ザ・グレート・展開予測ショー

地球危機一髪だったりなんだったり


投稿者名:鉄人
投稿日時:(04/ 9/22)

西暦200X年 夏 世界は未曾有に危機に瀕していた。

「ぎゃははははは!!どうじゃー地球人めが目にもの見たかー!!!」

「ふふふ、艦長、所詮地球人の科学レベルなど我々WXY星人から比べれば数千年遅れておりますからな。問題になりません。」

「ぎゃははは!その通りじゃ参謀長!」

「副長!地球人のその後の動きはどうなっているか?」

「は!艦長、地球人は第三波の攻撃の後、沈黙しております。」

「ふん!地球人どもの最終兵器、水素爆弾。核融合弾か」

「だが、そんなものは我々から見れば花火よ。我々の宇宙戦艦に傷一つ付けられんわ!ぎゃはははは!」

「ぐふふふ、そして後1時間で降伏しなけれ総攻撃を開始する。」

「攻撃開始後10分!10分で、地球人どもは皆殺しじゃあ。我々の要求を飲まなかった自らの愚かさを呪うがいい。ぎゃはははは!」


地球を襲ったその危機とは異星人の侵略であった。

突然地球に飛来してきたWXY星人は、人類に対して無条件で地球の植民地化と人類が彼らの奴隷となるよう要求してきた。

期限は二週間。

アメリカ、ワシントンで行われた国際会議

「我々人類が奴隷じゃとー」

「WXY星人がなんぼのもんじゃい!」

「ふざけんなー!いてこましたれー!」

「人類の底力を奴らに見せつけたるんじゃー!」

各国代表が徹底抗戦すべしで意見がまとまった。

国際会議の結果、人類側はこのXWY星人側の要求を拒否。

アメリカを中心に地球防衛軍が急遽結成された。

防衛軍最高指令官アメリカ大統領の命令一下、衛星軌道上に集結しているWXY星艦隊に世界中が核攻撃を開始した。

数百発の核ミサイルが三波に分かれてWXY星宇宙艦隊を襲う。

だが、WXY星人の戦艦は回避行動を取るどころかまともに核ミサイルを受ける。

三波にわたる核攻撃によって得られた地球側の戦果はゼロ。WXY星人の宇宙戦艦は無傷で健在であった。

WXY星艦隊 旗艦

「ぎゃははは!本来地球人が攻撃してきた時点で奴らを皆殺しにしてもよかったんじゃが、出来れば地球を傷つけたくないし、労働力も必要じゃからなあ。」

「もはや、奴らに残された道は二つに一つじゃ!ぎゃはははは!!」

そして一時間後、遂に期限が切れた。

「艦長、地球人側からの通信ありません。」

「ぐふ、ぐふ、そうか奴らは我々の奴隷になって生き延びるより名誉ある死を選ぶか?いいぞ。」

「副長、全艦に命令!主砲フェーザー砲発射準備、光子魚雷フォトン・トーピード準備、目標、ニューヨーク、モスクワ、北京、東京・・・・・・・」

「ぎゃははは!全艦攻撃開始!地球人の最後じゃーーー!!!」

今まさに攻撃が開始されようとした時、
「艦長、我が艦隊の艦が次々に爆発しております。」

「な、なんじゃとー!!!!」

WXY星人の戦艦が次々に爆発していく。

「こ、これは?これはどういう事じゃー!!!!」

「か、艦長ー、機関室から緊急通信です!」

「すぐに繋げろ!」

「は!」

「こちら機関室、奇妙な生物らしきものが機関室に侵入、メイン動力炉の縮退炉とサブ動力炉の対消滅炉をかじって破壊しています。」

「な、なんじゃと?」

「も、もう、駄目です縮退炉と対消滅炉が暴走を始めました!爆発します!」

「まっまて・・・」

ブリッジは閃光に包まれた。

WXY星宇宙艦隊 全滅

こうして地球は救われた。


「みーっみっみー!」

「おお、よくやったぞおまえたち、約束のご褒美だ。このがらくた全部好きにしていいぞ。」

そこには世界の最新鋭ジェット戦闘機が数百機が並べられていた。

「み、みー!みっみっみー!!みっみっみー!」

その戦闘機に群がってかじりつくグレムリンの群れ

「横島くん、うまくいったわね。」

「はい、美神さん。今回はこいつがよくやってくれました。」
横島に抱かれて頭をなでられている子供のグレムリン

「ふふふん、私も大儲けできたし。これにこりてWXY星人も二度と地球侵略なんか考えないでしょうね。」

その頃宇宙では

「ちくしょー!だがわしが地球人に負けたわけではないぞー!わしは必ず帰ってくる!!帰ってくるぞー!!!」
WXY星人の艦長が地球に向かって叫んでいた。

まだまだ地球の危機は続きそうである。








単行本第一巻に登場の横島に懐いたグレムリンです。
読みづらい所はご勘弁を
駄文です。短いです。
読んでもらえれば嬉しいです。
鉄人

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