ザ・グレート・展開予測ショー

文珠の価格


投稿者名:ジェネ
投稿日時:(05/ 9/30)

どうも美神さんは俺の文珠をスッてへそくりしているらしい…
今までちぃ〜とも気付かなかったわけだが…
男『横島忠夫』スラれっぱなしじゃ漢がすたるぅ!
というわけで美神さんに文珠を高値で買い取るよう交渉に来たわけだ
だが……結果は…

「文珠を買わないか?ですってぇ?」

「ええ……どうやら美神さんが俺の文珠こっそり取ってたみたいなんで」

ギクッ!と美神が肩を揺らし、冷や汗をかいている

「やっぱり盗むのって犯罪でしょ?だから正式に買い取ってもらおうと思いまして…」

「なによっ!丁稚の物を私が預かってあげただけじゃない!」

『預かる』という言葉が本心かどうかはわからないが、今日の漢『横島』はスリに屈するわけにはいかないのだ!

「そうですか!なら一回返してもらって、正式に買い取ってもらうって事で」

「!…イヤよっ!丁稚の物は私の物!バカな事ばっかり言ってたらクビよクビっ!」

「うっ!」

正直クビになればこの辛い生活から開放されるだろうが、この事務所は結構気に入っている……しかし…ここで負けては全てが水の泡!最後までやり通すのが『漢』なのだ!

「…じゃあ交渉してもらえなければ窃盗罪で訴えるという事になりますよ!」

「!!!」

横島の勢いと訴えると言う言葉に身じろぐ美神

「じゃあ交渉といきましょうか(ニヤリ)、僕も鬼と言うわけじゃぁありません…100万でどうでしょう?」

「1000円よ!」

「えっ?」

あまりの値段に聞き間違えかと美神に耳を傾ける横島

「1000円!」

だが聞き間違えなどではなく、しっかり1000円と言っている

「そ、そんな…100万でもかなり安いって聞きましたけど」

美神の勢いに負け、徐々に逃げ腰になってくる横島…だが美神の猛攻は終わっていない

「1000円じゃ駄目ってんならどんどん下げるわよっ!950円!900円!850円!ほらほらっどんどん下がるわよ!」

「わ〜〜!!!」

「500円!450円!」

「ちょ、ちょっと待って!」

「300円!まだまだぁ!」

「わ、わかりましたっ!」

「そ!じゃあ255円で決まりねっ!」

「あ…あぁぁぁ」

こうして横島の文珠は時給と同じお値段で奪い取られてしまう事となった…

あとがき
短いですかね…?

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