ザ・グレート・展開予測ショー

横島忠夫奮闘記 47〜赤坂家の人々〜


投稿者名:ぽんた
投稿日時:(05/ 1/14)

「放っといてくれ!俺にとっては永遠の憧れなんだ、仏道に帰依した竜神族の武神、
猛く優しく美しい、神速の烈剣士、小竜姫様!」

ブフォッ!
ちょうど竜一の発言の瞬間に茶を飲んでいた横島は激しくむせかえってしまった。
予想もしなかったタイミングで師匠の名前が出て来たのだ。たまったものではない。

「グホッ!ゴホッ!ゲフッゲフッ。」
「だ・大丈夫ですか?」

誰かが心配そうに声を掛けながら背中をさすってくれている。
礼を言おうとして顔を上げると間近に智子の顔があった。正面から見詰め合う形になる。

「べ・別に私は心配など・・・」
「いや、ありがとう、助かったよ。」

慌てたように顔を背ける様子が可愛らしい。きっと根は優しいのだろう。
その少女からここまで徹底的に嫌われる自分も大したものだと思えてしまう。

「あ、そ・それで?竜一さん続きを聞かせて下さい。」

話の腰を折られた形の竜一に気を遣い先を促すことにする。
今までの話では赤坂家が剣に関わるようになった事情が語られていない。

竜一が聞かせてくれた続きによると、その時に肩を並べて戦った破邪の剣士の形見である
刀を供養の為に、と小竜姫に託された際に最も相応しい供養として破邪の用途に用いる事にした。
小竜姫の剣技に魅せられた事もあり、以来一心不乱に剣術修行に打ち込んだ。
戦友だった剣士の道場で修業を積み、晩年は自ら流派を興す程に成長した。

「それ以来、赤坂流剣術は退魔の流れを汲む剣術として今迄継承されてきたって訳だ。」
「なるほどね〜、よっぽど鍛えたんでしょうね〜。大したもんだ。」

ある程度の体術の下地はあったろうが、素人が修行を積み一派を興すまでになるとは並大抵ではない。
本気で感心するしかないほどで、横島には到底真似できそうにない。

「つまり小竜姫様と出会わなければウチの流派は存在しなかったって事さ。
まあ、戦いの最初からいなかったのはチョットだけ気になるけどね。」

先程の智子のツッコミがかなり気になっているらしい。崇拝する神が卑怯な振る舞いを
したとは思いたくないが確固たる根拠が無い為、完全にはフッ切れないのだろう。
それならば横島としてはわだかまりを解いてあげたくなってしまう。
他の誰でもない、最も敬愛する師匠の事だ、些細な誤解は解いておきたかった。

「その事ですけどね、最初の妖魔達って元々人界に住んでたんですよね?だったら人界での種族間の争い
だから介入を控えたんじゃないですか?けど魔族が大規模に人界へ侵攻してきたんで神魔のデタントの
流れからも放置できないから介入したんじゃないですか?」

「そうかな?うん、きっとそうだよな!」
「何故先生にそんな事が解るのです?まるで”見て来た様に物を言い”じゃないですか?」

横島の理屈にすぐさま飛びついた竜一と違い、智子の方は懐疑的だ。
その喋り方は小馬鹿にしているようですらある。横島としては思った事を述べるのみだ。

「だって当時からデタントの流れはある程度はあったんだし、それに小竜姫様のことだから早く介入したくて
ウズウズしてたんじゃないかな?助けに行けない自分にジリジリしながらね。」

「だから何故、当然のような顔でそんな事が言えるんです?」
「いや、ちょっと待て智子!横島君だっけ?まさか小竜姫様を知ってるの?」

横島の口調から何かを察したような竜一が智子を制して問い掛けて来る。正直に言っても信じてもらえる
とは限らない。どう言えば良いか、と思案しているとそれまで黙っていた竜太郎が話し掛けて来た。

「横島先生はもしかして妙神山で修行を受けた事があるのでは?」
「え?何故ご存知なんです?」

「やっぱり!」
「「「えええぇ〜〜っ!!」」」

我が意を得たりとばかりの竜太郎の声に家族の大合唱が唱和する。
訳の解らない横島に竜太郎が説明してくれた。過去に先祖で一人だけ妙神山で修行を受ける事の出来た
者がおり、そこで赤坂家に伝わる伝説の竜神小竜姫から直々に修行をつけてもらい大層活躍して名を残した。
以来、赤坂家の子孫は免許皆伝を受けると妙神山に赴き”試し”を受けるのが代々の慣わしになっているという。

「ですがお恥ずかしい話、私を含めて誰一人成功しておりませんでしてな。竜一もいずれ
皆伝を受けたら試しを受けに行かせるつもりなんです。」

だがどれほど力をつければ試しに合格できるかが解らないと言う。通常であれば皆伝を与えても良いだけの
強さはあるらしいが鬼門の試しに合格出来るかどうかは解らないそうだ。手掛りは唯一成功した先祖の残した
「気魂の刃で敵を討つ」という言葉だけらしい。だがそれを実践できた者は未だいない。

「ああなるほど、武器に霊気を通わせて、霊波を刃状に飛ばして攻撃するんですね。確かにそれなら
鬼門達の霊脈に直接ダメージを与えられるから有効ですね。合理的だな〜。」

横島は事も無げに言っているが、気魂の刃の意味の解答は無い。それぞれが独自に解釈して修行していた。
それを当然のように言い当てて、無造作に有効だの合理的だのと言われては当然の質問が出てきてしまう。

「もしや横島先生も使えるんですかな?」
「やった事は無いですけど多分、そう難しそうでもないですし。」

あっさりととんでもない答が返って来る。難しくないどころか誰も実現できていない事をだ。
こうなると当然見せてもらいたくなるのが人情だが客として招いた相手にそこまで要求するのは
礼儀を弁えない事なのでそれも出来ない。仕方なく他の質問が集中する。

「それより小竜姫様ってどんな方なんだい?」
「やはり凄まじく強いんですか?」
「そんな事より横島先生はどうやって試しを突破したんですか?」

息子・娘・母の順番で次々に質問がなされるが、最後の質問には答え様が無い。
言われて改めて考えてみると横島は鬼門の試しを受けた事がない。雪之丞共々素通りしている。
雪之丞相手にエ○ア88のパロをやって訳の解らない書類にサインしたらそのまま中に案内されたのだ。
鬼門の試しを突破する事を悲願にしている人々の前でいくらなんでもそれは言えない。

「え〜、小竜姫様はとても綺麗で優しくて温かい方です。修行の時以外は。強さについては凄まじい
と言うかとんでもないと言うか、神速の烈剣士ってのはピッタリの表現かな。最後の質問については
まあ、ご想像にお任せします。」

最も知りたい質問の答をはぐらかされて、不満そうな様子がありありと見て取れる。
だが正直に言う訳にもいかない以上、他の答を用意すべきだった。

「え〜と、代わりと言っちゃなんですが、気魂の刃ってのを実演して見せましょうか?」

遠慮して頼めなかった事を向こうから実際に見せてくれるというのだ、願ってもない事だった。
気魂の刃を技として確立するのは赤坂流の悲願でもある。早速道場に移動して実見する事になった。
道場に着くと誰かが正座して瞑想していた。

「なんだ素子ここにいたのか?横島先生紹介しましょう、長女の素子です。
素子、こちらは智子を教えている横島先生だ。」

最初は父親からの話を無視しようとしていたのだが横島の名前に反応した。

「横島?まさか横島忠夫ですか?ランクSの?」

別に隠すような事でも無いので正直に答えると目に見えて態度が柔らかくなった。

「初めまして、お会いできて光栄です。当道場の師範代を務める赤坂素子です、どうぞよろしく。」
「こちらこそ、GS横島忠夫です、よろしくお願いします。」

挨拶を交わした後で握手になったのだが右手が握り潰されそうな握力だった。
初めて会う赤坂家の長女は、何と言うか全く母親には似ていなかった。ブッチャケると父親そっくりだった。
お世辞にも美人とは言えないが、何となく引き寄せられるような、魅力ある風貌だった。

「素子、今から横島先生が気魂の刃を実演して見せてくださるのよ、貴女も見ておきなさい。」
「何ですって?気魂の刃を?・・・さすがはランクSという処ですか。」

母親に対しては素直なのか、おとなしく言う事をきいている。
それどころか進んで相手役を務めてくれた。
神通棍を体から離して水平に構えてもらい、横島自身は木刀を手にした。

「武器に霊気を通わせる事は出来ますよね?あとはイメージです、自分には出来ると確固たる自信を持って
明確な刃の形をイメージして飛ばすだけです。こんな感じでね。」

そう言って上段から真っ直ぐ木刀を振り下ろした。
カランッ

あっさりと両断された神通棍が床に転がっているのを一同は声も無く見守っている。
そもそも神通棍とは”斬れ”るような物ではない。そんな事では危なくて除霊になど使えない。
それをたった一人の先祖を除いて誰も実現できなかた技で簡単に両断してみせた。
しかも周囲の壁などには傷ひとつ付いていない。これは技を完全に制御できている事を意味している。

「ま、こんな感じですけど、参考になりましたかね?」

横島の言葉を聞いてようやく呪縛が解けたように声が掛けられる。

「い・いや、お見事!まさかこれ程とは・・・。」

竜太郎が半ば呆けたような声で話し掛けてくるのをヨソに素子は両断された神通棍の断面を見ている。
竜一・智子は信じられないもの見るかのような目で横島を見ている中、奥方一人がのほほんとしている。
横島としてはもっと驚いてもらえるかと思っていたのに、予想外に反応が薄いので不安になった。

「あの、何かまずかったですか?すんません、次は本気でやりますから。」
「いやいやいやいや、もう充分です。これ以上はやめて下さい。」

横島の申し出をとんでもない、とばかりに竜太郎が止める。次は道場が破壊されかねない。
だが横島の発言を聞いて素子が早速技を再現しようとしている。木刀に充分霊気を通わせる事は
出来ているがそれを飛ばす事がなかなか出来ないでいる。そもそも剣術家にとって刃とは手に持って
振るうものであって飛ばしたりするものではない。だがあと一息という感じなので横島としても
ついついお節介をしたくなってしまった。

「刃をイメージし易くする為に実際に日本刀を使ってみたらどうです?」

素子は素直に忠告に従い壁に掛けてあった本身を持ち上段に構える。

「そのまま充分霊気を通わせた状態で刀に水滴がついてるとこをイメージして下さい。」

素子は目を瞑りイメージを固めている。その真剣な表情が太い眉とあいまってなんとも凛々しい。

「そのまま水滴を振り飛ばすつもりで思い切り振りぬいて下さい。」

言ってから気付いたが、相手は横島の真正面で振りかぶっている。このままでは自分が喰らう事になるが
素子は目を瞑ったまま気付いていない。そのまま振り下ろすとものの見事に気魂の刃が飛んできた。
咄嗟に霊気の盾で防いだが、直撃したら痛いぐらいでは済まなさそうだった。

「出来た!出来ましたよ横島さん!貴方のアドバイスのお陰です。」

子供のように無邪気な笑顔で喜んでいる様子は微笑ましいもので、この顔を前にすると文句を言おうと
いう気も起きなくなってしまう。本人も気付いてないし無かった事にしてしまった。

「ね・姉さん?今横島君を殺しかけたの解ってる?」

いくら横島が無かった事にしようとしても他にも見ていた人間はいる。
仮にも身内が人を殺しかけたのだ黙ってられるはずもない。竜一が躊躇いがちに姉に声をかけてきた。

「何を言ってるの竜一?私はただ技を出しただけで別に誰も、ってああっ?真正面に?
だ・大丈夫ですか横島さん?お怪我は?」

今度は一転してうろたえきっている。どうにも憎めない人柄だった。

「いや、来るのは解ってましたから気にしないで下さい、おねえさん。」

横島としてはこの憎めない女性に気に病んで欲しくなかったので軽く流すつもりで
敢えて気安く呼び掛けてみたつもりだった。これが完全に裏目に出る事になる。

「”おねえさん”?”お義姉さん”とはどういう事です?まさか貴方は私を”義姉”と呼ぶような
振る舞いを智子にしたんですか?どうなんです?」

瞬時に自分の左腕で横島の左腕を背中側に極めて右腕で横島の首を締め上げている。
チキンウィングフェイスロック、完璧に極まっていた。

「ちょっ?ちょっと!入ってる、入ってますって!?」
「むっ?とぼけるつもりですか?ハッ?それともまさか弟を毒牙に?」

ロックを解いたと思いきや、今度は首のあたりに風を感じたと思った瞬間、横島は床の上に
ひっくり返されていた。飛びつき十字固め、柔道で言う飛び関節であり同様の技はサンボにもある。
何故剣術道場の師範代がこんな技を完璧に使いこなすのかを疑問に感じる余裕も無く激痛が脳天を突き抜ける。

「い・いだだだだ!誤解です、誤解ですってば!ギブギブギブギブッ!」
「ね・姉さん?誤解ですから、もうそれぐらいで・・・」

妹から言われてようやく素子が技を解いてくれた。横島は安堵のあまり涙目で感謝の言葉
を智子に述べようとしたのだが、

「べ・別に私は姉に障害犯になってほしくなかっただけです。」

どこまでも素直ではないが、その態度に心根の優しさが見え隠れしている。
ここまで優しい少女にとことん嫌われている事実がさすがに悲しくなってきたが
口にする訳にもいかない。無言で痛みに耐えるしかなかった。

「ハッ?す・すみません、つい・・・」
「いや、気にしないで下さい。俺の言い方も悪かったみたいですから。」

一刻も早くこの家から逃げ出したくなって、心にもない事を言ってしまう横島だった。
このままここにいたら、骨か靭帯が確実にイカレてしまう。

「うむ、ではそういう訳であの技は赤坂流奥義、気魂刃と名づけよう。竜一がこの技を会得したら皆伝だ。」

何がどうしてそういう訳なのかはさっぱり解らないが、目の前で赤の他人が見せた技を早速自分の流派の
奥義にするあたり、竜太郎の逞しさは美神と張り合える程と言えるかも知れない。
長女の凶行に関しては見て見ぬフリを決め込むつもりのようだ。二人の間に溝があるような事を
言っていたが、案外原因は性格が似すぎているからかも知れない。

「横島先生、今日はウチで夕食を食べていって下さいね。私が腕によりをかけてご馳走を作りますから。」

さすがに涙目なった横島を気の毒に思ったのか薫が気遣わしげにそう声を掛けてくる。
だがその内容は横島の希望とは正反対だった。

「いや、そういう訳にもいかないんですよ。今日は俺が夕食当番なんで早く帰らないと
妹が腹を減らして待ってますから。」

横島家に食事当番など無い、手の空いてる者が作っているだけだ。
だが赤坂家から脱出する為なら口車全開で乗り切るつもりだった。

「まあ、なんて優しいお兄さんなんでしょうね。」
「な・なんだよ?俺だって智子の為なら料理ぐらい・・・」
「できもせん事を言うな竜一。しかし残念ですな、食事の後にでも是非お目にかけたい
物があったんですがな。開祖から伝わる家宝の刀なんですよ。」

横島にとって親子の掛け合いにはもう興味が無い。逃げ出す為の方策を尽くすだけだ。

「じゃあ、今その刀を見せて下さい。今!今すぐ!」

その言葉を聞いて竜太郎はしばし考え込んでいたが、ひとつ頷くと道場から出て行った。
残った家族を見ると皆一様に緊張しているように見える。やがて竜太郎が一振りの刀を持って戻ってきた。

「これが我が家の開祖が小竜姫様から託された刀で、銘は紅蓮です。」

そう言って手渡された刀はどう見ても妖刀だった。詳しく聞くと退魔に遣い続けているうちに
滅した妖魔の断末魔の怨念が宿り妖刀と化したそうだ。だが赤坂流を興すきっかけとも言える
刀なので廃棄する訳にもいかず、封じ続けてきたらしい。話を聞きながら横島は刀を抜き放っていた。

「ちょっ?ちょっと先生?平気なんですか?」
「いや、こっちの意識を支配しようとする怨念がビンビン伝わって来ますね。」

注意する前に刀を抜いた横島を心配して竜太郎が声を掛けて来るが、以前に一度妖刀に支配された
事のある横島には耐性が出来ていた。まして今の霊力は当時とは比較にならない。

「それよりこの刀で最後に退治したのって火に関わるモノじゃないですか?」
「良くお解りですな?言い伝えでは妖怪火車を斬った際に完全に妖刀化したそうです。」

火車とは獄卒が亡者を責める道具が意志を持ち現世に彷徨い出たモノだろう。業火のように燃え盛る
怨念が刀に宿っているのもそんなモノを斬ったのでは無理もない。と言うより斬れただけでも凄い。
だが火の属性で燃え盛る怨念を見ているうちに考えがまとまっていく。

「これ祓っちゃってイイすか?」
「え?そんな事が出来るんですか?」

竜太郎の疑問の声を肯定と取ってサッサと始める事にする。

「煉獄の底に燃え盛る黒き炎よ、我が意に従い汝が同胞を喰らい尽くして闇へと還れ、炎精召喚!」

横島の召喚したドス黒い怨嗟の炎が刀身に宿る同質の怨念を喰らい尽くしていく。
やがて炎精が帰還すると灼熱した刀身が残される。

「清浄なる泉より来たれ、水精召喚!」

連続して水精を召喚すると灼熱の刀身にまとわりつかせる。

「清めの水もて霊刀となす!」

刀身を水精で清めると神々しいような波動を放つ霊刀になっている。祓う前と較べると全く別の物のようだ。

「それじゃ俺はこれで!」

最早横島の頭の中には帰る事しかない。自分のした事の意味にも気付いていない。
周囲の反応が薄いのを幸いに逃げ帰ろうとした時に竜一が反応した。

(ちょっと待った!姉さんからあんな目に遭わされれば逃げたくなるのは解るよ、俺も同様だからね。)
(え?竜一さんも?)
(そう、いわば俺達はお仲間って訳だ。)
(なるほど、虐待被害者の会ですね。)
(そう!正にそれ。その縁を頼りに頼みたい事がある。)
(なんです?言って下さい。)

どんな頼み事かと思えば、なんと小竜姫の写真が欲しいと言うのだ。修行の励みにする為との事だが
原宿あたりでアイドルの生写真を買い求める若者達と変わらないような気がする。
だが何となく気持ちは解るのでカメラを預かり撮影を引き受ける事にした。

(じゃあ頼むよ、カメラごと智子に渡してくれたら良いから。)
(解りました、最高に美しい小竜姫様の写真を撮ってきますね。)

その小声でのやり取りを最後にようやく脱出を果たす事が出来た。横島は金輪際赤坂家には近寄らない
つもりだったが、相手もそうとは限らない。と言うより真逆といって良い。
当分、横島の周囲には面倒事の種が尽きそうにはなかった。



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(あとがき)
登場キャラを一人増やしたら全体的に話が薄くなったような気がします。
無理に終わらせないでもう一話かけるべきだったかな〜?

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