ザ・グレート・展開予測ショー

横島忠夫奮闘記 67〜命名するは我に在り〜


投稿者名:ぽんた
投稿日時:(05/ 3/ 7)

目の前に見知らぬ存在が立っていた。見た目は年の頃で言えば小学生くらいだろうか。
だがその目に篭った力は違う、断じて見た目通りではない。そこに込められた力強さに
匹敵できそうなのはこの場においてはワルキューレのみ。年季が違うとでも言うのだろうか、
その瞳に宿る光からは何とも言えない深みを感じる。

「エウリュアレーに似てるっちゃぁ似てるか?」

少女の顔を凝視しながら横島が呟く。確かに似てはいるのだ、娘と言っても良いくらいに。
だが明らかにもう一人ないし二人、特徴的なものが混じっているような気がする。
三人分の写真を基にしてモンタージュを作成したようなものだろうか。

「妙に気になると思ったら、メドーサの面影に似てねえか?」


メドーサとは因縁のあった雪之丞がそう呟く、言われてみればそんな気もする。
元々メドーサとエウリュアレーは姉妹なので両方の特徴をそなえていても不思議ではない。

「雪之丞かい、まったく・・・裏切り者が命冥加に永らえたもんだねえ」

その発言を聞いて男二人が顔を見合わせ色めき立つ。

「やっぱアノへび女か!」
「でも何で今頃?」

身構えながらそう口々に発言するが相手には敵対する意思など無さそうだった。
肩の力を抜いてリラックスしまくっている。無論その内心までは計り知れないが。

「落ち着きな、アタシはメドーサじゃないよ。記憶の一部を受け継いではいるがね。
 メーサは既に二度死んだ、いや、殺されたんだ。そこにいる横島にね」
「恨み言は受け付けないぜ、あん時ゃ殺るか殺られるかだったんだ。
 同じ状況になれば何度でも殺す、俺も今ではプロなんでな」

せいぜいクールに言い切ったつもりだった。過去にメドーサと対峙した時と似たような
状況になれば迷わず敵を滅するつもりだ。どれほど恨まれても躊躇するつもりは無いし、
そもそも殺した相手からの恨み言を気にしていては闘う事など出来ない。

「エウリュアレーを見殺しに出来なかった甘チャンがカッコつけんじゃないよ」
「何で知ってんだ? いや、ひょっとしてエウリュアレーの記憶もあるのか?」

横島にしては咄嗟の思いつきだったがどうやら正解のようである。メドーサの意思と記憶、
そしてエウリュアレーの記憶を備えているらしい。メインフレームはメドーサという事か?

「一つだけ聞きたい事があるんだが・・・」
「別に隠すような事も無い、何でも聞きな」

さっきからどうしても気になっていた事、エウリュアレーの記憶に関してはともかく
メドーサの意思と記憶を備えた存在が当然持っているはずの物が一切無いのだ。

「どうして俺に対する敵意が全く無いんだ?」

メドーサにとって横島は、二度に渡って命を奪った怨敵とも言うべき存在だ。
当然恨んで然るべきだしそうで無ければおかしい。二回死んだくらいで悟りを開く
ようなタマでは断じて無かったはずである。

「ソレに関しちゃアタシも不本意ではあるんだが、長くなるが一から説明してやるよ」

そう言われて聞く側にも否やは無い、黙って相手の説明に耳を傾ける。
話は月面の頃まで遡る。月面戦闘において致命的なダメージを受けたメドーサは咄嗟に
自身の霊基構造を横島の中に移し変えて延命を図った。だが急変する状況に万全を期す
暇も無く、霊体を維持出来るだけの分で再生を図った。その結果、横島の体内に幾ばくかの
メドーサの霊基が残されたままになった。無論それ単独ではどうという事も無い。

敵意を持った魔族の霊基など一般人が体内に有しただけで死にかねないが横島はあらゆる意味で
一般人からは程遠かった。敵意を持った霊基に侵食される事も無く、ゆっくりとではあるが
自身の高い霊力を以って排出しつつあった、無論無意識のうちに。そのまま時間を掛ければ
人間の体の自然な働きとして有害な物を排出し終わるはずだった。

だがコスモプロセッサの作動の所為でメドーサは復活し、横島の眼前に現れた。
復讐の念に燃え、真っ先に横島を殺すつもりだったが、何故か主君の側近の女魔族が
ヌケ作の側についており、返り討ちにあってしまった。その際《滅》の文珠で滅んだが
消滅に抗おうとする霊基が近くにあった“器”に流れ込んだ。それが横島の体内であり
そこに残留していた既存のメドーサの霊基に吸着した。それによって増強を果たしたのでは
あるが、本来であれば早いか遅いかの違いがあるだけで緩やかな滅びは約束されていた。

ところが先に宿主である横島が致命傷を受けた。妖毒を受けて人間の部分の霊基構造が
次々と崩壊していった。それに巻き込まれ共に崩壊するかと思われた時、ひたむきな“想い”に
彩られた魔族の霊基が大量に流れ込み横島の“存在”を繋ぎ止めた。僅かに残った横島の
霊基を包み込むようにして護り、メドーサの霊基と直接触れないようにしていた。
愛しい男に他の女が近付かないように画策する、可愛らしく嫉妬した女のように。

かと言ってすぐに排出しようともしない、生命維持に有効であれば、無意識下の冷徹な知性で
その場に留まる事を認めている。結局横島の中には、横島・ルシオラ・メドーサの三者の
霊基が反発も融合もせずに共存していた。ルシオラが間に入った形での奇妙な共存だった。
横島の霊基をルシオラのそれが抱きしめるように守り、その外側にメドーサの霊基が付着
していたそうだ。そこにエウリュアレーの霊基が流れ込みメドーサの霊基と融合した。
元が姉妹の為、相性が良かったのだろう。それぞれが単独で個体を形成する量には足りなかったが
融合した為なんとか一人分の霊体を形成する事が出来たが魂そのものは別人のようなものである。

「別人てのは解ったけど記憶はあるんだろ? 恨んでないのか?」

かつて大気圏突入時に自らの死が確定した状態からでも横島を殺そうと攻撃してきた。
マリアの助力が無ければ間違い無く燃え尽きて死んでいたはずだ。
復活した時は誰よりも横島の事を憎み最初に殺そうとしていた。
ルシオラが身を呈して庇ってくれなければ危なかった。

あれだけの恨みと憎しみがそう簡単に治まるだろうか。エウリュアレーとは別段確執は無かった
とは言え敵対していた事に変わりは無い。止めを刺したのは冥子だがそれ以前に散々横島の
攻撃でダメージを受けている。恨むなり嫌うなりして当然だろう。

「ようはメドーサの霊基がここしばらく受け続けた影響が原因なんだよ」

更に話を聞くと、横島の体内に留まったメドーサの霊基は、ルシオラ霊基の横島への“想い”の
影響を受け続けており、10年以上ひたすら横島に対して愛情を注ぐルシオラの感情を浴び続けた
結果、四六時中惚気を聞かされ続けた友人よろしく馬鹿らしくて恨み続ける事を止めたそうである。
影響を受けて横島に対して好意を持つのではなく、もう恨まないから良い加減惚気話から
解放して下さい、と泣き付きたくなるようなものだった、と語る。

明確な自我が確立していない相手に対してここまで精神的なダメージを与えるとは何とも
言い難いものがあるが、そのお陰で再生した相手から敵視されずに済んでいる。
横島が妙神山で唯ひたすらに強さを求め修行していた時にルシオラはその愛情で潜在的な
敵になる可能性のある者を取り込んでくれていたのだろう。

「やっぱルシオラって最高の女だな〜」
「男の好みはどうかと思うけどね」

横島の心からの述懐であったが当の相手は共感してくれなかったようで、ブスっとしたまま
きつい一言をこぼしている。まあ10年以上惚気を聞かされ続けた以上仕方の無い反応かも
しれないが今更何を言ってもどうにもならない。というより慰める言葉も無い。

「あら〜そういえば〜口元は〜たークン似かしら〜」

今迄の話を聞いていたのかいないのか、冥子が流れと全く関係無い事を言い出した。
一瞬無視しようかと思ったが確かに言われてみれば似ているような気もする。

「よう横島、お前とメドーサとエウリュアレーに似ている目の前の奴は結局何なんだ?」

雪之丞がそう問い掛けて来るが横島にもはっきりとした答は解らない。横島にも似ている
というのがどういう意味を持つのかがさっぱりと解らない。魔族の生態など尚更だ。
結局餅は餅屋というべきか詳しそうな相手に尋ねるしかない。

「ワルキューレ?」
「ふむ、ようするにメドーサとエウリュアレーの霊基が混じり合ってお前の中で孵った
 のだから三人の子供という事になるな、人間風に言うならだが」

“三人の”子供という表現自体が全く人間風ではないのだが。

「“三人の”って何だよ? 俺は潔白だぞ、だいたい母親は誰になるんだ?」

まるで冤罪を晴らそうとする被告人のように横島は必死に言い募る。
身に覚えが無い以上は当然だ、疚しい事など一切無いのに妙に焦ってしまうのは男の性か。

「母親は・・・強いて言えば横島、お前だ」
「へ?」

「だからそこの再生魔族の母親はお前だと言っているのだ」
「な、なんでや〜〜〜っ?」

何だか二人の男性と関係を持った挙句に妊娠して、子供の父親がどちらの男か確定出来ない
女になったような気持ち(実際にそんな経験などないが)で横島の魂の叫びがこだまする。
そもそも魔界では生命の生まれ出るパターンは幾つかあり必ずしも人間界のように男女の
結びつきからのみ発生する訳では無い。上級魔族が眷属を生み出す場合もあるし、魔神の
ような高位の存在が高等な知性を有する者を創造する事もある。

「その辺はお前も知っているはずだな。他にも両性具有体や単性生殖を行う種族も
 あるんでな、それらと照らし合わせてもこの場合はお前が生みの親で間違い無い」
「ううっ、なんかお嫁に行けなくなったような気分だよ」

そこはかとなく哀しい気持ちになりながら横島が呟いていると少女がこちらを覗き込んできた。

「本当にこいつの何処が良くてあの女はあそこまで惚れこんじまったんだろうね〜?」
「しみじみ言うな、哀しくなるから」

思わず、といった感じで本当に自然に漏れた愚痴だった為、横島も反射的に言い返した
ようなものだが、自我が明確に確立していない時期、つまり心を護る鎧も何も無い状態で
ルシオラの影響を問答無用で受けてしまった為せめて本人がそれなりに素晴らしい人物
ならばまだ救いがあったのだが、どうにも威厳とか偉大さからは縁遠い男のようである。

「ルシオラって言ったっけあの女? 殆ど刷り込みみたいに影響受けちまったよ」
「成る程、ルシオラがお前にとってのロッテンマイヤーさんなんだな? アーデルハイド」

「誰がハイジかっ!?」

「たークン〜さすがにそれは〜古過ぎて〜誰も解らないと思うの〜」
「って言うかツッコめたあの女が何者だよ? て感じなんだが」

横島が何となく昔再放送で見た名作アニメを思い出しながらボケると予想外に大人数で
反応してくれた。それはさておき何時までも相手の名前が解らないままでは話し難くて仕方が無い。

「そういや名前はなんてんだ?」
「まだ無いよ、魔族である事は間違い無いけどね」

話の流れ的に横島が名付け親になるべきのような気がしたので無い知恵を絞ってみた。

「俺がつけた方が良いのか?」
「当然だろう、魔族にとって“名”は大きな意味を持つ。滅多な奴につけて欲しくない」

霊体が皮を被ったような状態の神魔族は人間などと較べると精神生命体に近い。
それだけに言霊や名前の持つ意味は人間よりも遥かに大きい。早い話、人間は口約束など
幾らでも破るが神魔がその名に賭けて誓ったものは絶対に破られる事は無い。
それを破れば存在自体が危うくなってしまう、名前という物は存在の仕方を決める程重い。
つまりここでもう一度メドーサという名前を付ければ似たような存在になるという事だ。

「アーデルハイ「却下!」・・・そうか」

思いついた第一案は言い終わる前に却下されてしまった。別に少女はアルムの森の木に
教えて欲しい事など何一つ無いので当然といえば当然なのだがそれでもちょっぴり哀しかった。
適当に決めようにも相手の本質と懸け離れ過ぎても良くない。エンジェルだのキューピッド
だのと名付ければ“名前”と“在り様”の間の矛盾でどうなるか解らない。
ハイジやクララのように世界の中で確固としていない存在の名前なら心配無いのだが
それではお気に召さないらしい。生まれたてとはいえ女の子は難しい。

ワルキューレ辺りに知恵を借りれば無難なのだろうが、やはりそこは親の責任というか
生まれてきた子供に最初に与える世界との繋がりである“名前”は他人に頼らずに考えたい。
かといって親の自覚があるのかといえば、そんな事は全く無い。だが、だからといって
知らん顔をして突っぱねられるような“強さ”は持ち合わせていない。
結局なけなしの知恵を絞り頼りない記憶を探るしかない。

「なあ、シャンブロウってのはどうだ?」

それはほんの偶然、誰から聞いたかも忘れてしまった名前。確か何かの小説に出て来る
キャラクターの名前だったと思うが何となく響きが音楽的で覚えていただけだ。

「シャンブロウ? シャンブロウか、悪くない。っていうより凄く良い、気に入ったよ。
 なんだかアタシにとてもしっくり来るよ」

名付けられた側は気に入ったようでたちまちのうちにシャンブロウを自分で名乗っている。
名前を受け入れた瞬間にその存在がより確固たるものになったようで安定感が増したようだ。

「シャンブロウとはゴルゴン一族をモデルに生み出されたと世界で信じられてる
 キャラクターの名前だ。本来ゴルゴンたるお前にしっくり来るのも当然だろう」

ワルキューレが謎解きのような事を言ってくれた。横島がこの名を選んだのは偶然だが
本人が気に入り、それによって矛盾無くその存在が世界に確定された。これが必然だったのかもしれない。

「その名を受け入れた瞬間に、お前はシャンブロウという存在としてこの世界に確定した。
 つまり魔界の追求も神界の手配もお前を追わないという事だ」

ワルキューレの言葉を聞いてシャンブロウの表情が嬉しそうに輝く。いきなり処分される
可能性もあったのだから当然の喜びだろう。横島も何となくホッとしたような顔をしている。
せっかく新しい存在として生まれ変わったのにいきなり処刑では哀しすぎる。

「今のお前は自由の身の上だ、何でもやりたい事をやれば良い」

ワルキューレが試すような事を言う。自由の身とは言ったが今後危険な存在になるようなら
この場で自分の責任において処断するつもりだった。後に禍根を残すよりはまだマシだ。

「自由? 自由だと? って事は頭の固い上司も足を引っ張るしか能の無い同僚も
 ろくに役に立たない部下もいない、本当の自由なんだな?」

そう言って確認してくるシャンブロウの顔を見た時に、何故かワルキューレは非常に何か
相通じるものを感じた、感じ取れてしまった。相手の見た目は小学生程度なのだが、話す
内容といいその目に宿る悲哀といい、まるっきり仕事に疲れた組織人である。
アシュタロス配下ではさぞや色々と苦労した記憶があるのだろう。

「その通り本当の自由だ、ただし一切の庇護を受けない自由だがな」
「野垂れ死に出来る自由って事だろ? それこそ望む処さ」

何やら魔族同士でやたらと盛り上がっているのだが三人には今イチついていけない。
野垂れ死に等と穏やかでない言葉も飛び交っているが言ってる本人の表情は至って穏やかだ。
取り敢えず理解し辛い状況はスルーして確認したいことだけでも先に聞いておく事にする。

「なあシャンブロウ、お前の中にルシオラはいるのか?」

ある意味最も気になっていた点だ、自分の中のルシオラが稀薄になるのは嫌だった。

「イメージで言うと全身全霊でお前の事を抱きすくめてる感じだったな。お前が生きて
 いる限りは離れようとはしないだろうね」

つまりルシオラの霊基は初期から変わらずあるという事で、それ以外の所謂異物が今回
全て外部に出たという事なのだろう。ならば何も無くしていないという事か。

「それに関しては納得した。それでこれからどうしたいんだ?」

横島にとっても気になる事だ。別に何のあても無いのなら日本に連れ帰って一緒に暮らしても
良い。タマモに説明するのがちょっとアレだが何とかなるだろう。
シャンブロウは何やら下を向いて考え込んでるようでブツブツと一人言を呟いている。
やがて何かに思い至ったのかポンと一つ手を打つと顔を上げて宣言するように言い放った。

「この世界を見たい、のんびりと何の目的も無く、ただ“見る”為だけに見る。
 そうして世界中をゆっくりと周りたいねえ」

任務などと一切無関係にのんびりと唯一人で世界と対峙する、それはある意味かなりの
贅沢なのかもしれない。現にワルキューレなどその言葉を聞いて僅かに羨ましそうな顔を
一瞬だけだが見せた。一切の束縛を受けずに世界の中を自由に流れていく、何とも魅力的な案だ。

「だが色々と先立つ物がいるだろう、どうするつもりだ?」

ワルキューレがそう問い掛ける。細かい事を、と思う人間もいるかもしれないが優秀な軍人は
その辺りの感覚も優れている。補給も無しに戦線を維持出来ると夢想するような輩は軍にはいられない。
だがその質問にもシャンブロウは淀みなく答えていく。

「世界各地の埋蔵金の場所で幾つかはリアルタイムで見ていた物があるからそれを
 掘り起こすよ、まずはトレジャーハントをして金を確保してから放浪暮らしだね」

取り敢えずそれまでの当座の行動資金は精霊石の原石を持ち出して闇ルートで換金して
入手するつもりだそうである。ザンスと後からゴタゴタするのは嫌だったのでそれだけは
止めてもらった。その代わりに、雪之丞からも借りて横島の手持ちの現金は全て渡しておいた。
日本円で10万円程度だが少しはマシになるだろう。

「後は存在を保つのでギリギリの霊体をどう強化したら良いかなんだけども」

シャンブロウがそう一人ごちる。確かにアレだけ肉感的な外見をしていた姉妹が見事なまでに
メリハリの無い体型になっている。はっきり言ってパピリオより色気が無い、正に小学生。
充分な霊力が補充出来れば外見も成長するのだろうか。だがそれに関しては人間には解らない
その辺の知識はワルキューレ頼りにならざるを得ない。期待の篭った視線が集まる。

「一番有効なのは霊力値の高い人間の生き血を飲む事だ。血は力の象徴でもある、更に縁が
 近い人間であれば尚良い。後は精霊を取り込むか、魔界に戻るかだな」

ワルキューレの発言は横島を見ながらのものだったので自然と他の者達の視線も集まる事になる。
決めるのは横島だという事だろう、精霊を呼び出すのはシャンブロウの糧にする為になる。
魔界に今更還るのは億劫だろう。ならばどうすべきだろうか。悩みどころではある。




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(あとがき)
めっちゃ中途半端な終わり方になりました。どうやってもキリの良い所で終われなかったんです。
相変わらず文字数制限と折り合いつけるのが下手です。続きは大至急書きますのでどうかご容赦を。

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