横島忠夫奮闘記 1
投稿者名:ぽんた
投稿日時:(04/11/25)
アシュタロス戦役(世に言う核ジャック事件)が終わって1週間がたって後、横島忠夫は
自分の行く末がわからなくなっていた。ただ一人の為だけに誰よりも強くなろうと決意し
自らの全身全霊をもって守ろうとしたかけがえの無い存在と引き換えにして残った世界。
その世界で彼はたとえようもなく孤独だった。
無力感に苛まれ、いっそ消滅してしまいたかったが「彼女」によって生かされた自分には
その選択が赦されない事もわかっていた、いや、わかってしまっていた。
彼は自分にそんな価値などないと思っていたので、「生きていても良い」だけの価値を
自分に加えるために「力」を求めた。 「彼女」に再会した時に今度こそ守りきれるだけ
の「力」を。 二度と大切な何かを失わないですむだけの「力」を・・・・。
{美神除霊事務所}
「美神さん、お願いがあるんすけど・・・」 ある昼下がり、おキヌがまだ学校から帰る
前に横島は所長である美神令子に開口一番にきりだした。
「なーに?時給あげてくれってんなら却下だけど?」
「いやそうじゃなくて、今んとこ依頼も全然無いし、隊長の話だと当分の間は小康状態が
続くって見通しみたいなんでしばらくバイト休ませてもらいたいんすけど・・・」
「しばらくってどれくらい?」
「はぁ、1〜2ヶ月ってとこっすかね〜」
「ハ〜?あんたそれクビにしてくれって言ってんの?」
「いやクビならそれもしょうが無いんすけど今の俺じゃ役に立てそうにないんで・・・」
そう言われては美神も「あの時」の横島の慟哭を目の前に見ただけに何も言えなくなる。
「しょうがないわね〜、じゃとりあえず1ヶ月、それ以上長くなりそうなら必ず連絡を入れる事、これが守れるなら許可しましょう。」
「スイマセン、ありがとうございます。」 「あ、おキヌちゃんには適当にいっといて下さい。」
「ハイハイ、言っとくから早く帰んなさい」 なんとか美神の許可を得て横島はオンボロ
アパートへの家路に着く。そして翌早朝、妙神山へと向かう一人の少年の姿があった。
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(あとがき)
初めましてぽんたです。いつも楽しく読ませていただいてるんですが、「こんな話を誰か
書いてくんないかな〜」と思ってたんですが、いっそ自分で書いてみようと思って今回初投稿してみました。稚拙な点、表現のおかしな点等ありましたらご指摘お待ちしております。(反対票もバンバンどうぞ)
強くて脆い横島とそれを見守る仲間達が書けたらな〜と思ってます。
今までの
コメント:
- う〜んまだこの時点ではどちらとも言えませんね。 (謎の横島ファン)
- 上の人に同意。
しかし・・・小竜姫さまメインかな?
とにかく期待しちゃいます、頑張ってくれさい。 (シンペイ)
- まだ先はわからないけどがんばって書いてください (邪)
- 半角カナ文字は機種依存文字です。一部環境の方には読めない場合がありますので
こういった場所では使わない方がよろしいかと。
展開予測というかお話的にプロローグの段階では何とも評価できませんので、
続き待ちという事で。 (pppp)
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