ザ・グレート・展開予測ショー

-GS横島- 遺志を継ぐ者 1


投稿者名:キラ
投稿日時:(05/ 1/10)

1、

ロサンゼルス市内に借りていた部屋で装備を整えた横島は其のまま直ぐに空港に向かい用意してあった音速ジェット機に乗って日本へと飛び立った。

カチャ・カチャ・カチャ、
「其れで今現在日本はどういう状況になっているんだ?」

横島は銃と自分の霊力で作った特殊弾丸の点検、調整を行いながら付き添いとして付いてきた世界GS協会の職員に日本の状況を聞く。

「今現在解っている事はノスフェラトゥが都庁を中心にその勢力を伸ばそうとしており、其れを防ぐ為日本のオカルトGメンや民間GS、更に対霊、対魔装備をした自衛隊等が出動して対処していると言う事です。彼等の対処により勢力及び被害の拡大は今の所押さえて入る様ですが、しかし其れも時間の問題だと思われます。」
「そうか・・・急いだ方が良さそうだな」ジャキッ、チャッ、ストッ

銃の調整を終え懐に収めながら横島は聞いていなかった事を思い出し職員に聞く。

「其れはそうと今回の報酬はどうなってるんだ?」
「はい、当初バチカンが提示した賞金額が五千万ドル(約五十億円)でしたが被害の拡大と共にバチカンからの正式な通達を受けた事により、国連が正式にノスフェラトゥに賞金を懸け、賞金額は五億ドル(五百億円)になりました。」
「一気に十倍か、凄いな」
「それと言うのも日本に程近い中国やロシア等の国々が日本が落ちれば次は自分達の国が被害に遭うと考え一刻も早く退魔する様に強く働きかけた所為です。」
「なるほどね」
「其れともう一つ、アメリカ政府が日本政府に働きかけた結果、日本政府が被害が拡大する前に退魔したならば更に五億ドル支払うと言う声明を数時間前に発表しました。」
「・・・・・・」
「どうしました?」
「いやっ何でもない。それで日本にどれ位で着く?」
「半日と経たずに着きます」
「そうか・・・なら少し休まして貰う。」
「分りました。でわ着いたら声を掛けますので」
「頼む」

離れて行く職員を気配で感じながら横島は考え込んでいた。

(これ程の賞金が懸けられたとなると美神さんは勿論他の皆も黙ってないだろうな色々な意味で)

そんな事を考えながら横島は疲れた身体を休ませる様に眠りについた。
だが横島の考えは少し違っていた。何故なら美神達はこの事件に始めから関っていたのだから。

そして舞台は日本に移る。

遺志を継ぐ者1 終

 人物紹介

横島 忠雄 (18)

有る事情により高校卒業と共に美神除霊事務所を辞め、其のまま世界一周修行の旅に出る。(事情及び修行の旅に出た事は誰にも話してない。これ等の事は後々明らかになる。)世界中を旅しながら修行を重ねつつ(ある事と方法によって)様々な知識も吸収して昨日世界GS協会からS級GSの認定を受け超一流のGSとなる。霊気の盾(サイキックソーサー)と栄光の手(ハンズ・オブ・グローリー)文珠と言った能力を使いこなし、更にどうやって手に入れたか解らない特殊な銃を使い除霊するスタイルで世界を駆け抜けた。(これ等は横島の能力の一部でしかない)日本に戻った彼が何を目標にどう動くのか其れはまだ解らない。

 横島の持つ武器(銃)の銘はルシファー、グリップの真ん中に埋め込まれている太極の形をした水晶の様な物に念を込める事により様々な特殊弾丸を撃つ事が出来る。(文珠一個分の霊力で自動的にリボルバーに六発の弾丸(特殊弾丸)が込められる。尚この弾丸は取出しが可能で保管する事もできる)更にプロローグで書かれていた様な能力がありまだまだ謎の多い武器である。








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