輝かしい未来のために…1
投稿者名:さらしろ
投稿日時:(05/ 2/11)
輝かしい未来のために その1
「あ〜今日も疲れたっと。」
アシュタロスの事件から約半年が過ぎた。横島忠夫は、今日も[美神除霊事務所]でのバイトを終えて帰ってきたところである。
「何かめちゃくちゃ寝み〜んだよなぁ〜。ふぁ〜今日はもう寝るか。」
「誰もいないけど…おやすみなさいっと。」
<|%S|>「お〜い」<>
「ん?なんだ?何か聞こえるぞ?」
<|%S|>「聞こえたら返事して〜な。」<>
「何だ〜聞こえてるぞ〜。」
<|$S%L|>ビュン!! ビュン!!<>
「おわっ! な、なんだ? 何もんだあんたら?」
「わいは、サッちゃん。」「キーやんです。」
「わいら、2人は神・魔の最高指導者やっとるんや。」
「今日は、あなたに聞いてほしい事と、やってもらいたい事があって直接会いにきました。と、言ってもここは、夢の中ですけどね。」
「えっ、あの、その、ふぇ? 最高指導者って神・魔族の一番偉い人ですよね。なんで俺、いや、ぼ、僕のところに?」
「あー敬語はいらへん、タメ口かまへんよ、とりあえず話聞いてもらえるか?」
「半年前のアシュタロスの時は、私たちが不甲斐ないばかりにあなたに大変な決断を下させてしまい、申し訳ありませんでした。」
「月の時に何とかしたと思って油断したばかりにあんなことになってしもうて、ほんまにすまんかった。」
「え、あのっ、頭を上げてください。あのことは誰も悪くなかったんですから。」
「みんな生きるのに必死なだけでしたから、ルシオラのことは、その、守りきれなかったけど、子供としてだけど、また会うことができますし、だから誰も悪くないんですよ。」
「で、その聞いてほしい事、やってもらいたい事ってなんですか?」
「お、そやな、ほな、まず聞いてほしい事からでええな。ルシオラのことなんやけどな。「ルシオラ!? どうかしたんですか?なんかあったんですか?」まあ、あせるなやちゃんと話すんやから。」
「とりあえず、現在の状態では、復活できへんのや、なぜかゆーとあんさんの体の中にルシオラの魂が自らの意思でおるんや。この場合、魂があんさんの中にあるせいで子供の体の中にはいらへんのや。」
「じ、じゃあルシオラは転生できな「まちーな、最後まで聞きーな」
「それではいけないので私たちでルシオラさんの魂をとりだそうとしたんですが…いきなり抜いてあなたの体に異変があって死んでしまうと困るので勝手に体を調べさせてもらったんですよ。」
「なんか異常でもあったんですか?」
「ん〜異常ゆーたら異常なんやけどな。命にかかわることやあらへん。とりあえず、ルシオラの魂はとりだしてあんさんの子供としてなら復活できるようにできたで。」
「その異常なんですが、あなた昔に神気、もしくは、竜気を受けましたね。」
「えーと、・・・・・・あっ、GS試験のときに、小竜姫様に心眼をもらいました。」
「もらったときはよかったんやけどな、いかんせん場所があかんかったや。」
「竜気が当てられた場所はバンダナ、つまりチャクラ穴の近くだったため穴を通ってあなたの霊気構造に竜気、いえ神気が混じったんです。そのときは良かったんですがルシオラさんの魔力があなたの霊気構造に入ったために暴走しそうになったんですよ。神気と魔力は反発しますから。」
「しかしな、あんさんの心眼、普通は意志なんかもたへんのや。その時点で異常なんやけどな、まあええわ、そんでな、2人の意志が反発をこばんだんや。まあ、反発すればあんさんの体は、いきなし爆発して死んどったんやけどな。」
「そしてあなたの人間としての霊気構造が2人の力を吸収したんですよ。普通ありえないんですけどね。」
「まあ、そんだけあんさんが強かったつーことやな。」
「そして吸収した結果、シンクロ、あなたたちで言う[同期]ですね、そのような状態になれるんですよ。」
「えっ!で、でも[同期]は、ひとりではできないんじゃあ?」
「はい、そうです。ですが、基本的に[同期]は、2つ以上の力があればいいんです。もともとはあなたの力ですから神気、魔力はあなたと同等の力です。」
「せやけどな、神気、魔力は霊的には同じでも、う〜んなんちゅうか色が違うんや。」
「???どうゆうことっスか?」
「そうですね。あなたたちの世界の絵の具をイメージしてください。あなたの霊力がはじめの状態の水、魔力が黒、神気を白、あとは、そうですね、あなたの上司の美神さんが赤という風に考えてください。」
「あんさんが使える力の色が透明っちゅーことや。あんさんがはじめて[同期]したとき、まず美神ん中入ってそのあと美神の使える色、赤色に自分の色を変えたんや。せやけど普通は無理なんや、相手の体ん中入る事はできても自分の色を変えることはできへん。」
「それを可能にしたのが文珠です。文珠は意味を持たせることによって力の方向性を100%コントロールできることができます。例えば「爆」と入れれば「爆」発したという結果のもとに周りの力をコントロールして「爆発」させます。」
「「柔」といれりゃー、「柔」らかくなったとゆー結果の元に周りを「柔」らかくするゆーことや。まあ文珠を発動させれば大概のことができるゆー事や。」
「へーそうなんだ〜 ん?でも死んだ人を「蘇」生させることはできませんよ?」
「文珠の出来ることは、作った人ができることしかできません。ですが、文珠は不可能すら可能にすることができます。「蘇」生できないのはあなたの力が足りなかったからです。」
「つまり文珠が出来ることはあんさんも出来るつーこと。」
「究極の魔体と戦ったときあなたはキャラクターを変えたでしょう?あれは、美神さんの霊力の色をあなたの色に変えて[同期]させたんですよ。あのとき文珠を使わずにキャラを変えれたのはそのためです。」
「話を戻すで?つまりあんさんの霊力と神気か魔力どちらか片方と同期する。この時点であんさんの力は、上級神族、魔族と同じくらいや、なんつったかて上級の中の上級のアシュにダメージをおわせたんやからかなりのもんや、その力の上にもう片方の力で[同期]すれば、わいらと同等かそれ以上や。」
「しかもあなたは人間ですからさらに成長します。そのため力の上限がありません。今の状態でわたしたちと同じくらいなんですからさらに成長すれば…考えるのもいやですね。」
「しかしなそんだけ強い力に人間の体が耐えられるわけあらへん。そんであんさんの体は、自らを作り変えたんや。」
「人間の体のまま老化をとめ成長期のままにして霊力が強くなるにしたがって体もそれに耐えられるように成長するようになったんですよ。」
「早い話が年をとらず若いいまま永遠に死ぬまで強ーなりつずけることや。神気と魔力の影響で寿命はほぼ無限に近いからな。」
「まあ、聞いてほしいことというのはこんなことです。」
「俺の体にそんなことが…もしかして俺がこうなったからルシオラは復活できないんじゃ?」
「関係あらへんよ?むしろ今のようになったからこそルシオラの魂を取り出せたんやで。」
「あなたの心と体がそれなりに安定しているからこそ取り出せたんですから。もし安定していなかったら魂は吸収されて、魔族の魂は強いですからあなたの魂とまじりあなたの自我が消えて、ルシオラでもなくあなたでもない私たちと同じくらいの力を持った化け物が生まれることだったでしょう。」
「そうですか・・・ありがとうございます。教えてくれて、知らなかったらものすごく心配になってたかもしれません。だって年をとっても変わらないんですから。」
「(そんなことやないんやろうに)まあ次の話にいっていいか?」
「あっ はい」
「やってもらいたい事というのは、過去にもどって今の世界を変えてほしいのです。このまま行くと6年後には、世界の成長が止まり、早い話、この3世界が終わるんですよ。」
「アシュがやったことが元でな宇宙意志・世界意志、が狂いはじめてな、このままではあかんのや。」
「それであなたに過去に戻って今を変えてほしいんですよ。」
「でもそれだと新しい平行世界を作るだけで意味がないんじゃ?」
「そうです。そこであなたが作った世界と今のこの世界を混ぜて滅ぶのを防ぐのです。」
「すまんが、やってもらえんやろうか?わしらやと力が強すぎて過去にいけれんのやけどあんさんなら、人間やし行けれるんやわ。」
「決定するのは今でなくてもかまいません。しっかり考えて答えを決めてください。詳しいことは決定した後にでもお話します。」
「とりあえず二ヵ月後にもう一度聞きにくるわ、後、この話を知っとるんわ、妙神山におる斉天大聖老師が知っとるそこで修行してからでもええし。」
「はい・・・わかりました・・・。」
その後二人は消えてしまい、そこには横島だけが残った。
横島は一人考えていた。
過去に戻り、滅びを防ぐ。簡単に言えばこれだけなのだが途轍もなく難しいことであるということはわかる。自分しかできない。それも分かる、今の力ならアシュタロスも救うことができるかもしれないし、ルシオラも助けることができる。でも、そこで助けたルシオラは自分の愛したルシオラではない。かといっても見殺しにもできない。
「とりあえず、猿に相談しに行こう・・・ええい悩むのは後だ、相談してから決めよう!よし!寝るぞ〜」
あとがき
はじめまして、さらしろです。とりあえずはじめてみました。読みずらかったり、変なところもあるでしょうがなにとぞよろしくおねがいします。
いろいろ独自解釈ですみません。よろしければレスにて、いろいろ書き込んでください。
今までの
コメント:
- 確か別サイトで見かけたような記憶があります。そこでも解釈が面白くて続きが楽しみでした。こちらに移したということでよろしいのでしょうか?
転生は大丈夫で、力が強い状態が整ってて、なおかつ体が耐えれるように鍛えていかないといけないという制約付き。理想的です。不安要素は嫌いですけどいきなり役満そろってちゃ面白くないですから。
横島が取り込んだものに対して普通じゃありえない反応をおこすってのはいつ見ても面白いです。いろいろ合体したり憑依したり寄生したりと波乱の人生送ってますからね〜(笑)。どんな力を身に付けていくのか楽しみです。 (九尾)
- こんな感じの話大好きですよ続きを楽しみにしています (邪)
- こんな状況になっても寝れちゃう横島クンが
素敵過ぎです。 (トンプソン)
- はじめまして。
面白そうですね、続きが楽しみです。 (太った将軍)
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