ザ・グレート・展開予測ショー

絶対可憐チルドレン第二話・展開予測?


投稿者名:美尾
投稿日時:(05/ 7/19)

チルドレンたちの成長のため非超能力者の友達も必要だと考えた皆本から、学校へ通うように言われるチルドレンたち。
口ではブーブー言いながらも普通への憧れもあり結局通い始める。

チルドレンのことが心配で心配でたまらない桐壺局長、本当に自分の判断が正しいかどうか悩む皆本。そんな二人を朧が励ます。

学校で友達を作るために三人で固まらないため、別々のクラスに振り分けられる。

そして紫穂のクラス。
ぎりぎり無愛想にならない程度に自己紹介をこなし、自分の席につく紫穂。
背後からポソリと聞こえた「超能力者」という呟きに彼女の手がとまる。クラスに馴染むまで当面の間三人が超能力者であることは伏せられているはずだった。

休み時間、教室は賑やかな歓声に包まれるが、紫穂に近づいてくるクラスメートは一人もいない。
(まっ、いつものことね)
紫穂は淡々と、しかしどこかさびしげに受け止める。
どこから情報が漏れたのだろうと悩む紫穂。そんななか、隣の女子生徒が自分と同じように一人で座っていることに気づく。
不思議そうにそれを見る紫穂。紫穂の視線に気づき何か言おうとした少女に何人かの生徒の視線が突き刺さっる。結局、少女は何も言わず黙ってうつむいた。

昼休み、少女は先ほど視線をむけてきた生徒たちに連れられていく。
こっそりとついていく紫穂。
行き着いた先は、誰も来そうにない校舎の影。

影からのぞくと、少女が殴られでもしたのか頬を抑えてしゃがみこんでいる。
紫穂に声をかけようとしたことが彼らの気に障ったらしい。
関係はないけど人助けも超能力者の仕事だからと一つ頷き、近づいていく。

「そこらへんにしといたら?」

少女を打った生徒の一人が紫穂の襟首を乱暴に掴む。
紫穂は、すこし息を詰まらせながらも

「あなた今朝お漏らししてきたんだ。まぁまだ10歳だしね」

とニコリと笑いながら言ってのける。

「なっ」

拳を振り上げる生徒にもう一言。

「あら、今度は何を見せてくれるのかしら」

生徒は怒りながらも薄気味悪そうに紫穂から手を離し、他の生徒たちを連れ、そこから去っていく。

冷たい視線で生徒たちを見送った紫穂は「大丈夫?」と少女にハンカチを差し出す。
少女は安堵したのか紫穂にワッと泣きついてくる。
その瞬間、少女から紫穂に苛めっ子グループから苛められていた記憶が流れ込んでくる。
自分の記憶と重なると感じた紫穂は「辛かったんだね」と頭を撫でる。その紫穂の言葉にさらに泣き出す女子生徒。
ささやかながら友情が芽生えた。

しかし、遠くからそれを見つめる怪しい影。
視線の主は”普通の人々”の少女、ちびまろ子であった。

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