ザ・グレート・展開予測ショー

新極楽シネマ座 近日上映作品   『用心棒』


投稿者名:赤蛇
投稿日時:(05/ 2/ 5)

「けっ! どこから嗅ぎ付けて来るのか知らねえが、得体の知れねえ野良犬共が集まってきやがる」

「あるじ殿、すまぬが水を一杯もらうでござるぞ」

「勝手に飲め。飲んだら、とっとと出て行ってくれ!」



対立する無頼者の抗争に翻弄される寂れた宿場町に、一人の素浪人が流れ着く



「おう、おう、おう、俺達になんか用かよ?」

「まったく、お主らは揃いも揃ってろくでもない野郎ばかりでござるな」

「なんだ、てめぇ! やろうってのかい!」

「しゃらくせえ、叩っ斬ってやるぜ!」

「斬られると痛いでござるぞ」







           Red Snake Pictures

              Presents







「ここは気に入った。おやじ殿、しばらく腰を据えると致すでござるぞ」

「なんだって! お前さん、俺の話を聞いていなかったのか!?」

「聞いていたでござるよ。あの連中を片付ければ、ここも少しはましになるというものでござる」

「でも、どうやって?」

「まずは酒だ。話はそれからでござる」



           主演 犬塚 シロ



「ここの奴らはみんな大馬鹿者だ! でもな、お前はもっと大馬鹿者だっ!」



             横島 忠夫



「どこの馬の骨ともわからない奴に、五十両なんて大金を払う気なんてないわ。事が済んだら―――――わかってるわね?」

「旦那、そいつはあまりにアコギってもんじゃないかい?」

「一人殺すも二人殺すも縛り首になるのは一回だけよ。アンタも覚悟を決めなさい」



             美神 令子



「ふふふ、ここの反物は血で赤く染めているからこそ、美しいのですよ」



             氷室 キヌ



「見てのとおりウチは女郎屋でね、少なくとも女に不自由はさせないワケ」

「拙者は別に女なぞ必要ではござらぬ」

「あら、そうとも限らないワケ」



             小笠原 エミ








            『 用 心 棒 』








「美神どの、拙者の腕を買わぬか?」

「ふん、あいにくと人手は足りているんでね。どんなものかもわからないアンタを飼う余裕はないのよ」



―――――斬!



「これで、一人空きが出来たでござるな」

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