横島忠夫奮闘記 51〜小竜姫の苦言〜
投稿者名:ぽんた
投稿日時:(05/ 1/22)
「ウオオオォ――ッ!」
シロが雄叫びをあげながら剛練武を相手に切り結んでいる。横島達が入ってきた事にも
気付かないで闘いに集中している。最早敵しか見えていないのだろう。
「す・すごい、あれが本気になった犬塚の闘いなんだ」
「動きは速いですがアレは種族としての力です。せっかくの素質を無駄遣いしていますね。
横島さん、今後の課題ですよ」
呆けたような不動の声と冷静な小竜姫の声が聞こえてくるが、それどころではない。
すぐにでも止めなければならないが迂闊に近付いて剛練武がこちらを敵と認識したら
面倒な事になる。なんとかここから止める方が良い。
「シロ、もうやめろ!お前が闘う必要なんて無い!」
「待ってるでござるよタマモ、お前一人で魔族と闘うなんてさせないでござる」
「良いから落ち着け!タマモに危険なんて無いから!」
「狼は群れの仲間を決して見捨てないでござる。コイツを倒してすぐに行く」
闘いの時の集中力はハンパではない、ましてや仲間の命が掛かっていると勘違いしている
今なら尚更だ。こうなれば力づくで引き離すしかないのかと思えてくるが最後の可能性を試みる。
「コラ――ッ!このバカ犬っ!」
「犬じゃないもんっ!」
どんな集中の仕方をしているのか、それとも耳の構造が特殊なのか「犬」の単語には反応した。
その瞬間に集中が途切れ、剛練武が勝機とばかりに攻めかかるが横島の動きの方が早かった。
神足通で飛び出すと一瞬のうちにシロを抱え戦闘区域から離脱する。シロの動きさえ止まれば
簡単な事だ。一瞬に掛かった横Gに目を回しているが怪我は無いようだった。
そのまま抱きかかえて大きく迂回しながら元の場所に戻った。
小竜姫が禍刀羅守を呼び出しそのままタイガーが二対一の闘いに入っている。
「シロ、タマモは無事で何も心配する必要は無い、良いから落ち着け」
「そうだよ犬塚、タマモは大丈夫だから、今は目の前の闘いに注目しよう」
興奮冷め遣らぬ様子のシロだったが、二人の言葉にようやく落ち着きを取り戻すと
改めてタイガーの闘い振りに注目する。
タイガーは慎重に立ち位置を変えながら闘っていた。同時に2体を相手取らずにすむように
常に禍刀羅守との間に剛練武が入るように動いていた。禍刀羅守の刃状の腕を受けきる
自信は無いが剛練武の岩状の外殻ならば霊波を纏った腕で受けきれる。
横島の見てる前で無様な闘いなど断じて見せられない。正月に見た横島とピートの闘いが
今でも忘れらない。正確には、視認する事すらできなかったが結果だけはハッキリと見て取れた。
人間に較べ、圧倒的な力を誇るヴァンパイアハーフを一瞬で打ち倒したその力量。
俄かには信じられない程だった。確かに以前から強かったのは知っていた。
アシュタロス戦役での敗色濃厚だった状況をたった一人で引っくり返したのだ。
ある意味で魔神をも上回っていたとも言える。
そしてそこに安住する事無く更なる高みにまで至った実力。その理由が大切な”何か”を守る為。
エミからその理由を聞かされた時は頭を殴られたようなショックを受けた。
横島はかつて最も大切な者を守れなかった。その代償として残された世界。
横島一人が大きすぎる犠牲を払ったのだ。
横島はタイガーにとっては第一の友人であり恩人でもある。虎人の血を引く自分に友人などいなかった。
エミにスカウトされて日本に来たが、それは能力を買われての事。確かにエミは良い上司だが
友人では無い。だがエミの好意で高校に通わせてもらったお陰で横島に出会えた。
転入初日には人間扱いさえされなかったが横島だけが声を掛けてくれた。
あの時教えられた女性講座を聞いた時は人生に光明がさしたような気さえしたのだ。
後になって横島も自分同様のモテない君である事が解ったがそれは些細な事だ。
あの時の横島は紛れも無く自分を力づける為にあの話をしてくれたのだ。
暗く、後ろ向きで、対人恐怖症のようだった自分が今ではすっかりクラスに溶け込んでいる。
総ては横島が傍らにいてくれたお陰だ。横島と一緒にならすんなりと人の輪に入っていける。
彼は人間どころか神魔妖にすら差別せずに打ち解けられる。文珠などの特殊能力等よりこちらの
方が余程凄く思える。生まれて初めて”彼女”と呼べる存在が出来たのも彼のお陰だ。
きっかけとなった出会いの場に誘ってくれたのが彼だった。
その後順調に”お付き合い”を続け今に至っている。
経済的には苦しい時が多かったのでデートの時など度々肩身の狭い思いもしたが今はそんな事も無い。
横島が身入りの良い仕事を紹介してくれたからだ。映画に関わる仕事に携わったお陰で数百万の
収入を得る事が出来た。予定外の仕事もさせられたがその分以上に収入も増えた。
彼が制作予算を自分たちのギャラに回すよう交渉してくれたお陰で駆け出しのサラリーマンの
年収以上の収入になった。それも生活苦にあえぐ仲間達の苦境を知ればこそだ。
余裕のある財政状態、仲の良い彼女、快適なスクールライフ、総て彼が与えてくれたようなものだ。
絵に描いたような幸せな日々、それも横島が世界を守ったからこそ過ごせている。
自分は何一つ彼に恩を返せていない。いつか彼の力になりたいと思うが今の実力差では到底無理だ。
共に闘うどころか足手まといにしかならない。自分の能力特性上肩を並べて闘うのは無理だ。
だがこのままでは彼の背中さえ見失ってしまう。せめて彼の位置を視界に収められる場所にいないと
後方からの支援すら出来なくなる。ならば自分の力を底上げするしかない。
悩みぬいた末に師匠に相談した処、示された道が妙神山だった。命の危険はあるが他に選択の余地は無い。
修行は辛かったが横島や雪之丞が受けたものに較べると楽な方だと聞かされて泣き言も一切やめた。
精神感応に頼りきりでしかも安定すらしていなかったが、それを極めた事に加え体術も身に付けた。
力に頼りがちだった以前に較べ体捌きや足捌きを習得したお陰で闘い方の幅も拡がった。
後はその集大成を横島の目の前で見せるだけだ。絶対に勝つ。
事前に剛練武の闘いを見れたのは幸運だった、お陰である程度戦術を考えられた。
あれだけのスピードで切り立てて倒せなかったという事は力押しでは装甲を破れないという事。
ならば外殻に守られてない単眼を狙うべきだろうが、剛練武の陰から禍刀羅守が刃状の腕で
攻撃してくる為懐に潜り込めない。自分の間合いはそのまま手足の長さなので接近戦で潰すしかない。
だがそこまで近寄れない、次第に焦りが募るが横島の助言が脳裏をよぎる、冷静に、落ち着いて、だ。
いっそ発想の転換をすべきだろうか、安全に闘う為に今の立ち位置を保っていたが敢えて火中の栗を拾う。
最も危険な場所から勝機を臨む、それこそが唯一の打開策のように思えてきた。
それまでの方針をかなぐり捨てて2体の真中に入り込む。
当然のように2体が同時に攻撃を仕掛けて来る、その瞬間、
「フンガァ――ッ!全開っ!幻惑精神感応―っ!」
互いを敵として誤認させ、その間をすり抜ける。禍刀羅守の刃が虚しく剛練武の外殻を削り、
剛練武の豪腕が禍刀羅守の刃を砕く。それによりバランスを崩した禍刀羅守にブチかましをかけて、
引っくり返す。その砕けた刃を拾い剛練武の単眼に突き立てる。相手を無力化した後で振り返り
禍刀羅守の逆襲に備えるが起き上がってくる気配が無い。
「それまで!そのコは自力では起き上がれません。タイガーさん貴方の勝ちです、お見事でした」
小竜姫により勝利の宣告が下された瞬間、
「ウオオォ――ッ!やったーっ!ワシが勝ったんジャ―ッ!」
タイガーが勝利の雄叫びをあげる。小竜姫により霊的防御力と攻撃力が底上げされると
そこまで見届けた横島が喜色満面のの笑顔で駆け寄り、肩と言わず腕と言わずバシバシと
乱暴に叩いて祝福している。でかした、よくやった、と手放しの褒めようだ。
タイガーは痛みを気にした様子も無く、何かをやり遂げた漢の満足そうな笑顔で頷いている。
「良いなぁ〜、僕も何時かあんな風に先生に褒めてもらえる日が来るかな〜」
「弱気は禁物でござるよ、しかし死中に活を見出す見事な闘い振りでござったな」
男二人の様子を見ながら弟子達二人が思いの丈を述べていると皆がこちらの方にやって来た。
初対面の者は挨拶をかわすがタイガーは最初シロが横島を襲ったチビだと気付かなかった
ようで驚いていた。不動にしてみれば初耳の話で驚くというより呆れていた。
その様子を見守っていた小竜姫がおもむろに口をひらいた。
「この修練場に足を運んだ以上、何もせずに帰る事も無いでしょう。横島さん、貴方の
お弟子さん達の今現在での真の実力を見せて下さい」
いきなりそんな事を言われて最初は戸惑ったが、小竜姫が弟子達の実力に興味を持っていた事を思い出す。
とは言え直接小竜姫と闘うのは無茶すぎるし互いに闘わせるのも意味が少ない。不動ではまだ
シロのスピードに対応できない。横島が相手をして二人の力を限界まで引き出すのが最適だろう。
「解りました、二人同時に掛かっておいで、普段通りのつもりでね」
もとよりヨソ行きの闘い方など知らないので何時ものやり方でやるしかない。
有利な位置を取る為に横島を前後に挟もうとするが横島はそれを許さない。
常に二人を視界の内に収めるように動き、それぞれが三角形の頂点に位置するようにしている。
どうしても有利に配置取れない二人が業を煮やして攻めかかってくる。
スピードに勝るシロの攻撃回数の方が多いが、合間を縫うように不動の攻撃が横島を目掛けてくる。
だが横島にとっては読み易い為一向に当らない。さしたる時間もたたないうちに小竜姫に止められた。
「タイガーさん、今の闘いを見て率直な感想を言ってみて下さい」
自分の修行は終了したものと思っていたタイガーは一瞬面食らってしまった。常に気を抜くな
という事だろうか、さすがに妙神山は甘くない。だが闘い自体は一部始終を見ていたので
感想を言うくらいなら問題無い。
「そうですノー、シロさんの攻撃は早いケンど動きが途中で途切れるケン避けられ易いノー
明音シャンの攻めは多彩じゃが一つ一つの威力が小さいケン当っても効かなさそうじゃノー」
見たままを率直に語るタイガーを前に二人は声も無い。横島はこれまで敢えてあまり
指摘はせずに自分で気付くように仕向けていたが二人共薄々気付いてはいた。
だが初めて見た相手にまで指摘されるという事はそれだけ自分達の底が浅いという事だ。
「犬塚さんの方は先の闘いと合わせて大体解りました。次、不動さんと一対一で闘って下さい、
ただし横島さんは目隠しをしてです」
そう言われて不動は驚いていたが横島は何も言わずにバンダナをずらして目を隠す。
小竜姫に促されて挑みかかろうとするが、きっかけが掴めない。横に回り込もうとしても
横島はすかさず向きを変えて常に正面で正対してくるし、フェイントは一切通じない。どんな
小細工をしようが相手が見ていなければ何の意味も無い。初めて小竜姫が横島に目隠しをさせた
意図が解り固まってしまう。これでは正面戦闘しかないがそれが通用しないのは解りきっている。
「そこまでで結構です。これで解りました」
小竜姫はそう宣言した後で二人の欠点を指摘していく。最初はシロで、タイガーの指摘通り動きが
直線的すぎる為攻撃の間に繋ぎが無い事、又攻撃自体が素直すぎる為読まれ易い事を指摘する。
だがシロは納得できない、下手な小細工など抜きで常に正々堂々と闘いたいのだ。
その事を小竜姫に申し述べると、苦笑混じりの返事が返ってきた。
「その意気や良し、と言いたい処ですが現実はそれ程甘くありません。正統のみに拘れば
狡猾な相手に遅れを取る事もあります。私自身、不覚を取った事がありますが幸い命だけは
永らえる事ができたので、その苦い経験を糧に自分を高める機会を与えられました」
小竜姫にとっては生き恥ともいうべき経験だが、横島の弟子の為なら躊躇わずにさらす。
同じような不覚を取って欲しくないからだ。小竜姫にとってメド−サを相手に取った不覚は
忘れられない苦い思い出だ。それ以来、より一層の精進を己に律している。一言で正統を
極めるといえば簡単だが、不覚を取らずにすむレベルまで極めるというのは並大抵ではない。
口先だけなら簡単だが実際はそうはいかない。あくまで正統を望むのであれば相応の覚悟が必要だ。
シロにとっては意外すぎる、小竜姫の告白だった。シロから見れば師匠の横島の強さは無敵とも思える。
その横島より強いはずの小竜姫でさえ正統に拘り不覚を取った。ならば自分のような未熟者が正々堂々に
拘るなどとんでもない思い上がりではないのか。シロの思いは千々に乱れる。
「不動さん、貴女は攻め手の多さに較べて技の連度が全く足りていません。
横島さん、いったい貴方はどういう指導をしているのですか?」
「え〜と、一応ルール無しの自由組手に一番時間を割いてます。基本的な訓練は
一人でも出来ますから。複数名いる時にしか出来ない事を優先してるって言うか」
「その事を本人にキチンと伝えましたか?」
「へっ?」
意外すぎる質問に横島は目を丸くする。一人でやれる訓練の内容など限られている。ほぼ基本のみだ。
横島自身、霊気の練り上げや収束などはほとんど無意識のうちに毎日行っている。
当然誰もがそんなものだろうと思っていたのだ。だが小竜姫の言葉を聞いてから不動が視線を
合わせようとしない。後ろめたそうに顔を背けている処を見ると怠っていたらしい。
不動にも言い分はある。基本の修練は効果の出具合が解り難い。無論完全にサボッている訳ではないが
それよりも他の小技の考案や習得に時間を割いているのは紛れも無い事実だ。こちらの方がすぐに
効果の有無が解るので面白くもあり、どうしても偏りがちだった。
「自分が解っている事は他人も当然解っていると思っていませんか?貴方は自分への評価が低過ぎる為
そう思うんでしょうが基本の大切さを本当に理解している者は多くありません。特に若ければ尚更です」
横島としては声も無い。自分如きに解っている事なら不動のようにしっかりした少女や
シロのような生真面目な性格なら当然やっているものと思い改めて指示した事はなかった。
「犬塚さん、貴女は霊波刀を出せただけで満足してませんか?それ以上改良の余地はありませんか?」
そう問われてシロは考え込む。霊波刀を出せた時点で横島にある程度追いつけたような
気になり、後はそれを使った闘い方に熱中して霊波刀自体の改良など考えた事もなかった。
「不動さん、貴女は攻撃を分散させていますが総てが同じ強さです。強弱をつけるなり
根本的な力の底上げを考えるなりした事は無いのですか?」
そう問われて不動は考え込む。強弱をつけた場合、強い方をかわされると損なような気もするが
弱い方が当った時にそれが全力だと敵が思えば油断を誘う事もあるかもしれない。力の底上げは
無論大切なのは解っているが今の力で有効に闘う方法を考える事に重点を置き過ぎていたかもしれない。
「ちょっと待って下さい小竜姫様、こいつらはまだ・・・」
「お黙りなさい、敵に向かっても同じ事を言いますか?今はまだ未熟だから強くなるまで待ってくれと?」
中学生に対してあまりに厳しすぎると思い庇おうとした横島だったが小竜姫の言葉に声も無い。
確かに今のままで実戦に出れば危ない事この上ない。二人がそんな場に出る事など当分ありえないが
巻き込まれるという可能性は常にある。その時に生き延びさせたければ厳しく鍛えるしかない。
横島は顔から火が出るような思いだった。不動の闘い方に興味を覚え簡単に弟子にしてしまったが
自分のような甘い考えの者に人に教える資格など無いのではないか。自分以外の者に教えを
請うた方が二人の為には良いのではないだろうか、例えば美神のような超一流のプロに。
「何やら自己否定の方向に考えが向いていませんか?貴方の悪い癖ですよ?」
いきなり考えている事を見抜かれて狼狽してしまう。そんなに顔に出ていたのだろうか。
「他人を教える立場になって初めて見えてくる事もあります。気付けなかった自分を恥じる必要は
ありません。やり直す気がある限り手遅れという事は無いのです。むしろ今回の教訓を踏まえて
より良い指導をお弟子さん達の為に心掛けてあげて下さい」
小竜姫の言葉を聞いて救われたような気持ちになった。手遅れでさえ無いのならその分
これからは細心の注意を払って指導に当ろう。二度と師匠を失望させる事のないように。
一方弟子たち二人は横島の顔色が生色を取り戻したのを見てホッしていた。自分達の心構えの
足りなさのせいで横島に大恥をかかせてしまい申し訳無さで一杯だった。だがまだ間に合うので
あれば横島について行きさえすればきっと自分達は強くなれるだろうと安心していた。
そのあからさまな様子を見て小竜姫が眉を顰める。これからの横島の苦労は多そうだ。
「どうも貴女方二人には覚悟が足りないようですね。横島さんが何の苦労もせずに
今の実力になったとでも思っているのですか?」
小竜姫の厳しい口調に身を竦ませながら慌てて二人が下を向く。どれほど横島との力の隔たりを感じても
相手が横島であれば仕方が無いと思っていた。無論修行はしたはずだが才能にも恵まれていたのだろうと
考えていた。そうでなければあまりにも常軌を逸して強すぎる。
「横島さん、今から私と立会いなさい。私を殺すくらいの気持ちで真剣にです」
「・・・解りました」
小竜姫の真意は解らないがその目の色はこの上なく真剣だ。ならば応じるしかない。すぐさま四つの
文珠を生成して小竜姫に手渡す。蘇生か治癒用にだ。両手両足を切り飛ばされる覚悟を決めた意思表示だ。
その意志は小竜姫にも伝わりそのまま皆から離れた場所へと歩いて行く。
「文珠を使うのも符術を使うのも自由です、好きなように攻めてきなさい」
「いえ、霊波刀を使った肉弾戦でいきます」
弟子達に見せる以上、二人が参考にし易い闘い方の方が良い。
符術など当分先の話だろうし文珠にいたってはまず不可能だ。
そんな横島の考えが伝わったのか小竜姫が満足そうに頷いている。
「ちゃんと考えているようですね、安心しました。それでこそ私の自慢の弟子です」
小竜姫の言葉を聞いて横島の胸に嬉しさが溢れ出す。自慢の弟子とまで言ってもらえるとは
光栄な事この上ない。こうなった以上は立会いでも失望させないよう全力でやるしかない。
互いの間合い以上の距離を取った二人の間に緊張感が漲りだす。弟子達二人はそれを見て声も無い。
ゴクリ、と唾を飲み込む音が聞こえた。お互いの顔を見合すがどちらでもない。隣に来ていた
タイガーだった。タイガーも一瞬たりとも見逃すまいと一心に見詰めている。
「ううっ、拙者の方が緊張してきたでござる」
「何か見てるだけで怖くなってきたよ」
「ワッシも今の横島サンの本気を見るのは初めてかもしれんですジャー」
そんな三人の発言をヨソに、二人の死合いが始まろうとしていた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(あとがき)
スランプだ〜、筆が一向に進まないこと。書きたい事は一杯あるのに文章として
まとまりません。他のss書きの方々もこんな経験したのかな〜。
さて、小竜姫様が厳しすぎたかな〜とも思いましたが如何でしょう?
今までの
コメント:
- 以前のナルニアでの家族とのやり取りはなんだったのか
と言いたくなるほどの横島の成長のなさ、自虐っぷりに
もう読むのがアホらしくなってきました。
スランプですか、このままなあなあに続けるよりも
プロットをしっかりと立ててある程度の道筋を作ってみては
いかがでしょうか。横島に関する描写が何時まで経っても
変わっていないし、節目節目を付けていかないと
ハリが無くなると思います。
でもこれからも期待してるので頑張ってください。 (りあっく)
- 小竜姫様も伊達に修行場を預かってるわけじゃないですね。
それぞれの長所を伸ばし、短所を改めさせる指導が説得力あります。 (タカ)
- ナルニアでの決意はなんだったんだろう?
10年の修行でも中身が何にも成長してない横島。。。
ハッキリ言って期待外れですねぇ。
例え10年修行しかしてなくても、されど10年、人は変わって(成長して)いくものです。例え半魔族としても、心は人間(だと思う)ですから。
あまりの成長の無さに残念です。 (火の鳥)
- こういう展開で良いと思います。
ナルニアで会話した途端、ガラっと変わって完璧人間になるって言うのも、少々話として歪な感じがしますから。ナルニアでの件はあくまで切っかけで、変化自体はこうやって、失敗したり、周りの人の助言を受け入れたりして、少しづつして行くのが自然だと思います。変化し得るようになった、自分を許して自分の変化を受け入れられるようになった、という事こそがナルニアでの変化なのだろう、と思ってますよ。 (かれな)
- 初めまして。いつも楽しく読ませて頂いておりますので、今回コメントさせて頂きました。
横島に関してですが、俺はナルニア編との違和感は感じませんでした。自虐傾向はあるにせよ回復→反省を繰り返しちょっとずつ成長している様が描かれているように思いました。
スランプとの事ですが、アイデアを文章化する際に、今までは気にしなかった文章表現に気を使ったり、キャラ描写の整合性(話が長くなりキャラも増えた事ですし)に頭を悩ませたり、と必然的に陥る状態ではないかと思います。これもまた書き続けていくうちにこなれていくのではないでしょうか。
ついつい面倒になって更新が滞ったり、というのはありがちな話ですが、奮闘記は大変楽しみにしている作品ですので、(無理のない範囲で)頑張って下さい。 (捨てハン失礼)
- はじめまして、いつも楽しく読ませて頂いています。
今回は横島と小竜姫の「弟子」という言葉に対する認識のギャプが面白かったです。
小竜姫にとっての「弟子」とは家族同然で全力投球すべき対象なんですね。
かたや横島にとっての「弟子」とはもっとフランクで先生と生徒みたいなもの。
このへんのニュアンスの違いが小竜姫には伝わってなかった訳ですね。
登場人物の言動については余り神経質にならなくて良いと思います。
美点も欠点もあわせ持ってこそ魅力のあるキャラクターでしょうから。
ただ個人的な感想としては小竜姫を盲信しすぎる横島君というのもどうかなと思います。
二人で仲良く姉弟喧嘩できる関係の素地も残しておくというのも悪くないのでは? (ふろっち)
- むしろ十年間自己否定な思いで修行を続けて来たのなら、形成された性格はそう簡単に直る
ものでは無いでしょうね。
つーか初めてまともに弟子を指導するのに、あれだけダメ出しされれば凹むのは当然でしょう。
むしろ凹む横島に誠実さを感じますよ。
タイガー・・・影の薄いへたれから漢に成長してますな、ピートは何をしてるのやら?
まさかダークサイドへ(w (通りすがりの物体)
- 私も人がそんなに簡単に変わるとは思いませんが、
横島の場合何が悪いか自覚し、そして変わろうと決意
している訳です。それも自分だけの問題ではないとも
自覚している訳ですから、この成長の遅さはないだろう
と言っているんです。
ふと思ったんですが、この横島は他人の事第一に考えていますが
非常に自分本位な行動を取り続けてますね。横島も若いし一人の
人間でもあるので仕方が無いと言えばそれまでですが、自分の
事ほどよく分からないとはよく言ったものです。 (りあっく)
- 最近、奮闘記のコメント欄が異常だな〜と感じますね。
私見ですが、重箱の角をつついて無理やり反対票いれたり、悪意が見え隠れする
コメントをする人が増えて来たな〜と思います。人気がある作品だからいろんな
意見が出てくるのは仕方ないと思うのですが、こうゆう事で、ぽんたさんのテンション
が下がり書く気が無くなるのではと心配ですので自制してほしいです。
ぽんたさん、スランプで大変でしょうが、毎回楽しみにしてますので自分のペースを
保ってがんばってください。 (びぃーだっしゅ)
- えっと、感想ですが、別に小竜姫様が厳しすぎるという風には思いませんよ。
正しい部分は褒めて、悪い部分を指摘して、そして、誤った考えにむかっているであろう弟子を正しいと思う道へ、移行させる。むしろ、優しいと思います。
二人の弟子の成長も楽しみですが、横島自身の今後の成長の方が、やはり気になりますね。
良い師匠や、かけがえのない友人、すばらしい隣人がいるのですからおかしな方向には、進みようがない気がしますが(昔の横島らしさというか、せこさやとかがでないのはさみしく思いますが・・・)
それと、蛇足にあたるかもしれませんが、私は「スランプ」という事柄について正しく理解はしていませんが、子供の頃から今にいたるまで、続けているものがあるんですが、その事で何度ものび悩んだ事があるんですよ。伸び悩んでいる時は、何をやっても、イマイチというか、思ったように出来なくてつらかったです。
私の経験上、この状況から抜け出すのに一番重要な事は、あきらめない事と、妥協しない事だと思っています。自分がなぜ、このような事をしているのか、そのきっかけというか、初心とかを思い出して足掻いたのを覚えてます。
それとですね、SSを読ませて頂いている者からの考えですけど、良いモノを書くために時間が必要である事位は、理解しているつもりですよ〜。
え〜長々と書きましてけど、必要ないと思われましたら流してもらって結構ですんでw
でわ、続き楽しみしてます。これからもがんばってくださいね〜。応援してるっすw (アズラエル)
- 10年間の修行が普通に人間界であったならともかく、妙神山という限定された場所のさらに圧縮空間内ともなれば相手は斉天大聖老師、小竜姫様(パピリオも?)だけのはず。そこで自分より上の相手と修行だけをやっていたわけで、対外関係とか自分の価値の見直しとかをする余地はまずないのでは?
ナルニアから帰ってきて作品内の時間もまだ3ヶ月は経っていないはずだし、むしろ言われればすぐに反省するというだけで十分すぎる成長かと思われ。
ナルニアの件がなかったら言われても反発するか納得しないままうやむやで終わった気がします。 (きなこ餅)
- とりあえず、ここの小竜姫ってひかくてき思考がやわらかいな〜
まあ、メドーサや美神たちn裏技
物語としての極端化でしょうがないんだろうけど、さすがに弟子に対する自己嫌悪は激しすぎないかな?
自分のやり方で自分の弟子を鍛える
妙神山で長く修練者を見てきた小竜姫はそれでいいのだろうけど、横島は(本人は真剣だが)片手間に稽古をつけるだけで稽古(基礎練習)のプランや
あ (kk)
- 拝読しました。横島の中での小竜姫の存在の大きさがよく分かるお話でしたね。
殆ど崇拝してる相手の前で自分のチョンボを自覚させられたんだから青くなるのも無理はありません。あと、最初の弟子取りですから彼女がこれくらい厳しく指摘するのもしょうがないでしょう。強いとはいえ横島も所詮は人間なんですから、こうあろうと思った人間に即座になれるはずもありません。まだ即座に持ち直しただけ以前に比べたら成長の跡が見られるって物でしょう。
それとタイガーの心情が良かったですね。ちょっと思いこみからか横島を美化しすぎ(笑)てますが、それも一本気な彼らしいって感じです。
スランプに関してですが、こうまで注目を浴びるよになると一読者からは伺うことが出来ない色々な気苦労がおありかと思います。
無理に書こう書こうと思いこんだりせず、気分転換したりゆっくりと時間を取るのもたまには良いかもしれませんね。
いつも読み手として楽しませて貰ってますが、書き手であるぽんたさんご自身にも楽しんで書いて欲しいと思います。続き書いてさえ貰えるなら多少待たされても全然構いませんので(笑)
無理せず頑張ってください。 (ビンタビンタ)
- すいません
上は推敲中のミスった投稿ですので消去できるものなら消去願います。
消去できないのであればすいませんが無視してください、今後こうならないように注意します。
この世界の小竜姫さまは頭が柔らかいな〜
メドーサ以上に(あるいみ)汚い手段を取る美神と結構付き合い長いからな
小竜姫さまならシロの正々堂々と言う言葉に
「それ以前の問題扱い」しそうだななんて感想かんじましたわい
技も何もない身体能力からの攻撃…足捌きからしてどなんだろ?
八房対策から修行しているかどうかも分からないし
不動嬢に関しては本当の問題外か
明らかに力不足過ぎて有効な助言のしようがない
冥子のときと違って、長期計画(自身の霊的成長期の経験)からかあまり身を入れて稽古しているとは言いがたい
的確な(基礎含む)計画を立てていないから小竜姫さまが怒ったのだろう
今回の話は小竜姫に対する横島の依存が一番頭に残った話になったかな? (kk)
- シロをなだめてはダメでしょう。
相手を考えずに攻撃する・言うことを聞かないは致命的です。
無謀な攻撃をして死ぬ、勘違いから味方を殺してしまうこともありえます。
シロも横島も死を理解していないのでは無いでしょうか?
残された人達の悲しみを理解していれば命を大切に考えるでしょう
無謀を叱らない横島からは成長を見ることは出来ません。
ちなみに旧日本軍や米軍では、普段勇ましい発言を繰り返している者は
戦場では臆病で役に立たないとしています、弱い犬ほどよく吠えるんですよ。
狼は本来臆病で狡猾、勝てる敵としか戦わない、だから恐ろしい。
紀州犬は主人を守るためには豹や熊に飛び掛るそうです、仲間意識は犬の属性です
本人は否定してますが、シロはやっぱり犬ですね。 (オト)
- 横島が最初から、しかっり弟子たちに指導できるほうが疑問だと思います。
誰しも最初は初心者なのですから。
そのことに対して小竜姫が横島に指導しているのが良かったと思います。
あとタイガーが横島の本気を見ると言いましたが実際は本気ではないですよね、たしか霊力を封印していたし。 (ドラグ)
- 賛成です。この展開でいいんじゃないですか
完璧な主人公は面白くありません。
いろんな人との接触や立場(地位)が変わることで人間成長するんであって
閉鎖空間で10年修行をしても精神年齢がそれほど成長するとは限りません。
ただ、免許皆伝として一つの道を究めてるという意味ではものすごい成長はしているんでしょうけど。
横島自身、はじめは美神のところで実戦できたえられたのであって人に教えるとき基礎がおろそかになるのは十分考えられることです。
スランプについては書けるところまで書くのがいいでしょう
ここの場合はログが残ってしまいますが、ネット小説のいいところはいつでも訂正が利くところです。ですから、今思っているプロット通り書いてみて人の意見をどんどん聞いていくのがいいでしょう。
ここは展開予想の場でその表現として小説の形になっているのであって、こういう展開ありって形で人に意見を聞く場なのですから・・・
偉そうな事言ってすいません。
続き楽しみにしています。 (sino)
- 重箱の角と言われそうですが、魔族化の進行を遅らせるために霊力をあまり使わない符術を覚えたはずなのに、最近のお話で文珠や霊波刀をなんの躊躇いもなく使ってますね。
あと、「コメントに対するコメント」は、投稿者本人以外は荒れる原因となりますので控える方がよろしいかと。 >>ALL (t2)
- 横島の自分を過小評価するところからくる弟子への指導の失敗はこれでいいと思います。
しかし、その後は他の人も書いていますがナルニアでの1件などを考えるとあまりにも自虐的過ぎると思います。
自虐的な部分があるとしても前にそれを少し矯正する話があった以上必要以上に自虐的にする必要はないと思います。
あとシロをなだめるのはいいんですが、その後に叱るなりしてその前の行動を反省させるべきじゃないかと。
ダメな部分は指摘して反省させるのが指導するものの勤めでしょうし。 (MK)
- コメントありがとうございます。
りあっく様、作中の経過時間はナルニア帰国より3週間程度ですのでいきなり大幅に
成長したりはしないかと思いまして。
タカ様、小竜姫の言葉に説得力があったのなら何よりです。厳しすぎないかな〜
と気になってましたので。
火の鳥様、教わる立場での10年と教える立場での一ヶ月では全く違うと思い、多少
もどかしいくらいの未熟さにしてあります。
かれな様、三歩進んで二歩下がるような感じでゆっくりと精神面では成長していって
もらおうかなという感じでいこうかなと。
捨てハン失礼様、そうですか・・・必然的に陥る状況と聞いてホッとしております。
ふろっち様、二人仲良く姉弟喧嘩ですか?・・・何か一方的に勝敗が決まりそうな・・・
通りすがりの物体様、う〜んピートの事書く余地あるかな〜。タイガーはどうしても書いて
おきたかったんですが。美形よりブサイクに手厚く、男の性ですな。
びぃーだっしゅ様、重箱のスミと言っても重箱の一部には違いないないので、まあ良いのでは
ないかと(^^少々毒のある激励と思えない事も・・・
アズラエル様、良いものを書くのには時間が必要・・・ありがとうございます(TT)
そう言っていただけるとホッします。ジックリと行きますね。 (ぽんた)
- なぜか、「365歩のマーチ」が頭の中に浮かびました。
一歩進んで二歩下がる。 休まないで歩け。 って感じの横島でしょうか。
ナルニアの件で覚悟の決まった横島と横島に関わる神魔妖全ての成長と奮闘を
これからも楽しみにしています。 (MASA)
- 続きです。
きなこ餅様、三ヶ月どころか三週間なんです。作中では一月末のはずですので。
ビンタビンタ様、う〜ん、確かに書いてて辛く感じる時間が長くなってきたような
気がします。最初は楽しいばかりでしたけどね〜。
kk様、基本的に年長の女性には依存しがちになりそうですが、弟子を持った以上は
ずっとそのままって訳にも行きませんしね。
オト様、いやシロを宥めたのはタイガーの邪魔にならないようにする為でちゃんと後で
説教しますよ?じゃないと一番早死にしそうですから・・・
ドラグ様、え〜と霊力を封印した状態での本気という事で・・・
だってその事人間は誰も知りませんから。
sino様、書けるとこまで書く・・・ですか。 がんばります。
t2様、霊波刀が無いと接近戦が出来なくなるのでこれは、仕方無いかと・・・文珠に関しては
自衛の為には殆ど使わずしょうもない目的にばかり使ってます。まあ、優先順位が。
MK様、個人としての矯正と師匠としての矯正が別段階で来たという事では? (ぽんた)
- あれ?返しの間に一件増えてますね。
MASA様、三歩下がって二歩下がる、にならないように気をつけます。(^^ (ぽんた)
- 楽しませて頂きました。少々気になる点はありましたが、基本的な展開には賛成します。ナルニア編だけでは自己否定癖が完全に治らなかった点は、妥当に思えました。それこそ、彼の成長の余地でしょう。
ただ私は横島の弟子への指導が不完全に過ぎる点が気にかかりました。(技に限らず)基本の修練を軽視する事は実戦を幾度も経験した者ならば有り得ないと思いますし、軽視していなければ当然、指導もするでしょう。それ以外にも安易に闘いに身を投じたシロを諌める記述もありませんし、闘う(=死合いの)覚悟を弟子に徹底させることも出来てないようですね。まぁ、これらも横島の成長の余地と捉えたいと思います。
スランプについては、ぽんたさんが頑張られているからこそ、スランプになったのだと思います。頑張らない人がスランプになる訳無いですから。脱出するには努力し続ける(この場合、話を書き続ける)しか無いと思いますよ。くしくも小竜姫様が横島にいってたじゃないですか。「例えまわり道であっても、その道のりは総て貴方の糧になります。無駄な事などひとつもありません。遠回りの結果、得る事の出来たものは貴方にとって必要なものでしょう。何も間違ってなどいませんよ。」(in 32話)
更新を待ってます。 (ジン)
- 横島の、弟子への指導不足は、現時点ではこの程度で十分じゃないかと思いました。
中学生の不動は順当にいけば高校に進み3年以上実戦に出ることはないわけで。
弟子になってまだ数日、今は適正を見極めてるような段階ではないでしょうか。 (通りすがり)
- ほとんど、書きたいことは書かれつくしているようですが、とりあえず基礎をおろそかにするというのは美神のところで修行もしないで実戦のみで霊力に目覚め、成長させていった代償かと……(ユッキーといっしょに老師の修行を受けたときも成長できなければ死ぬだけの修行だったし)
加速空間での十年の修行中は何話かまえの話にもあるように“壊れかけていた”せいで自分が使う分にはともかく他人に改めて教えるには難があるのではないかと思うのですが? (星之白金)
- おおお・・相変わらず、凄まじいペースの更新・・少しは見習いなさい>オレ(笑
それにしても、遅れて感想を書いたせいで、またしても言いたいことや、聞きたかったことがすでに・・・(汗
カブっていたりしたら、申し訳ないです。
師弟のつながりを感じさせる、私的にはかなり燃える展開でした。
小竜姫さまの言葉も的を射てると思いますし・・。
ちなみに(笑)
>>好きなように攻めてきなさい
のところで、横島が原作のままだったらきっと、服を脱いで飛び掛っていったんだろうなぁ・・などということを思ってニヤニヤしながら読ませていただきました。
それでは、次回も頑張ってください・・。今度は早めに感想をつけてみせます(きっと(汗)) (かぜあめ)
- ここのシロは正々堂々というものを理解していませんね。
彼女の武士というものは「猪武者」のことなのでしょうか?
虚と実を混ぜて戦うのは武道としては当然のことでそれを否定するのでは武士以前にただの素人です。
よく考えると、彼女の年齢からすれば剣術もまだ教わっていなかったのではないでしょうか。
超回復で身体は成長しても心はまだ幼児なのです。
横島もそのことを自覚して一から教えてやるべきだと思います。 (秋刀魚)
- 小竜姫の苦言とても、良かったと思います。
横島は本当に、良い師匠をもったんですね。(^^)
とても良い展開だと思うので賛成します。
また続きが読めたら嬉しいです。 (まいまい)
- 初めまして、いつも楽しく読ませていたたいてます。
今回読ませていいただいて気付いたのは、横島は前に冥子ちゃんの指導に着いて小竜姫様に相談に行った際に、”自分が理解している事を他人に教える難しさ”に付いて小竜姫様から話を聞いていたはずです。だからこそ「天然お嬢様」なだけだった冥子が、周りにも気の使える「GS六道冥子」にまで意識改革が出来たのだと思ってよんでいたのですが・・・
しかし、なぜかシロ達相手に指導する際はすっぽ抜けてしまってるのか、シロは一番弟子を名乗っていますが、師匠を支持していると言うより、そばに居る事で満足して進歩がない。不動に関しては、横島に見込みがあると言われたせいで成長が止まってしまっている気がします。
横島が、シロと不動に自分達の弱点を気付いてくれる事に期待しているようですが、それにはきっかけを与えないと誰も気が付きません。師がきっかけを与えてないでそれを見ているだけでは、弟子は道を踏み外します。踏み外すと目指すものを見失ってしまいます。ですから気が付かせるだけのきっかけを準備して、それを正していかないと・・・
今後出来ればでいいですが、横島には老師に弟子をを取る事の難しさとその責任について、一から教えを請うべきだと思います。
まあ、あの老師なら「自分で考えろ!」と言って大したヒントもくれなさそうですが・・・
(景三)
- 正道だの邪道だのの展開はちょっとどうかと思う。
今の横島の邪道至上主義は美神の悪しき影響ですかね。
実のところ一流GSで格闘技を修めている人間は一人も出てきていないというところを注意してほしいです。
横島の教えている邪道理論はだいぶ漫画チックな青臭いものです。
若い時に一部の人間が陥る「白旗揚げてのだまし討ちでも勝てばいいじゃん」的なやつ。
あと、GSが本来相手にする悪霊に対する卑怯な手段なんてほとんどありません。 (ダイバダッタ)
- ダイバダッタさん、現実の古流柔術にも倒れて死んだ振りをしてなにごとかと確かめにきた相手に不意打ちかますという技が存在するのですが。
横島の教えている邪道理論というのは結局ルールの存在しない戦いでの正統派ということだと思います。
敵の裏をかく、弱くみせて油断を誘う、全て常識ともいうべき戦術です。
訓練として、五体満足のままで訓練課程を修了させるために後遺症の残るような技、いいかえれば非常に有効な技法を反則技として廃し、純粋な技量を計るための試し合いばかりを重ねてきたことによる弊害を払拭する過程として必要な展開だと思います。
(星之白金)
- 私的には、こんな展開はありだと思います。
別に冥子への指導は別に自信をつけさせるために雑魚を倒させてきただけで式神を制限するなどやってきましたが、冥子自身の霊能力や戦闘力はアップしていないと思います。横島自身が基礎訓練していたわけではないので教える方は初心者でしょう。今後、横島らしい指導がはいることを期待しています。 (シーカー)
- ダイバダッタさんに同意です。雪之丞が格闘強いのは、元々GSに勝つ修行をメドーサの元でしていたからでしょう。彼のようなGSはまれなのでは? 普通のGSは格闘技などできなくてもやっていけるでしょうし。
このシリーズ、なんだか幼稚な戦闘理論を語る話になってますね。GSって仕事がなんなのかよく分からなくなってきます。「除霊」って単語はもはや死語でしょうか。言葉の使用意図不明です。ガチンコ的戦闘シーンが悪いわけではないのですが、中坊の喧嘩っぽいです。横島君は地元ではばを利かすヤンキーのヘッドですか。戦う実戦でもしてきて学んでください。(←冗談ね)
最近タマモというキャラクターがぽんたさん独特の味ができてきて、ようやくタマモが少し面白くなってきています。が、やっぱり横島君には何も期待できないなあ・・・・ 西条さんカムバック! 現状を打開できるのはもうあなただけだ!! (別の通りすがり)
- う〜〜〜ん
成長したようでそうでもない横島。
まあ誰かにものを教えるなんてほとんど初めてですからね。どれだけ良い師匠に教えを請うても教えるのとは別物ですものね。
戦い方については自分は良く知らないのでノーコメントですが小竜姫さまは多少厳しくてもいいと思います。命を落とす危険な修行場の管理人ですしね。
にしても戦う二人よりも他の三人の方が緊張しまくりだな。 (天皿)
- ふむふむ。個人的感想を一つ。
シロ 単細胞と化してますな。でも、体は大きくとも心は子供なので、大切な人を助けたいという心の現われですか、今後の成長に期待ですね。誰かが指摘してあげないといけないですけど。
不動君は、年齢的にもいままでの流れからいくとこんな感じで問題ないのではなかろか?個人的には、もっと子供らしくかつ、けなげさが感じられるほうが好きですが・・・
タイガー氏は、・・・こういうのもありかと。
小竜姫様は、自慢の弟子である横島が二人の弟子をとったのを聞き、アドバイスの意味を兼ねて厳しく指摘し。その弟子である二人が横島に対して、おんぶにだっこのすねかじり状態である事をみてとり機嫌を損ねたと。
ぽんた様、今後の各人の成長していくさまをきたいしちょりますよ〜 (ユキナリ)
- はじめまして、渋と申します。ずっと読ませてもらってます。小竜姫様、いい師匠ですね。自分の恥ずかしい過去をあえて話す、自分と同じ愚をおかしてほしくないってところでしょう、正に拘らず邪に染まらずですね。この次の横島と小竜姫様の戦い楽しみです。 (渋)
- 前回は中立でしたが、今回はこの展開に賛成です。
シロについては、キャラクター(性格)は嫌いではありませんが、
私から見た、戦闘要員としての評価は最低ランクです。
中途半端に接近戦の能力があるのに、性格面での制約によって
その能力を生かす場面が少ない。
なおかつ、私は数の暴力が非常に有効であると考えているので、
連携をとるのが苦手なキャラはほとんど役に立たない。
というのが私の評価です。
また私が考える前衛としての役割は、
敵を倒すというのは当然。なおかつ後衛への攻撃を最小限に抑え、
できるだけリソースを使わずに目的を達成させる。
というものです。
よって、前衛としての役割をこなせないキャラに対して厳しい展開
になることに賛成です。
それはさておき
小竜姫様が少々厳しいのは、教師役である以上しかたがないかと。
そして、横島君が成長していないように見えるのもここでは生徒役
でもあるので大目に見ないと。
では、ぽんたさんこれからもがんばってください。 (Anonymous Operar)
- 未完成な人間がいろいろ悩みながら過す日々
完璧でない横島の奮闘、毎回楽しみにしています
間違えるし失敗するし悩んだりもする、そんな当たり前の事が大事だと思います
ところで、GSに格闘能力は必須だと私は思っております
美神の神通棍、エミのブーメラン、西条のジャスティス、すべて格闘武器ですよ
格闘動作を不要と論ずる人は、ぜひ原作をもう一度読むことを薦めます
六女に霊的格闘の授業がある事も参考になるはずです
つまり、読者の自分勝手な脳内設定を押し付けるのは感心できませんよ (イノウエ)
- 横島が時折見せる未熟さや不完全さが人間味あって良いですね。
修行については当面は霊的格闘だけでも良いんじゃないでしょうか。
知識面については基本的なことは学校の授業で習うでしょうし、
卒業後も最初は師匠について除霊をおこなうわけですから
そのとき大事なのは自分の身を守る事だと思います。
生きてさえいれば成長することが出来ますからね。 (EAG)
- はじめまして。
厳しさについては賛成。
きちんとフォローしてるので。
横島の弟子の前で口にする無神経さには反対。
あと、他意は無いんですけど、武器を使うのは格闘では無く
戦闘と呼ぶ方がいいと思いますよ。>イノウエさん
漢字一文字だけど、結構ニュアンスが変わってきます。 (黒飴好)
- 話の流れに関しては賛成です。
横島君をはじめ、各々の成長を期待してます。
私としてはあまり格闘系に傾いて欲しくはないですが。
それと、レスにレスして荒れるのは嫌なのですが、
イノウエ様に一言だけ。
何人かの人が言っているのは「GSに格闘能力が要らない」
のではなくて、例えば美神は神通棍を使っていますが、
別に棍術を修めたから一流のGSなわけではないと言う事
だと思います。 (DNA)
- 安易な最強設定が陥りやすい力の理論の矛盾というものですね。
予想できる展開でしたので保留です。
スランプ・・・書き手になって初めてわかるんですよね。
月並みですが頑張ってください。 (不動)
- やっぱり内的成長には環境が大切なんですねぇ。
例え十年修行しようが内面まで鍛えるには様々な経験を積まなくてはいけませんから。
主に人との付き合いや社会生活で。
そういう意味では、限られた空間内の人間関係の積み重ねではそれほど成長は期待できません。
この横島の自己批判癖はしょうがないと思います。
額面通りに受け取って批判している人は読みが浅いです。 (皇 翠輝)
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