横島の修行(3)
投稿者名:いも
投稿日時:(05/ 3/ 3)
『でもどうしてですか?あなたはもうかなりの力があるのに。』
小竜姫がこう尋ねた、なぜなら横島は霊力なら美神よりも上なのだ
「それは……大切な人達を守りたいからです。それに小竜姫様、俺のこと買いかぶり過ぎっすよ。俺、まだまだ未熟者っすよ、だから修行さしてください。」
そう言って横島は頭を下げた
(う〜ん…この人は、謙虚というか自分に自信が無いというか…。)
『わかりました。それじゃあ私についてきてください。』
そう言うと小竜姫は横島をある部屋に連れて行った
二人が来た部屋の床にはたくさんの魔方陣が並んでいた
「な、何すかこれは?」
『世界中の霊的拠点同士を結ぶ移動用の魔方陣です。2年前の時のような事にならない様にするため何かあった時はここを使って情報交換や避難出来るようにしたんです。』
どうやらアシュタロスの事件の二の舞にならないようにするための策のようだ
「へぇ〜。でもなんで俺をここに?」
『あなたはもうここの最難関の修行を受けたんですよ。だからここではあなたが受ける修行はもう無いんですよ。』
「だから、他のところで修行しろと?」
『そう言う事です。修行が終わったらこれを管理人に見せてください、次の修行場に行けますから。』
そういうと一枚の紙を渡した。
「次ぎのって、一箇所だけじゃないんですか?」
『ええ、4箇所ほどまわってもらおうと思います。』
「よ、4箇所もですか?2週間でまわりきれるかなぁ?」
横島は美神から2週間ほど休みを貰っていた(休みたいと言ったらボコボコにされた、それでも何とか休めたが今月給料なしになってしまった。)
『2週間?何言ってるんですか?4箇所全てをまわるには3,4年はかかりますよ。あ、それと途中でやめる事は出来ませんから。』
「さ、3,4年…まじっすか?」
『はい。どうします?この修行うけます?それともこのまま帰ります?』
(う〜ん、このまま帰る気はないけど、さすがにそんなに休んだら冗談抜きに美神さんに殺されてまう…。それにおキヌちゃんをそんなに待たせる訳にはいかないし、離れたくも無いしなぁ………。)
横島はかなり悩んでる
(でも、あの時のような思いは絶対にしたくない。)
だが、結論は出たようだ
「やります。」
『わかりました。では、あの魔方陣に乗ってください。』
そう言って一つの魔方陣を指差す
「こうっすか?」
小竜姫の指示に従う横島
『はい。では精神を集中してください。』
「はい。」
集中する横島、すると小竜姫の視界から横島が消えた
『頑張ってください。』
誰もいなくなった部屋でそうつぶやく小竜姫だった。
今までの
コメント:
- どうも〜いもです。
横島の修行ってタイトルなのに三話まで修行できませんでした。
次からは横島君には地獄の特訓をさせようと思いますので読んでください。 (いも)
- あの、さすがに何の連絡もなしにいきなり3,4年はまずいでしょう。せめて話してから出発でもよかったのでは。
話じたいは嫌いなわけじゃないので反対はしません。 (九尾)
- 九尾さんコメントありがとうございます。
その事ですがちょっとしたねらいがあるんですよ。
でも今は話せませんので後のお楽しみって事にしててください。 (いも)
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