ザ・グレート・展開予測ショー

それは、現実。


投稿者名:ガラザフ
投稿日時:(04/ 7/ 9)

『ヨコシマ・・・ヨコシマ・・・私よ・・・又,会えたわね。』
しゃべることのできない赤ん坊・・・ルシオラはテレパシーで話しかけてきた。



横島と赤ん坊のルシオラ・・・再会した恋人達・・・。
だが,幸福な二人を襲う“現実”という名の危機は音もなく忍び寄っていた。
最初の危機はこの2時間後に起こることになる・・・。


―――――― それは,現実 ―――――


ルシオラ「ヨコシマ早く帰ってこないかなぁ・・・。せっかく再会できたんだからもっといっしょにいたいのに。 べスパは妙神山に戻っちゃったし。」

ルシオラの母親はなんとべスパだったりする。

本人いわく
「大事な姉妹のアンタを復活させるためにヨコシ・・・いやポチを利用しただけのことさ・・・。 好きでもないからこそ産めるんじゃないか・・・。好きだったら娘と自分の旦那を奪い合うことになるだろ? だいたいアイツはアタシにとって“ポチ”でしかないんだよ・・・,ペットに懸想してどうするんだい・・・。」
とのことである。

なお横島は現在、美神美智恵の所にベビー用品の調達に向かっている。




ルシオラ「・・・・・・うっ!!」


突如、赤面するルシオラ。


ルシオラ「ト、トイレに行きたくなっちゃった・・・。」

もそもそとなんとか身体を動かそうとするルシオラ。
しばし手足を動かした後、重大な事に気づく。


ルシオラ「!!・・・・・・,トイレに行けない。」

当たり前である。乳児がトイレにいけるわけがない。

ルシオラ「私、念動力や瞬間移動なんて使えないし・・・・・・うっ、くぅ・・・。」

悩むルシオラ。どんどん限界が迫ってくる。

ルシオラ「っていうか・・・,0歳児が一人でトイレに、うくっ、行って用を足せるわけ、はうっ、な、ないわ・・・。」

ルシオラ「テレパシーでヨコシ、くうっ、ヨ、ヨコシマを呼べば・・・ってヨコシマに、んあっ、さ、させてもらうなんて、くくっ、恥ずかしすぎるわ、んんんっ・・・。」

もはや、がけっぷちである。

ルシオラ「だ、だめよ、ルシオラ、くぅっ、お願い、がんばるのよ、うくっ、んんんっ、はぁはぁ、オムツのなかにしちゃうなんて、はぅ、うぅうう、くぅっ、乙女の誇りにかけても、くうう、くぅ、んん、はぁはぁ。」


乙女の誇りもなにもそれしか道はないのだが、追い詰められてまともな判断が出来なくなってしまっているルシオラである。


ルシオラ「だめ、ダメ、出ちゃだめ、出ないで、お願い、出ないで、あ、あ、お願いぃ、ダメなの、ああ、あああ、あああああああああああああああ!!」










己との戦いに敗北して、呆然自失のルシオラ。

しかし、悲劇はこれで終わりではなかったのだ。



横島「ただいま、ルシオラー。」
美智恵「お邪魔するわね、横島君。」

美神母を伴って横島登場。


ルシオラ(ああ、ヨコシマ・・・私、ヨゴレちゃったよ・・・・。(泣))
訳のわからないことを考えているルシオラ。

美神母と横島がなにか会話しているようだが聞いちゃいない。



美智恵「さて、ルシオラちゃんのおムツを換えないと。」

ルシオラ(え?)

一気に思考がもどったルシオラ。

横島「どーやるんすか? 隊長。」
美智恵「簡単よ、やってみる? 横島君。 男も育児が出来たほうがいいし。ルシオラちゃんが頼れるのは横島君だけなんだし」


ルシオラ(ちょ、ちょ、ちょっとまって、オ、オムツを換えるって、みられちゃう。色々と・・・)

パニくるルシオラ。
二人がスタスタと近づいてくる。
じたばた、なんとか逃れようともがくが、


美智恵「さぁて、オムツを換えてきれいきれいしましょうね。かぶれるといけないし。」
がし、と両足をつかまれ、


ルシオラ(いやーーーーまってまって許してぇーーーーー。)


美智恵「こうやって足を上げて。」
仰向けにされて両足を上げさせられて・・・・


ルシオラ(いやーーーーーーー堪忍してぇーーーーー)


そして横島がオムツを開き・・・・・・

















ルシオラ(愛って耐えることなのね・・・・・・(大泣))






前世の記憶を持って生まれ変わるのは、はたして幸せなことなのだろうか・・・?






ルシオラ(もっちろん、幸せに決まってるじゃない。)

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