ザ・グレート・展開予測ショー

青春代理人


投稿者名:コンキリ
投稿日時:(00/ 4/ 7)

池上に4人目の部員代理を探してこいと言われた俺達は
なぜかとりあえず俺のうちに来ていたのだった。

「しっかしどうしますカイノー。」
「いや、タイガー、大丈夫だ。俺がしっかり手を打っておいた。」
「横島さん、本当ですか?」
「あぁ。ちょいと学校の電話から携帯にかけておいたからな。」

しばらくして、家のドアがノックされた。
ピートやタイガーは誰が来るのか不安そうにしていたが、
俺としては思惑道理だった。
ガチャッ!
「よぉ、横島。いきなり呼びだして何のようだ?
 ・・・それにピートやタイガーも・・・。なにしてんだ?」
「ゆっ、雪之丞サン?」
「なんかやっぱりって気もしますが・・・・」
「雪之丞、良く来てくれたな。」
「あぁ・・・。お前が『急の用事だッ!お前が来るか来ないかに俺の昼飯・・
 いや、と・・とにかく速く俺のうちに来てくれッ!頼むッ!!』って、
 すげぇ焦りながら言ってたからな。行かんわけにはいくまいと思ってな」
「そんなこと言ってたんですか。」
「ん、まぁな。」
「で、横島。何の用なんだ?」
「あぁ・・・。・・・・・・で・・・・が・・・・・になって。」
俺はこれまでのいきさつを雪之丞に話した。

「・・・・・と、言うわけで俺らは何が何でも三回勝たなくてはならん!」
「そう言うわけですノー。」
「ふん。オメェらが困っているのは何となく解った。
 しかし、俺と何の関係が・・・?」
「なんだ。説明聞いてなかったのか?
 お前こそ第四の戦士!これしかないッ!」
「・・・・・何を言うかと思えば。駄目だ駄目だ駄目だ!
 俺だって暇じゃねぇんだ!俺がオメェに負けねぇ貧乏だってんのは
 知ってるだろ!だいたい俺はもうとっくに高校卒業してるわ!」
「大丈夫だ!お前、背ぇ低いから!バレねぇって!」
「グッ・・・・!人が気にしてることを・・・・!」
「頼みますケンノー。雪之丞サン!」
「まぁ、僕からも頼みます・・・。」
「駄目だッ!」
「ふん、そんなこと言ってられるのも今のうちだぜッ!」
そう言うと俺は二枚の写真をとりだした。

「何ですかその写真は?」
「うん、一枚は雪之丞と弓さんが
 なぜか、楽しく、愉快そうに、町中を、二人ッきりで、買い物している所を
 偶・然、写してしまった写真だ。」
「てっ、てめぇいつの間に!」
「雪之丞ッ!お前、僕にニンニク食わせてレストランから
 いなくなったと思ったら弓さんとそんな関係になってたのかッ!」
「バッ!ち・・・ちげぇよ!俺と弓は・・。だっ、だからだなっ!その・・。」
「顔が赤いぜ。雪之丞!
 そしてこれを見ろッ!!!」
「もう一つは何ですカイノー?」
「何か、男の子がズボンぬらして泣いてる写真ですが・・・。」
「あーーーーーーーっ!てっ、てめぇっ!その写真はっ!!」
「そうだ雪之丞。思い出したらしいな。
 この写真は1989年のタマヤカップで俺の親父が便所の前で
 男の子が泣いてるッてんでおもしろがって撮った写真だ。
 その男の子が俺とミニ四駆で良い勝負をしたのを思い出してな。
 アルバム探したら見つかったんだよ。」
「と、いうことは・・・。」
「その男の子は・・・・。」
「そうだッ!こいつは、お前、伊達雪之丞だっ!!」
「あー!!そうさッ!だからなんだッ!!!」
「お前、自分の置かれてる状況が解ってないらしいな。
 お前がオレらと野球をしなければこの写真を焼き増しして
 ここら辺一体にばらまくッ!!」
「!!!」
「もちろん、弓さんにもおキヌちゃんに頼んで渡す!
 封筒に入れとけばおキヌちゃんも渡してくれるだろうからな!
 どうだっ!野球、する気になったか!」
「・・・・・・。」
「・・・あっそう。そういうつもりなら・・・。」
俺は電話をつかみ、GS美神にダイヤルを・・・・・。
「わ、わかったッ!!解ったからやめてくれ・・・。」
「ヨッシャァァァァァアアア!!」
「やりましたノー、横島サン!」
「さすがにこういうところは美神さん譲り・・・ですか・・。
 と、とにかくそろってよかったですね!」
「ああ!
 まぁ、とりあえず明日は学校が休みだから美神さんのところに行って
 しばらくバイト休むって言ってこねぇとな。」

何とか4人そろった部員代理たち。
どうするどうなる待て次号!

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