ザ・グレート・展開予測ショー

オカルトGメン極楽大作戦


投稿者名:ふぉふぉ
投稿日時:(05/ 8/ 3)

アシュタロスの反乱という神・魔・人間界を揺るがす一大動乱の後、世界は落ち着きを取り戻した、かに見えた。少なくとも表面上は。
アシュタロス一派という魔界の一大勢力の消滅。そして神界、特に人間界に駐留していた神族の受けたダメージはことのほか大きく、以前のように強大な力同士による作用・反作用という拮抗は失われ、綱渡りのような危ういバランスをかろうじて保っているに過ぎなかった。

だがそのことはかえって神・魔界においては対抗勢力への侵攻を躊躇させる流れを加速することとなり、外敵への警戒度が低下したためそれぞれに己が秩序を再構築するのに腐心していた。もっとも、そうすることしかできないこともまた事実であったが。

人間界では人的・物理的被害は既に復旧を終えていたが、霊的存在の空洞化はいまだ顕著であり、特に神族の影響力が低下したことによる新たなる厄災を生み出していた。

妖魔の新生である。

人間界での霊的空白を埋めるかのように新たなる霊的存在が生まれることは自然な流れであったのかもしれない。だが、その性質のほとんどが魔の属性を帯びているということの影響は無視できるものではなく、さらに旧来の魔族の秩序にも組み込まれることのないそれは、通常の魔族とも異なり破壊衝動のみが自らの従う法であった。それはあたかも不安定な世相により生み出されるカルト新興宗教のごとく、一見すると既存の存在と似ているようではあるが実際のその行動倫理はあくまでも利己的であり全く別物であったため、新たなる対症療法が求められることとなる。

20世紀末における霊的障害とは主に地縛・憑依霊などであり、その被害者も特定の個人・団体であることが多くその需要に応える形でGSが誕生した。しかし新生妖魔による被害は不特定多数であり、特定の依頼者を持たない事例が多発したため民間のGSだけでは十分な対処ができずにいた。そこで白羽の矢が立ったのがICPOの外郭組織でしかなかった国際対霊障警察機構、通称オカルトGメンであった。

オカルトGメンは民間GSからの中途採用を募りつつ年々その規模を拡大し、遂には2020年現在、GS資格取得者の実に7割が所属する組織となるに至った。
この物語は、オカルトGメン創成期ともいうべき2000年から、後に第一期オカルトGメン黄金時代と呼ばれる2020年代にかけての物語である。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「極楽にーーーっ!行かせてやるでござるーーーっ!」

激しい閃光とともに妖魔は吹き飛んだ。

「見たか先生直伝霊波刀の威力。」

「見たかじゃないわよ、シロ。こいつは新種っぽいから原型をとどめたまま行動停止しろって命令でしょ。殺すのは構わないけどバラバラにしちゃってどうすんのよ、このバカ犬。」

「なんじゃとタマモ!拙者は犬ではなく狼だと言っとるだろーが。ろくに戦いもせずに今頃のこのこやってきてバカとはなんじゃバカと・・・・ゲヘゴハブホッ。」

「力任せに暴れるからそんな埃まみれになるのよ。ここは廃屋になって長いんだからちょっと考えればわかるでしょ。それに私は戦ってないんじゃなくてこいつをこの部屋に追い込んでたの。おかげで単細胞のあんたでも倒せたんだから感謝しなさいよ。」

「おまえのゴホッ、助けなんかなくてもゴフッ、横島先生の一番弟子のこの拙者ならば妖魔の一匹や二匹なんでもないでござるよガハッ。」

「・・・むせながら言っても説得力ないし。倒したのはいいとして、こうも吹っ飛ばしちゃったらまた霊視鑑識課に叱られるんだからね。私は叱られるのヤだから報告書には『シロの単独暴走』って書いとくわよ。」

「な・・残念な結果ではあるがこれは突撃隊の連帯責任ではござらぬか。そこはほれ、同じ犬族として、のうタマモ。」

「無意味な、なれあいは、しないわよ。」

放っておくといつまでも続きそうな言い争いにかき消されそうになりながら、遠くから呼び声が近づいてくる。

「・・・・おーい、二人ともだいじょーぶかー。」

先に気がついたのはタマモだった。

「あ、隊長・・・」

やや遅れてシロも声の主の方を向く。

「一文字隊長!」

「シロ、タマモ、二人とも無事なようだな。ターゲットはどうした。」

その声にシロが直立不動で答える。

「ターゲット行動停止完了でござる。・・・でござるが・・・実は・・・その・・・」

「シロがまたバラバラにしちゃった。」

「な、タマモ余計なことを。」

「言わなくったって、そこ見ればすぐばれるんだから。」

「しかし、ものには言い様ってものが・・・・」

半ば呆れ顔で、慣れた口調で一文字が割って入る。

「まあまあ、しかたないよ。新種は対処法がはっきりしないから捕獲するのは難しいし。またあたしの方からおキヌちゃんに謝っとくからさ。」

「あの、隊長。おキヌさんはネクロマンサーのお仕事で出張中ですので現在の霊視鑑識課の責任者はマリアが代行してますが。」(注:書類上は学術顧問としてカオスがその任にあるが実際の業務は全てマリアが行っている。もちろん周りの者の扱いも、マリアが主でカオスは従である)

「マリアかあ。あいつは適当に、とかそこを何とか、ってのが通用しないからなあ・・・シロ、始末書で済むといいな。」

「隊長そんな殺生な・・・」

「隊長、霊体の破片、回収しました。撤収準備完了です。」

「お、悪りぃなタマモ。よし、ミッション・コンプリート、ヒトヨンフタマル。さ、帰るぞ。じゃシロ、そゆことで。」

「ちょっと隊長ーっ!隊長ってばーっ!」

スタスタと立ち去る一文字とその後ろをパタパタと追いかけるシロの二人を見ながら、タマモはふとため息をもらしながらつぶやくのだった。

「まったく隊長も余計なとこだけ美神さんと横島の影響受けちゃって・・・・」



一台の車が郊外の田園地帯を一路オカルトGメン日本支部へと向かっていた。中には一文字、シロ、タマモの三人と、回収した妖魔の霊体片。一応の任務の完了で臨戦態勢を解かれたせいか、何も無い道のりの暇つぶしか、雑談がはずんでいる。もっとも、女三人集まればお喋りするのに理由は必要ないのかもしれない。それでも会話の内容はいつしか仕事の話へと変わっていったのはやはりプロとしての自覚なのだろうか。

「やっぱり始末書でござるか・・・拙者、今年に入ってもう何枚目か覚えとらんでござるよ。」

「23枚目よ、バカ犬。」

「なんだとこの陰険狐!」

「まあまあ、二人とも。」

一文字が二人を押さえるような仕草をしながらなんとかなだめる。すっかりタイミングを押さえているあたりが今までの苦労をしのばせる。

「しかしなあ、シロ。おまえはもう少し上手く出力をコントロールできるようにならねーといけねーぞ。」

「はい、隊長。それはわかっているでござるが・・・」

「あのまま美神さんちに住んでればもっと色々教えてもらえただろうに。今は二人で部屋借りて住んでんだろ?もったいねーなー。」

「さすがにもうあそこには居づらいでござるよ・・・。それに美神殿に『働いて給料もらってる奴からは家賃と食費とるわよ!』って言われたでござるし。」

「あんたは大食いだから。」

キッ、とタマモを睨んだシロを制止しつつ一文字が続ける。

「それでもな、できるだけ機会を作ってあの人達に訓練してもらった方がいいぞ。おまえら『犬神』クラスの霊力のコントロールのコツなんて通常の人間のレベルでは教えたくても教えられないんだから。それができるのはあの人達以外にいったいこの世に何人いることか。」

事実その通りである。六道女学院時代にもオカルトGメンの同期にも、瞬間的な出力はともかく総合的な霊力ではシロとタマモに勝る者はいなかった。

「特にシロ、おまえは横島さんにもっと教っておかないと。」

「やっぱり拙者が一番弟子だからでござるか!」

横島の名前を聞いてシロが急にパタパタと尻尾を振り出す。もはや条件反射なのかもしれない。

「それもあるがコントロールの方向が違うんだ。」

「方向・・・でござるか?」

一瞬、頭を使う問いかけにシロの尻尾が止まる。

「そうだ。横島さんの霊波刀は『栄光の手』の変化形だが、あれは通常の霊波刀とは少し違うんだ。一般的な霊波刀ってのは、刀の性質を持った霊波の放出の方向をコントロールすることによってその形を維持する。予め特定の性質を持たせた上で特定の方向に絞り込むんだ。水の出ているホースの先をつまむようなもんだな。だが『栄光の手』は発動した瞬間の霊波には性質も方向も決められていない。素の状態なんだ。それを臨界状態で維持しているのが『栄光の手』の待機状態なんだ。」

「でもそれだと発散しちゃうんじゃないの?」

「そうだなタマモ。出力を上げるのは体内のチャクラを使うのが一般的だから、臨海状態は体内で作り出すのが普通なんだ。でも横島さんは手の表面で臨界状態を作り出しているんだ。素の霊波のままで。」

ふと一文字は自分の拳を握り締め、一瞬視線を向けた。運転中であるためほんの一瞬ではあったが。

「あたしの『ロケットパンチ』はな、横島さんからコツを教わったといえ、拳に力を貯めてるときはすでにそれ用の性質に霊波を変換しちまってるんでまた少し違うんだがな。」

拳をほどきハンドルを握り直して一文字は続ける。

「横島さんはそれができる人なんだよ。だからこそ『栄光の手』は霊波刀形態になったり、手の形のまま伸ばしたり、『フライングソーサー』に瞬時に形を変えることができるんだ。さらにその先にあるものが『文殊』という、素の霊波を人間の限界以上の臨界状態まで高めた上で押さえ込み、体外でも安定させておくことができる技なんだ。」

「ふーん、横島ってそんなに難しいことしてたんだ。」

タマモは何やら納得しながらうなずいていたが、

「さすが先生でござるな。」

シロはパタパタ尻尾を振るばかりでさっぱり理解していないようだ。

「シロ、おまえの霊波刀は師匠が横島さんのせいか、横島さんのそれに近いんだ。それにあの人なら美神さんとの合体技というおよそ人間の歴史上有り得ないほどの霊力を扱ったことがあるし、霊波刀のコントロールのコツも的確なはずだ。っていうか横島さん以外存在しないんじゃないかな、人狼に霊波刀を教えられる人間なんて。」

横島が褒められているせいか、いつのまにかシロの尻尾がまた活発になっている。心なしか顔もニヤケているようだ。

「そうでござるか。やはり拙者と先生は切っても切れない深い縁で結ばれているようでござるな。さっそく次の休みにでも横島先生にところにお願いしに行ってくるでござるよ。」

それまで何やら考え事をしていたようなタマモが小声でつぶやく。

「あたしも一緒に行こっかな。」

「タマモは関係なかろうが。拙者一人で行ってくるでござるよ。先生との邪魔はさせないでござるよ。」

「そんなつもりじゃないけど、あたしって『妖狐』だから狩りの方法は基本的に待ち伏せからの一撃なのよね。だから直接攻撃よりも、目くらましとか不意打ちの技のバリエーションを充実させようと思って。そういう技って得意でしょ、あの二人。」

「ぐっ、それはその通りでござるが。」

一文字も笑いながらも納得顔で

「あははは、そりゃそうだ。反則技であのコンビに勝てる人はいないわ。二人で行っといでよ。」

「隊長がそうおっしゃるのならば仕方ないでござる。タマモ、くれぐれも拙者の邪魔はせぬようにな。って人の話を聞いてるのでござるかっ!」

外の景色を見ていたタマモがシロの声を指を立てて遮る。

「シッ・・・・何か・・・くる。」

その声に一文字もシロも感覚を研ぎ澄ます。

「車載レーダーには反応なしか。シロ、タマモ、何かわかるか。」

「さっきの妖魔と似ているようでござるが・・・もう一匹いたのであろうか。」

「似てるけどちょっと違う。それに・・・・もうすぐそこ!」

いきなり目の前を黒い影が一瞬で通り過ぎる。

「妖魔だな。しかも速い!二人とも戦闘態勢!」

一文字がハンドルを握りなおす。シロとタマモはもうすでに戦闘態勢に入っている。

「タマモ、本部に応援要請!シロ、手持ちの武器は!」

「近距離用のネットグレネードだけでござる。さっきの戦闘は結界内の屋内戦だったので遠距離及び高速戦闘装備は準備してないでござる。」

「この車の装備とスピードではこちらが不利だ。かといってこれほど高速の妖魔相手に障害物のないこの場所じゃ、車から出る方が危険だ。くっ、どうする。」

そう言っている間にも妖魔は何度も攻撃をしかけてきている。なんとかかわしてはいるものの、一本道では自ずと限界がある。それは一文字にもわかっているのだが有効な手立てもないまま焦りだけがつのり時間だけが過ぎてゆく。

「隊長!正面!」

タマモの声にハッとして正面上方を見るが、その瞬間に閃光につつまれる。と同時に急激な上方へのGを感じる。ヤバイッ!とっさに防御態勢をとって目を閉じる・・・が攻撃による衝撃はやってこない・・・どうやら車ごと上空を浮かんでいるようだ。

「どうやら間に合ったようだな。」

「先生!」

「横島・・・」

二人の声に我を取り戻した一文字の眼前には横島がいた。ボンネットの上で『飛』『行』の文字が刻まれた文殊を発動させている。その姿にホッとして一文字が声を漏らす。

「横島さん。」

「まだ気を抜くな!追ってきてるぞ!」

「横島さん、8時の方向、俯角30。」

「え?おキヌ?」

おキヌの声に反応し、横島が車ごと回避運動をとる。おキヌは後部座席の屋根の上に正座したままで妖魔の動きを横島に伝えている。

「ああ、空港で一緒になってな。オカルトGメンのヘリに便乗させてもらった。さあ、一文字は外に出ろ!攻撃の準備をしておけ!シロとタマモは一文字の防御に専念しろ!」

「でも横島さん、攻撃といってもあたしの技じゃこの相手には・・・・」

「大丈夫だ。」

戸惑いの表情を浮かべる一文字に、横島はニヤリと笑って答える。

「令子が一緒だからな。」

横島が言い終わるや否や運転席の屋根の上から神通鞭が妖魔に対して一直線に伸びていく。妖魔は回避しようとするが、神通鞭はそれ自身が意思を持つがごとくみるみる距離をつめてゆく。

「逃げられるわけねーさ。」

そう確信をもってつぶやいた横島の視線の先では神通鞭の命中を受けた妖魔がいた。妖魔はその飛行能力を奪われ、車の下方にフラフラと力なく流れていく。

「このスピードならはずさねーだろ。トドメだ、一文字。」

「はい!」

一文字は運転席のドアを開け右腕を落下中の妖魔に向けて真っ直ぐに伸ばす。左手を右腕に添え、霊力を高めていく。

「ロケットパーーーーーーーンチッ!」

一文字の右腕から放たれた光の拳が妖魔を地面に叩き付ける。

「横島さん、妖魔行動停止しました。」

「了解、おキヌちゃん。さ、下りるぞ。」

車はゆっくりと降下していき、身動き一つしなくなった妖魔の横にふわりと着地した。少し離れたところでは、横島らを乗せてきたオカルトGメンのヘリが待機していた。

「いやーさすがは先生達でござるな、拙者感服しました!」

「それにしても美神さん達はどうしてここに?」

一文字の問いかけに、横島は頭をかきながら

「いやー、俺らも仕事帰りだったんだが空港でばったりおキヌちゃんに会ってな。ちょうど西条にも用があったんで一緒のヘリに乗っけてもらうことにしたんだ。んでその途中で救援要請の緊急コールだろ、びっくりしたぜ。たまたま近くだったんで急いで向かったんだが、なんにしろ間に合ってよかった。」

「隊長。」

妖魔を確認中のタマモから声がする。

「なんだ、タマモ。」

「どうやらこの妖魔は外見は多少違いますがさきほどの妖魔と同種のようです。おそらくつがいだったのではないでしょうか。車に積んだ霊破片をたどってきたものと思われます。」

「霊破片ってなんですか?一文字さん。」

おキヌの言葉に一文字はバツが悪そうに答える。

「いやー、さっきのミッションで退治したやつなんだが勢いでバラバラにしちまってな。あははは・・・」

「あらあらまたですか。わかりました、今度から殲滅以外の直接行動ミッションでは霊波遮断シートの携帯を義務付けするように霊視鑑識課から正式に要請しておきますね。」

「あんた達みたいなのが揃っててこんなチョンボするなんてねー。まだまだ修行が足りないんじゃないの?」

「もうしわけないです、美神さん。」

美神の言葉に、今度は一文字が頭をかきながら答える。

「しかしねー、あんたの技のネーミング。なんつーか、こー、もうちょっとなんとかなんない?」

「え?何か変でしょうか?」

「とりあえず技の名前叫びながら繰り出すことろもな。ぐっ・・・」

「あんたも人のこと言えないでしょーが。」

すかさずグーで横島の後頭部を殴打しながら美神が突っ込む。最近では横島をしばくことも少なくなり、突っ込みにも道具は使わないようであるが、かといって手加減しているわけではなさそうだ。

「あ、そうそう。今回の分はツケにしとくからね。」

ニッコリと微笑む美神だが、その微笑が一層『ツケ』がいったいいくらになるかという想像を怖いものにしている。

「え、美神さんそれっていくらぐらい・・・分割って効くんですか・・・・」

「バーカ、冗談だよ。仮にマジでもそんくらい俺がおごってやるから心配すん・・・」

「なにカッコつけてんのよ、この宿六!あたし達は西条さん待たせてるんだからさっさと移動しないといけないんだから。ほら、こっちこいっての!んじゃね、一文字さん。シロもタマモもまたね。」

横島が言い終わるのを待たず、美神は横島を掴んで引っ張っていく。

「いてててて、耳は痛いって令子、そんなに引っ張んなくてもすぐ行くから。だから耳は痛いってば。」

美神に引きずられるようにヘリへ去って行く横島の傍でおキヌも挨拶をする。

「それじゃみなさん、あとで本部でね。お先に。」

「ああ、またあとでな。」

美神らを見送ったあとで、一文字はシロとタマモに声をかける。

「さ、あたしらも撤収準備開始だ。」

「隊長、妖魔の捕縛及び積載完了しました。」

「さすがタマモ。よし、緊急ミッション・コンプリート、ヒトロクサンマル。さ、シロ帰るぞ。」

「はい、隊長!」

すでに小さくなりつつあるヘリの後を追うように、一文字、シロ、タマモを乗せた車は夕焼けに染まった田園地帯をオカルトGメン日本支部に向かって走り出した。

今までの コメント:
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa