ザ・グレート・展開予測ショー

横島君、嵐にあうとかなんとか その四


投稿者名:鉄人
投稿日時:(04/ 9/18)

美神たちが襲来してきた鬼蜘蛛と闘っている同時刻

謎の敵の力によって異境の地にとばされた横島!
そこに現れた謎の三人の美少女。

「うおおおおおーーー!!!」
「凄い美少女じゃあー!それも三人もじゃー!!!」
横島は三人の美少女を見るなり叫んだ。

「はうう・・・!し、しかもこれは、なんと嬉しい格好を・・・・」
「うおおおおー!あの布がじゃまになって肝心な所が見えそうで見えない。いい!このチラリズムがたまらん!!」
自身の現状を忘れて身悶えしながら叫びまくっている横島。

「ふふ、この時代の横島は記録通り女の子には目がないようね。」
「ふふふ、私たちはアニマ、男たちの女に対する理想像だからね。絶対落ちない男はいない。」
「過去何人もの屈強な男たちが私たちに魂を売り渡した事か・・・ふふふ。」

「横島の魂も私たちが・・・」
三人の少女が妖艶に微笑んだ。

あたりに甘い香りが漂い始めた。
「おお、いい香りが・・・」
その香りをかいで知らずのうちに意識が朦朧となっていく横島。

そして三人の少女のうち、一人の少女が横島に近づき横島の正面にに立った。
「私たちがあなたをパライソに連れて行ってあげるわ・・・」
横島の胸と顎をさする少女

「ホント!ホントにー!!」
朦朧とする意識の中で少女の言葉に飛び上がって喜ぶ横島。

『ふっ、かかった!』
少女の口元が怪しく歪んだ。

「本当よ・・・この世の楽園で私たちと永遠に・・・」
もう一人の少女が背中から横島の首に腕を絡めながら・・・横島にささやく。

「そうよ、私たちがあなたを永遠の喜びの中に・・・」
三人目の少女が横島にくちづけをしながら・・・

『ああ、なんて甘いキスや・・・こ、これは現実なのか夢なの・・か・・・』
横島の意識はさらに朦朧としていく。

「ふふ、これは夢なんかじゃないのよ・・・」
「わたしたちはあなたのもの・・・好きにしていいのよ・・・」
「あなたの望む事ならどんなことでもしてあげるわ・・・」

三人の美少女たちは横島の体中をまさぐり愛撫する。
「はうー!のおー!そこは、そこは駄目ー!」
「ああああ、そ、そんな事まで!」
「おおおお!!パ、パライソじゃー!!!」
悶えまくる横島

その凄まじい快感に、もはや横島は今起こっているすら夢か現かわからない。
『も、もうあかん・・・だ、だめ・・』

さらに混濁して真っ白になっていく意識の中、ついに横島は気を失い倒れた。

ここに煩悩魔神横島、轟沈

「ふふふ、他愛もない・・・」
「ふふふ、即効性の媚香・・・そして私たちの唾液、体液は人間にとって強力な魔薬・・・」
「あの”超神横島”も力の目覚めていない今ならただの人間にすぎないということか・・・」

「ふふふ、あははははは・・・・・」
少女たちはうつ伏せに倒れて身じろぎ一つしない横島を見下ろしながら笑った。

ヒュオオオオー
一陣の風がまたもや吹いた。

「よくやったぞ。我が娘たちよ・・・」
三人の少女の側に大きな人影が現れた。
「メギド様・・・・」

現れたのは身長2メートル以上はあろうかという細身だが長身の男だった。
その体を漆黒のマントで覆い、その右手には身長以上はあろうかという柄の先に刃渡り1メートルほどの巨大な刃の付いた鎌を持っている。

「ふん、他愛もない。これがこの時代の横島忠夫か?」
彼は倒れている横島を見据えると呟いた。

「くく、やり方が卑怯と言われるかもしれませんなあ・・・だが、まともに闘って万が一にもあなたに負けるわけにはいかぬのですよ。この私は・・・」
「しかしな、未来でのあなたのことを思うと、今ここで私の娘たちの作り上げた心の楽園の中で死ぬ方がよほど幸せというもの・・・」

「安心しなさい。横島忠夫!今すぐ永遠に楽にしてさしあげよう」

男の持っている巨大な鎌の刃先がキラリと光った。
『あなたの命さえ奪えば、すべては・・・』

「横島忠夫の首!このメギドがもらったーーー!!!」

男は巨大な鎌を振り上げると横島の首めがけて振り下ろした。




美神事務所の前では鬼蜘蛛と美神令子達の先頭が続いていた。

「くらえー!蜘蛛野郎!!」
ドドドドーン
鬼蜘蛛に向かって雪之丞の霊波砲が撃ち出される。

「ギギ・・サッキハ油断シタガ・・・コノ程度ノ霊波ナド・・・」
鬼蜘蛛は右前足を振るうと霊波弾をはじきかえす。

ひのめが発火能力を使い鬼蜘蛛の体に炎を出す。
「ギギギー・・・!」
火は苦手らしくひるむ鬼蜘蛛

「つっうあああーー!!!」
そこにシロが飛び込み霊波刀で斬りつける。
それを鬼蜘蛛は左前足で受け止め、右前足でシロを突く。
シロは後方にバク転しながらそれをかわす。

なおもシロを追う鬼蜘蛛の前に大きな火球が現れて、鬼蜘蛛の頭部に火球が突っ込む。
「ギャー・・・!!」
後ろ足で立ち上がり前足で火球を払う鬼蜘蛛の無防備な腹に令子の神通鞭が打ち込まれる。
「このー!!!」
バシーン
「ギイイ!・・」
神通鞭の当たった所がはじけ、そこから鬼蜘蛛の緑色の体液が吹き出す。
後ずさる鬼蜘蛛。

「ギギ・・・此奴ラ・・・思ッタヨリヤル・・・ギギ」

「あんたの目的は?何故おキヌちゃんと螢子を襲った?」
鬼蜘蛛に問いかける令子。

「ギギ・・・教エテヤッテモイイガ・・・ソコニイル美神ヒノメが困ル事ニナルダロウナ・・・ギギ」

「!!!」
「!!!、なんですって!?」
「何だと?その女、美神令子にそっくりだと思っていたら、ひのめとはどういう事だ?」」

「あんたには後で教えてやるわよ!雪之丞」

「どうしてひのめが困る事になるのよ?お前たちに襲われてこの時代に逃げてきたんでしょ!」」
令子が、シロが、タマモが、雪之丞がひのめを見る。

ひのめは黙って鬼蜘蛛を睨み付けていた。

全員の足が止まった。

「今ダギ・・・」
鬼蜘蛛は四方八方に蜘蛛の糸を吹き出した。
一瞬の油断をつかれて鬼蜘蛛の糸に捕まる五人。五人は身動きできない。
「く、しまった!」
「ちいっ」
「くうう・・・動けないよー」

鬼蜘蛛は令子の方に醜悪な顔を向けるとにニヤリと笑った。

「ギギ・・・時間ダギ・・・、メギドノ奴ノ首尾モ気ニナルシナ・・・ギギ・」
「・・・モウ少シ遊ンデイタガッタガ・・・」

鬼蜘蛛の巨体が一瞬ぶれるとスッと消えた。

「ま、まてー!!」
「くっ、くそ!逃げられたか・・・」
ギリっと唇を噛む美神令子だった。



続く




あああ・・・いいのかこんな作品投稿して
ええ、私は厚顔無恥ですとも
駄文です。読んでいただければ嬉しいです。
鉄人

パライソ スペイン語で楽園という意味です。

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