ザ・グレート・展開予測ショー

「IF」そのA ありのままの自分で…


投稿者名:ptrex
投稿日時:(00/ 6/12)

数日後、横島とルシオラは西条の計らい(計略?)で、アパ−トで二人暮らしをすることとなる
西条   「ふふふふ、僕は同じ轍は二度踏まないのだよ」<br>
美神事務所にて…

おキヌ 「美神さん。横島さんのこと気になりません?」

美神  「前にも言ったけど、私には関係ないし、いまさら出る幕じゃないのよ」
おキヌ 「で、でも…」
美神はおキヌに向き直り
美神   「おキヌちゃん!自分の気持ちに素直に何なさいよ!なんで横島君のことばかり     聞くの?あんたは横島君のこと好きなんでしょ?このまま横島君とルシオラが     いっしょになっても、それでいいわけ?」
おキヌ 「そ、それはその…」答に窮するおキヌ。そして

おキヌ 「横島さんとルシオラさんって、恋人どうしみたいで、相思相愛じゃ無いです      か」
美神  「だから、私にはお手上げですとでも言う気?勝手な憶測だわ!おキヌちゃん、     一度でもきちんと意思表示したことある?横島君にごめんなさいといわれたわ     けじゃないんでしょ?うやむやに終わらせて、後悔するのはおキヌちゃんよ」
しばし沈黙の時が流れる。
おキヌ 「怖いんです私…」
美神  「?」
おキヌ 「ルシオラさんって、すごく強くて、賢くて、美人で、優しくって…女の私から     見てもすてきだなって…、それに比べて私はドジで、馬鹿で、胸も小さい       し…。私になんて勝てる訳ないって…」
美神  「確かにそうかもしてないわね」
美神  「でもねおキヌちゃん、あなたは気づいてないかも知れないけど、あなたにはル     シオラにはない魅力がたくさんあるわ。あんたとはつき合いが長いからわかる     のよ。そのことに気づいているのは私だけじゃない。マリアだって、冥子だっ     て、エミだって気づいてる。弓かおりも一文字魔理もあなたにひかれてる…。     もっと自信を持ちなさいよ」
そう言っておキヌの肩をたたく

美神  「それに、傷つくのを恐れていては何もできないわ」
おキヌ 「……」

美神  「でも、ど−うしても傷つくのがいやだっていうのなら、私が何とかしてあげて     も いいわよ。ただしっ、これはあくまでもビジネスであって、いただくものは     キッチリいただくわよ!」
おキヌ 「私からもお金取るんですか?」

美神  「当然よ、とうぜん。そうね、おキヌちゃんだから特別サ−ビスで1000万で     どう?」
おキヌ 「そんな大金持ってません(汗)」
美神  「そんなことだろうと思ってたわ、私がお金の作り方教えてあげる。これにサイ     ンして(ニコリ)」
おキヌ 「何ですコレ」
美神  「これは臓器提供の合意書で、こっちが交通事故損害保険」
サ−っと血の気がひき青ざめるおキヌ
美神  「ああ、心配しないで。保険料はあたしが持つし、角膜も腎臓も一つで生きられ     るから、肝臓は半分あれば充分ね。私に千万払ってもお釣りが来るわ」
おキヌ 「わ、私。自分で何とかします!」
そう言うと、おキヌは脱兎のごとく走り去った。

美神  「ふぅ−。ったくう、世話やかすんじゃないの(別に、おキヌちゃんに肩入れす     るはないけど、あの子にはあれくらい言ってやらないとね)」
   「さてと、今日の株価でも見ますか…。げっ!」

数日後…朝


おキヌ 「ウフフ、横島さん喜んでくれるかな−」
そう言うおキヌの声は心なし弾んでおり、足取りも軽い。胸にはきれいにラッピングされた箱を抱えて小走りに駆け抜ける
おキヌ (やだ、道間違えちゃった。横島さんのアパ−トはこっちじゃない。私、のぼせ     てるみたい)
おキヌは方向をあらため走り出した。その時、眼の前の人影に気づいたが回避できずにぶつかる。
おキヌ 「キャッ」
??  「いって−」
おキヌ 「横島さん!!」
????「大丈夫?ヨコシマ」
おキヌは横島の肩を抱き介抱する女性ルシオラに気づく
おキヌ 「ルシオラさんも!どうしてこんなところに?」
横島  「それはこっちが聞きたいよ」

おキヌは何かに気づいたのか、一瞬ハッとしたかのような表情を見せ、震えながら

おキヌ 「私…、私、ごめんなさい」そう言って走り去る。
横島  「ちょ、ちょっと待って」その声がおキヌに届くことはなかった。
ルシオラ「あれ、おキヌちゃんじゃない?」
横島  「みたいだな」
ルシオラ「…おキヌちゃん。思いっきり勘違いしてるんじゃない?」
横島  「へ?」
ルシオラ「だってココ。ラブホテルの前よ」
横島  「…(汗)」
    「!、あれは」横島はひしゃげた箱が落ちているのに気づく
    「おキヌちゃん結構抜けてることあるからなぁ。おれ行って届けてくるよ」
そう言って横島は走り去った。
ルシオラ「ちょっと待ってよ…。もう」


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