ザ・グレート・展開予測ショー

告白


投稿者名:いも
投稿日時:(05/ 2/18)

「横島さんの事がずっと前から好きでした。」

職場の同僚からのの突然の告白

そばにいるだけで落ち着く事が出来る、そういう不思議な力を彼女は持っている

アシュタロスの事件からもう2年近くたつがここまで立ち直れたのは皆のおかげだが、特に彼女のおかげだろう

そんな彼女に感謝してるし惹かれている自分がいる

だが、まだあの事件のことを引きずっている自分もいた

「ありがとう、おキヌちゃん。でも今はその気持ちには答えられない。」

悲しそうな表情になるおキヌ

「か、勘違いしないでよ。俺もおキヌちゃんのこと好きだよ、それも友達とかそういうのじゃなくて本当に好きなんだから。」

おキヌのあまりにも悲しそうな表情を見て慌てて言う横島

「じゃあ何でですか?」

今の言葉を聞いて一瞬明るくなったがすぐに「解らない」といった表情になる

「好きだから……かな?」

「え?」

「なんて言うかその…あいつの事まだどっか引きずってるところがあるんだ。そんな気持ちで付き合われたらおキヌちゃん迷惑だろ?だから今は答えられないけど気持ちの整理が出来たら答えるからそれまで待ってくれない?」

「……」 何も言わないおキヌ

「…ごめん、自分勝手すぎるよね。」

(「もしかして嫌われちゃったかな?」)頭の中で言ったつもりだが声に出る

「そんな、嫌いになんかなりませよ、それどころかちょっと嬉しかったですよ。」

「嬉しい?」

「はい。横島さんが真剣に私のこと思ってくれてるってわかったんですもの。」

「そりゃぁ大切な人だからねぇ。」 

横島が何気なく言った言葉だったがこれを聞いたおキヌの顔は真っ赤になった

「ど、どうしたの?」 そんな様子を見ておもわずたずねる横島

「な、何でもないです。」

「大丈夫?顔真っ赤だよ。」

「だ、大丈夫ですよ。」

「そう?それならいいけど…。じゃあ話戻すよ。」

「え?あ、はい!」あまりの嬉しさに何の話をしてたか忘れかけてたおキヌ

「自分勝手なわがままだってことは解ってる、そしていつになるかはわからない、それまで待っててくれる?」

「はい。…でも…」

「でも?」

「横島さんだけわがまま言うのはずるいから私のわがまま聞いてくれますか?」

「え?俺に出来る事ならいいよ。」

「じゃぁ…」 そう言って頬にキスをした

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