ザ・グレート・展開予測ショー


投稿者名:山屋
投稿日時:(00/ 6/28)

ちょっと気が早いかもしれませんが、Mr.ジパング エンディング予想です。


本能寺の変、炎の中で一人切腹しようという信長の前に、忍者装束の光秀が現れる。

 帰蝶姫が、明智一族の城で斉藤義龍に攻め滅ぼされるのを見捨てた恨みを晴らす為、
信長が今まさに天下をつかまんとしたこの時に、背いたのだと告げる。

信長は笑って、
「あいつに惚れていたのか? だっったら、うぬが引っさらって女房にすれば良かったのに。」
「黙れ!儂がそれをやろうとしなかったとでも思うか!あのお方はなぁ、あのお方はなぁ!」


「それは、ならん。光秀」
「しかし、姫!」
「この身は、信長様の妻なればじゃ。」
「なぜです!? 姫。 あやつは姫を見捨てて離縁したではありませんか。」
「それは信長様の勝手じゃ。わらわは信長様を離縁してはおらん。わらわから離縁しない限り
 わらわは信長様の妻じゃ。」
 帰蝶姫は言葉を無くした光秀に、「でも、嬉しゅうあったぞ、光秀。」と声をかけ、振り返ると
そのまま毅然として炎の中に歩んでいった。
「帰蝶様ー!」
帰蝶姫は尾張の方を見つめていた。やがて炎が全てを飲み込んでいった。


信長は苦笑いしていた。・・・・あの意地っ張りめ・・・・
「何がおかしい!信長!」
「もう良い、光秀」

光秀が懐かしいその声を振り仰ぐと、炎の中から昔のままの帰蝶姫が現れた。
「殿、お迎えに上がりました。」
「そうか、思ったより遅くなってすまん。」
「本当。ここまで殿の御武運が持つとは、思いもよらぬ事でしたわ。待ちくたびれました。」
「であるか、では行くか。」
「はい」

二人は寄り添って炎の中へ消えていった。光秀は呆然と立ち尽くしていた。


 弘治2年、斉藤道三が息子義龍に叛かれ敗死。信長は帰蝶姫を離縁し同盟を破棄した。
帰蝶姫は同年8月、生母の実家、明智城が義龍に攻め滅ぼされたとき運命を共にした。
しかしそれ以後、なぜか信長は、側室は数多く置いたが正室を迎える事はなかった。

 光秀が、秀吉に山崎の合戦で破れたのは、その14日後、天正10年6月13日の事である。
本能寺の焼け跡から、信長の遺体はついに発見されなかったと伝えられている。

今までの コメント:
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa