ザ・グレート・展開予測ショー

横島マジック その1


投稿者名:たか
投稿日時:(04/10/29)

「美神さん俺のGSとしての独立を認めてくれませんか。」
と横島が徹夜の仕事(美神はほとんど寝ていた)の後に土下座して頼んだ。
美神はあせりながら
「馬鹿ね!あんたはパワーでは私といい勝負としてもオカルト知識がまるで素人なのよ。もっと、勉強してからでないととても独立は認められないわ。」
というと。横島は
「じゃあ、どの程度の知識があればいいんですか。」と聞くと
美神はあらかじめ考えていたように
「最低でも東京大学オカルト科博士号ぐらいは必要ね。あんたは私の弟子として注目されてるんだからその位なんとかしなさい。まあアンタには一生ムリかもね。」
横島は涙目で
「美神さんだって高校卒業してすぐ独立したんでしょ。そんなんひどいっすよ。」
横島が美神になきつこうとするとバキッと殴り
「話はここまでよ。男の子なんだからなんとかしなさい。」
といいとりあってくれなかった。
「まあ、とりあってくれないのは分っていたいんだけどねー。」
横島は図書館で東大博士号をどうやったら取れるんだと思い調べてみた。
すると、どんなに頑った秀才でも最低10年かかることが分った。
高校があと一年半、大学を4年、大学院の修士課程を2年、そして博士課程を3年という内容だ。しかも世界有数の東大オカルト科の博士号は一年でわずか1人しか認められていないというGS試験よりも難関だったのだ。
横島は
「西条の記憶をコピー(美神の記憶をコピーすると殺される)すればてっとりばやいんだけどなー。西条は留学もしてるし文句ないと思うんだけど。”あの”美神さんはそれでは許してくれないだろうからなー。」
とつぶやきながら絶望しかかった。しかし、絶望は愚か者の結論だ。
絶対、彼女の期待に応えなけば、俺ならできる。
横島は不可能に挑戦することにした。




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