ザ・グレート・展開予測ショー

彼の決意


投稿者名:ミネルヴァ
投稿日時:(04/ 7/ 1)


雪明かりの中、雪之丞は悩んでいた

彼が生きてきた中で最大かもしれない。

「俺は・・強くなりたい・・・しかしアレは・・」

なにやら意味深な事を呟きながら彼は公園に向かっていた。

公園には一人の少年が待っていた

「よう雪之丞、何だよこんな時間に?」

「横島、今日はおまえをライバルと見込んで頼みがある」

すると横島は後ずさりながら

「どうせお前のことだからま〜た勝負しろとか言うだろ

 それは嫌だからな。」

「い、いやそうじゃなくて・・・ほら俺が明日

 弓の寺に修行に行くのは知っているだろ?」

横島は思い出したように

「ああ、そういえばそんなことがあったような・・

 でも、何が問題なんだ?お前の好きな修行だろ?」

「いや、その・・弓の家は寺だからな その・・

 修行するにあたって・・・まあ、アレだ」

すると横島も解ったらしく

「そうか〜お前も大変だな・・・でどうすればいい?」

「文殊を使ってくれ・・・ひと思いに頼む」

横島と雪之丞はお互いに向き合い

雪之丞が目をつぶった

「いくぞ!!」

そう言って横島は文殊を二つ雪之丞にあてた

その文字は

「坊」「主」


後日

「雪之丞〜なかなか似合ってますわよ」(笑)

雪之丞は忌々しげに

「ちくしょ〜だから嫌だったんだ」

弓家の寺で修行する坊主頭の雪之丞が

絶叫していたとさ。

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