ザ・グレート・展開予測ショー

横島の告白記


投稿者名:kouma
投稿日時:(04/ 9/20)

俺の名前は横島忠夫。ゴーストスイーパー界屈指の実力者、美神さんの助手だ
高校も無事進学して3年生になった。ホントにギリギリだった。追試に補習の続く地獄のような日々・・・いやもうよそう過ぎた事だ。ていうか忘れさせてくれ・・・
そんな俺だが最近大きな悩みがある。それは・・・




横島サイド
「おキヌちゃん・・・」

最近の俺は気がつけばおキヌちゃんのことばかり考えていた

きっかけは些細なものだった
ある休日、散歩をしていると偶然にもおキヌちゃんを見かけた
しかも男と二人でいるところを
二人が楽しそうになにかを話して歩いていた

(おキヌちゃんが俺の知らない男とデート!?)

その時俺の中で複雑な思いが生まれた
モヤモヤしてなにかこう胸の奥が苦しいような感じが
後で勘違いだとおキヌちゃんから聞かされてそれは治まったがいったいあれは何だったのか分からなかった

このことを俺の家に来たピート達に話すと

「そりゃただの嫉妬ってやつだろ」
「ヤキモチとも言うですジャ」
「僕も二人と同意見ですね」

三人に呆れた目で即答された
つうか雪之丞、呼んでもいないのに来たくせにかってに俺の大切な食料を食ってんじゃねえ!まあ今はそのことは置いとくとして・・・

「でもな〜今までこんなことなかったのに・・・」
カップルがいちゃついてたり西条が美神さんに迫ってる時に感じるのとは違うんだよな・・・

「そんなの簡単だな」
「?」
「本気で惚れてるからだろ」
「「「なっ!!?」」」
「って横島はともかくお前らまで驚いてんだよ!」
「いやまさか雪之丞さんからそんな言葉が出るとは・・・」
「やっぱり恋は人を変えるんですね」
「て・め・え・ら!!」

俺がおキヌちゃんのことを
そういえばおキヌちゃんには助けられてるんだよな
掃除とか洗濯なんてまかせっきりだし

「うわ〜落ち着くんジャ雪之丞さん!」


俺がルシオラが守れなかった苦しみを乗り越えられたのはおキヌちゃんがいろいろ支えてくれたからだと思う

「そうですよ、霊波砲なんて撃とうとしないでください!」

おキヌちゃんがいなかったら今の俺は無いだろう
そう思えるぐらい俺にとっておキヌちゃんは大切な人だ・・・

「――ってお前らなに人の家で騒いでんだ!!」
「おっとわりい、ついムキになっちまった」
「「ふ〜」」
「で、どうやら心当たりはあるみたいだな」
「ま、まあ・・・」
「だったらやることは決まってますね」
「そうですノー」
「決まってるって何が?」
「「「告白です(だ)(ジャ)」」」
「告白!!?」

告白か・・・

「なんだよピ−トにタイガー、人の顔見て?」
「今更ですけど雪之丞さんは弓さんと付き合ってるんですよね」
「いったい雪之丞さんがどんな告白したのか気になってノー」

やっぱり気付いたからにはするべきだよな

「やっぱりストレートに、好きだ!でしょうかね」
「お前が欲しい!というのでは」
「裏をかいて実は弓さんから告白してきたとか」
「ふふふ、どうやらマジで喧嘩売ってるみたいだな!」

しかしなんて告白すべきか・・・
自慢じゃないが女の子と付き合った事があるのは・・・一度だけだ

「覚悟は出来てんだろうな!」
「雪之丞さん目がマジですケン!」
「魔装術はやりすぎですよ!」

こいつ等、人が必死に考えてるのに・・・

「お前「何さわいどんねん。近所迷惑や!」

最後のは俺じゃないぞ

「び、貧ちゃんだめだよ。勝手に人の家に入ったら」

声のした玄関の方を向くとそこには小鳩ちゃんと貧乏神がいた

「なんだこのチビは?」

そういや雪之丞は貧乏神に会ったことないっけ

「なんやと!チビにチビ言われたないわ!」
「てめえ人が気にしてることを!!」

気勢がそがれた俺はただ唐突に始まった口喧嘩をみているだけしか出来なかった

「すいません。こんな夜中におじゃましてしまって」

小鳩ちゃんはすまなそうに頭を下げた
因みに只今の時刻夜の12時

「いや、うるさくしたあいつ等が悪いんであって小鳩ちゃんはまったく謝る必要ないよ・・・あれ、目にクマが出来てるよ?」
「あ、私ったら」

小鳩ちゃんは恥ずかしそうにうつむいた

「内職を明日の納品日までに終らせなきゃいけなくてずっと・・・」
「他の給料の良いアルバイトはなかったの?」
「いえ、母の面倒も見なくちゃいけないし」

小鳩ちゃん、なんてええ子や・・・

「小鳩ちゃん、俺「手伝うぜ譲ちゃん」はい!?」

なんでいきなり雪之丞が出てくるんだ?もしかして・・・

「てめえ弓さんというかわいい恋人がいるにもかかわらず小鳩ちゃんに「ちがうわ!!」

すっごい力一杯否定するな雪之丞

「病弱なママの代わりに働いてるんだってな。貧乏神から聞いたぜ」

そっか、自分の母親と重ねて・・・

「雪之丞が送り狼にならんよう俺も行くぞ!」

最初から手助けするつもりだったし

「お前が言うなお前が!」
「まあまあ。小鳩さん、微力ながら僕もお手伝いします」
「それじゃワシもジャ」
「みなさん・・・おかしいな、私嬉しくてしかたがないのに」
「泣いたらあかんっ!泣いたらあかんぞ小鳩」

何時もの事とはいえホントに不憫な生活を送ってきたんだな

「みなさんありがとうございます!これで納品が間に合います!」
「因みに小鳩ちゃん、内職ってあとどのくらい残ってるの?」
「はい、造花が2000に袋貼りが1000にダイレクトメールの宛名書きが300です」

・・・マジですか?



続く







初めましてkoumaです。
つい一ヶ月前にGS美神にハマッテこんな駄文まで書いてしまった愚か者です。
よろしければ感想を頂けたりなんかするととても嬉しいです。

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