ザ・グレート・展開予測ショー

横島忠夫奮闘記 37〜終わらない歌を歌おう〜


投稿者名:ぽんた
投稿日時:(04/12/29)

横島が部屋に帰って来た時迎えてくれたのは、雪之丞とタマモと、何故かエミもいた。
エミは昨晩から泊まってくれたらしい。今日タマモは登校したそうなのだが、周囲の者達は皆、
休んでも良い、と言ったのだが、逃げたくないから、そう言って登校したそうだ。
予想通り教室でのタマモに対する空気は冷たかったが、シロだけは庇うようにして色々と話し掛けて
来たそうだ。しかし二人して孤立するはめになり、教室の雰囲気は変わらなかった。
それが一変したのは、昼休みに弓や魔理など一緒にデジャヴーランドを廻った面々がその時の写真を
持ってクラスメート達に説明をしにきた時だという。六人が一緒に写っている写真を見せられクラスメート
達は写真誌の嘘を認めざるをえなかった。何せ雑誌に載っている写真と同じ服装での写真だ、説得力はある。
弓達は事実を以って憶測を打破する、という正攻法で事態を改善したらしい。

「そうか、アイツがやってくれたか。」

雪之丞がそう言っているあたり、どうやら弓に頼んでいたらしい。雪之丞なりに動けない自分に歯噛み
しつつも何か自分にもできる事を探した結果なのだろう。まあ、頼まれなくても正義感の強い弓なら
見過ごせなかっただろうが。

「それで?調査の進展の方はどうなってるワケ?」

エミが気になっていたであろう事を尋ねてくる。

「完了してます。二人の行動パターン、直近のスケジュール、それと大切にしているもの、総て解りました。」

横島が調査を始めてからまだ一日だ。いくらなんでも早すぎる、と周囲は思ったが横島にとっては簡単な
事だった。文殊に《模》の文字を刻んで調べる対象をコピーすれば良いだけの事だ。本人の意識と記憶を
コピーしたのだ、秘密も何もあったものではない。尤もその分知りたくもないような事まで解ってしまうが。

「取敢えず聞かせろよ、やり方を決めるのはその内容しだいだろ?」

雪之丞が待ちきれないように言ってくる。これ以上待つのはまっぴらだと言わんばかりだ。

「わかった。じゃあ、聞いてくれ。正直、俺じゃ判断に迷う部分もあるから。」

そう前置きして、説明を始める。まずは岡留編集長からで、社の内外に敵も多いが味方も多い。本人なりの
強固な信念に基づいて報道している為、共感する者もいるらしい。今までにどんな暴力や脅迫にも屈した事
は無く、その硬骨の人と為りは業界では有名らしい。以前、横島を狙って報道したのは、ある芸能界の大物
から、娘を侮辱したうえに年長者に敬意を払おうともしない、生意気な若造がいるので懲らしめて欲しいと
頼まれて、長幼の列を弁えないとは怪しからん、とばかりに横島を狙い撃ちしたそうだ。一応ウラを取ろう
とはしたらしいが、網に掛かった相手が世界の李麗蘭だったのでそれどころでは無くなったらしい。

部数増大のチャンスとばかりに大幅に増版した。その結果返本率も驚く程低く、続報時も同様だった。
ここでもう一度、同じようなネタが拾えて売上を伸ばせれば役員席の末端に連なる事も夢ではなくなる所
まで来ていた。その焦りからか独自の判断で、持ち込まれた写真を採用し出版に踏み切ったらしい。

「なんだそりゃ?偉そうに信念とか言っといて、結局出世欲に目が眩んだって事か?」

「ならまだやり易いんだがな。社内での権力が手に入れば、横ヤリが入る事無く自分の思い通りの
誌面作りができるようになるってのが大きな理由なんだよ。」

いっそ明確な悪役がいてくれた方がよかった。今回の件では黒幕はいない。かの大御所はあくまで横島一人
のみを標的にしていたようだ。それに関しては放置する事に決めている。編集長が独自の思惑でやった事で
その目的も私利私欲とは断じ難い。そう横島が思い悩んでいると、

「何グジグジ言ってやがんだ?んなもん関係ねえだろう!」
「横島、オタクまさか目的は行為を正当化するとでも思ってるワケ?」

口々にそう言われてしまった。実はエミの言ったような信念の女性を以前身近に知っていた為そう思って
いたのだが、プロとして依頼を果たすために手段を選ばないのとは、この場合一線を画している。
まあ、かの女性はそれ以外の場合でも手段を選ばない事も多々あったのだが。

「・・・岡留が何より大切にしてるのは一人娘の幸恵、中学一年の13歳。あとそれよりはかなり弱いけど
買ったばかりの新車がある。いつかはクラ○ンの言葉通りに頑張ってきて、やっと最近最高級の
ロイヤルサルーンを購入して、休日毎に洗車とワックス掛けをしている。」

横島は相手に判断を委ねるように岡留の大切にしているものを口にした。どうにも自分では踏ん切りが
つかないのだ。卑怯なような気もするが。するとエミが、

「タマモと同い年の娘がいるのにあんな記事を載せたってワケね。その事解ってる?」

エミに言われて初めて気がついた。意識ごとコピーしたので娘への想いに対して感情移入していたらしい。
だがエミの言う通り、自分の娘と同い年の少女を飯の種にしたのは誉められたものではない。
それなりの報いを受けるべきだろう。あまりエゲつない事はやりたく無いが。

「それでカメラマンの方はどうだったんだよ?」
「こっちはちょっと胸糞悪ぃ話だがな。」

横島の考えがある程度まとまったのを見て取って雪之丞が問い掛けてくるが、こっちの話は違う意味で口が
重くなるような内容だった。

カメラマン遠藤には年の離れた姉がいるが、文字通りの才媛で東大法学部をストレートで卒業し司法試験も
現役中にあっさりと一回で合格し、現在バリバリの弁護士として活躍している。このような姉を持った弟と
しては無理も無いが、才色兼備の姉を神聖不可侵な存在として憧れるあまり女性とまともに接する事が
出来なくなった。その結果カメラにのめり込み、真性のオタクと化した。

女性を写真の中の二次元の世界に閉じ込めて鑑賞する事に喜びを感じるようになった。そこで止まれば
良かったのだが、エスカレートして盗撮にまで至ってしまった。電車の中でのスカートの中身やどこかの
女子更衣室での着替え、果ては各界の著名な美女の胸元やスカートの中まで写していた。

「ちょっと待った!各界の著名な美女ですって?日本GS界で最も優秀で美しいこの私の盗撮写真まである
なんて言わないでしょうね?」

本人が言うにしては随分な内容だが、エミが美人なのは厳然とした事実だ。
エミの顔が嫌悪に歪んでいる。実を言うと遠藤の記憶にエミの写真はあった。ブラチラの写真やミニスカで
椅子に座っている姿を向かい側から撮ったものなどだ。他に美神の同様の写真もあったのだ。幸いと言うか
冥子のは無かったが、体を覆う服の面積の違いだろうか。

「怒らないから正直に言ってごらん?」

うそだウソだ、絶っ対嘘だ!大人はみんな嘘をつく。昔怒らないから、という甘言を信じて正直に自分の
イタズラを話した挙句、母親の強烈な折檻を受けた幼児体験に基づくトラウマが横島の魂を揺さぶった。
だがエミは満面に優しげな笑みを浮かべて全く視線を逸らさない。普段なら見惚れるような笑顔なのだが、
(こ・怖ぇ・・・)
横島の背筋を冷たい汗が流れ落ちる。雪之丞でさえ完全に腰が引けている。何とか誤魔化したかった。
じゃないと人死にが出そうだ。だが返答を躊躇った時点でバレたようなものだろう。ここから逆転する
方法など思いつかない。エミを騙し通すには横島はまだまだ修行が足りない。
仕方が無い、できればエミには無用のリスクを負って欲しくなかったのだが、もう無理だ。
こうなる事は半ば予想はしていたので、用意しておいた物を渡す。

「何コレ?」
「遠藤の髪の毛です。あの、できれば命だけは・・・」

何故自分が命乞いをしているのかは謎だが、今のエミは文句なしに怖かった。
記憶の中にあったエミの写真を見た時に不覚にも興奮したのは内緒だ。寿命が縮むどころの話では無い。

「あの、あとカメラもコレクションしてて、特に初期のライカが自慢で命より大事って言ってまして・・・」
「ああ、そっちは任せるワケ。」

任されない方はどうなるんだろうか、と気にはなったが自分の身の方が可愛かった。
雰囲気を変えたくてテレビをつける。生放送のバラエティー番組をやっていて、銀一も出演している。
そういえば銀一がそんな事を言っていたような気がする。記憶の片隅にでも残っていたのだろうか。
テレビでは辛口で知られる司会者が銀一のスキャンダルについて色々とツッコんでいる。

「チョット今度のは酷すぎると思うのよ。近畿君はもっと本気で怒っていいと思うわよアタシは。」

おネエ言葉で喋ってはいるがコイツは立派なオッサンだ。

「怒りませんよ、怒る価値のあるような相手じゃないでしょ?あのコは僕の親友の妹で僕にとっても妹分
なんですよ。妹を遊園地に連れて行く事のどこがおかしいんです?どうせ常識も良識も持ち合わせてない
でしょうけど商道徳まで無いみたいですね。だってそうでしょう?中学生ぐらいの娘さんを持つ親御さんが
あの記事を見てどう感じます?妹のいる世のお兄さん方はどんな感じになります?反感を買うだけでしょ?
親愛なる妹よ、見てるか?また遊園地にでも映画にでも、どこでも連れて行ってやるからな?」

満面の笑みを浮かべながら銀一がカメラに向かって手を振っている。
活字などに頼らず、自分の言葉をダイレクトに伝えたかったのだろう。この事で反感を買う事になっても
覚悟の上なのだろう。銀一は自分に出来る範囲で最善と思える方法を取ったのだ。
タマモを見ると感激したような笑顔をしていた。そんなタマモを見やりながら、

「おい横島、どうやらアイツは戦いの歌を歌い始めたみたいだぜ?」

雪之丞が不敵な笑みを浮かべながら語り掛けてくる。

「次は俺達の番だな。それじゃあ、今から一緒に。」
「これから一緒に。」
「「殴りに行こうか?」」

そんな懐かしいフレーズを口ずさみながら二人で部屋を出て行く。タマモが何か言いたそうな顔を
していたが、笑顔だけで想いを伝える。心配いらない、と。




二人は岡留編集長の自宅の前に着いていた。ガレージには車が置いてあるが通勤は電車で行っている。

「とりあえず車ブッ壊すのは基本だろ?」

何の基本かは解らないが雪之丞がそう言ってくる。これは雪之丞にやらせないと後々煩そうだと思い
黙って見ていると右手から漆黒の霊波刀が発生した。

「お前?霊波刀なんて何時の間に?」

横島が驚いて尋ねかける。以前には無かった能力だ。拳を使う肉弾戦と霊波砲での豪快な砲撃が雪之丞の
スタイルだったはずだ。

「まあ、修行の成果ってやつだ。魔装術の延長で魔装剣ってとこか。お前に対抗して名づけるなら
ハンズオブ・・・魔装ってのは語呂が悪いな。」
「・・・魔装剣にしとけ。」

雪之丞も同感なのかひとつ頷くと霊波刀の出力を上げ刃を伸ばす。そのまま切りつけるかと思いきや
考え込んでいる。おそらく完膚なきまで切り刻む最適の方法を思案中なのだろう。
そんな時、横島の頭にアイデアが閃いた。陰陽文殊を生成して文字を刻む。《網》《目》と。
それを雪之丞の右手にかぶせると魔装剣が網目状に拡がった。これは雪之丞の気に入ったようで
縦横に一回づつ右腕を振りぬいた。すかさず別の単文殊に《固》の文字を刻み投げつける。

これで次に岡留が車に触れた瞬間に、この国産最高級の車はサイの目状になるだろう。
金銭的な心配はいらない。どうせ車両保険に入っているのだ、降りるかどうかは知らないが。

「まだ足りネエな。」

雪之丞が不服そうな顔でそう言ってくる。車ぐらいでは飽き足りないのだろう。

「わかったよ。」

そう答えて考えを巡らす。岡留に関してはあまりエゲつない真似はしないつもりだったが、いざ来て見ると
次々にロクでも無いアイデアが浮かんで来る。これは元々の自分の資質なのか、誰かの影響を受けたのか。

「なんか思いついたみてえだな?話せよ。」

横島の表情を見て、雪之丞がそう話し掛けてくる。
岡留は自宅に書斎を持っている。そこには自分の入社以来関わってきた出版物がファイルされており、
時折見返しては浸っている。いわば岡留の半生の記録が詰まっていると言って良い。

「面白え!そいつを根こそぎブチ壊すんだな?」
「ああ、これは俺がやるよ。」

そう言って方法を考える。一目見てド肝を抜くようなやり方、炎か氷だろう。
横島は文殊で家の中を《覗》きながら召喚を始める。壁の向こうに出現させるなど造作もない。

「永遠の静寂より来たれ、氷精召喚!」

書斎の中に氷の精霊が出現し、絶対零度近くまで下げて総てを凍りつかせる。触れただけでコナゴナに
なるだろう。ドアも凍り付いているので他の家族が入る事も無い。

「これで終わりか?」

横島の腕に触れて文殊による視覚を共有していた雪之丞が疑問形で話し掛けて来る。

「お察しの通り、実はもう一つアイデアがある。」

半ば溜息をつきながら答える。自分はここまでエゲつない性格をしていたのだろうか?

「何でも良いからサッサとやれよ。次もあるんだぜ?」

仕方が無い、こうなれば勢いだ。最大のダメージを与えるであろう仕掛けを施す。
二個の陰陽文殊に刻んだ文字は《認》《識》《障》《害》、これを玄関に仕込み岡留が帰宅した時に
発動させる。これによって岡留の世界から最愛の一人娘は消える。
娘の姿は網膜に映るし声は鼓膜に届く、手を伸ばせば触れる事もできる。だがその総てを脳が認識
できなくなる。すなわち消滅したのと同義だ。これは効くだろう、何せ周囲の人間には理解できないのだ。
妻からは目の前に娘がいると言われても認識できない。最後には自分の正気や記憶を疑う事になる。
まあ、文殊の効果が切れるまでの間だけだが。それでも忸怩たるものはある。

「お前が何を考えてるかは解るが自分の理想の為ってのも立派な私利私欲だぜ。他人には理解できない分な。」

雪之丞の言葉を聞いて迷いを振り切り、次の目的地へと向かう。
カメラマン遠藤の住まいは2DKのアパートで一部屋を暗室にしている。現像に出せない写真の為だろう。
デジカメを使えばもっと楽になるはずだが昔気質なのだろう。
ドアの鍵をピッキングして中に入る。以前の職場にいた時に身についた技術だが何時役に立つか解らない
ものだ。雪之丞など目を丸くしている。

秘蔵のカメラコレクションを床に並べて雪之丞が嬉々として叩き壊している。室内には結界を張ってある、
音が漏れる心配は無い。破壊が終わった後は盗撮写真をネガ、プリント共に部屋にブチ撒ける。
文殊を一個入り口に転がして一旦外に出た。しばらく待っていると遠藤本人が帰ってきた。
中を《覗》きながらタイミングを計る。灯りを点け部屋の様子に気付き愕然として荷物を取り落としている。
いまだ!

「来たれ煉獄の炎、炎精召喚!」

部屋の中に炎の精霊が出現すると同時に残してきた文殊の護りの結界が発動して遠藤を護る。
その目の前で炎精が貪欲に総てを喰らい尽くしていく。数秒で部屋の中は消し炭状態だ。
事前に張った結界のおかげでカーテンは燃え尽きても窓枠は無事だ。遠藤はまだ呆然としている。
炎精の去った後とはいえさぞかし暑いだろうが無料のサウナとでも思ってもらおう。
なに大丈夫、家財道具に関しては火災保険が適用される。保険会社が認めればだが。

ここまでやった後で人目が気になるからと言って別々に帰る事にした。
横島にはもうひとつ目的地があった。例の雑誌の出版社だ。
玄関先ですれ違った男の姿を写し取って堂々と正面から入っていく。編集部の場所は解っている。
直下の階で火災報知気を押し警報を鳴らす。編集室に入った時は目論見通りに無人だった。

最後の文殊を生成し部屋を空間ごと切り取って転移させる。行き先は活火山の火口だ。
ものの五分もかからない。そのまま正面玄関から平然と出て行った。
これでしばらくあの雑誌は休刊だろう、少しはマスコミ全体への楔になれば良いが。



横島が帰宅した時には雪之丞はもちろん、銀一も局から帰ってきていた。
一同には雪之丞から事のあらましを説明した後なのだろう、何も聞かれなかった。

「あの、エミさん、今回の件はこんなもんで・・・」

横島が試験官の前にいるかのような表情でエミに問い掛ける。

「まあ、だいたいOKなワケ。それよりオタクだけ遅くなったのは何をしてきたワケ?」

エスパーかこの人は、と思いながらもいずれはバレる事なので正直に話した。
さすがに呆れた顔で見られたが、後の祭りだ、事後承諾にしてもらおう。
それより横島には気になっている事があった。

「あの・・・エミさん?遠藤にはどんな呪いをかけたんです?」

別に横島が心配するような筋合いでは無いのだが、あの時のエミは怖すぎた。
そんな気持ちを知ってか知らずか、実にアッサリと答えてくれる。

「別に大した事はしてないワケ。今後アイツがイヤらしい目で女を見たら総ての顔が姉に見えるように
してやっただけよ。シャッターを押す時でもエロ本を見る時でもエロビを見る時でもね。
まあ、アイコラの一種だと思えば良いワケ。普通の写真を撮る分には影響ないし仕事に支障はでないワケ。」

それは大した事ではないのだろうか?とりあええず哀れな変態カメラマンの冥福を祈りつつ話題を変える。

「銀ちゃん、テレビ見たで。カッコ良かった〜〜、歌が聞こえてきたような気がしたワ。」

「せやな、俺は歌い続けるワ、終わらない歌を。このクソッタレな世界の為にな。」

そう銀一が言い切ると、みなの顔から笑顔が零れ落ちる。
あの報道以来初めての皆の心からの笑顔だった。





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(あとがき)
こんな感じの復讐になりました。できるだけ皆様からのコメントを反映させてみましたが、
ショボイと思う方、やり過ぎと思う方、どっちつかずと思う方、色々といらっしゃると思います。
賛否両論のご指摘心よりお待ちしております。
作中の「終わらない歌」は自分的に一番好きなブルーハーツの名曲です。
次の話でこれの後始末というか後日談を書いて、そしたらいよいよ六女編に行けるかな?

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