ザ・グレート・展開予測ショー

極楽ジパング大作戦


投稿者名:山屋
投稿日時:(00/ 4/25)

 1549年、リスボンの街から一隻のガレオン船が出航した。その船には吸血鬼狩りを逃れた
一人のバンパイアハーフが乗り組んでいた。彼は人との共存を願い吸血行為はしていなかったが、
狂信的な異端審問官はそんなことを斟酌してはくれなかった。迂闊に故郷の島には戻れなくなった
彼は、追っ手の目をくらますために出来るだけ遠くへ行く船に水夫として、紛れ込んだのである。
 しかし、そのことを知った異端審問官は一人の錬金術師に依頼する。

「かのブラドー伯爵の長男とはな、腕が鳴るわい。」
「イエス、ドクター・カオス」

 異端審問官は、ピエトロ・ド・ブラドーを生きたまま捕らえ、ブラドー伯爵が眠る島の在処を
突き止めることを、ドクター・カオスに依頼したのだ。アフリカ回りで東洋に向かったガレオン船に
先回りすべく、エジプト回りでインド洋に向かったドクター・カオスだが、ゴアでもマラッカでも
取り逃がしてしまう。一方ピートは追っ手を逃れる為に、さらに東への旅を続ける。そしてついに
新航路が開発されたばかりの、ジパングの貿易港、堺という自由都市に逃げ込む。ここは当時の
国際海洋貿易ルートの東の果てであった。

 そして、たまたま織田信長と日吉達も堺に来ていたのである。

その他の登場人物  
傷ついたピートを助ける人狼族の剣士 犬飼四郎
九尾の狐、彼女は殺生石に封じられていたがドクター・カオスが召還して一時的に復活する。
当然アダルトバージョン
吸血鬼が国内に来たことを察知した朝廷が差し向けた六道家当主、六道冥。
六道冥の護衛として、西郷という陰陽寮に仕えていた先祖を持つ霊能力を持つ武士。
マラッカでピートに一目惚れして追いかけてきた女呪い師
霊気の乱れを察知した妙神山から調査に派遣された、龍神の姫、大龍姫。

そして

 たまたま妙神山で修行していた強力な霊能力を持つ女巫覡。彼女は安倍晴明の子孫と称していたが
あまりにも強欲なので当時の霊能力者業界からはつまはじきにされていたが、実力では一目おかれ
なぜか六道冥からなつかれていた。 

こうして、戦国時代の堺を舞台に、はた迷惑な大騒動が繰り広げられるのであった。

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