ザ・グレート・展開予測ショー

怪獣墓場で投げキッス☆ 〜完結編〜


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(00/ 4/15)

ついに、2大暴君が今ちょうど降り立った。
タイラントとグランドキングだ。
グギャオオォン・・・と、2大暴君の咆哮が地球全体にこだまする。
巨大ボディコン女・美神令子との決戦がついに繰り広げられようとしていた・・・が、

「ちょっとナレーター!巨大ボディコン女はやめてといったでしょ。」
「今だ、凍てつく波動だ!」

ダークドレアムの腕から凍てつく波動が迸った。
再び美神と横島、そして地球防衛軍隊長・鳥坂はもとの大きさに戻されてしまう。
だが、戻される前に、神通根でダークドレアムへ一撃を食らわしていた。

「ラチがあかないわねー。あの凍てつく波動を封じないと。」
「でも、どうするんです。」
「簡単な事だ。あいつをこのままで倒せばよい事。」

地球防衛軍隊長・鳥坂はあっけらかんと答えを出す。
そこへ、ある人物が駆け寄ってきた。ドクターカオスだ。

「おおい、とりあえずあいつ等を宇宙救命ボートへ乗せて発進させてきたぞ。」
「ドクターカオスじゃない。・・・そうだ、マリアを巨大化させよう。」
「美神さん、声がいっちゃってますよ。」
「それ、ポイポイっと・・・「マ」「リ」「ア」「巨」「大」「化」!」
「こりゃ、お主何をしとる・・・って、おわーっ!巨大化しとるぞ、おい。」

なんとコリャまたすごい。一瞬にしてマリアが大きくなっていき・・・あの
グランドキングを上回るほどになったのだ。

「えぇーっ!?こりゃまたびっくり門左衛門。」

「マリア、その騎士姿のダークドレアムとか云うのをやっちゃってー。」
「イエス、ミス・美神」

マリアはいきなり、アームガンを乱射した。
それをドレアムが器用によけるなり、再び凍てつく波動を腕から繰り出すが・・・
また同様に、マリアのすばやさで避けると、ロケットアームで背後を掴んだ。
そして、巨大化されているアームガンを乱射し、ドレアムを蜂の巣に仕上げた。

「でかした、マリア。」

ドクターカオスが勝利の雄たけびを上げる。
・・・が、横島がマリアの背後にグランドキングが忍び寄っている事に気づく。

「って、危ない後ろ!!」
「ウシロ?」

そう、グランレーザーをまともに食らってしまった。そして更に、エースキラーの
ワイドショットとシネラマショットを受ける。

「ま、マリアー。お前がいなくなったらパンツの履替えも出来なくなるじゃろー」
「そんぐらいも出来んのかい、おっさん。」
「よーし、後はこの美神令子に任せて。いくわよ、横島、鳥坂。」
「ハラハラドッキー。」

こうして、美神たちは巨大化し、タイラント、グランドキング、エースキラー
の三体と合い見舞えた。
そして、3時間後・・・、そいつらの戦いで北海道は沈没、ピサの斜塔の転倒、
自由の女神の大破壊、オーストラリア大陸の大陥没と・・・犠牲は増えていく一方
で、美神たちは前線を繰り広げ、ついに残る敵はグランドキングとなった。
だが、その犠牲は大きすぎ、地球規模の大ピンチでもあった。
戦いの連続で美神たちは息が切れてきていた。

「ウッチンダー・キック!」
「はぁー、精霊石よ・・・!」

鳥坂のウッチンダーキックと称したただのキックが命中するが、グランドキング
はその鳥坂のキックした足を掴んで、投げ飛ばす。
そして、またもやグランレーザーを繰り出してくる。
その目を撹乱させようと、美神はイヤリングの精霊石を外して投げつけ、
同時に、190個目の文殊を「防」としてグランレーザーの放たれた方向へ向かって
投げつける・・・が、また失敗した。

「しまった。今度はホワイトハウスが犠牲に。」
「何てことすんのよ。またあたしの口座からお金が減っちゃうじゃないの。」
「そ、そんな事言ったって・・・」
「もう、あいつ等まだ宇宙意志をコントロール出来ないの?」

相変わらず、戦闘中にもかかわらず美神と横島は言い争いをしている。
だが、そこへ鳥坂が口を挟む。

「はぁー、この有様じゃとても、報酬の5京ドルを支払ってもらえないな・・・。」
「え?1京ドル・・・?」
「えーと、一、十、百、千、万、億、京・・・」
「五百数京円!?横島君、頑張るわよ。文殊でパーっと直しちまえば世界中の
お金が手に入るわ。」
「おおーっしゃ、やったるでぇ。・・・と思ったが、文殊が残り三個しか・・・」
「このバカ横島。なんでそんなに使っちゃうのよ。・・・ん?あれは・・・」

美神は空を向け指差す。そこに、なにやら光が煌く。
もしかして、まだ怪獣が・・・と思いきや、宇宙救命ボートだった。
それに、ボートの脇に何やらくっついている。
あれは、ひょっとして・・・

「天から降ったか地から湧いたか、三千世界を乱す奴。天に代わって打ち砕く
イタダキ、イタダキ、イタダキマン、ただいま登場ーーっ!」
「まさか、イタダキマン!?」
「ここであったが、今日は。」
「ってことは、宇宙意志を操る事は出来たのね。」
「うむ。グランドキングは消えなかったが、まさか、神の最高権力者・キーやんの
僕の幻のヒーローが遣わされるとは思わなかったよ。」
「はい、残った文殊です。まだ22個ありますよ。」

いつの間にか、唐巣先生とピ−ト、おキヌがボートから降り、唐巣先生が話を
進めている。そして、ここで唐巣先生はなにやら呪文を唱えていた。

「ユーキ、ユーキ、ユーキ・・・」

すると、唐巣先生はふっと消え、沈み掛けた富士山の頂上にあの男が現れた。
そして、あの懐かしい笛のメロディーが流れる・・・

「驚き桃の木山椒の木、一気に時を渡りきりついに出た出たやっとでた。
地球のアイドル・ヤットデタマン!!」

こうして、イタダキマンは一挙に2段変身を遂げ、ヤットデタマンは大巨人と
大天馬をよびだし、ドッキングして大馬人と化した。
なんと、イタダキマンは一気に強引にグランドキングへ如意棒を突き刺し、
大馬人の「大激怒!!」にて突き刺した隙間めがけてアローを発射した。
そして、あえなくグランドキングは自爆・・・


そして美神たちは、残された25個の文殊で地球上の大破した地域などを直して
いくのだったが、やはり完全に戻す事は出来ず、結局、報酬の五京ドルは支払
われることはなかったのだった・・・。完全にくたびれ損だった★

「報酬の五百数京円は!?わたしの、報酬は・・・?」

END

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