ザ・グレート・展開予測ショー

coffee break 〜絶チル 9th-11th senseより〜


投稿者名:dry
投稿日時:(05/10/ 1)

※「絶対可憐チルドレン 9th sense. 誘惑者(1)」(05/42号)〜「11th sense. 誘惑者(3)」(05/44号)
 のネタバレと、短期集中連載の内容が含まれています。未読の方はご注意下さい。

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 不気味な存在感をここ3話で遺憾なく示してきたエスパー犯罪者・兵部京介。
 皆本の対極に位置し、チルドレンを「悪魔」へと導く役所のようですが、果たして彼の目指すものは何なのでしょうか?

 単純に考えれば、薫にESPの使い方を教え込み、エスパーの「女王」に成長させる事で伊号中尉の予知――ノーマルとエスパーの戦争――を実現させる事になります。しかしその未来は、戦場と化した大都市、皆本の手に掛かる薫、ノーマルによる核兵器の使用と、絶望的な結末で彩られていました。



(君だってどうせいつかその手を放すさ…!!)
(同じ予知を聞かされたときの―――僕の仲間のようにな!!)



 かつての自分と同じ立場に立たされている薫に兵部が求めるものとは「破壊の女王」とその死ではなく、未来の戦争での兵部を含む「破壊の女王」側の勝利。つまり、別の形で「予知を覆す」事なのではないでしょうか。

 仲間の手で殺されかけた過去により、ノーマルとエスパーの融和は兵部にとってはどうでもよいもの、あるいはもはやあり得ないものとなっており、戦争はいつか必ず起こると考えている。「普通の人々」の活動に無頓着な感があるのもそのため。彼が待ち続けたのは、銃撃の後遺症でかつて程の力を振るえなくなった(実は高い技術で超度の低下を補っている)自分に成り代わり、未来のエスパーの指導者となり得るエスパーが現れる事。そして、いつか必ず戦争が起こるならばそれに勝利する事こそが彼の目的なのかもしれません。

 ともあれ、彼にはまだまだ謎が多そうですので、ここまでで妄想はひとまず終了。



 ……実はその正体が催眠能力によって美少年に化けている「伊号中尉の双子の弟・呂号少尉」だったとしても、それはそれで面白いかも(笑)。

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