ザ・グレート・展開予測ショー

青春代理人(6)


投稿者名:コンキリ
投稿日時:(00/ 4/22)

第一回戦に勝利した俺達は、
第二回戦での出番を待つべくしばしの休憩を取っていた。

「先輩?だいじょぶっスか?」
「ああ・・。しばらく休めば平気になるさ」

『プレイボールッ!』
そして、第二回戦は始まった。
今回俺達は先行だった。相手チームが守備位置にへと走る。
「この流れのままに行けば勝てる!みんな!実力を尽くすんだ!」
「わかっとりますケンノー!」
「よし!じゃぁ一番、行ってくれ!」
「任せときなっ!」
「良く言うぜ、ノーヒットのくせに・・・・。」
「ンだと!?バントしかしてなかったくせに!?」
「まぁまぁ・・・。」

『始まりました第二回戦!各選手とも、頑張ってください!』
ピッチャーが砂煙を巻き上げ振りかぶる。
「畜生・・。横島に打てて俺に打てねぇはずがあるかっ!!」
ボールが勢い高く雪之丞に迫ってくる!
フォンッ!かきーーーーーんっ!!
『打ちました雪之丞君!ポテンヒットになりそうだっ!!』
「どうだっ!!」
『雪之丞君一塁を蹴りましたッ!先頭打者初球安打です!』
「よし!良い流れだぞ!ピート君!頼む!」
「ハイっ!」
ピートは運良くフォアボール。ランナー一、二塁となった。
「ワッシの出番ですケンノー!」
しかし三振。
「何でワッシだけ・・・!」
「先輩!出番ッスよ!」
「ああ。行ってくる!」

「みんなが築いてくれたこの先制のチャンス!無駄にするわけにはいかない!」
『さぁ、ピッチャー初球投げましたッ!』
「見えるッ!・・・・・・・今だッ!!!」
カキーーーーーーンッ!!
『こッ!これは大きい!!勢いもあります!!入るか?入るか?』
先輩の打った打球はきれいなアーチを描き場外にへと消えていった。
『ホッ!ホームランです!!入ってしまいましたッ!!
 先制点三点追加です!!』

そして3-0のまま七回の裏までやって来たのであった。
(紙面の都合上、横島の打席は省略します)

「ハァ・・・・ハァ・・・・・」
先輩の方が大きく揺れている。かなり体力を消耗しているらしい。
そういえば、かなり危ないシーンも増えてきた。
いくら、球に慣れてきたからと言ってもちょっと打たれすぎだ。

『アウト!』
既に七回の裏もツーアウト。
何とか無事にこの回も乗りきれそうだ。

『さぁ、池上君振りかぶって・・・・投げましたッ!!
 あああっと!しかし!これは球に勢いがない!!失投です!』
カキーーーーーーーーンッ!!
ビュォォォッォォオオオオオオオオオッッ!!!
ドゥグッッ!!
「ぐはぁッ!」
『ピッチャー強襲!!池上君、膝に当たってしまいました!これは大丈夫か!?』
何とかセカンドの雪之丞がボールをさばいてアウトにし、この回を終わらせたが、
面々の顔は暗かった。
「クッ・・・・。みんなすまない。俺はもう投げれそうにない・・・・。」
「先輩ッ!」
「しかし・・・。このまま棄権するわけにもいかないだろう。
 俺は何とかボールが余り来ない守備位置で守る。」
「し・・、しかしピッチャーはどうするんですケンノー!?」
「お・・・・、」
「ん、どうした横島?」
「も、もしかして横島さん・・・・」
「先輩!俺にやらしてください!!」

次号、ついに横島がピッチャーとして登板!!
横島のHスライダーは通用するのか?
どうするどうなる待て次号!!

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