ザ・グレート・展開予測ショー

横島忠夫奮闘記 40〜腕試し、人試し〜


投稿者名:ぽんた
投稿日時:(04/12/31)

横島は女生徒と連れ立って歩きながら控えめに相手の事を観察していた。
相手は、赤坂智子と名乗り、かなり真面目そうな雰囲気だった。
身のこなしから何か武術を修めているのが見て取れる。律動的な動きだった。
身長は160cmくらいか、中1にしてはかなり長身の部類に入るだろう。
腰まではありそうな長い黒髪をポニーテールに纏め、小作りな顔は多分、美人と呼んでも良いのだろう。
ほっそりとした体つきではあるが、鍛えられており、さぞや俊敏な動きを見せるだろうと思わせる。

どこへ行くのか知らされない道中でポツリポツリと語った内容によれば、他人を導く教師が厳しいのは
当たり前でそれに不服を漏らすのは甘えているだけだと言う。人を教えるには資格という物がいるそうだ。
当然ながら教員免許とかいう意味ではないだろう。多分この少女が、生活指導の教師の追放に関して
タマモとシロに悪感情を抱いていたという、お堅い一派のリーダー格なのだろう。

弓達高等部の緒先輩方と二人が親しくしているのを見て、一旦矛を納めたものの虎視眈々とこういう機会を
待っていたのだろう。横島に関する悪い噂なら、まず間違い無く高等部から流れてきているはずだ。
ならばその噂をもとに横島を攻撃しても高等部の先輩達とブツかる可能性は低いと踏んだのかも知れない。
だとしたら冷静な戦略眼と忍耐の持ち主だな、と妙な感心の仕方をしながら歩き続ける。
この後ありそうな展開は、集団での吊るし上げだろうか、袋叩きという事はないだろうなと考えていると
辿り着いた場所が格技場だった。ひょっとして袋叩きの方だろうかと思いつつ入り口をくぐる。

格技場の中には2クラス分の女生徒達が全員いるようだった。どちらも今日横島が教えたクラスでこちらを
見る視線はお世辞にも暖かいとは言い難い。

「横島先生、私達は貴方が教師に相応しい人格をしていない、と判断しました。ですがGSの世界は
実力の世界。せめて本当に実力があれば、不本意ではありますが授業を受けるぐらいは我慢して妥協
するのもやぶさかではありません。」

最近の中学生は随分と時代がかった喋り方をするんだなーとやや現実逃避しながら横島は考えていた。
その間に相手は仲間から木刀を受け取り素振りをしている。
どうやら決闘でも申し込むような勢いだが、横島としては理解に苦しむ。自分のランクは伝えたはずだ。
中学生が相手になるはずがない、という事ぐらい解るだろうにどういうつもりなのだろう?

「さあ、貴方も好きな武器を取って下さい。」

どうやらとことん本気のようだ。正気なのか?断る口実を探しているとシロが話し掛けてくる。

「先生、赤坂は先生の言う事など信じられないと言っているでござる。言葉のように不確かなものじゃなく
最も解りやすい方法で正体を確かめるそうでござる。ついでに言うと勝てる気でいるようでござるがな。」


シロが憤懣やる方ない、といった口調で話し掛ける。尤も最後の方は呆れたような口調だったが。
赤坂などシロでも秒殺できるのに、相手もあろうに自分の師匠に勝つつもりでいるのだ。
実家が由緒ある剣術道場で幼い頃から英才教育を受け、厳しい修行を続けたから何だと言うのだ?
確かに人間としてはとてつもなく強い。だがそれだけだ。人外の者達の身体能力には及ばない。
その人外の者達と互角以上に戦える横島に勝てるとは何を根拠にした大言壮語なのか。
都合の悪い事実から目を背け、自分の力に奢る。これも人間か、と軽い失望がシロの心をよぎる。
今までにシロが会った人間達は皆立派だった。少なくとも彼我の実力差を弁えずに都合の良い思い込みに
逃避するような者はいなかった。だから憧れもしたのだ。だが学校という所は随分勝手が違うらしい。


横島は密かに感心していた。言葉を不確かな物と言い切り直接確かめようとするなど13歳の考え方では
ない。よほどしっかりした大人が周囲にいるのだろう。若干視野が狭いようだがそれさえ克服できれば
将来が楽しみなのではないか。などと考えていたのだが、目の前の現実を解決する為には何の足しにも
ならない。何やら強い視線を感じて目を向けるとタマモがこちらを睨むように見つめている。

「約束したでしょ?」

いきなりそう言われてもピンとこない。約束とは埋め合わせに何でもすると言ったヤツだろうか?
つまりこの勝負を受けて少しでも見直させろという事か。

「いつまで待たせるつもりです。早く武器を取って下さい、それとも臆したんですか?」

どうにも逃げようがなさそうだった。ならばせめて怪我をさせないように気をつけるしかない。

「別に武器はいらないよ。俺には必要ない。」
「馬鹿にしないで下さい。私は卑怯者になるつもりなど無い。丸腰の相手を叩きのめす訳にはいきません。」

横島としてはツッコみどころ満載のセリフだった。美神あたりが今のセリフを聞けば鼻で笑うだろう。
仕方なく壁に掛けてあった木刀を手にとる。横島は知らなかったが、それは素振り用の木刀で中に
鉄芯が通っており通常の5倍以上の重さがあった。それを無造作に肩に担ぎ左手をポケットに入れて、

「何時でもどうぞ?」
そう声を掛ける。

「そんなふざけた構えでかく乱するつもりですか?真面目にやって下さい。」
「君は何しにここまで来たんだ?喋ってれば用件は済むのか?」

このままでは埒があかないので、やむをえず挑発めいた言葉を口にした。
相手はカッとしたようで顔が紅潮していたが、飛び掛って来たりはせず隣にいる少女に目配せした。

「はじめっ!」

その声が掛かって初めて切りかかってきた。今のでひとつ解った事がある。
この少女はまだGSの卵ですら無い、単なる剣術家だ。
どこの世界にお互い武器を確かめ合って、号令の元に戦い始める戦場がある?

確かに剣閃は鋭い。刃筋もきちんと立っており木刀でありながら、真剣で人を斬る為の剣筋である事が解る。
縦横無尽に襲い掛かって来る木刀の動きは流れるように滑らかで、永年良い師について正しい修行を
積んできたのが良く解る。修行はそれを積んだ本人を裏切らないというがその通りだろう。
だがそれだけだ。例えば今目の前にいるのが美神だとしたら、剣の実力が赤坂と同じだったとしても
一瞬たりとも気を抜けないだろう。実力で及ばなければそれを補う為に何らかの手段を取るからだ。
目の前の少女は正攻法のみだ。確かに早いし綺麗な剣捌きだが、その分型にはまっており、片手で充分
あしらえる。目をつむっても問題ないくらいだ。

死力を尽くした攻撃が総て片手で難なく防がれて一旦下がり間合いを取っている。
このまま降参してくれたら楽なのに、と罰当たりな事を考えていると隙があるようにでも見えたのだろうか
残った力総てを込めた攻撃が来る。一足飛びに飛び掛かっての上段からの真っ向唐竹割りだ。
明らかな戦術ミスだ。より背の高い相手に対して遠間からの上段攻撃とは。
よほど横島を舐めているのか、あせりから冷静さを失ったのか。できれば後者であって欲しい。

横島は仕方なく相手の木刀に正面から合わせるように振り下ろす。
体力的にもギリギリのようだし、避けたら捻挫でもしかねない。受け止めた方が良いだろう。
相手の木刀の軌道を逸らし、体を掠めるように過ぎて行く。横島の木刀は頭にギリギリで寸止めしている。

「それまで!」


号令係の少女が声を掛け勝負が終わる。格技場は静まりかえっている。大人と子供の差どころではない。
象とアリ以上だ。自分達に都合よく棚上げしておいた事実が改めて重くのしかかる。
だいたい今の勝負に霊能力など全く使われていない。生徒側に合わせたのか剣術のみの戦いだった。
いや勝負というのもおこがましい。じゃれかかる子犬をあしらっていたようなものだ。

「ば・馬鹿な、今のは一刀流奥義面切り落とし面。横島先生は一刀流を修めていたのですか?」


赤坂が呆然とした声色で問い掛けてくる。横島の最後の技は相手からの面の斬撃を自分の剣で逸らして
こちらの攻撃のみを当てるものだ。剣聖伊藤一刀斉が興した一刀流の奥義とされている。
無論横島はそんな事は知らない。最も効果的に木刀を動かしただけだ。

「一刀流?何それ?俺は剣術道場に通った事など一度も無いよ。」

これは事実ではあるが、正確でもない。確かに正規の剣術を習った事は無いが、音に聞こえた神剣の使い手
である小竜姫に来る日も来る日も実戦形式で斬りつけられていたのだ、そこらの道場剣法など相手にもならない。


赤坂にとっては衝撃どころではない告白である。自分の攻撃を片手間に防ぎきっただけでなく一刀流の
奥義までも苦も無く使う男が剣術の素人だとは。確かに握りなどなっていなかったが・・・
物心付いて以来続けて来た総ての修行はなんだったのか。負けた事より相手が素人だった方がショックだ。

「赤坂さんだっけ?貴女ちゃんとした師匠が身近にいるでしょ?その人に今日の事を勝負の始まる前の
段階から総て話してから助言を乞うと良いよ。貴女の成長を助けてくれると思うよ?」


横島は相手の落ち込みようを見て思わず助言めいた事を言っていた。自分が指摘するのは簡単だが、
素直に聞ける状態ではないだろう。赤坂本人を見た限りでは良い師についているようなのでその人に
任せた方が間違いが無いだろう。
号令係の少女が近寄って来て横島の手から木刀を受け取る。その重さに驚いた表情になるがこれ以上赤坂を
落ち込ませない為か黙っている。機転も効き、思いやりのある少女なのだろう。

「用がこれだけなら帰っても良いかな?」

取り敢えず赤坂達1-Bの生徒達の用件は済んだはずだ。タマモらの顔は見るとそんな雰囲気だ。だが、

「用が済んだのは1-Bだけです。まだ私たち1-Aが残ってます。」

号令係の少女が話し掛けて来る。そう言えばそうだ。赤坂と仲良さげだったので勘違いしていたがこの
少女は確かにA組だったはずだ。次はこの少女の番という事だろうか。

「次は君が俺を試す順番なのかな?」
「まさか、そこまで自惚れてませんよ。貴方の強さは解りました。いえ正確に言えば理解できないくらいに
差がある事が解りました。ですが尚更自分の修めた武術がどれほど通用しないのか確かめたいんです。」

まだ霊能力を完全には操れない以上、体術に偏るのも仕方が無いのかもしれないが少々気に掛かる。
美神など武術の修行などした事もないだろう。実戦に必要な動きを自分なりに取捨選択して作り上げた
美神流体術とでも言えば良いのか、その力でほぼ無敗を誇っている。

「あんまり武術だけに拘る必要は無いと思うけど?」
「解ってますけど霊能力を上手く使えない以上これしかないんです。たった今、自分が井の中の蛙だという
のは解りました。確かに大海の広さは知りませんが、せめて空の高さを知っておきたいんです。
これから自分が目指す目標の高さを知るためにも。」

近頃の中学生はみんなこんなに大人びているのか、と感心したがシロを見て個人差だな、と思い直す。
動機がこれだけしっかりしているのなら断る理由は無い。何時でもどうぞ、と声を掛ける。

「ああ、誰か時間を計ってくれない?3分間で良いから。」

そう周囲に声を掛けながら時計係を頼んでいる。一人が進み出て時計を見た瞬間に、いきなり横島から
受け取っていた木刀で殴りかかる。充分予測できた攻撃だったので難なくかわす。実力差を弁えている以上
それを埋める為には何でもやる。実に正しい姿勢でなんだか楽しくなってしまう。躊躇いも無くこんな真似
ができる中学生というのが気に入ってしまった。雪之丞が見たらさぞ喜ぶだろう。

この少女は戦いの事がある程度は解っている。ならば油断は禁物だ。木刀を振り回しながら時折蹴りや拳が
飛んで来る。木刀を目眩ましにしての徒手白打・・・に見える。が、それだけではつまらない。
もうひとつ奥の引出しがあるはずだ、と期待しながらかわし続ける。周囲から卑怯だ、という声も聞こえる
がそんな妄言は横島の耳を通り過ぎる。あの声はシロだろうか?武士道など気にするな。それは勝利の
条件じゃない、負ければ何も残らない、そう命さえも。

横島の待ち続けた瞬間がやってくる。遂に仕掛けてきた、木刀を振りかぶり頭を狙うように見せかけて
そのまま投げつけて来た。それをかわす隙をついて拳が顔に伸びて来る。それに対応しようとした瞬間に
身を沈め両足を狙い組み付いて来る。予測してなければ完全に決まっていただろう。だがクラッチされる
寸前でやり過ごした為、相手は勢いのまま顔から床に突っ込んで行く。その、ある意味無様な姿を見て
周囲から失笑がもれるが横島が視線でそれを黙らせる。今の彼女を笑う資格のある者などいない。
全力を尽くして尚、届かない現実を前に、それでも諦めない人間を笑う資格など誰にもない。

「3分です。」
「参りました。今のをかわされたらお手上げです。やっぱり駄目でしたね。」

全力で動ける時間は人間である以上限られている。初めから自分の限界を3分間と把握して最大限の力を
振り絞ったのだろう。ある意味素晴らしいとも言えるのだが・・・

「君の欠点は唯ひとつ、途中で諦めた事。潔さはプロにとっては美徳じゃない、往生際の悪さこそが美徳だ。」

だがこれだけで終わったら、目の前の少女の奮闘に対してあまりにも素っ気無いだろう。

「だがそれ以外は文句のつけようが無い。君は努力した分強くなる、諦める事さえ無ければ、自分に限界を
作る事をしなければどこまでも成長するよ。良ければ名前を教えてくれないかな?」

横島にとっては最大級の賛辞である。心の底から相手を認めたと言っても良い。

「あ・あの、不動明音です。あの、不意打ちみたいな真似をしたのは「ストップ、黙って。」

相手が自分の行いを謝罪するような事を言いだしたので、途中で遮った。そんな事をされては興醒めだ。

「君は正しい、何も間違って無い。恥じる必要も詫びる必要も無い。」

それだけ言って黙らせた。あの形振り構わない本質を持ったままでいて欲しかった。
だがその言葉を聞いて相手の顔に驚きが拡がっていく。全面肯定されるとは思わなかったのだろう。
感極まったような顔で横島の右手を掴み、自分の胸元に引き寄せていく。

「か・感動しました。私を弟子にして下さい!」

いきなりの発言に驚いたが、それ以上に横島の感覚は右手に集中していた。右手は今、相手の胸元に
押し付けられている。これはようするに痴漢行為ではないのだろうか?それに気付くと右手を慌てて引き抜いた。

「うわわわわっ、ご・ごめん!ワザとじゃなくて、その悪気もなくて、あの、その、ゴメンナサイ!」


赤面した挙句に動揺しまくり、先程までの冷静さはかけらも無い。頭から湯気が出そうな勢いでうろたえ
まくり、呂律もまともにまわっていない。
不動は最初は相手の突然の変わりように驚いていたが、ようやく相手の動揺の理由に思い当たり、思わず
笑い出しそうになった。ほんの少し前まで、付け入る隙など見当たらない、難攻不落の要塞のような
存在だったのが、自分の豊かとも言えない胸に手の甲が触れたくらいで途方に暮れている。
第一こちらが感激のあまり、思わず胸元に手を引き寄せたのだ。その事も忘れ、触った、という事実に
囚われて惑乱しているのがなんとも可愛らしかった。

「それで?私を弟子にしてくれるんですか?どうなんです?」

もう一度言われてようやくその内容に思い至った。いきなり弟子にしてくれ、と言われてはいどうぞ、と
言う訳にもいかない。ましてシロが鬼のような形相で睨んでいる。

「い・いや、あのね?不動さん、いきなりそういう事言われても困るというか、何ていうか、その・・・」
「私は弟子に相応しくありませんか?」

畳み掛けるように不動が詰め寄ってくる。横島としては不動のような逸材なら誰の弟子でも不足など
無いだろうと思うが、自分が師匠になるかと問われたら考えてしまう。ようするに面倒くさいのだ。
はっきり言って唯一の弟子のシロにさえ満足に教えてやる事もできていないのだ。

「あの、俺は今もう既に弟子がいるからこれ以上は無理なんだ。納得してくれないかな?」

横島としては必死にならざるをえない。これで納得してくれなければどうすれば良いのか。

「・・・解りました。ではせめて学校で稽古をつけて下さい。それなら良いでしょう?」

これまで断るのはあまりにも薄情のような気がしてしまう。ここまでの逸材を自分が教えて大丈夫だろうか
とも思うが、ここまで頼られれば精一杯応えるしかないだろう。

「解ったよ、お互いの都合の良い時なら・・・」
「ありがとうございます!私がんばります。」

言い終わるかどうかのタイミングで不動がこちらの手を掴んでくる。もうこうなっては仕方が無い。
自分にできる限りの事をやるしかないだろう。

「こちらこそよろしく。じゃあ、今度こそ帰って良いかな?」

最早誰も止めようとはしなかったので、そそくさと逃げるようにして格技場から出て行く。

そんな横島を見送りながら不動は横島に関する噂の悪い部分について考えていた。あそこまで純情で初心な
男にクビになるほどのセクハラが出来るとは到底思えない。同じように感じた級友も多いだろう。
どっちにしろ横島に師事する事ができたのは幸運だった。今まで卑怯だ邪道だと言われ、まともに誰か
師匠について修行した事などなかった。やっと自分のやり方を認めてくれる人に出会えたのだ。
絶対に離れるつもりなどない。

「拙者横島先生の一番弟子、犬塚シロでござる。不動とやら、随分な豹変ぶりでござったが、いったい何を
たくらんでいるんでござる?」

シロとしては突然の態度の急変をいぶかしんでの詰問だった。ついさっきまでは自分の師匠を疑っていた
もう一方の集団の中心人物なのだ。一番弟子としては当然の態度だった。

「別に?あの人に関する悪い噂は何かの間違いだと思う。そんな事ができる人じゃないよ、それが解った
だけ。そしてあの人は今まで見た事も無いほど強い。教えを受けたいと思うのは変かな?」

まっすぐな瞳で師匠を認める発言をしてくる。潔い態度でありシロはこのテの人間を嫌えない。

「拙者が一番弟子でござるからな。」
「じゃあ、私が妹弟子になるのね、よろしく。」

相手を嫌えない以上は受け入れるしかない。横島の事を認める人間が増えるのは嬉しかった。


一方タマモとしては横島に近づく女が増えるのは面白く無い。
最初に横島を認めた人間が隣のクラスというのも面白く無い。
だがプラスの方向への変化である以上文句も言えない。
小さな不服を押し殺しつつ、横島にさせる埋め合わせを考えているタマモだった。



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