ザ・グレート・展開予測ショー

TWILIGHT〜第二話〜


投稿者名:超毒舌者
投稿日時:(05/12/16)

「ひいっ! ゴメンなさい! もうしません!」


 ………………………………………………


 都庁の地下で小竜姫達を中心に話し合っていたのだが、急に横島が叫び………もとい謝りだしたのだ


 当然、皆は変なものを見るような目で横島を見る…かと思われたが、変なのはいつもの事だと無視された


「それはそれで淋しいんやけどなあ…。しかし―――一体なんだったんだ? 今の悪寒は…」


 一年ほど前に感じた、ある女からの殺意に似ていたような気がしてならない


「まさか―――な…」


 嫌な予感はする…が、横島は気のせいだと自分に言い聞かせる事にした………途端


「ちょっと横島君! あんたちゃんと話し聞いてた?!」


「えっ!? あっ! す、すんません! 聞いてませんでした!」


 自分の思考に浸っていて、周囲を疎かにしたツケが返ってきたようだ


 他の皆はまた横島か〜…なんて苦笑しているが


「まあ、いいです。横島さんにもう一度教えるのも含め、確認しましょう」





「ったく! 佐原くんの方がよほどちゃんと聞いてるじゃないの!」


「………いや〜、あいつはあいつで半分、違う世界に意識行っちゃってますよ〜」


 ちらりと盗み見てみれば、佐原は白目をむいて何やら独り言をぶつぶつ言っている


 世界に名を馳せたゴーストスイーパーだけではなく、有名な神族と魔族を前にして、精神が半分飛んでしまったようだ





「――――――と言う事で、大体の状況は把握して頂けたでしょうか?」


「…ま、概ねはな」


「つまり、神族と魔族の平和協定を控えた前日に、魔族の過激派の一人が姿を消した。こういう訳ですね」


 小竜姫達は頷く…というより、意気消沈してこうべを垂らしていると言った方が正しいかも知れない


「そして例に漏れず、ヒャクメの目からもまんまと逃れてるって訳か」


 役立たずみたいに言わないでほしいとか言っているが、前回の戦いでもさっさと捕虜(ペット)となったヤツが言える台詞ではない


「しかもその居なくなったのが―――北欧神話で有名な、冥界ニブルヘイムの泉フヴェルゲルミルに棲みついている『死体を貪り食うもの』だとは………何かの冗談であってほしいね」


 唐巣神父は、青ざめた顔で溜め息を零しながら呟く


 他にも文献などで敵について識っている者は、同じ反応だった


 それ以外……例えば横島なんかは北欧神話と言われてもちんぷんかんぷんである


「―――…って、何なんすか? その『死体を貪り食うもの』って」


「奴の名の意味だ、横島。本名はニーズホッグ。泉に浮かぶ死体の血を啜り、貪り食う姿から名付けられたんだ」


「強いんでござるか?」


 シロの直球な質問に、ジークは頷いた


「強い。北欧の最高神オーディンが化けた大鷲と、まともにやりあえる程だよ」


「………アシュタロスよりも―――?」


「――――――」


 横島のこの質問に、その場にいた者のほとんどが、ぴたりと息を止めた


 誰もがこの名前だけは、ある事情から出さないようにしていたのが、まさか事情の理由本人の口から出るとは思わなかったからだ


静まり返ったフロアの様子に、横島は笑みを浮かべて自分の心の内を明かした


「言ったじゃないっすか、大丈夫っすよって。まだ少し引きずってるかも知んないけど、悲しい事ばかりじゃなかったんすから」


 その場にいた者達は、不覚にも少しばかり惚けてしまった


 彼の笑顔は以前の明るいものと変わらず、しかし確実に大人びたものだったからだ


「それで? どうなんだよ、ジーク」


「あ、ああ。パワーに限って言えば、アシュタロスより上だよ」


 ゲッとした顔をする者もいれば、ジークの言い方に眉をひそめる者もいる


 そして後者の中の一人、美神美智恵が気になった点を追求した


「はい。仰る通りパワーは上の分、頭が悪く、神々とは不毛なぶつかり合いを繰り返していました」


 世界樹ユグドラシルの根を噛る、なんてズル賢い真似はするんですけどね、と小竜姫は付け足した


 ………となると、また疑問が増える


 何故ニーズホッグは平和協定の当日を狙い、直接邪魔をしに来なかったのかという事


 今、聞いたニーズホッグの性格からして、いきなり姿を消すという間接的なものより、ずっと可能性が高いのではないだろうか?


 そこを指摘してみて、返ってきた答えといえば………


「え―――…そ、そういえば…」
「そうだったな…」


 ………よほど焦っていたのだろう


 普段ならばその聡明な頭で、冷静な判断を行なっているというのに…


「小竜姫様。協力者がいるかも知れない…という線は模索してみましたか?」


「「「「あっ!」」」」


 ………………………………


 痛い…痛すぎる沈黙だった


「………ひゃ、ヒャクメ! 以前から姿を消していた人物の情報は入りましたか?!」


「ま、まだなのね〜! サッー!」


 かなり強引過ぎるだろうとみな思ったが、ツッコミを入れたところで良いことはない


 溜め息を吐き、これからどう対策を立てていこうか話し合おうとした瞬間―――凄まじい霊圧が、都庁一体を包み込んだ


「――――――ッ! こ、この身に覚えがあり過ぎる魔力は―――!!」


「嘘でしょう…!? あいつは完璧に倒したはず…!」


 弾けるように都庁から飛び出すと、虚空には予想どおり、蛇を彷彿とさせる少女が浮かんでいた


「やっぱりあんたか蛇女…! 誰に蘇らせてもらったかはだいたい予想付いてるし、手っ取り早く終わらせてもらうわ!」


「ハッ! 相変わらず威勢がいいね!…でもね、こちとらクズ相手にしてるほど暇じゃないんだよッ!!」


 メドーサはそう言い放ち、魔力を内側に溜め始めた


 その魔力量は、以前のメドーサのゆうに数倍にまで膨れ上がっている


「(ま、まさかこれは…!?)」


 その異常さで、メドーサのその後の行動にいち早く気付いた小竜姫は叫ぶ


「皆さん! メドーサの眼から目を逸らして―――!!」


「遅い!!」


 内側に溜められた膨大な魔力は、メドーサの眼を通して放出された


 そしてそれは霊波砲の様なモノではなく、相手の眼に直接自分の魔力を叩き込んで厄災を起こす、通称『邪眼』


 しかもメドーサの邪眼は異能中の異能―――相手を問答無用で石化させるモノだ…


 だが万能なわけではなく、自分の眼を見た相手、しかも自分に匹敵、もしくはそれ以上の敵には通用しない


「ふむ……残したのを含めて九人か」


 メドーサは結構残ったな、なんて感心してる分、まだ余裕はある


 それに比べて横島達の戦力はガタ落ちだ


 ………いや、今のメドーサを相手では、ゴーストスイーパーが何人いても変わらない―――それほどの力の差があった


「れ、令子ちゃん! 先生!?」


「な、なんだこりゃ?! メドーサ! てめえ、一体何を…!」


 雪之丞が怒鳴り付けるが、メドーサは愉しげに慌てる様を見物している


 小竜姫は混乱を防ぐためにも、出来るだけ冷静さを装って代わりに説明し始めた


「『石化の邪眼』ですよ…。自分の眼を見た相手を石にしてしまう、呪咀の一種です。………しかし一つ解せませんね。メドーサ…貴女の人間界で出せる魔力では、あれは使えない筈では…?」


 メドーサは馬鹿にする様に鼻で笑う


「面白い事言うねえ。あたしから溢れ出るこの魔力、感じない筈ないだろう?」


 ………確かにメドーサから感じられる魔力は、以前とは比べ物にはならないが…


「(………やはり解せませんね。蘇らせた際にパワーアップされたとして、あれだけの魔力量なら任務を失敗して消されそうになっても、逃げおおせるのは可能でしょう。そんな無計画なところ、やはりバックにいるのはニーズホッグ。…いやしかし、協力者が本当にいたとしたら、それぐらいは見当が付くはず。ならどういう…?)」


「ぼさっとするな! 来るぞ!」


 頭の中で思案を張り巡らせていた小竜姫には、メドーサが接近している事に全く気付いていなかった


「しまっ…!!」


 メドーサの叉は既に、眼前まで来ていて回避は不可能だ


 あと数センチで小竜姫の命は散る………だがメドーサは敢えてそうはせず、叉を右側へと振り抜いた


 小竜姫を救おうと放った、ベスパの霊波砲を弾いたのだ


「小竜姫! 気になる事はあるだろうが、それはこいつを倒してからにしな! でないと死ぬよ!」


「そいつの言う通りだね! あんたはあたしの手、自ら殺してやる為に残したんだ。せいぜい、無様に散ってちょうだいよ!」


 言い終えるのとどちらが早いか、横島達は突風に吹き飛ばされた


 急の事とは言え、その程度では動揺せず、冷静に地に足を着ける


 …だが、不意に顔を上げて皆、絶句した


「…んな、何だこりゃ…!?」


 先程までは、綺麗に舗装されたタイルが隙間無く敷き詰められていたというのに、今は地面が剥きだしになり、都庁には勇敢な竜神が壁画の様に叩き付けられていた


「小竜姫様!」


「もしかして今の一瞬で?! な、なんてスピードだ…!


 小竜姫をのした当の本人は、つまらなさそうに、それでいて満足そうな複雑な顔をしている


「あと残ってんのって俺にベスバ、ハピリオ、ジーク、雪之丞、タイガー、佐原の七人…」


「待て、横島君! 僕もいるだろう、僕も!」


「あ? いたのか、西条。しっかしお前、よく石になってなかったな」


ギクギクギクゥ!!


 横島の言葉に人間の男は硬直し、ダラダラと冷や汗を流し始めた


 メドーサの眼を見ていなければ、石にならないとは言え、人間が五人も残れたのは異常である


 ジークは妙に思い、横島に何で眼を見ないでいたのか質問してみた


 すると、横島は得意そうにこう答えた…


「そんなのお前、メドーサのどこ見るかっつうたら、あの胸見ないでどこ見るよッ!!? 昔のメドーサもでかかったが、コギャルメドーサなんて若いうえに巨乳だぞ?!」


 ………これにはメドーサもすっ転んでいる


 いや……よく考えれば、横島なら当たり前だろう


「………ん? 待てよ、ってぇ事はだ―――お前等全員、俺と一緒ってこった!」


ギクギクギクギクギクゥ!!!


 再び、そして今度は核心を突いた完璧なる図星である


「なるほどなるほど〜? こいつぁいいや〜」


 鬼の首を取ったと言わんばかりに、横島はニヤニヤと男連中を見た


 マズイ…!とんでもない奴に知られてしまった…と、男連中は青ざめる


「ま、待て待て横島!! お前…弓に言い付けるつもりじゃねえだろうな?!」


「わ、わっしらは友達じゃけんの〜…? ま、まっさか魔理しゃんに告げ口なんて…!」


「よ、横島君!? 何か欲しい物はないかい?! 可能な物なら何でも…!」


 必死に横島のご機嫌取りをする三人を尻目に、横島はグッグッグッと実に意地の悪い笑いを零す


「欲しい物〜? 俺の欲しい物は――――――お前等の不幸じゃー!!!」


 ――――――殺す…殺さなければ自分達に明るい未来はない―――彼らはそう思ったそうだ


 しかし例外はいた―――彼女もいなければ好きな人もいない佐原だけは心底、ホッとしていた





「………もういいかい」


「はっはは! 随分と大人になったんだな、メドーサ」


 冷えきったメドーサの言霊を、横島は無邪気に笑って流した


 まあ、どういう事かと言えば、メドーサに対する挑発だったわけだが、なんとか彼女は踏み止まったのだ


「毎回毎回、あんたのギャグに振り回されてれば、今のが芝居かどうか判るさ。―――…ああ、実にあんたらしくないね横島? なんだい、その身体を纏う雰囲気は…」


 まるで別人じゃないかと―――メドーサは目を細めた


 横島は大して気にした様子はなく、頭を掻いて笑った


「いや〜、なんての? 俺も大人になったって事よ。シリアスな時にギャグを混ぜるのが何となく苦手になっちまってさー」


 言葉とは裏腹に、能天気そうに横島は笑う


 そんな様子を見て、メドーサは苛ついた様に舌を鳴らした


「だから芝居をやめなって言ってるんだよ! でないとそこの石像、木っ端微塵に吹っ飛ばすよ!?」


 メドーサとしては安い挑発のつもりだったが、横島はそうは取らなかったようだ


 横島の眼光は鈍く光り、いつもの横島を知っている人物は思わず身震った


「…させねえよ。あいつを失った時から、俺は目の前にいるヤツを誰一人死なせやしないって決めたんだ」


 横島の変わり様に驚いていたメドーサだが、今の言葉には正直、笑うのを通り越して怒りが込み上げてきた


 自分でも何で横島相手に、なぜ叱咤などしなければならないのか知りようもなかいが――――――メドーサは知らず知らず叫んでいた


「―――ふざけんじゃないよ…! 好きな女一人守れなかった奴が、誰一人死なせないって…?! 今のは一番、あんたが吐いちゃならない台詞だよッ!」


 メドーサが言葉を発する度に、衝撃波が横島達を襲う


 しかし、横島はそんな怒りを表すメドーサを嘲笑った


「メドーサ―――俺は別に、何も一人で全てやろうなんて考えちゃいねえよ。こいつを死なせたくない………そんな俺と同じ想いの奴らと、一緒に戦うつもりだよ」


 ちらっと雪乃丞を盗み見ると、横島は素早く文殊を投げ付けた


「雪之丞ッ! 『同』『期』合体―――!」


 横島の身体は分子レベルに分解され、雪乃丞の身体に流れ込み融合を果たした


 その様子を、メドーサは何をするわけでもなくただ眺める―――…超加速を使えば合体を阻止する事も可能であるに関わらず、だ


 当然、メドーサが邪魔をするだろうと予想して、攻撃態勢を取っていたベスパやパピリオ、ジークは呆気に取られた


 合体は既に完了し、美神との時とまではいかずとも、今のメドーサに匹敵するほどの霊力を有している


 それを把握して、メドーサは改めて思った


「あたしも馬鹿だねえ…。何で攻撃しないで見てたんだろ? 人間界に来た一番の理由は、あいつをぶっ殺す為だってのに」


 ま、過ぎた事は考えてもどうにもならないし、考えるより実行実行……などとあっけらかんと強かに、叉を振り回す


 横島達も既に、いつ何時でも応戦できる様に戦闘体勢に入っている


「双方とも準備は万端みたいだね。んじゃ、ま…始めようか!」


 言葉と共にメドーサは空を翔る


 横島も『翔』の文殊でメドーサに肉薄し、霊波刀で叉と交えた


 その時、メドーサは霊波刀がほぼ実体化する程、洗練されていたのに驚き、目を丸くする


「横島、その霊波刀…」


「ん? ああ、これか。これは霊波刀を凝縮してみたんだ。攻撃力が上がったのは良いんだけど、デメリットは長さが小太刀程度しかないことだな。ま、今は霊力があるから、普通の長刀ぐらいあるけどさ」


 戦っている最中だというのに、横島は素直に自分の技の説明をしてしまう―――そんな抜けた所は、雰囲気が変わっても変わらないようだ


 メドーサは愉快そうに笑い、叉を振り抜いて一旦、距離を取る


 そして直ぐ様、叉を片手で持ち直すと、空いたもう片方の手で霊波砲を放つ


 横島はサイキックソーサーを構えたが、弾く直前に見えた光景に、身体が自然に後ろに跳ねる


 霊波砲から叉の先が破り出て、横島の眼前一センチメートルでメドーサの腕は伸びきり、叉は止まっていた


「―――良い目してるね」


「…お陰様で。お前とやり合うのはこれで五度目だ」


 そういやそんな長い付き合いだっけねえ…と呟き、突進と共に再び突きを放つ―――が、難なくそれを掴み取られた


「俺はお前とは初めてだったな」


「雪之丞…。下がってな。あたしは今、横島と…」


「そう冷たくすんなって。元弟子の成長ぶり―――師の責任としてきっちり見なッ!」


 顔面への前蹴りを前かがみに避けられると、そのまま脳天目がけて踵を落とす


 しかし瞬く間に背後へとメドーサは移動し、雪之丞の背中に掌を添える


「だから言ったろう? 超加速も使えない雑魚が、しゃしゃり出たって意味無いんだよ。ほら、解ったら横島と変わんな」


 あんたは横島を強くする為のパーツ程度の存在なのだと、メドーサは更に追い打ちを掛ける


 圧倒的な力を見せておいてこの台詞……完全に戦意を削いだと思ったメドーサだったが、背後からでも雪乃丞が笑うのが分かった


「…何が可笑しいんだい?」


「ククッ……いやな、俺を弱いなんて言ってるうちは、横島には勝てねえぞ…と思ってよお」


「…あんたのダメージは横島も一緒なんで手加減してやれば、付け上がるね」


 少しばかり痛い目みな…メドーサはそう呟くと、掌に集中させていた魔力を解き放った





「ガハッ!」


 霊波砲を喰らって身体をくの字に曲げる


 ――――――いや、くの字に曲げるとは表現が少しおかしい


 背後から攻撃を受けたならば、背を海老の様に反らせる筈だ……と言う事は―――


「ぐっ…! 雪之丞、貴様…!?」


 やはり霊波砲を喰らったのはメドーサだった


 当の雪之丞といえば―――何故か身体が黄金に、神々しく光り輝いていた…


「ふっ、この完全に出来上がった魔装術が、お前の攻撃を弾いたのさ。正に…」


 雪之丞が何かを言おうとした途端、いきなり表面が横島にチェンジした


 そしてそのまま、横島は雪之丞が言おうとした台詞をそのまま横取った


「―――正にクワ〇ロの乗る〇式! 今で言えばム〇の乗るア〇ツキ!」


「よ、横島ー! それは俺が言おうとー!」


「ん〜? 肩がなんか煩いな〜。んじゃ、後は頼まれた!」


 低レベルな言い合いの中、しかし誰もが思ったろう……やはり横島は横島だと


「メドーサ。俺との戦いで、相手を舐めるのはやめたんじゃなかったのか?」


「横島…!」


「ま、俺って悪運だけは強いからな。お前が遅れ取ったのもその所為だ! だからこんなつまんねえ戦い止めようぜ?」


 メドーサは何も言わず、わなわなと肩を震わす……誰の目から見ても、怒っているのは一目瞭然だった


 まあ、自分は実力ではなく、唯の運だけであんな目に遭わされた…等と言われれば、頭にくるのも致し方ない―――のだが、横島相手に実力で負けたと思い切るにはだいぶ無理があるのも事実であり、どうにもならない相談なのだが…


 ――――――要には自分が納得できる理由が欲しいのだ


「―――…がう、違う、違う! 全てはあたしの油断の所為だ! 人間如きにと侮ったあたしの…! 故に今度は誰であろうと容赦はせん!!」


「そっか……それじゃあ俺も、もう戦う気が起きないように実力で叩きのめしてやるよ!」


 こうして第二ラウンドの幕が上がる…







『作者の愚痴』
約一ヶ月と一週間ぶりの掲載…。
いや〜、思ったよりメドーサとの戦いが長くなってしまって、第二話で終わらすつもりだったのにな〜…と、嘆いております。
急いでいた所為もあってか、文章が荒い…!
書き直すにもどこに手をつけたらいいか…(泣)
しかしまあ素人だし、ちゃんと最後まで書く…というのが出来栄えより大事だと思ってますので。
第三話は一月の終わりごろかな?
ではまた会いましょう!

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