君ともう一度出会えたら(24)
投稿者名:湖畔のスナフキン
投稿日時:(04/ 6/22)
『君ともう一度出会えたら』 −24−
ガバッ!
事務所のソファーの上で寝ていた俺は、夜中に不意に目が覚めた。
心臓がドクドクと鳴り、強い胸騒ぎを覚える。
目が覚める直前、美神さんが助けを求める声が聞こえたような気がした。
間違いない、前回とまったく同じだ。
ヤツが──アシュタロスが、美神さんの魂を抜き取ったんだ。
俺は急いで着替え、出発の準備をすると、皆が集まってくるのを待った。
数分もしないうちに、戦闘用のコスチュームを着たルシオラとパピリオ、そして巫女の衣装を身に着けたおキヌちゃんが、事務所の部屋に入ってきた。
「横島さん、大変です! 美神さんが──」
「大丈夫、おキヌちゃん。落ち着いて」
おキヌちゃんとパピリオには、これからのことについては何も話していない。
だがパピリオは少し眠そうな顔をしているものの、おキヌちゃんは真剣な表情をしていた。
たぶん俺と同様、美神さんが襲われたことを霊感で察知したのだろう。
「ヨコシマ! アシュ様が来たのね!?」
「ああ、間違いない」
「アシュタロスが生きていたんですか! 急いで、美神さんを助けにいかないと!」
「とりあえず、俺とルシオラとパピリオで様子を見に行く。
おキヌちゃんは事務所で、Gメンからの連絡を待ってくれ。
もし、隊長や西条からの連絡があったら、そっちの指示に従ってほしい」
「でも、横島さんは!?」
「俺のことは大丈夫。それから、一つ頼みがあるんだけど──」
俺は通信鬼と、あらかじめ準備していた文珠を、おキヌちゃんに渡した。
「向こうに行ったら、何が起こるかわからない。
もしピンチになった時には、通信鬼で連絡するから、この文珠を使って欲しいんだ。
これは特別に調整してあるから、俺たちがどこにいても、必ず『転』『移』して戻ってくることができる」
「わかりました、横島さん!」
「ヨコシマ、ちゃんと掴まってる?」
俺は両手をルシオラの首の後ろに回して、ルシオラに掴まっていた。
「スピードを上げるから、もっと近寄って!」
俺は今、ルシオラにぶら下がって空を飛んでいる。
文珠で飛べないこともないが、節約のためにルシオラに頼ることにした。
「遠慮しないで、きちんとしがみついて!」
ルシオラが俺の脇から背中に手を回すと、俺の体を抱きかかえた。
これではぶら下がっているというより、抱きついているという方が正確な表現かもしれない。
「ルシオラ、たぶんベスパが待ち伏せしている。不意打ちの攻撃に気をつけるんだ」
「わかったわ!」
しばらくして、美神さんのマンションが見えてきた。
「ルシオラ、後ろだ!」
警戒していた俺は、奇襲をかけようとして背後から接近するベスパに気がついた。
奇襲に気づかれたベスパは、今いる場所から俺とルシオラ目掛けて、霊波砲を撃ってきた。
ドン!
ルシオラは、円形のシールドを張ってベスパの攻撃を防いだ。
「くっ……このままでは、シールドがもたないわ!」
「ルシオラ、墜ちてもかまわないから、相手の攻撃を何とかそらすんだ」
ルシオラは霊波砲の圧力に逆らわずに、シールドの角度を変えて攻撃をそらすことに専念した。
だが、その反動で、俺とルシオラは地上へと落下していく。
「も、文珠!」
俺は『柔』の文珠を作ると、地上に激突する寸前に、落下地点めがけて文珠を投げた。
ボフッ
地面がクッションのように柔らかくなり、墜落の衝撃を受けずにすんだ。
自分でこれを体験をするとは、少々予想外だったが。
念のため、ちらりと横を振り向くと、マンションの入り口で倒れている西条の姿が見えた。
たぶん前回と同様、結界に触れて痺れてしまったんだろう。
「ベスパちゃん、やめて! 私たち、もうアシュ様に従う必要ないんでちゅよ!」
「おだまり、裏切り者! 私は自分の意思で、アシュ様についていくって決めたんだよ!」
「ベスパ……!」
「あんたたちは、もう終わりさ。アシュ様は既に、美神令子を手に入れている」
「宇宙のタマゴだな、ベスパ。いったい何ヶ月経っている?」
俺は上半身を起こすと、空中にいるベスパに尋ねた。
「……フン、何でもお見とおしってわけかい!? 信じたくはなかったけどね……」
「何を言っているんだ、ベスパ?」
「こっちの話さ。アシュ様が美神令子をつかまえたから、もう一ヶ月は経っているよ!」
パピリオが家出してから一週間。宇宙のタマゴの中では一ヶ月か。
こっちもいろいろと準備をしていたから、やはり前回とは少し違ってるな。
バゴン!
美神さんのマンションの最上階で、大爆発が起きた。
その爆風の中から、巨大な宇宙のタマゴを載せた台座が現れる。
その台座のパネルには、土偶羅が埋め込まれていた。
「土偶羅っ!」
「あの女は、この中におるわっ! こいつは、おまえらが南極で見た試作品とは、わけが違うぞ!」
その時、宇宙のタマゴの表面に空間の裂け目が生じ、中から美神さんを抱えたアシュタロスが姿を現した。
「この女の肉体は、もう抜け殻だ。この女、おまえたちに返すぞ」
アシュタロスが、美神さんの体を地上に投げ落とした。
俺はあわてて落下場所に駆け寄ると、体に傷がつかないよう、文珠を使って受け止める。
「美神さん……」
受け止めた体には、生気がごくわずかしか感じられなかった。
「土偶羅、宇宙処理装置(コスモ・プロセッサ)起動準備!」
台座の壁の一部が開くと、中からトレイが現れた。
アシュタロスは、そのトレイにエネルギー結晶を載せ、台座の中へと戻す。
「宇宙処理装置(コスモ・プロセッサ)起動!」
台座の上に載せられた宇宙のタマゴが、高速で回転しはじめた。
同時に、宇宙のタマゴから大量のエネルギーが流れ出し、目の前のマンションが崩壊していく。
「ヨコシマ!」
「ヨコチマ!」
ルシオラとパピリオが、すぐさま俺の方にやってきた。
美神さんをパピリオにまかせ、俺はルシオラに掴まって、その場を脱出する。
マンションの入り口で西条が倒れたままだったが、飛んできたマリアが無事西条を救出した。
「パピリオ」
「なんでちゅか?」
「美神さんの体を、あそこまで運んでくれないかな?」
俺は、前方からこちらに向かってくる大型の輸送ヘリコプターを指差した。
「ヨコチマとルシオラちゃんは、どうするんでちゅか?」
「もう一度、アシュタロスの所に行こうと思う。
パピリオは美神さんを降ろしたら、向こうでしばらく待っていてほしい?」
「わかったでちゅ」
俺とルシオラはパピリオと別れると、美神さんのマンションから少し離れた公園に降り立った。
そして、公園の茂みに隠していたオフロードバイクに乗ると、下水道の入り口へと向かう。
「大量の悪霊の気配を感じるわ!」
「おそらくアシュタロスが、コスモ・プロセッサで魔物と悪霊を復活させたんだ」
前回はそこらに置いてあったレーサーレプリカを勝手に拝借したが、下水道や階段のような場所を走り回るには、オフロードバイクの方が向いていると思ったので事前に用意しておいた。
よくよく考えると、前回ルシオラは、道なき道をオンロードのバイクで何事もないように走っていた。
ルシオラのバイクの腕前は、かなりハイレベルなんだと思う。俺だったら、絶対にできないな。
「着いたわ」
しばらくして俺たちは、下水道に面した場所に作られた、大理石製の立派な非常口にたどり着いた。
「強襲して相手の不意をつき、一気にコスモ・プロセッサの中に飛び込む。準備はいい?」
「ええ、大丈夫よ」
バンッ!
ルシオラと俺が乗ったバイクは、急角度の斜面を一気に駆け上がり、美神さんの部屋のあったフロアに突入した。
「ヤツが防げない体勢のうちに……えっ!?」
コスモ・プロセッサを背にして、アシュタロスとベスパがこちらを向いて立っていた。
まるで俺たちが来るのを、待ち構えていたかのように。
ズドン!
ベスパが、バイクの前輪めがけて霊波砲を放つ。
前輪が破壊されてしまい、俺とルシオラはバイクから振り落とされてしまった。
「イテテテ……」
ルシオラは空中でくるっと一回転してうまく着地したが、俺は床を数メートルも転がる羽目となってしまった。
「いずれ来るとは思っていたが、抜け穴からとは意外だったな」
アシュタロスが、余裕をもった態度で俺に話しかけてきた。
どうする……? ここはおキヌちゃんに連絡をとって、一時撤退するか!?
「念のために言っておくが、私やベスパに君の霊力は通じない。
波長を合わせてジャミングしているのだ。
南極での一件は私にとっても不愉快だったからね。予防策を取らしてもらったよ」
前回と同じか。やはり抜け目がないな。
「ルシオラ。俺の横にきてくれ」
ルシオラとベスパが、少し離れた場所で激しくにらみ合っている。
緊急の脱出に備え、俺はルシオラに傍にくるように呼びかけた。
「そう固い顔をするな。少し話でもしようじゃないか」
話だって!? このごに及んで、何を考えているんだ?
「君に興味があるのだ、少年……いや、時間遡行者よ」
「なっ……!」
アシュタロスの言葉を聞いた俺は、驚愕してその場で完全に固まってしまった。
──── ・ ──── ・ ──── ・ ──── ・ ──── ・ ──── ・ ──── ・ ────
「な、何の戯言を……」
数秒後に、俺はようやく再起動した。
「きっかけは、南極の時だ。
君が文珠で私の能力をコピーしたのには驚いたが、そこまでだったら少し頭のいい人間なら思いついただろう。
だがその後、能力コピーの弱点を逆手にとって、一撃で私を倒そうとしたのは完全に予想外だった。
そして私は基地から撤退したあと、君について詳しく調査するよう土偶羅に命じたのだ」
「……」
「分析の結果、君は一連の出来事を事前に把握し、重要なポイントで先手をとって行動していたということがわかった。
時間遡行の可能性については、すぐに思い当たったよ。なにしろ、美神美智恵という前例がいるからね。
もっとも、彼女は過去から未来に来たわけだが、君はその逆と考えれば、すべてが通じるわけだ」
「そのとおりだ、アシュタロス」
俺は、アシュタロスの言葉を肯定した。
いまさら隠したところで、心の動揺を防ぐことは難しい。
開き直った方が、早く立ち直れそうだった。
「私と取引しないか?」
「取引……?」
「これから私がすることを邪魔しないことと引き換えに、報酬をやろう。
君はたいそう、女好きだそうだな。
ルシオラとの関係も認めるし、他にも好きな女がいれば、何人でも君にくれてやろう。
どうだね、悪い話ではあるまい」
左手にルシオラを抱え、足元に多くの女性をはべらせている構図が、一瞬、俺の脳裏をよぎった。
『ハーレムは男の浪漫なんやー!』なんて声も、どこからか聞こえてくるような気がする。
しかし……
「ダメだ。今チャンスを逃せば、美神さんを救えなくなる」
「もう遅いな。メフィストの魂は既に分解され、装置に取り込まれているはずだ。
分解されずに残留するなど、普通の人間にそんな非常識なマネは……」
「フツーならな」
ブーッ ブーッ
俺がニヤリと笑った直後、コスモ・プロセッサでエラー音が鳴った。
「演算エラー発生! 再計算の許可を、アシュ様!」
「エラーだと!? なぜだ、土偶羅! 試運転で問題はなかったはずだが……」
コスモ・プロセッサの中央に埋め込まれた宇宙のタマゴの表面に、ノイズが走った。
装置の一部から流れ出たエネルギー波が俺の前に落ち、そこに美神さんの姿が現れかけた。
「み、美神さん!」
美神さんは苦しそうな表情をしていたが、俺の顔を見て右手の親指をグイッと持ち上げる。
だが、そこでエネルギー波が途絶えてしまい、美神さんの姿も消えてしまった。
「取引は無しだ、アシュタロス。俺は、美神さんを助ける」
「小僧、貴様が死ぬ前に一つだけ聞いておこう。おまえのいた未来では、私はどうなっていた?」
「……アンタは、真の願いを果たしていたよ、アシュタロス」
「そうか……だが貴様のことを知った以上、そう簡単には終われないな。
最後の最後まで、あがかせてもらうぞ!」
俺はルシオラの手を掴んで引き寄せると、通信鬼を呼び出して叫んだ。
「おキヌちゃん、撤退だ!」
「ベスパ、殺れ!」
ベスパが必殺の霊波砲を撃つ寸前、俺とルシオラは文珠の瞬間移動で、脱出に成功した。
(続く)
今までの
コメント:
- 公私ともに忙しく、ただでさえ遅い執筆がさらに遅れています。
7月に入ったら、少しは時間に余裕ができそうです。
展開がかなり急ですが、原作の流れに合わせていますので、詳しい描写はいらないと判断しました。
さて伏線を一つ明らかにしました。次回、また一つ意外な伏線があきらかになります。
それにしても、風呂敷を広げるのは簡単なんですが、広げた風呂敷を包むのはけっこう大変ですね。
なんとか物語を破綻せずに、ラストまで持ち込みたいです。 (湖畔のスナフキン)
- おもしろいですね。続きを書くの頑張って下さい (陣)
- 気づくとはアシュ様、さすがですね。
いい意味で読者の予想を裏切る展開は好きです。
今後を期待しております。 (綾香)
- 作品に対しては、断じて賛成な者です。
なにが気に食わないって、後書きが気に食わないから
敢えて反対票を投じさせていただきます。
ここまでコツコツと書き連ねて来て、
漸く、ここだというシーンを、ついにこの場で展開しているというに
続け様に読むと、文のパッションが落ちている気がしております。
ルシオラと美神さんが、わかちゃったの描写した時点で、
何かが書き手として完結しましたか?
(参番手)
- たったあれだけの事で見抜くとは・・・・・やっぱアシュタロスって頭良いですね。
前回は横島と一緒だったけど、今回は誰にも触れられることもなく一人寂しくマンションの入り口で倒れている西条が何故か面白かったです。
次回も楽しみにしております。頑張って下さい (殿下)
- 私は、ルシオラーでは無く、どちらかというと
おキヌものではありますが、
作品を通じて尊敬ってか納得出来るルシオラーな人の作品として、
かつ、今回は逆行モンとしてエピソードがここまできたのに
やっときたのに、ついにここまできたのだから、
ここはじっくりと
この際、横島には、シンジ君の面倒をみ終わってからで、
ここはじっくりと
していただきたい。と、思うのであります。
書かれて展開しているアイディアの面白さと、
読者として文に対して受信しているパッションのギャップが
さびしいです。 (参番手)
- アシュタロス、気づいていたんですか。やはり一筋縄ではいきませんね。
一時撤退を選んだ横島クンですが、これからどういう作戦を立てるのか、楽しみです。 (林原悠)
- 選択ですね
もしも私なら美神を見捨ててハーレム選ぶけど、あんな女蘇らせてもしょうもない (反美神と言っておこう)
- 横島が時間遡行者だと気付きましたか、流石ですねぇ。
これで横島のアドバンテージが無くなったとは言いませんが
不利は否めませんね。行われることに対して、事前に対処する
これまでのやり方が、ケースバイケースの閃きで危機を転回する
ジョーカー的横島に戦術転向ですかね。次ぎも楽しみにしています。 (R/Y)
- >「宇宙のタマゴだな、ベスパ。いったい何ヶ月経っている?」
身内にばれて却って気が緩んだのでしょうか、とんでもない事を口走っちゃってますね(^^;
>『ハーレムは男の浪漫なんやー!』
本作の横島からですと、少し想像し辛かったりして。「22歳」は伊達じゃない(笑)。
>「そうか……だが貴様のことを知った以上、そう簡単には終われないな。最後の最後まで、あがかせてもらうぞ!」
それでこそ、アシュタロス…って、負ける事が前提なのですか?(ノД`)
今回、カットされた部分が多いのが寂しいですけど、このシリーズの肝が次回(以降)の展開だからでしょうか?
アシュタロスにまでバレた事の影響を、色々と深読みしてしまいます。
追記:幼児口調のおかげで勘違いされがちですけど、ルシオラと同じくパピリオも「ヨコシマ」と呼んでいます(^^;→「ヨコチマ」 (dry)
- はじめましてコメントは特にありません
このままがんばってください (加也)
- 最後文珠で撤退って、ジャミングは?
結末を悟ったとしてもなお足掻くアシュがグッド。 (MAGIふぁ)
- やっぱりアシュタロスは悪役だけど悪者じゃないんですよね〜
もう少しアシュタロスが救われればと思います!!あと横島は美神とルシオラのどっちをとるんですかね?この作品の美神は何か素直なんで応援したいです。 (不動)
- お返事、たいへん遅くなりました。(m○m)
実は仕事関係で大変化があり、後始末でバタバタしていたため、返事を落ち着いて考える余裕がなかなか取れませんでした。
それでは、コメント返しをします。
・陣さん
>おもしろいですね。続きを書くの頑張って下さい
了解です。後始末が一段落しだい、続きの執筆も頑張ります。
・綾香さん
>気づくとはアシュ様、さすがですね。
>いい意味で読者の予想を裏切る展開は好きです。
逆行ものとはいえ、話に変化がないと面白くないですよね。
私の場合、元のストーリーをできるだけ意識しながらも、オリジナリティをできるだけ盛り込むような作品を目指しています。 (湖畔のスナフキン)
- ・参番手さん
職場関係と私事でゴタゴタが続いた関係で、作品の執筆とは別に、私自身の意思は
かなりすりきれているのが現状です。
愚痴ばかり書いていたのが、目触りだったのでしょうか。
もちろん、私がプロの作家なら、こんな言い訳は通用しません。
私はアマチュアですが、作品の質はプロのレベルに近づけたいという目標があるので、
ご忠告は参考にしたいと思います。
・殿下さん
>前回は横島と一緒だったけど、今回は誰にも触れられることもなく一人寂しく
>マンションの入り口で倒れている西条が何故か面白かったです。
西条の描写は飛ばそうかとも思ったのですが、一人寂しく倒れている西条の姿が
私的にもけっこうツボでしたので、飛ばさずに本文に盛り込むことにしました。(^^) (湖畔のスナフキン)
- ・林原悠さん
>アシュタロス、気づいていたんですか。やはり一筋縄ではいきませんね。
このことが、物語を展開する上で、新たな伏線になっていきます。
使わずに埋もれることは、たぶん無いと思うのですが……
>一時撤退を選んだ横島クンですが、これからどういう作戦を立てるのか、楽しみです。
ネタバレになるので詳しく話せませんが、基本的な作戦としては前回の流れを強く意識しています。
詳しくは、続きをお楽しみに。(^^) (湖畔のスナフキン)
- ・“反美神と言っておこう”さん
>選択ですね
>もしも私なら美神を見捨ててハーレム選ぶけど、あんな女蘇らせてもしょうもない
私も今回の話しを書いている途中で、気づきました。
アシュタロスの申し出にOKを出していたら、また別の物語が書けるのではないかと。
それで、忙しいといいつつ、頭の中でプロットを立ててみたら、とてもGTYには
出せないようなアダルティックな作品になってしまいました。(爆)
ええ、グレーゾーンをはるかに通り越して、完全に成人指定のえっちっちーな話です。
ということで、別選択の話については、個人的に封印します。
チャレンジしたい方がいれば、この設定を使って書いても、全然かまいません。 (湖畔のスナフキン)
- ・R/Yさん
>これで横島のアドバンテージが無くなったとは言いませんが
>不利は否めませんね。行われることに対して、事前に対処する
>これまでのやり方が、ケースバイケースの閃きで危機を転回する
>ジョーカー的横島に戦術転向ですかね。次ぎも楽しみにしています
今までの、相手の動きを先読みして対処するというやり方が、通じにくくなる
でしょうね。
その分、臨機応変の対応が必要となってくると思われます。 (湖畔のスナフキン)
- ・dryさん
>>『ハーレムは男の浪漫なんやー!』
>本作の横島からですと、少し想像し辛かったりして。「22歳」は伊達じゃない(笑)。
早い話、横島が受信した電波なんですが、17歳の頃とは違って欲望にそのまま
流されることはないです。本文中でも、すぐに理性を取り戻しました。
ちょっと書きすぎたかな?とは思ったのですが、こうした方が面白そうだったので
残しました。 (湖畔のスナフキン)
- (コメント続き)
>>「そうか……だが貴様のことを知った以上、そう簡単には終われないな。最後の
>>最後まで、あがかせてもらうぞ!」
>それでこそ、アシュタロス…って、負ける事が前提なのですか?(ノД`)
ここは後で補足説明が必要かもしれませんね。
原作でもそうなんですが、アシュタロスは勝った時と負けた時の両方を睨みながら
行動しています。
ある意味、負けることでもアシュタロスの願いは果たされるので、この場面では、
負けた時の自分を意識していたのでしょう。 (湖畔のスナフキン)
- (コメント続き)
>今回、カットされた部分が多いのが寂しいですけど、このシリーズの肝が次回(以降)
>の展開だからでしょうか?
今回の話は、どちらかというと次回へのつなぎという意味合いが大きいです。
ただ今回で飛ばしたシーンの幾つかは、次回で取り上げます。
>幼児口調のおかげで勘違いされがちですけど、ルシオラと同じくパピリオも
>「ヨコシマ」と呼んでいます(^^;→「ヨコチマ」
ここは、分かっていて書き換えました。
セリフだけだと、ルシオラとパピリオの区別がつかないので(;^^)
※絵で書き分けられるマンガって、ある意味便利ですね。(苦笑) (湖畔のスナフキン)
- ・加也さん
>はじめましてコメントは特にありません
>このままがんばってください
了解です。続きも頑張ります。(^^)
・MAGIふぁさん
>最後文珠で撤退って、ジャミングは?
アシュタロスの近くにいると文珠は使えないので、遠くにいるおキヌチャンに
使ってもらったという設定です。文珠の効果はアシュの近くでも有効というのは
追加設定になります。
>結末を悟ったとしてもなお足掻くアシュがグッド。
アシュはやはりラスボスですので、気張ってもらわないと。(^^) (湖畔のスナフキン)
- ・不動さん
>やっぱりアシュタロスは悪役だけど悪者じゃないんですよね〜
>もう少しアシュタロスが救われればと思います!!
アシュタロスについても、何らかの形で救済できればと考えています。
具体的には(ビ〜〜〜〜。以下、検閲削除)
>あと横島は美神とルシオラのどっちをとるんですかね?この作品の美神は
>何か素直なんで応援したいです。
美神については、どう決着つけるかさんざん迷いましたが、だいたい決まりました。
感動予定(?)のラストをお待ち下さい。(^^) (湖畔のスナフキン)
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