君ともう一度出会えたら(31)
投稿者名:湖畔のスナフキン
投稿日時:(04/10/12)
『君ともう一度出会えたら』 −31−
》》Reiko
最後の戦いが終わって、一ヶ月たったある日の午後、私は久しぶりに横島クンとドライブに出かけた。
湾岸道路を横浜方面に向かって、車を走らせていく。
「美神さん、最近思うんですけどね……」
助手席に座っていた横島クンが、一人つぶやいた。
「最初から最後まで、宇宙意思の手のひらの上で、踊らされていたような気がするんですよ」
「どうして、そう思うの?」
私はチラリと助手席に視線を向ける。
横島クンは、ドアの上にひじを乗せながら、外の風景を眺めていた。
「ルシオラが死んだ時、頭の中が真っ白になったんですよ。
もう本当に、何も考えられなくなって……」
「あのとき横島クン、本気で取り乱していたもんね」
腕の中で消えていくルシオラに向かって、必死になって呼びかけていた横島クンの姿が脳裏に浮かんだ。
私の心が、一瞬チクリと痛んだ。
「それからの俺って、ずっと状況に流されっぱなしだったんですよ。
ルシオラは美神さんの機転で生き返るし、最後には、俺も魔神になっちゃいましたし」
確かに、状況に流されていたかもしれない。
でも、計画にない出来事が次から次へと起こっていたから、場当たり的な対処となるのはやむをえないと思う。
「いいじゃない。終わりよければ、全て良しってことで」
「そうなんですけど、やはり、何かに導かれたような気がするんです」
「なぜ、そう思うの?」
私の車の前に、トラックが割り込んできた。私はアクセルを緩めて、車間距離を確保する。
「ルシオラが一度命を落として、それから復活しましたよね。
アシュタロスも一度死にましたが、俺が魔神になったから、転生することが確実になりました。
これって、偶然の一致だと思いますか?」
なるほど。でもそうだとすると、仕組んだのは誰になるんだろうか。
神族と魔族の最高指導者? しかし彼らは、アシュタロスの妨害霊波で、行動を妨げられていた。
確かに最後の段階で、横島クンに魔神になることを勧めたのは彼らだったけど、事前にそうなることをわかっていたとは考えにくい。
やはり、宇宙意思の導きなんだろうか?
「そうね。でも、宇宙意思の力が働くことについては、ある程度は予測していたんじゃないの?」
「ええ。でも、こんなに細かいレベルにまで働いてくるなんて、予想していなかったんですよ。
前回はルシオラとアシュタロスが助からなかったから、今回ルシオラを確実に助けるには、
アシュタロスも何とかしなくてはいけないぐらいにしか、考えていなかったもので」
確かに結果を考えると、宇宙意思の力が細部にまで干渉してきたように見える。
でも、本当にそれだけなんだろうか?
「そういう考え方もあるかもしれないわね。でも、私は少し違うと思う。
もし横島クンが未来から戻ってこなかったら、歴史はどうなっていたと思う?」
「それは……前回と同じ道を歩んだでしょうね」
「でも、そうはならなかった。それは、やはり横島クンが原因じゃないかしら」
前回と今回で一番違うこと。それは横島クンだ。
横島クンが、未来を変えようという強い意志をもって、この時代にやってきた。
彼がいたからこそ、ここまで大きく歴史が変わったんだと思う。
「横島クンはルシオラを、そして可能であればアシュタロスも救うつもりでいた。
アシュタロスが滅びるようなことになれば、別のところで調整するにしても、
長期的な視点では、神・魔のバランスは大きく崩れてしまう。
もし宇宙意思が、宇宙を調和する方向に働くとしたら、今回の結果は、宇宙意思にとって
より望ましいものに違いないわ」
「つまり俺がいたから、今回の結果になるように、宇宙意志が導いたってことですか?
でもそれなら、なぜ前回はそういう方向に導かなかったんでしょうね?」
「それは前回は誰も、アシュタロスを救おうという考えをもっていなかったからじゃないかしら?
全世界はアシュタロスの野望に従うものと、彼を阻止しようとするもので二分されていたわ。
べスパでさえ、アシュタロスの本心の願いを叶えさせることで精一杯だった。
だから宇宙意思も、アシュタロスを滅亡させる方向に導くしかなかったのかもしれないわね」
結局のところ、私も横島クンも、宇宙意思が用意した舞台の上で、踊っていただけなのかもしれない。
でも仮にそうだとしても、踊り手の意思が舞台に何も反映されないわけではない。
少なくとも、今回の踊りの演目を決定づけたのは横島クンに違いない。そう私は思った。
》》Yokoshima
「着いたわ」
美神さんが車を止めたのは、海ほたるだった。
西の空を見ると、太陽が地面にだいぶ近づいていた。今日は天気がいいから、ここから見る夕焼けはとても綺麗に見えるだろう。
「横島クン」
手すりにひじをかけて、ぼーっと海を眺めていたら、美神さんが背後から声をかけてきた。
「ここに来ると、いろんなことを思い出すんですよ」
「本当にいろいろあったもんね。戦いに最後の決着をつけたのも、ここだったし」
「……それだけじゃないんですよ。前回の思い出とかもあるんで」
「前回のこと? 私はこの場所に見覚えはないわよ」
美神さんは俺の前回の記憶を見ているはずだが、すべてを見たわけではないようだ。
まあ、重要なポイントは、ほとんど見ていたようだけど。
「前回、ルシオラの復活がほぼ絶望的になって、俺がひどく落ち込んでいた時に、美神さんが俺を
励ますために、ここに連れてきてくれたんです」
「前回は霊破片が十分に集まらなくて、子供に転生するしか道がなかったもんね……」
「あの時、俺は嬉しいのか悲しいのかよくわからなくって、今みたいにぼーっと海を眺めてたんです」
「私は……その時、何をしてたのかな?」
「今みたいに、俺のことを気遣ってくれましたよ。それで、ちょっと空気が湿っぽくなったから、
雰囲気変えようと思って、『一日も早く子供作ります! さしつかえなければ今っ!』
と言って、美神さんに飛びかかったら……」
「……いいわよ」
「お約束のように殴られたんですけど……えっ、今なんていいました!?」
「今の横島クンなら……その、そうしてあげてもいいかな……なんて」
慌てて背後を振り向いたら、美神さんが顔を少しうつむかせて立っていた。
顔が赤く染まって見えるのは、沈みかけた太陽の光のせいだけじゃないと思う。
「いや、あのですね、あれは前回に、雰囲気を変えるためのちょっとした冗談というか……」
「私とじゃ……イヤ?」
緑色のサマードレスを着た美神さんが、上目使いで俺の目を見つめた。
美神さんを見て、綺麗だとか、かっこいいと思ったことは何度かある。
だが可愛らしいと思ったのは、今回がはじめてだった。
「み、美神さん……」
俺は思わず、ゴクリとつばを飲み込んでしまう。
そして、美神さんの肩に手を伸ばしかけたとき──
「ヨコシマーーー!」
ビクッとした俺は、美神さんから離れると、慌てて背後を振り向いた。
「ヨコシマ!」
「ル、ルシオラ!」
白のワンピースの上に、チェックのカーディガンを羽織ったルシオラが、こちらに向かって飛んできていた。
まもなく、俺のすぐ横に着地する。
「やっと体が治ったから、妙神山から事務所に戻ったのよ。
そうしたら出かけたっていうから、人口幽霊壱号に行き先を聞いて──」
「そ、そうなんだ」
俺はルシオラの目を、真正面から見ることができなかった。
なんだか、浮気の現場を押さえられたような気がして、気分が落ち着かない。
「横島クン、ルシオラ。私、ちょっとお手洗いに行ってくるから」
美神さんはそういい残すと、慌てた様子でこの場から離れていった。
「それで、いったい何があったの?」
ルシオラが微笑を浮かべながら、俺に詰め寄ってきた。
一部の隙もないその笑顔に、俺はかえって戦慄を感じてしまう。
「あ、いや、その、実はですね……」
「全部、包み隠さず話してね♪」
「は、はいっ!」
……
……
……
……
……
……
……
……
「ふ〜ん。本当にそれだけ?」
「それだけだってば」
先ほどの出来事を残さず話したところで、ようやく俺は解放された。
今は手すりに二人で並んで、夕陽を眺めている。
「ヨコシマは、これからどうなるの?」
「どうなるのって?」
「魔神になったからには、今までどおりの生活というわけには、いかないんじゃないの?」
「ああ、そのことなんだけど、魔族の代表といろいろ交渉したんだ。今の俺って、霊力や霊波は
前と比べてもほとんど変わってないだろ?」
「そういえば、そうね」
ヒャクメにも見てもらったが、霊基構造の変化を除けば、俺は以前とほとんど変化していなかった。
「魔族化した人間が急速に力をつけると、心が魔族の本能に振り回されて、歯止めが効かなくなる
らしい。前に勘九郎ってヤツが目の前で魔族になるのを見たことがあるけど、心まで完全に魔物
になっちまったからな。
魔神が理性を失うのは大きな問題だから、俺の場合は修業をしながら、時間をかけて少しずつ
パワーアップしていく計画なんだってさ」
「時間をかけてって、どれくらい?」
「並みの魔神クラスで早くて百年。アシュタロスのレベルになると、何百年もかかるって話だ」
どんなに修業を積んでも、人間でいる限り霊力の増加には限界がある。
しかし、霊基構造が変化したから、人間の限界をはるかに超えた霊力を身につけることができるようになったらしい。
「人間の体でいた方が霊力の成長が早いから、当面は人界で暮らせだってさ。
週に一回、妙神山で修業するけど、それ以外は今までどおりの暮らしでいいことになった」
「そう……それなら、今までどおりの生活が続くってことなのね?」
夕陽を見ていたルシオラが、不意に視線を下げた。
「どうしたんだ、ルシオラ?」
うつむいた姿勢のルシオラに、俺はそっと声をかけた。
「……この一ヶ月の間、いろいろと考えていたのよ。
今まで戦いを終わらせることしか、考えてなかったから」
「まあ、俺も似たようなもんだけど」
「ヨコシマ、一つ聞いていい?」
ルシオラは顔を上げると、俺の方を振り向いた。
「いいけど?」
「本音を聞かせて。美神さんのこと、どう思ってるの?」
俺は答えに詰まった。
急にそんなこと聞かれても、いったい何て答えればいいんだ?
「その、急に聞かれても、何て答えたらいいか……」
「じゃあ、私から聞くわ。美神さんのこと、嫌い?」
「いや、嫌いってわけでは……」
「じゃあ、好き?」
「……どっちかというと、好きかな。でも、何でそんなことを?」
ルシオラは正面を向くと、斜め下の海面に視線を向けた。
「私がいったん命を落とした時、美神さんのお陰で復活することができたわ。
もちろんヨコシマにも、何度も助けてもらったけど……」
「俺のことは、気にしなくていいよ」
「ありがとう。でも美神さんには、本当に大きな借りができたわ」
俺と美神さんの場合、単なる貸し借りという関係は越えていると思うけど、ルシオラの場合はまた違うんだろう。
「ただの借りというわけじゃないけれど、どうやってそれに報いたらいいのかなって思って……」
ルシオラって、義理堅いところがあるよな。
そこがまた、彼女の長所だと思うけど。
「それでね、考えたの。
私も寿命の制限がなくなったから、これからはヨコシマとずっと一緒にいることができるわ。
けれども美神さんは人間だから、どんなに長くても百年もないはず。
だから、ヨコシマさえよければ……もしヨコシマが、私のことを忘れないでいてくれるなら……
先に美神さんと一緒になっても、いいのかなって」
それって、俺と美神さんが一緒になるってこと!?
「ごめんなさい。私、ヨコシマの気持ちを無視している。
もちろん、ヨコシマが私を選んでくれるなら、それはとても嬉しい。
でも、そうなると、美神さんにしてあげられることが、何もなくなってしまうから……」
ルシオラは思い詰めた目をしていた。
たぶん、この考えにたどりつくまでに、何度も悩み抜いたんじゃないかと思う。
もちろん俺だって、美神さんには大きな恩義を感じている。
でも、いったいどうしたら……
「あの……横島クン?」
俺が背後を振り向くと、恥ずかしそうな顔をした美神さんが立っていた。
「み、美神さん! いつからそこに!?」
「ついさっきから……で、でもね、今の話は、前からルシオラに聞いていたから」
太陽は既に、地面の下に沈んでいる。
しかし辺りが薄暗くなっていても、美神さんの顔が真っ赤になっているのが、はっきりと見えた。
「わ、私のことは気にしなくていいからね! 別に貸しを作るつもりでルシオラを助けたんじゃ
ないし、やっぱり横島クンの気持ちが大事だから……」
俺の横にいたルシオラが、美神さんの隣へと歩いていった。
「ヨコシマ。私はヨコシマが決めたことに従うから、遠慮しないで」
「横島クン、今までルシオラのために頑張ってきたんでしょ!
義理なんて思わなくていいから、自分の気持ちに正直に答えて。
それから念のために言っておくけど、二人ともってのは、無しだからね!」
こ、困った。
これって、人生で最大の選択を迫られているんだよな!?
いったい俺は、どうしたらいいんだろうか……
1.「ごめん、今すぐ決められない」と答える。 →エンディング1へ
2.「ルシオラ、俺に一生ついてきて欲しい」と答える。→エンディング2へ
3.「美神さん……俺、美神さんを選びます」と答える。→エンディング3へ
今までの
コメント:
- えーと、横島・ルシオラ・美神の関係についてですが、始末に困った結果、
マルチエンディングという形式をとりました。
この作品を読む方は、ルシオラーないしはルシオラがわりと好きという方が大半かと
思いますが、妙に可愛くなった美神を書いているうちに、ヘンに入れ込んでしまい、
最後でバサッと切れなくなったんですよ。
一種の逃げなんですが、美神ファン(おそらく少数でしょうが……)のためにも、
こういう形式がいいんじゃないかと思って、マルチエンディングとしました。
完結まで、あともう少しです。最後までお付き合いのほど、よろしくお願いします。(m○m) (湖畔のスナフキン)
- 余談ですが、最後の場面はドラクエXの花嫁を選ぶシーンを意識して書きました。
ちなみに私は、スーファミで最初に遊んだときはフローラ派だったんですが、
PS2で遊んでいる今は、完全にビアンカ派です。
ちょっと気が強いけど、実にけなげなんですよね、彼女は……って、実はこの作品の
美神に似てるのかも!?(笑)
でも美神とルシオラでは、やっぱりルシオラです。(^^) (湖畔のスナフキン)
- 追伸。
前半の宇宙意志の説明についてですが、原作の設定を意図的に拡大解釈しています。
申し訳ありませんが「原作と違う!」というツッコミには、「そうです」としかお答えできません。
よろしくお願いします。 (湖畔のスナフキン)
- 安易に両手に花…な結末にはならんのですね。
確かに、お話の途中からめきめきと美神さんが可愛く、そして活躍するになってきましたから…ここでその美神さんが報われないのは後味が悪い気もします。
だから、マルチエンディング…とゆーのもありかと思います。
結末の方、3つとも期待しております (偽バルタン)
- 宇宙意思の判断がほぼ予想どおりで嬉しいです。しかも俺が考えた以上に理想的ですね。
「横島は変質しない」「百年くらいは人間側で普通にいられる」などと都合のいいことずくめです。ルシオラの言うとおり美神とまず一緒になってからルシオラってのも可能ですね。重婚は犯罪だが再婚はよし!
余談のドラクエ云々は「あっ、やっぱり」って納得しました。絶対そうだと思いましたよ。せっかく「展開予測ショー」なんですから、全部見たいです! (九尾)
- マルチエンディング!w
ソウデスカ、魔神の立場を利用して両手に花がデフォルトで来ると思っていた私は
人として大事な何かが欠けているようですねw
まぁでも、どの展開も見てみたいので期待しております。 (純米酒)
- 2.「ルシオラ、俺に一生ついてきて欲しい」と答える。→エンディング2へ
やっぱし...これでしょ。 (惨劇現場の料理人)
- 私は、両手に花どころか・・・
横島が、今までおさえていた『煩悩』が、魔族化で大爆発!!
を(心のどこかで)期待していた私って・・・・・・
まぁそれは、オイトイテ。
どの展開も期待しております。 (バルカン・レイヴン)
- マルチエンディング!!?こいつは難しい!!!
はっきりってこの作品は、横島がルシオラを救済するために逆行までしたので伴侶はルシオラ以外にないはずなんです!…が、ここ最近の美神はとてもしおらしく、こんな美神は絶対に幸せになってほしい、というのも心情です。が、あえて泣く泣く決断するとしたら「2」でしょう。重大な事柄を成し遂げるにはそれに見合う動機、想いが必要ですし、やはりその気持ちは裏切れないと思います。願わくば別枠で「3」も読みたい思います。
つづきます (R/Y)
- つづきです
ところで「宇宙意思の導き」ですが、何事も大いなる存在の手の平の上って、すべてそれで都合はつきますが、人の努力とか想いとか介在する余地がなくなりますよね。やはり美神の台詞のとおり、舞台の上で演技者が精一杯踊った後についてくるものだと思います。座して待ってるだけでは何も得られませんからね。
感動のフィナーレ期待しています。 (R/Y)
- えっと、初めまして。青樹と申します。ずっと読ませていただいておりましたが今回のエンディング方式は「よかった」と安堵しております。なぜかと申しますと、私的見解ですみませんがこれまでの話の流れから、そして題からも言って、両手に花やハーレムエンドというのは方向性変わってないか? と違和感を感じていたからです。ま、今回は美神には涙を呑んで戴きたいな、と非人道的なことを考えておった訳であります。なにはともあれ次回を期待しております。 (青樹)
- こちはでは初めまして。続きがど〜しても気になって、お邪魔しました(^^)。複雑な心境を残しつつ、事件は収束しましたが、宇宙意志とは本当に厄介な存在だなあと思いました。しかし、今回は予想外のことが起きたとはいえ、ルシオラも無事に助けられたことですし、これが宇宙意志の掌のことだったとしても、結果オーライですよね。 (武者丸)
- (続き)
マルチエンディング。確かに、本作での令子はビックリするくらい、可愛くなりました。そんな彼女を切るのは、私も難しいかなと思いました。多分、相当悩まれたのではないだろうかと推測いたします。私個人としましては、
>2.「ルシオラ、俺に一生ついてきて欲しい」と答える。→エンディング2へ
が一番見たいですが、こちらでは三本とも書かれるんでしょうか。執筆頑張って下さい。
P・S
31話以前のお話の感想は、別のところで(^^)。 (武者丸)
- どもです。
いや、あいかわらず面白いですね。
エンディングはマルチッすか。
んー、私は1ですかねえ。
二人の気持に答えるのに、少し時間がある方が自然だと思いますし。
個人的にはこの流れなら、最初美神と結婚、その後ルシオラと…ってのがいいですけど。
その方が、2人とも幸せでしょうし。 (とおりすがり)
- 二回目の感想ですね・・・。
この物語を振り返り読んでから、原作を思い出しますと、
この話って主人公が美神ではなく、
ほぼ完璧に横島が主人公でしたっけ、と読んでいる内に考えさせられました。
其処を色々と考えるとこの展開が妙に感慨深くなります。
またここらへんの美神は原作でも横島を多少意識していた部分でしたので
この成り行きが妙にくすぐったく、そして暖かい気持ちになりました。
最後まで頑張ってください。
ちなみにマルチエンディングですが、
物凄く悩みますね・・、
基本的に私は美神も嫌いじゃないですし、
モチロンのことルシオラも好きですから・・・、
とりあえず『1』を選びます。
欲を言えばどの結末も見たいんですけどね。 (黒凪)
- あまりの更新の早さに脱帽です…。
漸く横島が魔神となる事を選択した後の事がはっきりしましたね。
取り敢えず普通の余生ぐらいは親しい人々とも暮らせるわけですね。
ルシオラも元の大きさに戻ったし、ハッピーエンドに向かっているのでしょう。
ところでマルチエンディングですか……。
私はアシュタロス編の美神は嫌いではないのですが、やはりここはルシオラを
選ぶエンディング2でお願いしたいです。
では、最後まであと僅かです。頑張ってください。 (NK)
- ぬぉ!?
マルチエンディングとは、意表をつかれました。
ん〜、自分は「2」ですかね。
いや、美神さんも好きですよ。
ただルシオラが大好きなだけです。
「2」を推しておいて何ですが、「3」の展開も非常に気になります。
どっちみち美神さんは人間のままなんでしょうから寿命が・・・ちょっと悲劇?
それとも何らかの対策がとられるのか、ん〜気になるw
ちなみに、DQ5ではスーファミでもPS2でもビアンカ派です。 (アプリK)
- 偽バルタンさん、九尾さん、純米酒さん、惨劇現場の料理人さん、バルカン・レイヴンさん、R/Yさん、青樹さん、武者丸さん、とおりすがりさん、黒凪さん、NKさん、アプリKさん、レスありがとうございました。
苦肉の策のマルチエンディングでしたが、納得していただける方が多くて安心しました。
両手に花/ハーレムエンドについては、ニーズがあることはわかっていましたが、そういう作品は
他にもあるので、この話についてはあえてそういう方向性は無しにしたかったんですよね。
なんか、横島逆行→いろんな女性とイチャイチャというのがパターン化しつつあるような
気がしてますので、「逆行作品はそんな話ばかりじゃないんだよ!」と自己主張したかった
のかもしれません。 (湖畔のスナフキン)
- 遅くなりましたが、コメント返しです。
・偽バルタンさん
>安易に両手に花…な結末にはならんのですね。
すみません。それは今回はなしです。(;^^)
三次創作で、書かれる分には止めませんが。(爆)
>確かに、お話の途中からめきめきと美神さんが可愛く、そして活躍するになって
>きましたから…ここでその美神さんが報われないのは後味が悪い気もします。
>だから、マルチエンディング…とゆーのもありかと思います。
プロットではルシオラENDだけで美神は切ってしまう予定だったのですが、
だんだん切るに切れなくなってしまいました。(;^^)
3つのエンディングを、ご期待ください。 (湖畔のスナフキン)
- >「横島は変質しない」「百年くらいは人間側で普通にいられる」などと都合の
>いいことずくめです。
まあ、ご都合主義と言ってしまえばそれまでなんですが、魔神化した横島が人間界
に居続けるには、こんな設定が必要だったんですね。
幸い、論理的な矛盾は、たぶん無いかと思います。
>ルシオラの言うとおり美神とまず一緒になってからルシオラってのも可能ですね。
>重婚は犯罪だが再婚はよし!
美神を選んでルシオラを捨てるという選択は私的にはありえないので、この路線で
行くしかありませんでした。
倫理・道徳的には、問題点は残ってしまいますけどね。(;^^)
>余談のドラクエ云々は「あっ、やっぱり」って納得しました。絶対そうだと思い
>ましたよ。
これはすぐにわかりますよね。まだDQXが出て、半年経ってないですし。 (湖畔のスナフキン)
- ↑名前の記述を忘れました。上記のコメントは、九尾さんへのコメント返しです。 (湖畔のスナフキン)
- ・純米酒さん
>ソウデスカ、魔神の立場を利用して両手に花がデフォルトで来ると思っていた
>私は人として大事な何かが欠けているようですねw
えーと、そういうニーズがあるということはよくよく分かっていましたが、今回は
あえて無しにしました。
別のところでもコメントしましたが、魔神化(魔族化)した横島が複数の女性と関係を結ぶ
という流れが、パターン化しつつあることに異議を唱えたかったんです。
他の肩のコメントにもありますあg、特にGTYではそういう流れに否定的な意見が
多いような感じですので。
>まぁでも、どの展開も見てみたいので期待しております。
了解しました! 頑張って書きます。(^^)
(湖畔のスナフキン)
- ・惨劇現場の料理人さん
>「ルシオラ、俺に一生ついてきて欲しい」と答える。→エンディング2へ
>やっぱし...これでしょ。
当初の予定では、これだけのはずでした。
しかし美神フラグを立てた時に、私が美神エンドを書くはずがない(それだけルシオラー
として強く認識されている証拠なのですが)、という趣旨のコメントが幾つか付いた
もので、ひねくれ者の私は路線の再検討をしてしまたったのです。
おまけに、予想以上に美神が可愛く書けてしまったので、情が移ってしまったことも
あります。(;^^)
とはいえ、自分でこの三択を選ぶとしたら、やはり2番でしょうね。 (湖畔のスナフキン)
- ・バルカン・レイヴンさん
>私は、両手に花どころか・・・
>横島が、今までおさえていた『煩悩』が、魔族化で大爆発!!
>を(心のどこかで)期待していた私って・・・・・・
予想以上に多かったですね、この意見が。(;^^)
いえ、これも一つの意見として、参考にいたします。
つーか、中途半端なところで、横島魔族化というシナリオを入れた私に責任があるのですが。(;^^)
>まぁそれは、オイトイテ。
>どの展開も期待しております。
了解です。頑張ります。(^^) (湖畔のスナフキン)
- ・R/Yさん
>マルチエンディング!!?こいつは難しい!!!
>はっきりってこの作品は、横島がルシオラを救済するために逆行までしたので
>伴侶はルシオラ以外にないはずなんです!
いえ、間違いなく当初はその予定でした。
>…が、ここ最近の美神はとてもしおらしく、こんな美神は絶対に幸せになって
>ほしい、というのも心情です。が、あえて泣く泣く決断するとしたら「2」で
>しょう。
うーん、そうなんですよね。たぶん、一番きれいにまとめるとしたら、美神にも別の
形の幸せを用意してあげる(西条か誰かを仲間に引きずり込んでとか)のがベスト
なんですが、本編準拠の逆行作品を目指していた本作品では、そこまでのシナリオ
修正ができませんでした。 (湖畔のスナフキン)
- (コメント続き)
もっといい加減な話だったら(ヲイ)、そういう対処ができたかもしれませんが、
割と早くから今のマルチエンディングを考えていましたので、横島・ルシオラ・美神
の関係を最後まで引きずることにしました。
>重大な事柄を成し遂げるにはそれに見合う動機、想いが必要ですし、やはりその>気持ちは裏切れないと思います。
そうですね。読者サービスの意味も含めて三択にしたのですが、私もあえて選ぶと
したら、やはり2です。初志貫徹ということは、大事なことだと思います。
>願わくば別枠で「3」も読みたい思います。
3の美神エンドのプロットは、もうほとんどできています。作者本人は、感動もの
の話になると、脳内では思い込んでいるのですが、皆さんの反応が楽しみです。 (湖畔のスナフキン)
- (コメント続き)
>ところで「宇宙意思の導き」ですが、何事も大いなる存在の手の平の上って、す
>べてそれで都合はつきますが、人の努力とか想いとか介在する余地がなくなりま
>すよね。やはり美神の台詞のとおり、舞台の上で演技者が精一杯踊った後につい
>てくるものだと思います。座して待ってるだけでは何も得られませんからね。
ルシオラの(一時的な)死→横島魔神化→アシュタロスの魂の牢獄からの解放
という一連の流れが偶然ではなかったということを説明するために、拡大解釈した
宇宙意思の作用を導入しました。 (湖畔のスナフキン)
- (コメント続き)
もっとも、すべてが大いなる意思の導きとするのは、私自身それは何か違うんじゃ
ないかと思いますし、読者の共感も得られそうにないので、今のような形にして、
美神の口から語らせることにしました。
(カルヴァンの絶対予定説などは。普通の日本人にはほとんど縁がないですしね。;^^)
>感動のフィナーレ期待しています。
了解です。最後まで頑張って書きます。(^^) (湖畔のスナフキン)
- ・青樹さん
>今回のエンディング方式は「よかった」と安堵しております。なぜかと申します
>と、私的見解ですみませんがこれまでの話の流れから、そして題からも言って、
>両手に花やハーレムエンドというのは方向性変わってないか? と違和感を感じ
>ていたからです。
最初から読み直すと、途中まではどう考えてもルシオラエンド以外にはありえなさ
そうな話ですよね。いえ、私自身もそういうつもりで、書いていました。
途中で美神との絡みを入れたのは、ずっとルシオラ一辺倒では、話に変化が乏しく
なってしまい、読者から飽きられてしまうのではないかという危機感もあったので
すが、予想をはるかに越えて、美神が出張ってしまいました。
話がより面白くなったので、これは予期せぬ成功と言えるかもしれません。 (湖畔のスナフキン)
- (コメント続き)
ただ、あまりに成功し過ぎてしまったため、美神を最後で切るという方針に、躊躇
してしまったのは事実です。
ましてや「美神エンドはないだろう」という趣旨のコメントも、連載途中でありま
したので、ここで当初の路線の変更を決断しました。
だからと言って、両手に花エンドはやはり問題だろうと私も思いましたので、この
マルチエンディング路線を選んだわけです。
(しかし、かなりの誘惑でしたね、両手に花の選択は。;^^) (湖畔のスナフキン)
- ・武者丸さん
>こちはでは初めまして。続きがど〜しても気になって、お邪魔しました(^^)。
ここでは、始めまして。
>複雑な心境を残しつつ、事件は収束しましたが、宇宙意志とは本当に厄介な存在
>だなあと思いました。
原作と同様、宇宙意思の介入なくしてアシュタロスを倒すことは不可能だったのです
が、その後のアシュタロス救済に至る道筋を確立するために、宇宙意思の更なる働き
を作品中に取り込むことにしました。 (湖畔のスナフキン)
- (コメント続き)
>しかし、今回は予想外のことが起きたとはいえ、ルシオラも無事に助けられたこと
>ですし、これが宇宙意志の掌のことだったとしても、結果オーライですよね。
まあ、そういうことです。終わりよければ、すべてよしということで。(;^^)
>そんな彼女を切るのは、私も難しいかなと思いました。多分、相当悩まれたので
>はないだろうかと推測いたします。私個人としましては、
決定するまでに私自身、紆余曲折しましたし、それなりに悩みました。
これがベストな解決策とも言い切れないのですが、現状で私が出せるのはここまでの
ようです。 (湖畔のスナフキン)
- ・とおりすがりさん
>いや、あいかわらず面白いですね。
ありがとうございます。(^^)
>エンディングはマルチッすか。んー、私は1ですかねえ。
>二人の気持に答えるのに、少し時間がある方が自然だと思いますし。
>個人的にはこの流れなら、最初美神と結婚、その後ルシオラと…ってのがいいですけど。
なるほど。1から3というパターンですね。
今回1の選択肢を導入したのは、後日、この話の続きを書くときに、どっちつかずの
ままという状態の方が、話を作りやすいと思ったからです。
予定は未定ですので、本当に書くかどうかはお約束できないのですが。(;^^) (湖畔のスナフキン)
- ・黒凪さん
>この物語を振り返り読んでから、原作を思い出しますと、
>この話って主人公が美神ではなく、ほぼ完璧に横島が主人公でしたっけ、と
>読んでいる内に考えさせられました。
>其処を色々と考えるとこの展開が妙に感慨深くなります。
原作でもアシュ編は、美神そっちのけで横島が完全に主役してましたからね。
普段の横島では、「俺がアシュタロスを倒す!」なんて格好いいセリフは、なかなか
でないですし。(;^^) (湖畔のスナフキン)
- (コメント続き)
>またここらへんの美神は原作でも横島を多少意識していた部分でしたので
>この成り行きが妙にくすぐったく、そして暖かい気持ちになりました。
原作でも、横×美の伏線はあったんですが(特に南極から帰ってきた直後)、すぐ
に消えちゃったんですよ。
今回は、その辺も強く意識して執筆しました。
なんのかんの言っても、素直になった美神はけっこう可愛いと思います。(^^)
>最後まで頑張ってください。
了解しました。(^^) (湖畔のスナフキン)
- (コメント続き)
>ちなみにマルチエンディングですが、物凄く悩みますね・・、
>基本的に私は美神も嫌いじゃないですし、モチロンのことルシオラも好きですから・・・、
>とりあえず『1』を選びます。
>欲を言えばどの結末も見たいんですけどね。
とりあえず全部書きますので、続きをお楽しみに。(^^)
(湖畔のスナフキン)
- ・NKさん
>あまりの更新の早さに脱帽です…。
最近は、執筆速度が低下気味です。(;^^)
>ところでマルチエンディングですか……。
>私はアシュタロス編の美神は嫌いではないのですが、やはりここはルシオラを
>選ぶエンディング2でお願いしたいです。
とりあえず全部書きますので、よろしくお願いします。(^^) (湖畔のスナフキン)
- ・アプリKさん
>ん〜、自分は「2」ですかね。
>いや、美神さんも好きですよ。ただルシオラが大好きなだけです。
アプリKさんは、ルシオラ派ですか。(^^)
>「2」を推しておいて何ですが、「3」の展開も非常に気になります。
>どっちみち美神さんは人間のままなんでしょうから寿命が・・・ちょっと悲劇?
>それとも何らかの対策がとられるのか、ん〜気になるw
とりあえず脳内にあるプロットを述べますと、今の美神は、人間のまま死にます。
(そこまで書く予定は、今のところありませんが)
横島のことをルシオラに託して、あの世に旅たちます。
その後横島は、自分の子や孫を人間界に残したまま魔界入りし、たまに自分の子孫
の様子を見に、人界を訪れます。 (湖畔のスナフキン)
- (コメント続き)
死の間際に、来世で再会を願った美神が魔族に生まれかわって、再び横島争奪戦を
繰り広げるという話もあるかと思いますが、正直そこまで書く気力はありませんので、
別の方の執筆を期待します。(;^^)
>ちなみに、DQ5ではスーファミでもPS2でもビアンカ派です。
スーファミの頃は、ビアンカのような性格の女性がすごく嫌いだったんですよ。
ただフローラを選ぶと、ビアンカは父親と一緒に山暮らしとなるので、それがちょっと
不憫でしたね。(PS2でも同じ展開となるかどうなるは、まだ知りませんが) (湖畔のスナフキン)
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