」



早速シロが先制のジャブを繰り出してきた
だがシロの視線などなんのその、寧ろこの状況を楽しんでいるような表情であった。
その余裕な表情がシロの神経を逆撫でる。



「姦計だなんてとんだ言いがかりね。私はただヨコシマと仲良くしたいと思っているだけなのよ」
「前は先生の事を良く思ってなかったようでは無かったか。それどころか馬鹿にしていたではござらんか」
「確かにその通りだったわ。でも人は成長するものなのよ?いつまでも同じ考えのままの訳ないじゃない」
「何故でござるか?なにがお主の考えをそこまで変えたのでござるか?」



シロには、タマモの突然の心変わりに当然納得がいかない。
それに横島をタマモに取られるのではないかという危機感が募り始めていた。



「あいつさ、除霊中はいつでも私たちの事を守れる位置にいるって気づいてた?」
「いや、その・・・拙者はいつも前衛なんで」



得物は横島と同じ霊波刀だが、人狼という事もあって身体能力が優れている。
その為、最近では美神と共に前衛に立つことが多い。
それに伴い横島の役割は、荷物運び・文珠による後方からのサポート・後衛の護衛・そして前衛と後衛の連携を繋ぐ中衛へと変わっていた。



「イノシシみたいに突っ込んでばかりいないで、たまには後衛に気を配りなさい。美神にも言われているでしょ」
「うっ」



図星を指されて言葉に詰まるシロ。
敵と見ると迷わず正面から突っ込んでいくシロはその度に美神から小言を言われている。
興奮して周りが見えなくなるのがシロの悪い癖だった。



「戦闘に熱中するとどうしても死角や隙が出来てしまうわ。私が見た限り自信家ほどその錯覚に陥りやすいのよ。美神やあんたなんかが、ね」



思い当たる点が多々あるためシロは何も言い返せない。



「臆病者ほど身の程をわきまえているから生き残りやすい。それに気付いているのは私だけだと思っていたんだけどヨコシマもそうだった。でもヨコシマは一人だけ安全な場所にいた私と違って逃げる回るのではなく、皆が危機に陥らないよう立ち回っていた」



幻覚を使いいつでも安全な場所を求めている現世の自分と、居場所を得るために権力者に縋っていた前世の自分。本質は変わってないのかもしれない。



「それからよ、私がヨコシマに興味が湧いたのは。ヨコシマには他者を守れるほどの力も有るし、危険を顧みずに他人を思いやる優しさも持っている。それに忘れちゃったのかしら?私は何かの庇護下になければ力を発揮できない弱い存在なのよ?」
「でも別に先生でなくても構わぬでは無いか。元々お主は時の有力者の庇護を受けていたのでござろう」
「そうよ、でも前世では正体がばれて殺された。もう現世でそんな目に会うのはたくさんよ。誤解もあるから今度ばれたら容赦ないでしょうしね」



これだけ説明してもシロはいまだに納得がいっていないような表情だった。



「ねぇシロ。私達と美神達との明確な違いが何だか分かる?」



神妙な顔つきで突然な内容の質問にシロは答えられなかった。



「美神達は人間であって、私達は人外だということよ」
「でもそれがなんだというのでござるか。先生や美神殿もおキヌ殿は勿論、美智恵殿も西条殿、先生の友人方も拙者達と普通に接しているではござらんか」



シロにはタマモが何故そんな話を持ち出すのか分からなかった。



「ヨコシマとおキヌちゃんは別として、美神は自分の信用に関わるから私達を置いているだけよ?他の人達もみんなヨコシマか美神絡みじゃない」



皆、横島やおキヌを通じて知り合った人物である。
彼ら抜きで知り合った人間もいない訳ではないのだが、そこまで親しい人の数は余り多くない。



「それに彼らだけがGSって訳じゃないわ。本来だったら私達は排斥される立場なのよ。現に世の中にはそれを望んでいる人間が大勢を占めている。私達人外は人間達から見たらそこらの悪霊と大して違いが無いのだから」



専門職域のGSですら妖怪=害という見解である。ましてや一般人から見たら幽霊や魔族と同様に映るのは当然といえよう。
自分達以上の力を持つもの、理解が及ばないものに対しては強い警戒感を示し、出来ることなら被害の出ない内に闇に葬る。それが世間の一般的な考え方になっていた。



「特に最近じゃ妖怪に対しての風当たりも強いしね。ちょっと前に魔神と美神たちの決戦が行われた事は知っているわよね?」
「まぁ聞いている程度には」



タマモはその頃は殺生石だったので人伝に聞いた位しか知らない。



「その時ヨコシマがどうなったかって話聞いたことある?」
「敵の陣営に忍び込んで諜報活動して最終的には魔王を倒したって話であろう。先生も流石でござるな」



まるで自分の事であるかのように誇っている。師匠の偉業は弟子にとっては誇りであるのだ。



「そう、あんたもその程度しか知らされてないのね」



どうやら自分の聞いてる話と大して差が無いようだ。
だがなにも無かったってことはない筈なのだ。ただ皆がそれを世間から隠して、無かった事にしているかなのだろう。
そういう点で、横島達との間に介在する垣根のようなものを感じ取った。



「どういうことでござるか?」
「なんでもない、それより話を戻しましょう。魔神との戦いでも巻き添えを喰った人間も少なくないと聞いたわ。財産を失った者、怪我をした者、身内に命をなくした者。そういった人間達の憎悪はどちらに向くと思う?
「拙者たち妖怪・・・でござるか」



タマモは無言のまま頷く。
なんの感情も篭ってないタマモの表情にシロは何も言えなくなった。



「疑わしければ同族を躊躇無く殺めることが出来るのが人間よ?海の向こう側の大国を見てみなさい。東も西もロクなもんじゃないわ。私から見たらクレイジーなのは人間の方よ」
「タマモの言いたい事が漸く分かったでござるよ。お主は先生なら喩え拙者らが追われる立場になろうとも助けてくれる。そう考えての行動だったのでござるな?」



無言で頷くタマモ。シロはじっ、とタマモの瞳を見つめた。
タマモの瞳には一点の曇りも無く、何処までも遠く透き通っていた。


先にシロが視線を外した。タマモの澄んだ瞳を見ていると、なんて自分は心が小さいのだろう、と思い知らされたからだった。
場を沈黙が支配する。
やがてシロは大きく息を吐き出し言葉を紡ぐ。
その瞳には先程まであった敵意の視線など微塵も残っていなかった。



「タマモ、申し訳なかったでござる。拙者は自分の事しか考えていなかったとはいえあまりにも思慮が浅かったでござる」



深く頭を下げる。シロの中ではタマモに対する申し訳ない気持ちで一杯だった。
同じ歳ほどの少女でありながら遠くを見据えて行動している。
畏怖めいたものをシロはタマモから感じ取り始めていた。



「理解してくれたんなら別に気にしないわ。でも問題があるのよ」
「どういったものでござるか?拙者でよければ知恵を出すでござるよ。”船頭多くして船山に登る”とも言うではござらんか」
「全然適切ではないわよその格言。問題というのは今のままだと私達はヨコシマから見向きもされないって事よ」
「なっ!!」



シロは頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けた。



「私の考えだとヨコシマの横に立つ人物はおキヌちゃんが最有力候補ね。仮におキヌちゃんが美神並の色気とプロモーションを持っていたとしたら、ヨコシマはおキヌちゃんに靡いていると思うわ」



シロにもそれは納得がいった。
誰にでも優しいあの性格と可憐な少女は誰にも愛されている。
横島は気付いてないだけだが、シロでさえおキヌが横島に気が有る事は知っていた。
もし横島がおキヌの気持ちに気付いたとしたら、その場でカップル誕生!と相成ってしまうかもしれない。
それまであまり気にしていなかったのだが、今回のタマモとの話で急に危機感を募らせてきた。



「じゃ、じゃあ拙者も 先生が喜ぶような「ぷろもーしょん」になったら・・・・」
「それだと遅すぎよ。その前に誰かにとられちゃうわ。気づいてないかも知れないけど美神もあれで狙っているわよ」
「美神殿が?まさか・・・」



ありえないという表情のシロ。
普段の美神の横島に対する態度を見てそんなこと普通は想像もつかないからだ。



「あれで美神にとっては気を惹かせているつもりなのよ。そうじゃなかったら幾ら有能でも事務所の名に傷が付くかもしれないセクハラ小僧をいつまでも傍に置いとく訳ないでしょう」



非情な分析を続けるタマモ。シロの顔面はもはや蒼白に近かった。
決して相手に屈しない・妥協しない、というのが美神家の家訓であり美徳でもある。美神令子の場合、それに加えて決して欲しいものはどんな汚い手を使ってでも手に入れる、というトッピングも付いてくる。
あの一家に真正面から掛かっても敵う相手とは到底思えない。



「う〜 じゃあどうすれば良いでござるか」



余りにも強大な敵の出現に良い案が浮かばない。
それは父の敵の犬飼ポチが成ったフェンリルを前にした時よりも分が悪いと思い始めていた。
シロは縋るような面持ちでタマモを見つめる。
するとタマモは枕元にあった自分の財布を取り、中から一枚のチケットのようなものをシロに差し出した。



「ここに行ってみなさい、私の知り合いが経営しているお店よ。そしてそこで教えを請いなさい。男ってのは姿形だけじゃなくて、おしとやかでつつましい女性にあこがれるものなのよ」



タマモから手渡されたチケットに目を通す。でかでかと店の名と優待券と書かれている。



「『ばる・み・らんだぁ』でござるか。どんな店でござるか?」
「喫茶店ってところかしら、サービス業よ」



裏にはその行き先が簡略に書かれていた



「行くときは私に一言言ってね、こっちから連絡入れるから。いきなり行っても先方が困るしね。それじゃあもう寝ようよ」



会話に夢中で気が付かなかったが、時計の針は既に夜参を終え床に就いている時間を指し示していた。



「いや、拙者は先生との約束があるでござる」
「約束ったって、まだ朝まで長いわよ」



夜明けにはまだ2〜3時間はある。明らかに超フライングだ。



「一刻も早く先生のお顔を見たくなったのでござるよ。では、これにて失礼するでござる」



寝巻きから急いで着替えたシロは、あわてて部屋から飛び出す。
一人残されたタマモは小さく嘆息を吐いた。



「・・・あんたが勝手に決めた約束でしょうに。しかもヨコシマも了承したわけでもないでしょうに」



この朝の約束とは横島との早朝の散歩の事だ。勿論横島は一度たりとも散歩の約束したことも無ければ自分から言い出したことも無い。
今回シロとの会談で、タマモの定例化している夜参も今日は行けなかった。



「悪い事しちゃったわね」



間違いなくヨコシマは今夜もお腹を空かせて自分が来るのを起きて待っていただろう。
その上いつも以上に早い馬鹿弟子の乱入である。ちょっとだけ心が痛んだ。



「でもまぁ御蔭で作戦の第一段階は無事終了ね。フッフッフッ」



思わずほくそえむタマモ。
予想以上に事がうまく運んで恐ろしいくらいだ。


ひとしきり達成感を味わわった後、睡眠欲に従い毛布に包まり眠りに就いた。
すぐに小さな寝息を立て始める。
そのまま昼まで目を覚まさなかった。


その日の正午、横島は目の下に歌舞伎役者のような隈をくっきりとつくって事務所に出勤してきた。
いつも以上に早い時間帯に、また普段以上に長い距離の散歩を強要されたのだ。
本来は平日だから学校があるのだが14時頃に除霊の仕事があった為出勤してきた。


ちょっと非難めいた視線をタマモにぶつけていたが、結局なにも言ってこなかった。
タマモも横島の何か言いたいような視線に気づかないフリをしていた。
シロは横島に必要以上にじゃれ付いていた為、美神・おキヌの両名の顰蹙を買っていた。
でも被害を蒙るのは横島だけだったりする。






後編さ続く





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